98 / 182
熊族の町ベイエル
熊族の学校 1
しおりを挟む
明日は久しぶりの学校だ。
僕が受ける授業は、計算や文字の授業ではなく、剣術、体術、初級魔法など身体を動かす授業だ。
熊族に比べて体力が無いので、付いていくのがやっとの授業…。
ちょっと気は重いが、自分を守るため…そう思っていつも授業を受けている。
獣人族の学校は、基本的に午前中だけ。
一般的に子供は朝、家の手伝いをして、授業が始まるまでに学校に来る。
授業も前半、後半に別れていて、途中から別の授業を受けることが出来き、授業が終わると昼食が出る。
昼食を食べてから家に帰り、家の仕事の手伝いや、収入を獲るため仕事をするのが多い。
子供とは言え、稼げる戦力なのだ。
昨日、昼からピノ達が、果樹園のオレンジの皮剥きに来ていたのも、その仕事の一つだ。
出稼ぎに村から来ている家族や、貧しい家庭も有るので、昼食を目的に授業に来ている子もいる。
お昼ご飯だけでも学校で食べれれば、家での出費は減るし、授業で学力も付く…。
学力が付けば、少しでも高収入の仕事をもらえるからだ。
だから毎日ではないが、一日の内の数時間は学校に行くのが、当たり前になっていた。
学校での授業は、自分が習いたい事を選ぶことが出来る。
ピノのように計算を習いたかったら計算の授業。
計算の授業も、足し算、引き算、かけ算、割り算など自分が教えてもらいたいを受けることが出来る。
買い物をするのには、計算は出来た方が良いもんね。
文字の書き方、読み方の授業。
僕は文字が読めたけど、書けなかったので『クルーラ』で、ヒナキさんに教わった。
何度も書く練習をして、今ではためらわずに書けるようになっている。
学校の授業では、よく使う単語を中心に練習しているみたいだ。
書いてあるのを読めた方が良いし、文字も書けた方が良いからね。
後は歴史や、初級魔法の使い方、剣術、体術など。
時には、縫もの、怪我の初期治療、リンゴの皮剥きなど…。
学校に教えに来てくれる人によって、多少変わった授業も有るので、行ってみてからの楽しみだ。
明日はどんな授業が増えているのだろ…。
翌朝。
オルガはアレイと、リシトとリキヤと学校に向かった。
学校は、どちらかといえば狼族の村に行く街道側。
熊族の本家側に有る。
四人は馬車に乗り、果樹園を抜けて、農地を抜け、狼族の村に向かう街道を横切り、学校にたどり着いた。
学校は、小さな小川にかかった幅の広い橋を越え、敷地前に有る大きな木々の間を抜けると、大きな広場が有り、その奥に、広場を囲むように平屋の建物がL型に建てられている。
今日、授業に来た子供達が次々とL型の凹み、建物の中心に有る扉に向かって歩いていた。
もともとココは、木材を扱う作業場だったらしい。
大きな広場には木材が置かれていて、建物の中で加工したり、設計図を作ったりしていたが、魔道具が普及するにつれ、この建物内では手狭になり、魔道具が使いやすいように、新たに建物が建てられた。
徐々にそちらに移行しながら、魔道具の使い方の説明や、打ち合わせなどだけが、ココで行われるようになり、次第に使わなくなってきていた。
けれど逆に、働く人達が、文字や計算の仕方を教えてもらうよう場所になり、人が集う場所になった。
そして大人だけでなく、子供達にも学力を付けようと、学校が始まった。
とは言え、子供達の稼ぎも必要だったため、無理なく学びの場所として、活用されるようになっていった。
お昼ご飯が出るようになり、今では、毎日ではないが、学校に通って来る子も多い。
オルガ達は建物の中に入り、掲示板を見る。
今日の授業は、計算、文字、剣術、初級魔法、薬草の見分けの五つだ。
オルガは予定通り、初級魔法、剣術の二つを選んだ。
アレイは計算と、剣術。
リシトとリキヤは薬草の見分けと剣術。
後半の剣術は一緒だが、「また後で」そう言って、それぞれ別の部屋に別れて入って行った。
オルガは初級魔法なので、建物の入り口の横に有る、小さな屋根のついた集合場所に向かった。
