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森の聖域クルーラ
雑貨屋『ベル』の製作所 2
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ヒナキさんは階段を上がって直ぐの、正面に有る扉を開いた。
ヒナキさんが開けた扉の向こう側は、手前に大きなテーブルが見え、その周りで作業する人達。
その奥の正面に、壁一面に棚が有り、棚の半分くらいが、糸?紐?が、丸いコロになって色分けして置いてある。
残りの半分の棚には、ガラスのビンに何か入っているのと、何かが前に付いた箱が置かれている。
壁一面にコレだけびっしりと置かれていると、何か圧迫感が有るが、コレってもしかして、ココで製作している材料が置いてある?
ヒナキさんが部屋に入ると、大きなテーブルの周りで製作している人達の視線がこちらを向いた。
「作業中に悪いね」
僕達も部屋の中に入ると、見知った顔が有った。
『白の館』の人達だ!
「ちょっと相談したい事が有って来たんだ」
ヒナキさんがそう言うと、大きなテーブルの一番置くにいた、犬獣人の男の人が立ち上がった。
「向こうで聞く」
えっと確か、エバンさん!
エバンさんはそう言って、部屋の左側に有る、衝立の方に向かい、ヒナキさんもそっちの方を向いて歩きだしたので、僕も後を付いていった。
衝立の向こう側は、テーブルと椅子が四脚置いてあり、商談?に使う場所のようだ。
エバンさんが椅子に座り、その向かいにヒナキさんが座り、ヒナキさんに手招きされて僕はヒナキさんの隣に座る。
シュウベルさんは僕達の後ろに立ったまま…。
座らないの?と、聞いてみると、いつも護衛で後ろに立っているから、座るのは落ち着かない。とか…。
そうだった。
シュウベルさんは、青の館に住んでいて、護衛や警備を担当しているんだった。
なので、ヒナキさんが「気にしなくて良い」と、苦笑いして言う。
そして、僕達は本来の目的の本題に入った。
詳しい説明はヒナキさんがしてくれた。
闇属性の魔石を鞄に付けて、簡単に取り外しが出来るようにしたいのと、僕が見た、石を編み込んだブレスレットの様に出来ないかと言う事…。
シュウベルさんは、持ってきた袋の中から、親指の指先くらいのサイズの魔石を三個、取り出し、テーブルの上に置いてある、柔らかいクッションを敷いた、木製の深さの浅い箱の上に置いた。
しばらくエバンさんはソレを眺め、「ちょっと待ってろ」と席を立った。
すぐに戻ってきたエバンさんは、深さの浅い箱を持ってきて、僕達の前のテーブルの上に置いた。
中には、いろいろなデザインの、僕が言ったいた紐で編んだブレスレット、石の周りを編んだ紐で止めてあるペンダントトップが置いてあった。
「どれがイメージに近い?」
エバンさんに言われてブレスレットを指差す。
ブレスレットは、石を囲むように紐で何ヵ所も結んで有って、一定の間隔を開けて、石が五個繋がっている。
ソレを一個だけにして、縦にぶらんとぶら下げる感じ…。
ソレを説明すると、エバンさんが何色が良いか聞いてきた。
色?…紐の色か…。
闇属性の魔石は真っ黒だから…。
エバンさんに「おいで」と言われ、付いていくと、壁一面に紐のコロが置いてある場所の前まで来た。
「好きな色をココから選んでみてくれ」
そう言われて、グラデーションで並んだ棚の前をウロウロと行ったり来たりする…。
