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第七話 なんかすみません……
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「シ、シロベニアさん……」
シロベニアさんの熱っぽい視線に戸惑っていたら、グイッと腕を引かれた。そのままベッドに押し倒される。それからジッと至近距離で見つめられた。カッコよくてドキドキしてしまう。
どうしていいか分からずバカ丸出しの動揺顔を晒していたら、シロベニアさんの顔が近付いてきた。
こ、これはキスだ! 僕キスされちゃう! 慌てて目をつむると、シロベニアさんの唇が僕の口に触れた。
チュッ、チュッと軽くリップ音を鳴らしたあと、舌が口内に入ってきた。ど、どうしようー! と叫び出したくなるのをこらえて舌を受け入れる。シロベニアさんの舌は、情熱的に僕の口内を犯した。上顎を舐められたときは気持ち良くてクタッと身体の力が抜けた。
されるがままなのは悪い気がして恐る恐るシロベニアさんの舌に舌を絡めると、ジュッと吸われた。
やばい……。気持ち良い。なにこれ!?
キスなんてしたことの無かった僕は、あまりの快感にモジモジと太腿を擦り合わせて必死にキスに応えてしまう。飲みきれない唾液が唇を伝う。シロベニアさんはその唾液をいやらしく舐め取ったあと唇を離した。
それからうっとりと見つめ合う。
なんだか性器がムズムズしてきてシロベニアさんの腰に擦り付けたくなってきた。下品かなと思ったがその欲求に耐えられず、片足でシロベニアさんの身体を引き寄せてしまう。すると、シロベニアさんとゼロ距離で密着する。
シロベニアさんの股間は硬くなっていて、僕と一緒だと思うと嬉しくなった。
「シロベニアさん……」
我ながら媚びたような甘ったるい声だなぁと呆れたが、ねっとりと名前を呼ぶと、シロベニアさんのノドがゴクンと上下した。
だが、次の瞬間シロベニアさんはギュッと目をつむり、ブンブンと首を振った。
「ダ、ダメだダメだ! 本当にダメだ!」
「?」
「ネリルさんが色っぽ過ぎる! 本当にダメだ!」
そう言って僕から身体を離し、ベッドから降りた。
僕に背を向け、頭を抱える。
「とにかく服を着てください! その格好はあまりにも毒だ!」
あれ? 性接待失敗したのかな? なんか良い雰囲気だった気がするんだけど……。
シロベニアさんが僕から離れてしまったことが若干ショックで、僕はしょんぼりとつぶやいた。
「すみません……。やっぱり僕じゃ欲情しないですよね……」
シロベニアさんはブンブン首を振った。
「いや! してます欲情! めちゃくちゃしてます! だけどやはり、性接待など宜しくない! 私は愛のない性行為はしたくないのです!」
「でも……」
シロベニアさんはこちらを振り返り、床にぺたりと座り込んだ。いわゆる土下座だ。土下座しながらぺこぺこ頭を下げる。
「お願いします、ネリルさん! 服を着てください! このままじゃ過ちを犯してしまう!」
ギャーー!!!
あのシロベニアさんに土下座までさせてしまうなんて!
僕は立ち上がり、「ご、ごめんなさい!!」と叫んでから慌ててクローゼットに向かったのだった。
※※※※
クローゼットにゆき、下着と衣類を身に付けると慌ててシロベニアさんに駆け寄った。
「本当にすみません! 服を着たので頭を上げてください!」
床に頭を擦り付ける勢いで土下座していたシロベニアさんは顔を上げ、安堵の吐息をはいた。
「良かった……。本当に良かった。ギリギリでした。もう少しで理性が崩壊するところでした」
そんなに僕の全裸が嫌だったのか……。僕はガックリとうなだれた。
「僕の性接待……、大失敗ですね……」
「いや……失敗と言うか、大成功です。……、効果は抜群でした。正直、色っぽ過ぎて今でもムラムラしています」
「じゃあ、なぜ僕を抱いてくれなかったのですか?」
僕の問いかけに、シロベニアさんは心底困った表情を浮かべた。
「いや……。ネリルさんに悪いですよ。私のことなんて好きでもないのに性接待をやらせるなんて……」
「そんなこと言って……。本当は僕なんて抱きたくないから拒否したんじゃないですか?」
「とんでもない! 抱きたい! 抱きたいですよ!!……でもやっぱり、ネリルさんに悪い……。もし性接待が成功していたら、きっと後悔しますよ? 今後ネリルさんに好きな人が出来たら、絶対今夜のことを後悔します」
「……」
僕のために抱かなかったってこと?
