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露天風呂 1 *

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 食事が終わり、布団が敷かれると、聖はゴロリと布団の上に横になった。
 浴衣を着た、見慣れた姿だが、場所が変わると気分も変わる。
 はみ出した素足が、黒龍の動悸を誘う。
 だが、ココでしか味わえない事をしたかった。
「…聖。…露天風呂に、入らないか」
 聖は何かを探るように、じっと布団の上から黒龍を見てくる。
「…夜の海も綺麗だぞ」
 その一言に、聖が身体を起こす。
「…真っ暗だよ」
 やはり、夜の海を知らない。
 これで、月が出ていると最高なんだが…。
「見てみろ」
 聖は布団から立ち上がり、窓辺に向かった。
「…キラキラ光ってる…」
 聖は興奮して、黒龍を振り向いた。
「灯台の光りと、海に出ている船の光だ。…今日は天気も良いから星の光も有って、綺麗だろ」
「うん」
 聖はそう言って、露天風呂に向かいながら浴衣を脱ぎ出した。
 気に入ってくれたみたいだ。 

 黒龍も露天風呂に向かい、浴衣を脱ぐと、すでに入っていた聖が、さっきと同じ体勢で海を眺めていた。
 湯船の端に肘を乗せ、頭を乗せて膝立で海を眺めていて、湯船から出た背中と、お尻を付き出した姿に、再び股間が反応する。
 無意識に誘っている姿に黒龍は、今度は我慢しなかった。
 聖に近付き、背後に立ち、聖に覆い被さるように抱き締めた。
「…クロ」
 不思議そうに聖が背後を向く。
 黒龍は聖の背後から、膝立になっている股の間に己のモノを押し付けた。
「あああっ…!!」
 聖の悲鳴が上がる。
「んっ…ク、クロ…」
「色っぽい格好をして俺を誘うからだ」
 黒龍は聖の腰をつかみ、聖の股の間を行き来し始め、お湯がザブンザブンと波打った。
「あっ…んっ…ダメ…あっ…」
 聖が身悶え、浴槽の縁に掴まる。
「…何がダメなんだ?」
 黒龍は動きを止めると、聖がキュッと股を閉めて来て、真っ赤になって、小声で言う。
「…んっ…気持ち…良すぎて…んっ…イっちゃう…」
 そんなことを言われて止められるはずもなく、黒龍は再び擦り付け、胸の突起をなぶった。
「あああんっ!!…そこ…ダメ…ああっ…」
 聖の腰も無意識に揺れ出す。
 黒龍は背中に口付け、腕の中で身悶える聖を堪能する。
「…んっ…お湯の…中に…ああんっ…出ちゃうよ…」
 黒龍は手を止め、聖の胸の突起から手を放し、股の間で大きくなった己のモノを抜いた。
「…えっ…クロ…」
 戸惑う聖が振り向き、黒龍は微笑んで口付ける。
「ココだと外に声が聞こえる。中で続きをしよう」
 そう言って、黒龍は露天風呂から上がり、身体を拭いて、浴衣を羽織ると部屋に入った。

 聖の可愛い声を誰にも聞かせたくなかった。

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