しばらく悩んでいると、シュウベルさんが闇属性の魔石を持ってきてくれ、今度はソレを紐に近づけては悩んだ。
…この色だな。
僕はエバンさんの方を見て、糸玉に指を指す。
「…この色が良い」
真っ黒の闇属性の魔石に、紫色の紐…。
なんかカッコいいよな…なんて思ったりもした。
エバンさんは紫色が置いてある棚の中から、細目の紐を取り出して、さっきまで座っていた大きなテーブルの席に着く。
エバンさんが、僕の方に手を差し出してきたので、闇属性の魔石をその手に乗せて渡す。
どうするのだろうと、思って見ていると、紐を何本かに切って、真ん中辺をテーブルの上に置いてあった台に固定して、寄り合わせて二十センチほど一本の紐にした。
台から紐を外して、寄り合わせた所を輪にして台に固定し、紐を全部合流させてまとめて結ぶ。
ソコから結び玉を二つ作って、紐を二本づつ分けて何ヵ所も結び、中に魔石を入れてさらに紐を二本づつ交互に結んでいく…。
そして最後にまとめて紐を結んで魔石を固定させ、残った長い紐を五センチほど残して切ってしまう。
あっという間に形が出来ていって、手に魔法がかかっているかのようだった。
エバンさんは、出来上がったソレを、台から外して僕の前に差し出してきた。
「どうだ?」
「凄い…。うん。こんな感じ!」
鞄に付ける方の紐は少し長めだが、紐で結んだ飾りがあるので、魔石の黒が重たく感じない…。
コレくらいの大きさなら、鞄に付けていても邪魔になら無いし、紐が長いので、鞄から簡単に取り外せる。
僕が嬉しそうに笑うと、エバンさんもニヤリと笑って、その飾りを手渡してくれた。
そして衝立の向こう側、ヒナキさんが待っているテーブルの方に向かうと、ヒナキさんとシュウベルさんが、いつの間にか入れてあったお茶を飲みながらお菓子を食べていた。
そして僕達に気がつくと、ニヤリと笑って言う。
「気に入ったのが出来たか?」
「うん!」
そう言って、エバンさんが作ってくれた飾りを見せる。
「シンプルだが、良いな…」
しばらくヒナキさんがソレを眺め、エバンさんに言う。
「闇属性の魔石をもう少し持ってくるから、コレと同じのを作っておいて。光属性『ツル』と一緒に、追加の効果販売を考えてるから」
もともとの目的がソレだもんね。
「ああ。わかった」
「とりあえず、ココに有る二個分だけ、先に作ってくれないか。シュウベルに渡して、最終確認をしたい」
「ああ。すぐに作る」
エバンさんはそう言って闇属性の魔石の入った箱をもって作業場の方に戻った。
「エバンが作っている間に、魔素石の加工場の見学でもするか?」
ヒナキさんが開けた扉の向こう側は、手前に大きなテーブルが見え、その周りで作業する人達。
その奥の正面に、壁一面に棚が有り、棚の半分くらいが、糸?紐?が、丸いコロになって色分けして置いてある。
残りの半分の棚には、ガラスのビンに何か入っているのと、何かが前に付いた箱が置かれている。
壁一面にコレだけびっしりと置かれていると、何か圧迫感が有るが、コレってもしかして、ココで製作している材料が置いてある?
ヒナキさんが部屋に入ると、大きなテーブルの周りで製作している人達の視線がこちらを向いた。
「作業中に悪いね」
僕達も部屋の中に入ると、見知った顔が有った。
『白の館』の人達だ!
「ちょっと相談したい事が有って来たんだ」
ヒナキさんがそう言うと、大きなテーブルの一番置くにいた、犬獣人の男の人が立ち上がった。
「向こうで聞く」
えっと確か、エバンさん!
