私が聖獣様!?

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陸君のことを話します

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そういえば...、ハルバートさんが激怒中、ノアは空気でしたね。なんの助け舟も出してくれませんでした。私がハルバートさんを止めたから、ノアは殴られてないんですよ?私はあんなに必死だったのに~。
今のノアのニコニコ顔、若干ムカつきます。

「ハルバート様は、いおり様を本当に大事に思っているんですね。お二人がちゃんといい関係を築けているようで安心しました。」

ノア、あなた、あの状況でそんなこと思っていたの?
私とハルバートさんの関係をいい関係を築けてるって見えるのは嬉しいけど、そんなこと考えるよりもやることあったでしょうが...。

あなた、5歳児に守られたのよ?

「ん?いおり、なんでむくれてるんだ?顔がプク~ってふくれてるぞ。可愛いけどな。」

ハルバートさんもさっきまでの怒りは何処へやら、私のほっぺをツンツンしないでください。




「ほら、いつまでもむくれてないで、いおりが泣いた原因を俺に話してくれ。」

あっ、そうでした。
陸君のことは、ハルバートさんに話しておいた方がいいですよね?
このしおりのこともありますし、後々また前の世界のことが出てくるかもしれませんし。

「あのですね、とりあえずこのしおりを見てもらえますか?このしおりはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」

ハルバートさんに陸君のしおりを見てもらって、陸君のこと、ノアに起こったこと、私と陸君の関係...を話しました。

「いおりには、前の世界で大切な存在がいたんだな...。その陸とやらを思って泣いたんだろ?でも、前の世界でいおりが一人じゃなかったと知れて良かった。いおりは、陸という者に愛されてたんだぞ。このしおりには、陸とやらの大きな想いが込められている。しおりはこれをちゃんと大事に持っとくんだぞ。」

ハルバートさんには、このしおりから何か感じるものがあったんでしょうか?

ハルバートさんは、私の目元を指でなぞりながら、陸君のしおりを私に持たせました。

「それにしても不思議なことがあるものだな...。いおりがいた世界の物がこちらの世界に来るとはな。」

そうですよね~。
どんな力が働いてるのか?これも私を守る為のものなのでしょうか?

「それで、ノアといおりは仲良くなれそうなのか?」

「私も‘いおり’と呼ぶことを許されました。私の中に陸という者の想いと記憶もあるので、聖獣様とはわかっているのですが、身近に感じる面もあるのですよ。ですから、気安く接してしまうことがあるのは、大目に見ていただけたらと思います。」

「私は全然構いませんよ。ノアとは歳も近いので、仲良くしてくれた方が嬉しいです。」

「いおりがそれでいいならいいが、公の場ではちゃんとしてくれよ。」

「それはわかっています。私も屋敷から一歩外に出れば【黒】ですから。」
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