4 / 58
第一章 始まりの地 アルへム村
四話 最弱ランクの冒険者
しおりを挟む
『さあ、ローラちゃん。君には、どうやって楽しませてもらおうかな』
ドリアスの街を訪れて間もなかったはずの私は、早くも窮地に立たされていた。
麻痺毒を受けてしまった右足は紫色に腫れ上がり、徐々に身体の自由を奪っていく。
『……そうだ! まずはその綺麗なお洋服を、ビリビリに引き裂いてやろうか! それで君の恥辱に染まった顔を、俺に見せてくれるかい?』
「貴方の思い通りには……なりません」
私は動かない身体に鞭を打ち、精一杯の魔力を巡らせた。
少しずつだけど、両手から魔力がみなぎるのを感じる。
『クックック……良いねえ。興奮してきたぁ。イッツ、ショーターイム!』
ぱちりと指を鳴らし、ゆらりと歩み寄るガストンさん。
彼の歩調に合わせて、背後の仲間達も私の元へと近付く。
その手には、壁に繋がれた鎖の枷が。
『さあ、お前等! この仔猫ちゃんに首輪を付けてやれぇ!』
ガストンさんの号令と共に、仲間の二人が私の肩を強く掴む。
振り払おうとする私の首元に枷を嵌めようとしてきた、その瞬間。
『ぎぃやぁぁーっ!!』
『痛い! 痛いよママァーッ!』
突然、私を襲っていた二人が悲痛の雄叫びを上げた。
一体何が起きたのかと、あたふたと慌てふためくガストンさん。
でも、この状況を作ってしまったのは彼自身の落ち度のせい。自業自得。
だってこんな薄暗い地下室では、私が放った風の魔法なんて見えるはずがないのだから。
「愛の精霊プルメリア、愛を咲かせよ。解麻痺魔法」
腫れた右足にそっと手を触れ、魔力を放つ。
次第に身体の毒素が抜けて、自由が戻ってくる。
『げ、解麻痺魔法だと!? どうして最低ランクのお前なんかが使えるんだ! まさか俺の部下をやったのも、お前の魔法なのか!』
「そうです。多少なりとも、私は魔術の教養がありますから。ですから、今更逃げても無駄ですよ」
『なめやがって! ぶち殺してやる!!』
激昂したガストンさんは、腰に提げた長剣を力任せに引き抜いた。
しかし、冷静を欠いた彼の刃は闇雲に振り回すだけのお遊戯。
この程度の技量なら、避ける事なんて造作もない。
「風の精霊シルフ、力を貸せ! 風刃魔法!」
両手から風の刃を生み出し、ガストンさんめがけて交差に撃ち出す。
スパッ!!!
『ぐおぉっ!! 血っ!? 血がぁ!』
風の刃に胴を切り裂かれた彼は、大袈裟に床でのたうち回る。
「その程度の出血で、騒がないでください。貴方の欲望で傷付けられた人達は、遥かに辛い思いをしていたんですよ」
そう言い放ち、冷めた視線で見下ろす。
旅をしてきた時、人道を外れた人達を何度か見てきた。
私利私欲に溺れて他人を貶め、傷付ける人を。人を人とも思わない、酷い人間を。
ガストンもまた、彼等と同じだ。
『おい女! 動くんじゃねえ! でないと、こいつの首を刎ねるぞ!』
あっさり気絶していたはずの一人が、いつの間にか息を吹き返していた。
捕らえられた女性の首すじに短剣を滑らせ、あたかも勝ち誇ったように、怪しい笑みも浮かべて。
『痛てて……油断したぜ。やるなぁ、ローラちゃん』
窮地を脱したと安堵したのか、再び立ち上がるガストンさん。
『もう油断しねえからな。この魔封じの手枷を嵌めてやれば、今度こそお前は、ジ、エンドだ』
ガシャン。
観念した私は、ガストンさんに手枷を嵌められてしまった。
壁に繋がれた金属製の枷はずしりと重く、その腕を上げる事さえ許さない。
それよりも不可解なのは、なぜか全身の力が抜けていく事。
きっとこの手枷の影響で、魔力の流れが止められているんだ。
私よりも先に捕まっていた女性達も、冒険者の腕輪を持っていた。
にも関わらず、こんな弱い人達に捕まるだなんて、おかしいと思っていたんだ。
原因は、やっぱり手枷か……。
「ガストンさん、手枷は、片方だけで良いんですか?」
表情を変えず、淡々と尋ねる私。
そんな私に苛立ちを覚えたのか、ガストンさんは踏みしめるように近づいてきた。
『なあ、ローラちゃん。あんまり調子乗んなら……ヤッちまう前に調教してやろうか!?』
ズバァッ!!!
