私が聖獣様!?

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【聖獣】とは?

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「ではまず、聖獣とはどんなものかをお話ししましょうか。ただ、これは我が国に伝わっていることだけなので、他国でどう伝わってるのかはわかりません。それほど聖獣様は謎の存在なんですよ。」

謎の存在ですか...。それって、本当のところは何もわからないってことじゃないですか?

「我が国に現れる聖獣様は、“白虎”が多いようです。だからいおり様も白猫だと思われてますが“白虎”かもしれませんよ。事実、そのようなことが何回かあったそうです。白い子猫だと思っていたら、成長したら“白虎”だった聖獣様がいるんですよ。生まれた時に小さい子は、白猫のような見た目らしいですね。他国の聖獣は、黒豹だったり獅子だったりするそうです。」

えーっ、白猫じゃなくて“白虎”ですか?
私があの“白虎”になっちゃうんですか?

「聖獣様は常に存在するわけではございません。いおり様が実際に人型になれたように、人間社会で自分は聖獣だと知らずに普通に暮らす方もいるからです。ただここ数百年は、いおり様がハルバートと出会った森に現れるようでして、“白虎”を見つけたら今いおり様がつけている首飾りをつけるんです。そうすると聖獣様なら人語を話せます。聖獣様が現れるタイミングですが、守護者になるものが何かを感じ、森に出向くと“白虎”がいるんです。守護者ですが、守護者には生まれた時から肩に星型のアザがあります。ただ、星型のアザがある者が全員、守護者になれるわけではありません。守護者候補がいても、聖獣様が現れない時もあります。」

「俺が親父の養子として認められたのも、肩に星型のアザがあったからだからな。」

「私はアザがなかったとしても、おまえを養子としたぞ。」

「あぁ、わかってるさ。ちゃんと父親として愛してくれてるからな。」

「それででしてね、私の一族は守護者の証が現れる者が多いのです。ただ私の娘達には現れず、たまたま施設で出会って養子にしようとしたハルバートに星型のアザがあったというわけです。」

「跡継ぎの息子として迎え入れてくれたんだよな。」

「私の一族は、聖獣様の子孫でもあるのです。過去の聖獣様は、いおり様のように女性もいて、守護者と結ばれる方もいたのです。聖獣様の血を受け継いでいるから、守護者の証が現れる者が多いのかもしれません。」

そうなんですね...。
聖獣様も結婚できるんですね。守護者と結ばれるって...、私とハルバートさんは?
でも、今の私は幼女ですしね~。

「聖獣様はただそこに存在するだけでいいのです。聖獣様がいる国は、平和ですから。聖獣様に、穏やかに思うままに暮らしていただくだけて、その国は栄えます。逆に聖獣様が不幸になれば、その国は滅びます。」

えー、この国の運命は私次第ですか?

「ただ、聖獣様について詳しく知らない者も多いので、権力の欲しい者が聖獣様を奪いあったりもありました。」

「大丈夫だぞ。いおりのことは俺が守るからな。」

「そうですよ。私の一族総出で守らせていただきます。」
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