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森の聖域 2
観察日記 4
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観察二十五日目。
リーンの髪飾り、五個目が消えた。
髪の毛の長さも、だいぶ短くなった。
予定では、折り返し地点だ。
ただ、リーンの魔力の戻り具合と、世界樹がリーンを離してくれるかの問題になるので、多少前後はするだろう…。
今日は木霊達と果樹園に行って、果物を収穫する予定だ。
リーンが眠りについてから、果実の成長が遅くなったらしく、定期的に収穫に来ていたクルーラの獣人達に、木霊が収穫に呼びに来たら連絡して欲しいと言われていて、取りあえずヒナキに連絡を入れた。
少し遅れて獣人達が来るのだろう。
ルークは木霊に誘われるまま、果樹園の中へ入っていった。
果樹園の中は甘い匂いでいっぱいになっていた。
見たことの無い果実も有り、ココは季節に関係なく実るのだと思いながら木霊に付いていくと、果樹園の中の、家から一番遠い場所に有る木まで連れてこられた。
その木はリーンが眠る世界樹に似ているが、何も果実は実っていない…。
木霊達が何人も垂直に木に登り始め、木のは葉がガサガサと音を立てているので登っているのだろうが、姿は見えない。
しばらくすると木霊二人が、果実のついた枝を肩に乗せて、二人がかりで担いで降りてきた。
「…。」
ルークはそれを見て、目を丸くして驚いた。
…金色の…果実…。
形はリンゴに似ているが、きっと違うものだろう…。
木霊は木から降りてくると、ルークの前まで来て差し出してくる。
ルークはしゃがんで木霊から、枝つきの果実を受け取ると、木霊は姿を消した。
「…これをどうしろと…」
ルークが独り言を言うと、足音と人の声がし始め、獣人達がやって来て、籠を手に果実の収穫を始めた。
そしてヒナキがルークに気が付いて、近付いてくる。
木霊達が姿を消したのは、獣人やヒナキ達が近くに来たからだろう。
「ルーク?どうかしたのか?」
ルークは立ち上がり、無言でヒナキに金色の果実を見せると、ヒナキは目を丸くして口をパクパクさせて驚いていた。
…やっぱり驚くよな…。
「ルーク。それを『物質保管庫』にしまえ」
ヒナキは落ち着きを取り戻すと、こっそりとルークに言う。
ヒナキも知っているのだな。
リーンが使っていた『物質保管庫』を、俺に開けられる事を…。
ルークは頷いて『物質保管庫』の空きスペースの引出しに入れると、ヒナキがホッと息をついた。
「…なんか、ヤバイモノなのか?」
「…後で説明する」
ヒナキはそう言って、一緒に来た獣人達と果実の収穫を始めた。
まあ俺も収穫の手伝いに来たんだしな…。
ルークも籠を手に取り、ヒナキ達と一緒に収穫し始めた。
昼の休憩を挟んで午後からも少し収穫すると、獣人達はクルーラへと帰っていった。
この後、クルーラの各家に配り歩くそうだ。
ルークもテーブルいっぱいに、いろんな果実をもらい、ヒナキに果実の説明と、どれから食べた方が良いのかを聞いた。
そして椅子に座り、ルークはヒナキと向き合って本題に入った。
「あれは、何なんだ?」
「…長寿の果実だ。…めったに実をつけない…」
ヒナキが真剣な眼差しで言う。
「…木霊達によっぽど気に入られたんだな…」
「…。」
長寿の果実…。
長生き出来ると言う、伝説になっている幻の果実か?!
