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番外編②
今世の両親②
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大学部を卒業し、私は宰相になる道を進むべく各省にて学び始めました。彼女は精霊省に属し、精霊に関する事に携わっているようです。
結婚した私達はしばらくは仕事に専念し、2人の時間を大切に過ごしていました。
私達が27歳の時、一人目の子供を授かりました。お腹の中の子が男の子だとわかると跡継ぎ誕生に周囲は喜びましたが、彼女は少し不安そうでした。
それでも生まれた我が子は可愛くて、周囲の手助けや親族の子供も男の子ばかりでしたから、何の問題もなくすくすくと育っていきました。
息子の名前は、彼女の希望で〈文哉〉と名づけました。前世の息子と同じ名前だそうです。
それから6年後、双子を授かりました。お腹の中の子が二卵性の女の子だとわかった時、私は前世の記憶を思い出しました。それからは、彼女と前世の話もしましたが、2人でお腹の中の双子によく話しかけていました。
双子が生まれ名前をつける時、〈海香〉と〈詩織〉に決まりました。最初は前世と同じように〈詩織〉と〈姫香〉と名づけるつもりでした。でも初の女の子誕生に大フィーバーだった親族一同が大反対をしたんです。今でも理由はわからないそうですが、私達から名前を聞いた瞬間『それはダメだ!』とみんなが感じたそうです。
そこで姉〈海香〉・妹〈詩織〉に決まりました。姉〈詩織〉にしようとした時も『それはダメだ!』となったんですよ。
何か不思議な力が働いたんだと思います。
姉〈海香〉・妹〈詩織〉とすると決まった時、まるで2人を祝福するかのようにキラキラと光が2人を包みましたから。
それからは私達の屋敷が精霊達で溢れかえるようになりました。双子は精霊に愛されているようなんです。特に〈詩織〉は、特別なようです。
今世は彼女と子供達と幸せになれそうな気がします。
ただ前世のもう1人の娘〈姫香〉は生まれ変わっているのでしょうか?
結婚した私達はしばらくは仕事に専念し、2人の時間を大切に過ごしていました。
私達が27歳の時、一人目の子供を授かりました。お腹の中の子が男の子だとわかると跡継ぎ誕生に周囲は喜びましたが、彼女は少し不安そうでした。
それでも生まれた我が子は可愛くて、周囲の手助けや親族の子供も男の子ばかりでしたから、何の問題もなくすくすくと育っていきました。
息子の名前は、彼女の希望で〈文哉〉と名づけました。前世の息子と同じ名前だそうです。
それから6年後、双子を授かりました。お腹の中の子が二卵性の女の子だとわかった時、私は前世の記憶を思い出しました。それからは、彼女と前世の話もしましたが、2人でお腹の中の双子によく話しかけていました。
双子が生まれ名前をつける時、〈海香〉と〈詩織〉に決まりました。最初は前世と同じように〈詩織〉と〈姫香〉と名づけるつもりでした。でも初の女の子誕生に大フィーバーだった親族一同が大反対をしたんです。今でも理由はわからないそうですが、私達から名前を聞いた瞬間『それはダメだ!』とみんなが感じたそうです。
そこで姉〈海香〉・妹〈詩織〉に決まりました。姉〈詩織〉にしようとした時も『それはダメだ!』となったんですよ。
何か不思議な力が働いたんだと思います。
姉〈海香〉・妹〈詩織〉とすると決まった時、まるで2人を祝福するかのようにキラキラと光が2人を包みましたから。
それからは私達の屋敷が精霊達で溢れかえるようになりました。双子は精霊に愛されているようなんです。特に〈詩織〉は、特別なようです。
今世は彼女と子供達と幸せになれそうな気がします。
ただ前世のもう1人の娘〈姫香〉は生まれ変わっているのでしょうか?
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