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森の聖域
あれから三年
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オルガが、『クルーラ』にやって来て、三年の月日が流れていた。
オルガは十三歳になり、ヒナキの昔の服をもらって着れるくらいに、身長も伸びていた。
まだ服の方がちょっと大きいので、少し裾を折り曲げて着ているけれど…。
同年代の友達も出来た。
熊族のアレクさんの息子、アレイ君。
約束通り、アレクさんに熊族の町に連れていってもらって、そこでアレイを紹介された。
アレクさんは熊族をまとめている一族の一人で、出稼ぎで『クルーラ』に来ているらしい。
なのでアレクさんの家族は熊族の町にいて、時々家に帰っているらしかった。
『クルーラ』は、魔素に順応出来る者しか入れないので、一族の中でも数人しか順応出来ず、『クルーラ』に来れる者は少ないそうだ。
僕はアレイに案内されて熊族の町を見て周り、主に木材を扱っている町なのだと感じた。
椅子や机、棚などが主な産業で、後は果実の加工、保存食?もたくさん扱っていた。
アレイは、『クルーラ』のアレクさんの仕事場に行ってみたいらしいが、魔素が濃くて、体調不慮になり、まだ身体が拒否反応を興してしまうらしい。
だから僕は羨ましいがられた。
アレクさんが言うには、もう少し大人になって、魔素が身体に馴染んでくれば、『クルーラ』にも来れるようになると言う。
アレクさんも昔は、魔素に対応しきれなかったが、徐々に順応していったらしい…。
その辺の苦労を僕はしていないので分からないが、アレイが『クルーラ』に来れる日は、まだ遠そうだ。
僕は、アレクさんが熊族の町に帰るとき、時々、一緒に連れていってもらって、熊族の学校にもアレイと一緒に行った。
『クルーラ』に、学校は無いからだ。
知識は、ヒナキさんの店にいるときに、本を読んで覚えているが、同じ年頃の人達との交流はアレイが始めてだったので、戸惑いながらも学校と言うものに行って、いろんな考え方、見方が有るのだと知った。
『クルーラ』では、みんな僕に甘いんだ…。
そう思えるくらい、学校ではいろいろと有った…。
それでも、同年代の子達と遊んだり、勉強したりするのは楽しく、アレイとは兄弟のように一緒に転げ回っていた。
魚釣りに行ったり、山菜採りに行ったり、山登りをしたり、『クルーラ』では、出来ない体験をさせてもらった。
折り魔紙の折り方も、いくつか増えていた。
闇属性、風属性『シュリケン』
二枚の折り魔紙を組み合わせて作った『シュリケン』は、それぞれ一つの属性を持ち、黒色と水色の二色になっている。
『シュリケン』は、『ケン』は剣と言う意味だろうけれど、『シュリ』の意味がわからない。
これも『ヤッコ』と同じように、そう言うモノだと、考えるのは止めた。
『シュリケン』は、魔力を与えて投げると、風に乗って思う場所に突き刺さる…武器となるモノだった。
『青の館』の訓練場でソレを見た時、思わずゾッとした。
強力過ぎる…。
シュウベルさんが言うには、『シュリケン』の魔力が尽きるまで、風魔法を使って操れるので、獣に襲われそうになった時、獣の足元を狙って『シュリケン』を使い、逃げるのだと教えられた。
僕には向いていない…。
コレも『青の館』で管理し、『クルーラ』の外に出るときの、自衛のための『貸し出し』にした。
『貸し出し』にしても、簡単な扱い方の講習を受けてでないと、使用できないように、色々と制約を付けてだ。
『シュリケン』は、必要な分だけしか作らないことにした。
自分で作っておいて、なんだが、なんか怖いから…。
後は『ヒコウキ』『フネ』など…。
微妙で、用途が見つからず、模索中のモノなど…。
折ったモノだけ、ヒナキさんの店の隣の小屋に展示してある状態だ。
グオルクの子供達が『コップ』を折ってくれるようになり、僕の負担は減った。
気持ち的にもだいぶ違う…。
数を折らないと!って言う、焦りが無いからだ。
子供達が折ってくれて、お小遣いがもらえる!と、喜んでいると聞いてホッとしたのもある。
『ツル』は、一定数を定期的に納めている。
需要数が、だいたい分かってきたので、制作量を来てめくれた。
目標数が有ると、折っていても安心できる。
『ヤッコ』はあまり制作していない。
どちらかと言えば、『クロス』の方ばかりで、要請が有れば折っている。
『クルーラ』に入り込む強い魔素の防御に役立っているようだ。
最近は、新しい折り方が見えてこない…。
見えてこないと言うと、変な言い方だが、何も出てこない状態だ。
今は、今まで折ってきたモノだけで『必要ない』からかも知れない…。
ヒナキさん達は気にするなと言って、今の分だけで、凄く役立ってるよと、微笑んでくれる。
そうだな…。
僕が大きくなって、何か必要だと感じたときに、また、出てくるのかもしれないと、思うようにした。
楽しい『クルーラ』での生活が三年経過して、ヒナキさんが、そろそろ『聖域』に入れるかな…と、言い出した。
『クルーラ』の奥に有る『森の聖域』
『クルーラ』より濃い魔素に溢れていて、司る者達が住み、その中心に、世界樹が鎮座していると聞いている。
そしてリーンさんの家も有るのだと…。
そうなんだよね…。
いつもリーンさん、どこに帰っているのかと思ったら、『森の聖域』に住んでいたんだよね…。
どんな所なのか行ってみたい。
『ツル』を入れる入れ物の木や、果物、魔素石とかも、『森の聖域』で採取しているのだと聞いているから、余計に行ってみたいのだ。