ルークは頭を抱えた。
そんな幻の果実をもらってもな…。
「…ルーク。それを食べれば、どれだけだか分からないが、リーンと一緒の時間を過ごす事が出来るぞ」
「…。」
リーンは長い時間を生きている。
何度も世界樹に戻り、時間を巻き戻すことによって記憶を失くし、新しい自分になって、再び生きている…。
リーンと生きるためには長寿の果実は魅力的がだ、それと同時に人族ではなくなってしまう。
子供達と違う時間を生きる者になってしまう…。
「少し考えさせてくれ…」
ルークは頭を抱えて苦笑いした。
ただ、リーンの眠りを待っているだけでは、終わらないものだな…。
リーンの髪飾り、五個目が消えた。
髪の毛の長さも、だいぶ短くなった。
予定では、折り返し地点だ。
ただ、リーンの魔力の戻り具合と、世界樹がリーンを離してくれるかの問題になるので、多少前後はするだろう…。
今日は木霊達と果樹園に行って、果物を収穫する予定だ。
リーンが眠りについてから、果実の成長が遅くなったらしく、定期的に収穫に来ていたクルーラの獣人達に、木霊が収穫に呼びに来たら連絡して欲しいと言われていて、取りあえずヒナキに連絡を入れた。
少し遅れて獣人達が来るのだろう。
ルークは木霊に誘われるまま、果樹園の中へ入っていった。
果樹園の中は甘い匂いでいっぱいになっていた。
見たことの無い果実も有り、ココは季節に関係なく実るのだと思いながら木霊に付いていくと、果樹園の中の、家から一番遠い場所に有る木まで連れてこられた。
その木はリーンが眠る世界樹に似ているが、何も果実は実っていない…。
木霊達が何人も垂直に木に登り始め、木のは葉がガサガサと音を立てているので登っているのだろうが、姿は見えない。
しばらくすると木霊二人が、果実のついた枝を肩に乗せて、二人がかりで担いで降りてきた。
「…。」
ルークはそれを見て、目を丸くして驚いた。
…金色の…果実…。
形はリンゴに似ているが、きっと違うものだろう…。
木霊は木から降りてくると、ルークの前まで来て差し出してくる。
ルークはしゃがんで木霊から、枝つきの果実を受け取ると、木霊は姿を消した。
「…これをどうしろと…」
ルークが独り言を言うと、足音と人の声がし始め、獣人達がやって来て、籠を手に果実の収穫を始めた。
そしてヒナキがルークに気が付いて、近付いてくる。
木霊達が姿を消したのは、獣人やヒナキ達が近くに来たからだろう。
「ルーク?どうかしたのか?」
ルークは立ち上がり、無言でヒナキに金色の果実を見せると、ヒナキは目を丸くして口をパクパクさせて驚いていた。
…やっぱり驚くよな…。
「ルーク。それを『物質保管庫』にしまえ」
ヒナキは落ち着きを取り戻すと、こっそりとルークに言う。
ヒナキも知っているのだな。
リーンが使っていた『物質保管庫』を、俺に開けられる事を…。
ルークは頷いて『物質保管庫』の空きスペースの引出しに入れると、ヒナキがホッと息をついた。
「…なんか、ヤバイモノなのか?」
「…後で説明する」
ヒナキはそう言って、一緒に来た獣人達と果実の収穫を始めた。
まあ俺も収穫の手伝いに来たんだしな…。
ルークも籠を手に取り、ヒナキ達と一緒に収穫し始めた。
昼の休憩を挟んで午後からも少し収穫すると、獣人達はクルーラへと帰っていった。
この後、クルーラの各家に配り歩くそうだ。
ルークもテーブルいっぱいに、いろんな果実をもらい、ヒナキに果実の説明と、どれから食べた方が良いのかを聞いた。
そして椅子に座り、ルークはヒナキと向き合って本題に入った。
「あれは、何なんだ?」
「…長寿の果実だ。…めったに実をつけない…」
ヒナキが真剣な眼差しで言う。
「…木霊達によっぽど気に入られたんだな…」
「…。」
長寿の果実…。
長生き出来ると言う、伝説になっている幻の果実か?!
ルークは頭を抱えた。
そんな幻の果実をもらってもな…。
「…ルーク。それを食べれば、どれだけだか分からないが、リーンと一緒の時間を過ごす事が出来るぞ」
「…。」
リーンは長い時間を生きている。
何度も世界樹に戻り、時間を巻き戻すことによって記憶を失くし、新しい自分になって、再び生きている…。
リーンと生きるためには長寿の果実は魅力的がだ、それと同時に人族ではなくなってしまう。
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