ガストンさんの長剣を奪い、一瞬にして彼の片腕を斬り裂いた。
少し挑発しただけで不用意に接近してくるなんて、本当に素人なんだね。
『うっ、うわぁ! 腕がぁ! がが……がはっ……』
悲鳴を上げ終えたガストンさんは、深い気絶についていった。
次に目を覚ました時は、彼が枷を嵌めていると思うけど。
『こんのガキぃ! そっちがその気なら、この女殺してや……』
人質の女性が斬られようとした瞬間、ガストンさんの長剣を勢いよく投げつけた。
『ぎぃやぁぁぁ! 助けてぇーっ!』
男性の肩を貫通した剣は、彼諸とも壁に突き刺さる。
どれだけ泣き叫ぼうとも、長剣の鍔が肩に引っ掛かり、引き抜く事もできない地獄。延々と痛みが襲いかかるのだから、激痛で気絶する事さえ叶わないだろう。
……ちょっと、やりすぎちゃったかな。
━翌日・ドリアスの街━
その後、西方騎士団の憲兵所に駆け込んだ彼女等により、ガストンさんと仲間達は連行されていった。
監禁に使われた倉庫からは、大量の密造酒や違法薬物も発見され、彼の父親も逮捕されたのだそう。
それと、ギルドで受けた迷子犬の依頼は、やっぱり嘘だったみたい。
……あれ? という事は……。
報酬は……無し……だよね。
『おーい! ローラさーん! 聞いてますかー? 帰ってきてくださーい!』
「……あっ、はい。ただい……ま?」
依頼の報告の為、私は冒険者ギルドへ訪れていた。
当然報酬など貰えず、あまりの絶望に意識が遠退いてしまっていて。
今日のご飯、どうしよう。
『はぁ、やっぱり聞いてなかったんですね。今回のローラさんの働きを賞賛して、謝礼金を出すそうですよ』
「えっ、どなたがですか?」
そこから聞いていなかったの?
そう言いたげな顔で、再びため息を漏らす受付嬢さん。
『なんとびっくり! この街の領主、デルドール伯爵自らですよ! すごいです!』
「……。」
伯爵と聞いた私は、自然と沈黙してしまう。
貴族の人には会いたくない。そう思っていたから。
『ローラさん、どうしたんですか? 謝礼金を貰えるんですよ? それも金貨二〇枚!』
「お断りします」
『……へっ?』
「デルドールさんには、辞退するとお伝えください。依頼を受けた訳ではないのに、報酬は頂けませんから」
『そ、それとこれとは……』
「……あっ、それよりも、この依頼を受けさせてください」
『ええー……。領主様には、なんて言ったら良いのかしら……』
━西方地域・川沿いの街道━
ドリアスの街を出た私は、川沿いの街道を歩いていた。
その理由は、もちろん依頼の為。
今回選んだのは、ランクⅠの薬草の採取。
基本的に討伐系の依頼は避けているから、ギルドから見た私の評価は低い。
その為、冒険者になって五か月、未だに最弱のランクⅠ。
「よし、地図を確認しよう」
東へと続く街道を進みながら、途中で地図を広げた。
「依頼主さんのお家は、ここから、南東だね。でも、この地図だと、森の中にあるんだけど……」
その時、正面から一両の荷馬車が向かってきていた。
次第に聞こえてくるのは、楽しそうに談笑する人の声。
その荷馬車は白い幌を被せた木製の荷台で、二頭の馬が力強く引いてる。
御者席には二人の男性が座っていて、荷台から顔を出す男の子と女の子とお話をしていた。
そっか。きっとドリアスの街に行くんだね。
『それでねー! ミストってば泣いちゃってー!』
『あんな高いとこに吹っ飛ばされたら、そりゃ泣くわ!』
『『『 あはははは! 』』』
とても賑やかで、楽しそう。
お父さんと一緒にお出かけ、なんだろうな。
お父さん……か。
良いなぁ。
ドリアスの街を訪れて間もなかったはずの私は、早くも窮地に立たされていた。
麻痺毒を受けてしまった右足は紫色に腫れ上がり、徐々に身体の自由を奪っていく。