エバンさんはそう言って、部屋の左側に有る、衝立の方に向かい、ヒナキさんもそっちの方を向いて歩きだしたので、僕も後を付いていった。
衝立の向こう側は、テーブルと椅子が四脚置いてあり、商談?に使う場所のようだ。
エバンさんが椅子に座り、その向かいにヒナキさんが座り、ヒナキさんに手招きされて僕はヒナキさんの隣に座る。
シュウベルさんは僕達の後ろに立ったまま…。
座らないの?と、聞いてみると、いつも護衛で後ろに立っているから、座るのは落ち着かない。とか…。
そうだった。
シュウベルさんは、青の館に住んでいて、護衛や警備を担当しているんだった。
なので、ヒナキさんが「気にしなくて良い」と、苦笑いして言う。
そして、僕達は本来の目的の本題に入った。
詳しい説明はヒナキさんがしてくれた。
闇属性の魔石を鞄に付けて、簡単に取り外しが出来るようにしたいのと、僕が見た、石を編み込んだブレスレットの様に出来ないかと言う事…。
シュウベルさんは、持ってきた袋の中から、親指の指先くらいのサイズの魔石を三個、取り出し、テーブルの上に置いてある、柔らかいクッションを敷いた、木製の深さの浅い箱の上に置いた。
しばらくエバンさんはソレを眺め、「ちょっと待ってろ」と席を立った。
すぐに戻ってきたエバンさんは、深さの浅い箱を持ってきて、僕達の前のテーブルの上に置いた。
中には、いろいろなデザインの、僕が言ったいた紐で編んだブレスレット、石の周りを編んだ紐で止めてあるペンダントトップが置いてあった。
「どれがイメージに近い?」
エバンさんに言われてブレスレットを指差す。
ブレスレットは、石を囲むように紐で何ヵ所も結んで有って、一定の間隔を開けて、石が五個繋がっている。
ソレを一個だけにして、縦にぶらんとぶら下げる感じ…。
ソレを説明すると、エバンさんが何色が良いか聞いてきた。
色?…紐の色か…。
闇属性の魔石は真っ黒だから…。
エバンさんに「おいで」と言われ、付いていくと、壁一面に紐のコロが置いてある場所の前まで来た。
「好きな色をココから選んでみてくれ」
そう言われて、グラデーションで並んだ棚の前をウロウロと行ったり来たりする…。
しばらく悩んでいると、シュウベルさんが闇属性の魔石を持ってきてくれ、今度はソレを紐に近づけては悩んだ。
…この色だな。
僕はエバンさんの方を見て、糸玉に指を指す。
「…この色が良い」
真っ黒の闇属性の魔石に、紫色の紐…。
なんかカッコいいよな…なんて思ったりもした。
エバンさんは紫色が置いてある棚の中から、細目の紐を取り出して、さっきまで座っていた大きなテーブルの席に着く。
エバンさんが、僕の方に手を差し出してきたので、闇属性の魔石をその手に乗せて渡す。
どうするのだろうと、思って見ていると、紐を何本かに切って、真ん中辺をテーブルの上に置いてあった台に固定して、寄り合わせて二十センチほど一本の紐にした。
台から紐を外して、寄り合わせた所を輪にして台に固定し、紐を全部合流させてまとめて結ぶ。
ソコから結び玉を二つ作って、紐を二本づつ分けて何ヵ所も結び、中に魔石を入れてさらに紐を二本づつ交互に結んでいく…。
そして最後にまとめて紐を結んで魔石を固定させ、残った長い紐を五センチほど残して切ってしまう。
あっという間に形が出来ていって、手に魔法がかかっているかのようだった。
エバンさんは、出来上がったソレを、台から外して僕の前に差し出してきた。
「どうだ?」
「凄い…。うん。こんな感じ!」
鞄に付ける方の紐は少し長めだが、紐で結んだ飾りがあるので、魔石の黒が重たく感じない…。
コレくらいの大きさなら、鞄に付けていても邪魔になら無いし、紐が長いので、鞄から簡単に取り外せる。
僕が嬉しそうに笑うと、エバンさんもニヤリと笑って、その飾りを手渡してくれた。
そして衝立の向こう側、ヒナキさんが待っているテーブルの方に向かうと、ヒナキさんとシュウベルさんが、いつの間にか入れてあったお茶を飲みながらお菓子を食べていた。
そして僕達に気がつくと、ニヤリと笑って言う。
「気に入ったのが出来たか?」
「うん!」
そう言って、エバンさんが作ってくれた飾りを見せる。
「シンプルだが、良いな…」
しばらくヒナキさんがソレを眺め、エバンさんに言う。
「闇属性の魔石をもう少し持ってくるから、コレと同じのを作っておいて。光属性『ツル』と一緒に、追加の効果販売を考えてるから」
もともとの目的がソレだもんね。
「ああ。わかった」
「とりあえず、ココに有る二個分だけ、先に作ってくれないか。シュウベルに渡して、最終確認をしたい」
「ああ。すぐに作る」
エバンさんはそう言って闇属性の魔石の入った箱をもって作業場の方に戻った。
「エバンが作っている間に、魔素石の加工場の見学でもするか?」
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