そんなの気にしなくていいのに……。でも、シロベニアさんって優しくて誠実な人なんだな……。
こんな人に性接待を持ちかけた僕って最低かも。
もの凄い罪悪感が押し寄せてきて、僕はその場で土下座した。
「なんかすみませんでした!」
僕の土下座を見て、再びシロベニアさんが慌てだした。
「とんでもない! むしろご褒美でした。ネリルさんのような美しい人の裸体を拝めるなんて」
美しくないよ、僕なんて。きっとお世話を言ってくれてるんだ。
シロベニアさんって本当優しいなぁ……。
申し訳なくて、もう一度頭を下げた。すると、なにを思ったのかシロベニアさんまで頭を下げる。
その結果、僕たちはぺこぺこ土下座をしあった。
途中、なにやってるんだろう? と我に帰り、ふふっと笑ってしまった。
すると、シロベニアさんもふふっと笑う。
僕たちは見つめ合い、あはははと笑い合った。
「なんで僕たち土下座しあっているんでしょう?」
「本当ですよね。もしこの状況を誰か見ていたら、目を丸くしますよ?」
ひとしきり笑い合ったあと、僕はもう一度頭を下げた。
「でも、性接待のことは僕は悪い。すみませんでした」
シロベニアさんも冗談っぽく笑う。
「本当、勘弁してくださいよ。もう少しで取り返しのつかないことになってましたよ?」
「僕としては、取り返しのつかないことになって欲しかったんですけどねー」
「あ、そうですか。そんなこと言ってると本当に抱きますよ?」
「あはは。冗談です」
本当は冗談じゃないんだけどなぁ。
シロベニアさんに抱いてもらいたかったなぁ……。
などと考えて、ブルブル首を振る。
な、なにを考えているんだ僕は! シロベニアさんは抱きたくないって言ってるんだぞ!?
抱きたくない時点で性接待は失敗なのだ。いさぎよく身を引け!
でもさぁ、シロベニアさんって本当カッコいい。
顔がカッコいいだけでも魅力的なのに、優しくて誠実なんて最強じゃないか。
こんな素敵な人に抱いてもらえるなら本望だったろうな……。
僕は内心かなり残念な気持ちになったが、それは表情には出さず、明るく笑った。
「じゃあ性接待も失敗したことだし、いさぎよく寝ますか!」
「そうですね、明日も早いですし」
僕はうなずき、元気よく立ち上がった。
「じゃあおやすみなさい」
「ええ。おやすみなさい」
ドアを閉めて寝室を出たら、色々な気持ちが押し寄せてきた。
全裸でシロベニアさんに迫った恥ずかしさとか、やんわり拒否された悲しさとか、これで良かったんだと言う安堵やらが押し寄せてきて頭がパンクしそうになった。
こういう時は寝るに限る!
僕はブルブル頭を振って気分を切り替えると、居間のソファに向かったのだった。
シロベニアさんの熱っぽい視線に戸惑っていたら、グイッと腕を引かれた。そのままベッドに押し倒される。それからジッと至近距離で見つめられた。カッコよくてドキドキしてしまう。
どうしていいか分からずバカ丸出しの動揺顔を晒していたら、シロベニアさんの顔が近付いてきた。
こ、これはキスだ! 僕キスされちゃう! 慌てて目をつむると、シロベニアさんの唇が僕の口に触れた。
チュッ、チュッと軽くリップ音を鳴らしたあと、舌が口内に入ってきた。ど、どうしようー! と叫び出したくなるのをこらえて舌を受け入れる。シロベニアさんの舌は、情熱的に僕の口内を犯した。上顎を舐められたときは気持ち良くてクタッと身体の力が抜けた。
されるがままなのは悪い気がして恐る恐るシロベニアさんの舌に舌を絡めると、ジュッと吸われた。
やばい……。気持ち良い。なにこれ!?
キスなんてしたことの無かった僕は、あまりの快感にモジモジと太腿を擦り合わせて必死にキスに応えてしまう。飲みきれない唾液が唇を伝う。シロベニアさんはその唾液をいやらしく舐め取ったあと唇を離した。
それからうっとりと見つめ合う。
なんだか性器がムズムズしてきてシロベニアさんの腰に擦り付けたくなってきた。下品かなと思ったがその欲求に耐えられず、片足でシロベニアさんの身体を引き寄せてしまう。すると、シロベニアさんとゼロ距離で密着する。
シロベニアさんの股間は硬くなっていて、僕と一緒だと思うと嬉しくなった。
「シロベニアさん……」
我ながら媚びたような甘ったるい声だなぁと呆れたが、ねっとりと名前を呼ぶと、シロベニアさんのノドがゴクンと上下した。
だが、次の瞬間シロベニアさんはギュッと目をつむり、ブンブンと首を振った。
「ダ、ダメだダメだ! 本当にダメだ!」
「?」
「ネリルさんが色っぽ過ぎる! 本当にダメだ!」
そう言って僕から身体を離し、ベッドから降りた。
僕に背を向け、頭を抱える。
「とにかく服を着てください! その格好はあまりにも毒だ!」
あれ? 性接待失敗したのかな? なんか良い雰囲気だった気がするんだけど……。
シロベニアさんが僕から離れてしまったことが若干ショックで、僕はしょんぼりとつぶやいた。
「すみません……。やっぱり僕じゃ欲情しないですよね……」
シロベニアさんはブンブン首を振った。
「いや! してます欲情! めちゃくちゃしてます! だけどやはり、性接待など宜しくない! 私は愛のない性行為はしたくないのです!」
「でも……」
シロベニアさんはこちらを振り返り、床にぺたりと座り込んだ。いわゆる土下座だ。土下座しながらぺこぺこ頭を下げる。
「お願いします、ネリルさん! 服を着てください! このままじゃ過ちを犯してしまう!」
ギャーー!!!