『……そうだ! まずはその綺麗なお洋服を、ビリビリに引き裂いてやろうか! それで君の恥辱に染まった顔を、俺に見せてくれるかい?』
「貴方の思い通りには……なりません」
私は動かない身体に鞭を打ち、精一杯の魔力を巡らせた。
少しずつだけど、両手から魔力がみなぎるのを感じる。
『クックック……良いねえ。興奮してきたぁ。イッツ、ショーターイム!』
ぱちりと指を鳴らし、ゆらりと歩み寄るガストンさん。
彼の歩調に合わせて、背後の仲間達も私の元へと近付く。
その手には、壁に繋がれた鎖の枷が。
『さあ、お前等! この仔猫ちゃんに首輪を付けてやれぇ!』
ガストンさんの号令と共に、仲間の二人が私の肩を強く掴む。
振り払おうとする私の首元に枷を嵌めようとしてきた、その瞬間。
『ぎぃやぁぁーっ!!』
『痛い! 痛いよママァーッ!』
突然、私を襲っていた二人が悲痛の雄叫びを上げた。
一体何が起きたのかと、あたふたと慌てふためくガストンさん。
でも、この状況を作ってしまったのは彼自身の落ち度のせい。自業自得。
だってこんな薄暗い地下室では、私が放った風の魔法なんて見えるはずがないのだから。
「愛の精霊プルメリア、愛を咲かせよ。解麻痺魔法」
腫れた右足にそっと手を触れ、魔力を放つ。
次第に身体の毒素が抜けて、自由が戻ってくる。
『げ、解麻痺魔法だと!? どうして最低ランクのお前なんかが使えるんだ! まさか俺の部下をやったのも、お前の魔法なのか!』
「そうです。多少なりとも、私は魔術の教養がありますから。ですから、今更逃げても無駄ですよ」
『なめやがって! ぶち殺してやる!!』
激昂したガストンさんは、腰に提げた長剣を力任せに引き抜いた。
しかし、冷静を欠いた彼の刃は闇雲に振り回すだけのお遊戯。
この程度の技量なら、避ける事なんて造作もない。
「風の精霊シルフ、力を貸せ! 風刃魔法!」
両手から風の刃を生み出し、ガストンさんめがけて交差に撃ち出す。
スパッ!!!
『ぐおぉっ!! 血っ!? 血がぁ!』
風の刃に胴を切り裂かれた彼は、大袈裟に床でのたうち回る。
「その程度の出血で、騒がないでください。貴方の欲望で傷付けられた人達は、遥かに辛い思いをしていたんですよ」
そう言い放ち、冷めた視線で見下ろす。
旅をしてきた時、人道を外れた人達を何度か見てきた。
私利私欲に溺れて他人を貶め、傷付ける人を。人を人とも思わない、酷い人間を。
ガストンもまた、彼等と同じだ。
『おい女! 動くんじゃねえ! でないと、こいつの首を刎ねるぞ!』
あっさり気絶していたはずの一人が、いつの間にか息を吹き返していた。
捕らえられた女性の首すじに短剣を滑らせ、あたかも勝ち誇ったように、怪しい笑みも浮かべて。
『痛てて……油断したぜ。やるなぁ、ローラちゃん』
窮地を脱したと安堵したのか、再び立ち上がるガストンさん。
『もう油断しねえからな。この魔封じの手枷を嵌めてやれば、今度こそお前は、ジ、エンドだ』
ガシャン。
観念した私は、ガストンさんに手枷を嵌められてしまった。
壁に繋がれた金属製の枷はずしりと重く、その腕を上げる事さえ許さない。
それよりも不可解なのは、なぜか全身の力が抜けていく事。
きっとこの手枷の影響で、魔力の流れが止められているんだ。
私よりも先に捕まっていた女性達も、冒険者の腕輪を持っていた。
にも関わらず、こんな弱い人達に捕まるだなんて、おかしいと思っていたんだ。
原因は、やっぱり手枷か……。
「ガストンさん、手枷は、片方だけで良いんですか?」
表情を変えず、淡々と尋ねる私。
そんな私に苛立ちを覚えたのか、ガストンさんは踏みしめるように近づいてきた。
『なあ、ローラちゃん。あんまり調子乗んなら……ヤッちまう前に調教してやろうか!?』
ズバァッ!!!
