聖~ひじり~ ソレを恋と呼ぶならば。⦅完結⦆

ゆう

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露天風呂 2 *

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 食事が終わり、布団が敷かれて、聖はゴロリと布団の上に横になった。
 楽しいけれど、はしゃぎすぎて、少し疲れもした。
 いつもよりたくさん食べて、お腹もいっぱいだ。
「…聖。…露天風呂に、入らないか」
 黒龍に誘われたけど、動きたくない。
 聖はどうしようかと迷いながら、窓辺のソファーに座る黒龍を、じっと見ていた。
「…夜の海も綺麗だぞ」
 その一言に興味が湧いて、聖は身体を起こす。
「…真っ暗だよ」
 夜だから何も見えないはず…。
「見てみろ」
 黒龍に促され、聖は布団から立ち上がり、窓辺に向かい、夜の海を目にして感動を覚えた。
「…キラキラ光ってる…」
 聖は興奮して、黒龍を振り向いた。
「灯台の光りと、海に出ている船の光だ。…今日は天気も良いから星の光も有って、綺麗だろ」
「うん」
 昼間とは違う光景を、比べて見たくなった聖は、露天風呂に向かいながら浴衣を脱ぎ出した。
 同じ場所から見ると、どれだけ違うのだろう…。
 聖は露天風呂に入り、夜の海を眺めた。
 海を照らす灯台の光はさっき無かったし、船の明かりも無かった。
 星空が広がって見え、綺麗なのは昨日見て知っていたけど、部屋が少し高台にあるから、夜の海を見下ろし、夜の空を見上げることが、こんなに綺麗だとは思わなかった。
 それを露天風呂から見ることが出きるなんて、なんて贅沢なんだろう…。
 聖は感動して、夜を眺めてると、クロが背後に立ち、聖に覆い被さるように抱き締めてきた。
「…クロ」
 …どうしたんだろ。
 聖は不思議そうに背後のクロを見た。
 クロは聖の背後から、膝立になっている股の間に固いモノを押し付けた。
「あああっ…!!」
 内股が擦れて、聖は悲鳴をあげてしまった。
 今のは…もしかして…。
「んっ…ク、クロ…」
「色っぽい格好をして俺を誘うからだ」
 クロは聖の腰を掴んできて、股の間を行き来し始め、お湯がザブンザブンと波打った。
「あっ…んっ…ダメ…あっ…」
 聖は身悶え、浴槽の縁に掴まる。
 …気持ち良くて…声が…。
「…何がダメなんだ?」
 クロが動きを止め、聖はキュッと股を閉めて、真っ赤になって、小声で言う。
 …動いて…。
「…んっ…気持ち…良すぎて…んっ…イっちゃう…」
 クロが再び擦り付け、胸の突起をなぶり始めた。
「あああんっ!!…そこ…ダメ…ああっ…」
 聖の腰も無意識に揺れ出す。
 両方一度にされると、我慢できなくなる…。
 クロが背中に口付けてきて、クロの腕の中で身悶えする。
「…んっ…お湯の…中に…ああんっ…出ちゃうよ…」
 聖がそう言うと、クロは手を止め、聖の胸の突起から手を放し、股の間で大きくなった己のモノを抜いた。
「…えっ…クロ…」
 こんなところで…止められても…。
 聖が戸惑ながら振り向くと、クロが微笑んで口付けてきた。
「ココだと外に声が聞こえる。中で続きをしよう」
 そう言って、クロは露天風呂から上がり、身体を拭いて、浴衣を羽織ると部屋に入って行った。
 イク寸前で止められ、聖の身体がブルリと震えた。
「…あっ…」
 ち上がったモノはお湯の中で震え、聖を欲情させる。
 …欲しい…もっと…触って…。
 聖は火照った身体を湯船から上げて、濡れた身体を拭くのも粗相にして、タオル一枚を身体に巻いて、部屋で待っているクロの太ももの上に跨がって乗った。
 この格好…凄く恥ずかしい…。
 聖は頬を染め、うつ向きながら、部屋の明かりが付いていて、丸見えな事に、少しずつ冷静さを取り戻す。
 でも、うつ向いた視線の先には、クロのち上がった大きいものが、こちらを向いている…。
「…あっ…」
 聖は視線を反らせず、ソレに自ら腰を押し付け、擦り始めた。
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