僕が受ける授業は、計算や文字の授業ではなく、剣術、体術、初級魔法など身体を動かす授業だ。
熊族に比べて体力が無いので、付いていくのがやっとの授業…。
ちょっと気は重いが、自分を守るため…そう思っていつも授業を受けている。
獣人族の学校は、基本的に午前中だけ。
一般的に子供は朝、家の手伝いをして、授業が始まるまでに学校に来る。
授業も前半、後半に別れていて、途中から別の授業を受けることが出来き、授業が終わると昼食が出る。
昼食を食べてから家に帰り、家の仕事の手伝いや、収入を獲るため仕事をするのが多い。
子供とは言え、稼げる戦力なのだ。
昨日、昼からピノ達が、果樹園のオレンジの皮剥きに来ていたのも、その仕事の一つだ。
出稼ぎに村から来ている家族や、貧しい家庭も有るので、昼食を目的に授業に来ている子もいる。
お昼ご飯だけでも学校で食べれれば、家での出費は減るし、授業で学力も付く…。
学力が付けば、少しでも高収入の仕事をもらえるからだ。
だから毎日ではないが、一日の内の数時間は学校に行くのが、当たり前になっていた。
学校での授業は、自分が習いたい事を選ぶことが出来る。
ピノのように計算を習いたかったら計算の授業。
計算の授業も、足し算、引き算、かけ算、割り算など自分が教えてもらいたいを受けることが出来る。
買い物をするのには、計算は出来た方が良いもんね。
文字の書き方、読み方の授業。
僕は文字が読めたけど、書けなかったので『クルーラ』で、ヒナキさんに教わった。
何度も書く練習をして、今ではためらわずに書けるようになっている。
学校の授業では、よく使う単語を中心に練習しているみたいだ。
書いてあるのを読めた方が良いし、文字も書けた方が良いからね。
後は歴史や、初級魔法の使い方、剣術、体術など。
時には、縫もの、怪我の初期治療、リンゴの皮剥きなど…。
学校に教えに来てくれる人によって、多少変わった授業も有るので、行ってみてからの楽しみだ。
明日はどんな授業が増えているのだろ…。
翌朝。
オルガはアレイと、リシトとリキヤと学校に向かった。
学校は、どちらかといえば狼族の村に行く街道側。
熊族の本家側に有る。
四人は馬車に乗り、果樹園を抜けて、農地を抜け、狼族の村に向かう街道を横切り、学校にたどり着いた。
学校は、小さな小川にかかった幅の広い橋を越え、敷地前に有る大きな木々の間を抜けると、大きな広場が有り、その奥に、広場を囲むように平屋の建物がL型に建てられている。
今日、授業に来た子供達が次々とL型の凹み、建物の中心に有る扉に向かって歩いていた。
もともとココは、木材を扱う作業場だったらしい。
大きな広場には木材が置かれていて、建物の中で加工したり、設計図を作ったりしていたが、魔道具が普及するにつれ、この建物内では手狭になり、魔道具が使いやすいように、新たに建物が建てられた。
徐々にそちらに移行しながら、魔道具の使い方の説明や、打ち合わせなどだけが、ココで行われるようになり、次第に使わなくなってきていた。
けれど逆に、働く人達が、文字や計算の仕方を教えてもらうよう場所になり、人が集う場所になった。
そして大人だけでなく、子供達にも学力を付けようと、学校が始まった。
とは言え、子供達の稼ぎも必要だったため、無理なく学びの場所として、活用されるようになっていった。
お昼ご飯が出るようになり、今では、毎日ではないが、学校に通って来る子も多い。
オルガ達は建物の中に入り、掲示板を見る。
今日の授業は、計算、文字、剣術、初級魔法、薬草の見分けの五つだ。
オルガは予定通り、初級魔法、剣術の二つを選んだ。
アレイは計算と、剣術。
リシトとリキヤは薬草の見分けと剣術。
後半の剣術は一緒だが、「また後で」そう言って、それぞれ別の部屋に別れて入って行った。
オルガは初級魔法なので、建物の入り口の横に有る、小さな屋根のついた集合場所に向かった。
24
あなたにおすすめの小説
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる