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黒龍(クロ)との出会い
願望 **
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クロが帰ってしまって、寂しく感じた。
さっきまであった温もりが消えて、自分の家なのに取り残されてしまったようだ。
食事の片付けをして、紅ちゃんが持ってきてくれた鞄から本を取り出し、庭に面した戸を開け、廊下のお気に入りの場所に座り、本を読み始めた。
いつもなら集中して読めるのに、今日はページの進みが悪く、頭に内容があまり残らない…。
こんな事は始めてだ。
ページを行ったり来たりしながら、少しずつ読んでいた。
時折、寝転がったり、戸に寄り掛かったり、庭の踏み石に足を乗せてみたり、集中していないから体勢も定まらない…。
今日は、読むのを諦めよう…。
そう、思っていたら、玄関の方から足音が聞こえた。
「聖」
呼ばれて視線を向けるとクロがいた。
「クロ…」
僕の願望が見せている幻?
「また、本を読んでいるんだな」
クロか近付いて来て、本物だと実感する。
僕の願望って…急に恥ずかしくなって、聖はうつむき、本を読んでいるふりをする。
「読み出したら、止まらなくなる」
「…。」
うつ向いていると、急に本の間にしおりが挟まれた。
聖は驚いて、クロを見上げる。
「こうすれば、読むのを止めれるだろ?」
「…止めれないことは…無い…」
本当は、読むのを止めようと思っていた所なんだけど…。
恥ずかしくて、そんなこと言えない。
そう思っていると、クロが膝裏を掴み、剥き出しになっている膝に口付けてきた。
「つっ…!」
急にドキドキしてきて、狼狽えた。
「あんまり人前で、無防備な姿を見せるなよ」
クロはそう言って、寝巻き浴衣の中に手を差し込み、太股を撫でてきた。
「あっ…」
…どうしよう。
身体がゾクゾクしてきた。
何で、クロに触られると、身体が熱くなって来るんだろう?
こそばくって、むず痒くって、身体の奥から熱が込み上げてくる…。
そのまま、寝巻き浴衣が捲れ上がり、足の付け根まではだけられ、聖の中心が姿を現し、クロが、じっと見つめてくる。
「…下着を着けないんだな」
「寝巻き浴衣の時は…履く習慣が無くって…。洋服の時は…履くけど…」
説明しながら、クロの視線に晒されて、恥ずかしくなって、頬が少し赤くなっているのを感じる。
クロが差し込んでいた手で、聖の中心をそっと撫でてきて、身体がピクンと跳ねた。
「んんっ」
ドキドキして、もう我慢出来ない。
聖は本を閉じ、横に置くとクロは膝と腰を曲げ、聖の股間に顔を埋めてきた。
「んっ…クロ…」
まだ柔らかい茎に舌を這わされ、ピクピクと震えて、固さを増していく。
「んっ…あぁ…」
下半身がムズムズして、気持ちが良い…。
先端が口に咥えられて、舌でなぞられ、身体が求めるのか、逃げるのか、分からないまま身悶えた。
「…んっ…あっあっあっ…はぁんっ…」
聖の身体が火照りだし、もっとして欲しいのか、離したいのか分からないまま、無意識にクロの頭を掴んだ。
クロの口の中で、ビクビクと跳ねている。
「ああああっ…んっ…あっあっ…」
もう、イきたいけど、イけない…。
聖は、たまらなくなって、どうにかして欲しくて、潤んだ瞳でクロを見降ろすと、咥えるクロが見上げてきて、視線があった。
すると、舌先で先端をつかれ、甘噛みされて、たまらず聖はクロの口の中に放っていた。
「ひっあああああぁ…!!」
聖はクロの頭を掴んだまま、弓反りになり、そのまま、後ろに倒れそうになり、口を離したクロに腰を支え、ゆっくりと床に寝かせられた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
聖は火照った身体をどうしかして欲しくて、赤い顔で、クロを見上げる。
「俺みたいに、こんな事を考える奴がいるから、人前では気お付けて欲しい」
「…クロの前だったら…良い?」
こんな事はクロにしかさせない…。
クロの前でしか、しない…。
「うっ。…えっと、そうだな…触って欲しかったら…良いぞ」
クロは視線をさ迷わせた。
なんか慌てて、狼狽えるクロが可愛い。
そう思ったら、聖の下半身がピクンと跳ねた。
「…続き…するの?」
聖はムズムズしてきて、もっと触って欲しくて、クロを見上げた。
クロは靴を脱ぎ、廊下に上がると、聖を抱えあげ部屋の中に入った。
戸が開かれたままの部屋に入って、左側のベッドのある部屋に入り、そのベッドに横たえられた。
恥ずかしいけど、昨日の事を思い出して、さらにドキドキしてきて頬を染めていると、クロは上着を脱ぎ、聖に覆い被さってきて、唇を奪った。
「聖…」
クロの触れる肌が温かい…。
廊下には、しおりが挟まれた本が、置き去りになっていた。
さっきまであった温もりが消えて、自分の家なのに取り残されてしまったようだ。
食事の片付けをして、紅ちゃんが持ってきてくれた鞄から本を取り出し、庭に面した戸を開け、廊下のお気に入りの場所に座り、本を読み始めた。
いつもなら集中して読めるのに、今日はページの進みが悪く、頭に内容があまり残らない…。
こんな事は始めてだ。
ページを行ったり来たりしながら、少しずつ読んでいた。
時折、寝転がったり、戸に寄り掛かったり、庭の踏み石に足を乗せてみたり、集中していないから体勢も定まらない…。
今日は、読むのを諦めよう…。
そう、思っていたら、玄関の方から足音が聞こえた。
「聖」
呼ばれて視線を向けるとクロがいた。
「クロ…」
僕の願望が見せている幻?
「また、本を読んでいるんだな」
クロか近付いて来て、本物だと実感する。
僕の願望って…急に恥ずかしくなって、聖はうつむき、本を読んでいるふりをする。
「読み出したら、止まらなくなる」
「…。」
うつ向いていると、急に本の間にしおりが挟まれた。
聖は驚いて、クロを見上げる。
「こうすれば、読むのを止めれるだろ?」
「…止めれないことは…無い…」
本当は、読むのを止めようと思っていた所なんだけど…。
恥ずかしくて、そんなこと言えない。
そう思っていると、クロが膝裏を掴み、剥き出しになっている膝に口付けてきた。
「つっ…!」
急にドキドキしてきて、狼狽えた。
「あんまり人前で、無防備な姿を見せるなよ」
クロはそう言って、寝巻き浴衣の中に手を差し込み、太股を撫でてきた。
「あっ…」
…どうしよう。
身体がゾクゾクしてきた。
何で、クロに触られると、身体が熱くなって来るんだろう?
こそばくって、むず痒くって、身体の奥から熱が込み上げてくる…。
そのまま、寝巻き浴衣が捲れ上がり、足の付け根まではだけられ、聖の中心が姿を現し、クロが、じっと見つめてくる。
「…下着を着けないんだな」
「寝巻き浴衣の時は…履く習慣が無くって…。洋服の時は…履くけど…」
説明しながら、クロの視線に晒されて、恥ずかしくなって、頬が少し赤くなっているのを感じる。
クロが差し込んでいた手で、聖の中心をそっと撫でてきて、身体がピクンと跳ねた。
「んんっ」
ドキドキして、もう我慢出来ない。
聖は本を閉じ、横に置くとクロは膝と腰を曲げ、聖の股間に顔を埋めてきた。
「んっ…クロ…」
まだ柔らかい茎に舌を這わされ、ピクピクと震えて、固さを増していく。
「んっ…あぁ…」
下半身がムズムズして、気持ちが良い…。
先端が口に咥えられて、舌でなぞられ、身体が求めるのか、逃げるのか、分からないまま身悶えた。
「…んっ…あっあっあっ…はぁんっ…」
聖の身体が火照りだし、もっとして欲しいのか、離したいのか分からないまま、無意識にクロの頭を掴んだ。
クロの口の中で、ビクビクと跳ねている。
「ああああっ…んっ…あっあっ…」
もう、イきたいけど、イけない…。
聖は、たまらなくなって、どうにかして欲しくて、潤んだ瞳でクロを見降ろすと、咥えるクロが見上げてきて、視線があった。
すると、舌先で先端をつかれ、甘噛みされて、たまらず聖はクロの口の中に放っていた。
「ひっあああああぁ…!!」
聖はクロの頭を掴んだまま、弓反りになり、そのまま、後ろに倒れそうになり、口を離したクロに腰を支え、ゆっくりと床に寝かせられた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
聖は火照った身体をどうしかして欲しくて、赤い顔で、クロを見上げる。
「俺みたいに、こんな事を考える奴がいるから、人前では気お付けて欲しい」
「…クロの前だったら…良い?」
こんな事はクロにしかさせない…。
クロの前でしか、しない…。
「うっ。…えっと、そうだな…触って欲しかったら…良いぞ」
クロは視線をさ迷わせた。
なんか慌てて、狼狽えるクロが可愛い。
そう思ったら、聖の下半身がピクンと跳ねた。
「…続き…するの?」
聖はムズムズしてきて、もっと触って欲しくて、クロを見上げた。
クロは靴を脱ぎ、廊下に上がると、聖を抱えあげ部屋の中に入った。
戸が開かれたままの部屋に入って、左側のベッドのある部屋に入り、そのベッドに横たえられた。
恥ずかしいけど、昨日の事を思い出して、さらにドキドキしてきて頬を染めていると、クロは上着を脱ぎ、聖に覆い被さってきて、唇を奪った。
「聖…」
クロの触れる肌が温かい…。
廊下には、しおりが挟まれた本が、置き去りになっていた。
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