あのシロベニアさんに土下座までさせてしまうなんて!
僕は立ち上がり、「ご、ごめんなさい!!」と叫んでから慌ててクローゼットに向かったのだった。
※※※※
クローゼットにゆき、下着と衣類を身に付けると慌ててシロベニアさんに駆け寄った。
「本当にすみません! 服を着たので頭を上げてください!」
床に頭を擦り付ける勢いで土下座していたシロベニアさんは顔を上げ、安堵の吐息をはいた。
「良かった……。本当に良かった。ギリギリでした。もう少しで理性が崩壊するところでした」
そんなに僕の全裸が嫌だったのか……。僕はガックリとうなだれた。
「僕の性接待……、大失敗ですね……」
「いや……失敗と言うか、大成功です。……、効果は抜群でした。正直、色っぽ過ぎて今でもムラムラしています」
「じゃあ、なぜ僕を抱いてくれなかったのですか?」
僕の問いかけに、シロベニアさんは心底困った表情を浮かべた。
「いや……。ネリルさんに悪いですよ。私のことなんて好きでもないのに性接待をやらせるなんて……」
「そんなこと言って……。本当は僕なんて抱きたくないから拒否したんじゃないですか?」
「とんでもない! 抱きたい! 抱きたいですよ!!……でもやっぱり、ネリルさんに悪い……。もし性接待が成功していたら、きっと後悔しますよ? 今後ネリルさんに好きな人が出来たら、絶対今夜のことを後悔します」
「……」
僕のために抱かなかったってこと?
そんなの気にしなくていいのに……。でも、シロベニアさんって優しくて誠実な人なんだな……。
こんな人に性接待を持ちかけた僕って最低かも。
もの凄い罪悪感が押し寄せてきて、僕はその場で土下座した。
「なんかすみませんでした!」
僕の土下座を見て、再びシロベニアさんが慌てだした。
「とんでもない! むしろご褒美でした。ネリルさんのような美しい人の裸体を拝めるなんて」
美しくないよ、僕なんて。きっとお世話を言ってくれてるんだ。
シロベニアさんって本当優しいなぁ……。
申し訳なくて、もう一度頭を下げた。すると、なにを思ったのかシロベニアさんまで頭を下げる。
その結果、僕たちはぺこぺこ土下座をしあった。
途中、なにやってるんだろう? と我に帰り、ふふっと笑ってしまった。
すると、シロベニアさんもふふっと笑う。
僕たちは見つめ合い、あはははと笑い合った。
「なんで僕たち土下座しあっているんでしょう?」
「本当ですよね。もしこの状況を誰か見ていたら、目を丸くしますよ?」
ひとしきり笑い合ったあと、僕はもう一度頭を下げた。
「でも、性接待のことは僕は悪い。すみませんでした」
シロベニアさんも冗談っぽく笑う。
「本当、勘弁してくださいよ。もう少しで取り返しのつかないことになってましたよ?」
「僕としては、取り返しのつかないことになって欲しかったんですけどねー」
「あ、そうですか。そんなこと言ってると本当に抱きますよ?」
「あはは。冗談です」
本当は冗談じゃないんだけどなぁ。
シロベニアさんに抱いてもらいたかったなぁ……。
などと考えて、ブルブル首を振る。
な、なにを考えているんだ僕は! シロベニアさんは抱きたくないって言ってるんだぞ!?
抱きたくない時点で性接待は失敗なのだ。いさぎよく身を引け!
でもさぁ、シロベニアさんって本当カッコいい。
顔がカッコいいだけでも魅力的なのに、優しくて誠実なんて最強じゃないか。
こんな素敵な人に抱いてもらえるなら本望だったろうな……。
僕は内心かなり残念な気持ちになったが、それは表情には出さず、明るく笑った。
「じゃあ性接待も失敗したことだし、いさぎよく寝ますか!」
「そうですね、明日も早いですし」
僕はうなずき、元気よく立ち上がった。
「じゃあおやすみなさい」
「ええ。おやすみなさい」
ドアを閉めて寝室を出たら、色々な気持ちが押し寄せてきた。
全裸でシロベニアさんに迫った恥ずかしさとか、やんわり拒否された悲しさとか、これで良かったんだと言う安堵やらが押し寄せてきて頭がパンクしそうになった。
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