早く入れるようにならないかな…。
オルガは『森の聖域』に行くことを楽しみにしていた。
オルガは十三歳になり、ヒナキの昔の服をもらって着れるくらいに、身長も伸びていた。
まだ服の方がちょっと大きいので、少し裾を折り曲げて着ているけれど…。
同年代の友達も出来た。
熊族のアレクさんの息子、アレイ君。
約束通り、アレクさんに熊族の町に連れていってもらって、そこでアレイを紹介された。
アレクさんは熊族をまとめている一族の一人で、出稼ぎで『クルーラ』に来ているらしい。
なのでアレクさんの家族は熊族の町にいて、時々家に帰っているらしかった。
『クルーラ』は、魔素に順応出来る者しか入れないので、一族の中でも数人しか順応出来ず、『クルーラ』に来れる者は少ないそうだ。
僕はアレイに案内されて熊族の町を見て周り、主に木材を扱っている町なのだと感じた。
椅子や机、棚などが主な産業で、後は果実の加工、保存食?もたくさん扱っていた。
アレイは、『クルーラ』のアレクさんの仕事場に行ってみたいらしいが、魔素が濃くて、体調不慮になり、まだ身体が拒否反応を興してしまうらしい。
だから僕は羨ましいがられた。
アレクさんが言うには、もう少し大人になって、魔素が身体に馴染んでくれば、『クルーラ』にも来れるようになると言う。
アレクさんも昔は、魔素に対応しきれなかったが、徐々に順応していったらしい…。
その辺の苦労を僕はしていないので分からないが、アレイが『クルーラ』に来れる日は、まだ遠そうだ。
僕は、アレクさんが熊族の町に帰るとき、時々、一緒に連れていってもらって、熊族の学校にもアレイと一緒に行った。
『クルーラ』に、学校は無いからだ。
知識は、ヒナキさんの店にいるときに、本を読んで覚えているが、同じ年頃の人達との交流はアレイが始めてだったので、戸惑いながらも学校と言うものに行って、いろんな考え方、見方が有るのだと知った。
『クルーラ』では、みんな僕に甘いんだ…。
そう思えるくらい、学校ではいろいろと有った…。
それでも、同年代の子達と遊んだり、勉強したりするのは楽しく、アレイとは兄弟のように一緒に転げ回っていた。
魚釣りに行ったり、山菜採りに行ったり、山登りをしたり、『クルーラ』では、出来ない体験をさせてもらった。
折り魔紙の折り方も、いくつか増えていた。
闇属性、風属性『シュリケン』
二枚の折り魔紙を組み合わせて作った『シュリケン』は、それぞれ一つの属性を持ち、黒色と水色の二色になっている。
『シュリケン』は、『ケン』は剣と言う意味だろうけれど、『シュリ』の意味がわからない。
これも『ヤッコ』と同じように、そう言うモノだと、考えるのは止めた。
『シュリケン』は、魔力を与えて投げると、風に乗って思う場所に突き刺さる…武器となるモノだった。
『青の館』の訓練場でソレを見た時、思わずゾッとした。
強力過ぎる…。
シュウベルさんが言うには、『シュリケン』の魔力が尽きるまで、風魔法を使って操れるので、獣に襲われそうになった時、獣の足元を狙って『シュリケン』を使い、逃げるのだと教えられた。
僕には向いていない…。
コレも『青の館』で管理し、『クルーラ』の外に出るときの、自衛のための『貸し出し』にした。
『貸し出し』にしても、簡単な扱い方の講習を受けてでないと、使用できないように、色々と制約を付けてだ。
『シュリケン』は、必要な分だけしか作らないことにした。
自分で作っておいて、なんだが、なんか怖いから…。
後は『ヒコウキ』『フネ』など…。
微妙で、用途が見つからず、模索中のモノなど…。
折ったモノだけ、ヒナキさんの店の隣の小屋に展示してある状態だ。
グオルクの子供達が『コップ』を折ってくれるようになり、僕の負担は減った。
気持ち的にもだいぶ違う…。
数を折らないと!って言う、焦りが無いからだ。
子供達が折ってくれて、お小遣いがもらえる!と、喜んでいると聞いてホッとしたのもある。
『ツル』は、一定数を定期的に納めている。
需要数が、だいたい分かってきたので、制作量を来てめくれた。
目標数が有ると、折っていても安心できる。
『ヤッコ』はあまり制作していない。
どちらかと言えば、『クロス』の方ばかりで、要請が有れば折っている。
『クルーラ』に入り込む強い魔素の防御に役立っているようだ。
最近は、新しい折り方が見えてこない…。
見えてこないと言うと、変な言い方だが、何も出てこない状態だ。
今は、今まで折ってきたモノだけで『必要ない』からかも知れない…。
ヒナキさん達は気にするなと言って、今の分だけで、凄く役立ってるよと、微笑んでくれる。
そうだな…。
僕が大きくなって、何か必要だと感じたときに、また、出てくるのかもしれないと、思うようにした。
楽しい『クルーラ』での生活が三年経過して、ヒナキさんが、そろそろ『聖域』に入れるかな…と、言い出した。
『クルーラ』の奥に有る『森の聖域』
『クルーラ』より濃い魔素に溢れていて、司る者達が住み、その中心に、世界樹が鎮座していると聞いている。
そしてリーンさんの家も有るのだと…。
そうなんだよね…。
いつもリーンさん、どこに帰っているのかと思ったら、『森の聖域』に住んでいたんだよね…。
どんな所なのか行ってみたい。
『ツル』を入れる入れ物の木や、果物、魔素石とかも、『森の聖域』で採取しているのだと聞いているから、余計に行ってみたいのだ。
早く入れるようにならないかな…。
オルガは『森の聖域』に行くことを楽しみにしていた。
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