ガストンさんの長剣を奪い、一瞬にして彼の片腕を斬り裂いた。
少し挑発しただけで不用意に接近してくるなんて、本当に素人なんだね。
『うっ、うわぁ! 腕がぁ! がが……がはっ……』
悲鳴を上げ終えたガストンさんは、深い気絶についていった。
次に目を覚ました時は、彼が枷を嵌めていると思うけど。
『こんのガキぃ! そっちがその気なら、この女殺してや……』
人質の女性が斬られようとした瞬間、ガストンさんの長剣を勢いよく投げつけた。
『ぎぃやぁぁぁ! 助けてぇーっ!』
男性の肩を貫通した剣は、彼諸とも壁に突き刺さる。
どれだけ泣き叫ぼうとも、長剣の鍔が肩に引っ掛かり、引き抜く事もできない地獄。延々と痛みが襲いかかるのだから、激痛で気絶する事さえ叶わないだろう。
……ちょっと、やりすぎちゃったかな。
━翌日・ドリアスの街━
その後、西方騎士団の憲兵所に駆け込んだ彼女等により、ガストンさんと仲間達は連行されていった。
監禁に使われた倉庫からは、大量の密造酒や違法薬物も発見され、彼の父親も逮捕されたのだそう。
それと、ギルドで受けた迷子犬の依頼は、やっぱり嘘だったみたい。
……あれ? という事は……。
報酬は……無し……だよね。
『おーい! ローラさーん! 聞いてますかー? 帰ってきてくださーい!』
「……あっ、はい。ただい……ま?」
依頼の報告の為、私は冒険者ギルドへ訪れていた。
当然報酬など貰えず、あまりの絶望に意識が遠退いてしまっていて。
今日のご飯、どうしよう。
『はぁ、やっぱり聞いてなかったんですね。今回のローラさんの働きを賞賛して、謝礼金を出すそうですよ』
「えっ、どなたがですか?」
そこから聞いていなかったの?
そう言いたげな顔で、再びため息を漏らす受付嬢さん。
『なんとびっくり! この街の領主、デルドール伯爵自らですよ! すごいです!』
「……。」
伯爵と聞いた私は、自然と沈黙してしまう。
貴族の人には会いたくない。そう思っていたから。
『ローラさん、どうしたんですか? 謝礼金を貰えるんですよ? それも金貨二〇枚!』
「お断りします」
『……へっ?』
「デルドールさんには、辞退するとお伝えください。依頼を受けた訳ではないのに、報酬は頂けませんから」
『そ、それとこれとは……』
「……あっ、それよりも、この依頼を受けさせてください」
『ええー……。領主様には、なんて言ったら良いのかしら……』
━西方地域・川沿いの街道━
ドリアスの街を出た私は、川沿いの街道を歩いていた。
その理由は、もちろん依頼の為。
今回選んだのは、ランクⅠの薬草の採取。
基本的に討伐系の依頼は避けているから、ギルドから見た私の評価は低い。
その為、冒険者になって五か月、未だに最弱のランクⅠ。
「よし、地図を確認しよう」
東へと続く街道を進みながら、途中で地図を広げた。
「依頼主さんのお家は、ここから、南東だね。でも、この地図だと、森の中にあるんだけど……」
その時、正面から一両の荷馬車が向かってきていた。
次第に聞こえてくるのは、楽しそうに談笑する人の声。
その荷馬車は白い幌を被せた木製の荷台で、二頭の馬が力強く引いてる。
御者席には二人の男性が座っていて、荷台から顔を出す男の子と女の子とお話をしていた。
そっか。きっとドリアスの街に行くんだね。
『それでねー! ミストってば泣いちゃってー!』
『あんな高いとこに吹っ飛ばされたら、そりゃ泣くわ!』
『『『 あはははは! 』』』
とても賑やかで、楽しそう。
お父さんと一緒にお出かけ、なんだろうな。
お父さん……か。
良いなぁ。
29
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる