20 / 58
第二章 中央地域 南の街ギリアス
三話 王都ハルモニア観光
しおりを挟む
荷馬車の護衛を引き受けた俺達は、ついに最初の目的地、王都ハルモニアへ到着していた。
「わぁーっ! ここが王都ハルモニアなのね!」
「すげぇ、ドリアスの比じゃないな」
ここはまさにグランフィリア王国の中心。
最先端の技術が街中に使われ、人々の生活を一層潤わす。
『ほらほら見てって! 入荷したばっかの最新型撮影機だよ!』
『王都名物嘔吐くん人形、嘔吐くん饅頭、買わなきゃ損だよ!』
行き交う群衆で溢れかえった商店街を通ると、活気ある押し売りや客引きが後を絶たなかった。
お陰で、みんなとはぐれてしまわないかと不安になってくる。
「ミスト、何持ってんの?」
「嘔吐くん風船。なんか、いきなり渡された」
俺が持っている嘔吐くん風船。
それは太陽のように明るい笑顔の王冠を被った丸いキャラクターだ。
特徴は口の部分からキラキラした何かが出ているところ。
『三人とも、本当にありがとう。実に助かったよ。何より、賑やかでとても楽しい旅になった。また依頼を出したら、引き受けてもらえるかい?』
「あぁ、もちろんだ。おっさん、またな」
「おじさん、良かったらアルヘム村にも売りに来てくださいね!」
護衛を終えて報酬を受け取った俺達は、ここで行商人と別れる事になった。
そして、この旅の本題である次の目的地を話し合う為、落ち着ける場所を探す事に。
━王都ハルモニア・レストラン━
そして俺達が見つけたのは、商店街の端に位置する飲食店だった。
旅人が集うこの店内は特に着飾った様子もなく、必要最低限の什器だけが置かれた内装だ。
ただ一つ気になるのは……。
「ちょっと、何店員さんのお尻ばっか凝視してんのよ」
「いや、確かに見てたけど! 厳密には尻尾を見てたんだ」
そう。俺が気になっていたのは、注文を取り終えたウェイトレスの尻尾だ。
「ミスト、お尻好きなの? 旅の時も、ずっとルーシアのお尻見てたし」
「はっはっは! ローレライさん、ちょっと黙ろうか」
とんでもない事をローレライに暴露され、一瞬にして食卓が凍りつく。
これ以上余計な事を言わせないように渾身の眼力で訴えかけるが、その意図が理解できずに微笑み返すローレライ。
そんな顔されては、許すしかない。
しかしこの軟禁娘、世の中の事をもっと教えてやらないと。
天然過ぎて、全く空気を読めてない。
「店の中で良かったわね。でも、外に出たら覚悟しなさい」
「外でも騒ぎになるからやめてくれ」
とりあえずルーシアの死刑宣告を先延ばしにし、食事を待つ。
「なぁ、あの耳と尻尾って、狼の獣人族ライカンスロープだよな」
この店のホールで働くウェイトレスは皆、獣の耳と尻尾があった。
西方地域では滅多に獣人を見かけないが、特徴的だから俺でも見ればわかる。
「そうね。他のお客さん達は見向きもしてないし、中央では獣人族が珍しくないみたいだわ」
「獣人族はね、本来は南の大陸を治めている、帝国領で暮らしてたんだよ。でも、何百年も昔に移住した獣人族が、沢山いたんだって」
なるほど。だからここに獣人がいても、誰も気にならないのか。
しかし、長年この国と戦争をしていた帝国の名が出るとは。
今でも国交が断絶しているのだから、きっと故郷に帰れずに困っていた獣人もいたのかもしれない。
「そういえば、ローレライは王都には詳しいのか?」
「ちょっと、ミスト!」
……そうだった。
ローレライはほとんど家の中で軟禁状態だったって、そう言ってたんだ。
雰囲気や話を聞いた感じでは、裕福な家系なのだろうが。
犯罪に巻き込まれない為に、しきたりや制限などがあったのかもしれない。
「あぁ、悪い。うっかりしてた」
「ううん、大丈夫だよ。気を遣わせてごめんね」
少しばかり気まずい空気になる中、運良く料理が運ばれてきた。
大きな皿の上には、ほどよくスライスされた豚肉の煮込み料理。それと色とりどりのサラダが乗っている。
中でも俺が好きな料理は、パイ生地に野菜とキノコを飾ったキッシュ。
西方地域の料理で言えば、ピザにも似た外見だ。
「それじゃあ、ギリアスまでのルートはこれで決まりね」
早々に食事を終えた俺達は、今後についての話し合いも終え、出発までの鋭気を養っていた。
こんなにゆっくりできるのは、今だけなのだから。
「なぁ、ローレライ。これから会いに行くオフィーリアって、飛竜なんだよな」
「うん。優しくて、とても強い飛竜だよ」
「でも飛竜が街にいたら、それこそ騒ぎになるんじゃないかしら。本当にまだいるのかな」
ルーシアも俺と同じ疑問を抱いていたようだ。
実際の飛竜なんて、当然見た事はない。
しかし小さい個体でも三メートル以上はある大型の種族だ。
そして、人間に友好的ではないと言われている。
「でも、私を逃がす時に言ってたんだ。ギリアスの友人に手助けしてもらうから、心配しないで、って」
「それで家を抜け出した後に、会いに行ったのか」
「うん。最初は戻って来てくれるのを、待ってたんだけど……」
けど、オフィーリアは現れなかった。だからギリアスまで探しに行ったのか。
探すと言っても一つの街だ。見つけるのは決して簡単ではないのに。
それほどまでに、オフィーリアが大切な存在なのか。
「それで、ギリアスでオフィーリアの友人と出会えたんだけど、オフィーリアには会わせてもらえなかったんだ」
「オフィーリアさんにかけられた呪いのせいね」
ルーシアが腕を組みながら尋ねると、ローレライは寂しげに頷く。
「その人が言うには、隷属の呪いにかかっているんだって。過去にオフィーリアに襲われた人が、呪いの影響も受けて、気絶しちゃった事もあるみたいで」
「ええっ!? その人、どうなったの?」
「うん、数日間は、目を覚まさなかったって」
普通なら飛竜に襲われたら最後、一撃で人生終わっていただろうが。
生きているだけでも、不幸中の幸いだ。
「でも、今のローレライにはエリクシールがあるわよね!」
「うん。やっとオフィーリアを救える」
そうだ。今のローレライには希望がある。
その希望の産みの親があれなのは癪だが、暗闇に光が差し込んだような気分だ。
「じゃあ、さっさとギリアスに行くか。もしも飛竜が暴れたら、俺とルーシアで大人しくさせてやるよ」
「なんでオフィーリアさんと戦う気なのよ」
「フフフ。ここからギリアスまでは、馬でも半日はかかるから、今日は宿に泊まろ?」
そして俺達は早めに宿を取り、明日に備える事に決めた。
明日には全てが片付いて、きっとみんなが笑顔になっているだろう。
そう思うと、自然とやる気が溢れてくるな。
「もうすぐだよ。オフィーリア」
その日の夜、エリクシールの瓶を眺めながら、ローレライは小さく呟いていた。
その表情はとても柔らかな笑顔で……。
悲しそうだった。
「わぁーっ! ここが王都ハルモニアなのね!」
「すげぇ、ドリアスの比じゃないな」
ここはまさにグランフィリア王国の中心。
最先端の技術が街中に使われ、人々の生活を一層潤わす。
『ほらほら見てって! 入荷したばっかの最新型撮影機だよ!』
『王都名物嘔吐くん人形、嘔吐くん饅頭、買わなきゃ損だよ!』
行き交う群衆で溢れかえった商店街を通ると、活気ある押し売りや客引きが後を絶たなかった。
お陰で、みんなとはぐれてしまわないかと不安になってくる。
「ミスト、何持ってんの?」
「嘔吐くん風船。なんか、いきなり渡された」
俺が持っている嘔吐くん風船。
それは太陽のように明るい笑顔の王冠を被った丸いキャラクターだ。
特徴は口の部分からキラキラした何かが出ているところ。
『三人とも、本当にありがとう。実に助かったよ。何より、賑やかでとても楽しい旅になった。また依頼を出したら、引き受けてもらえるかい?』
「あぁ、もちろんだ。おっさん、またな」
「おじさん、良かったらアルヘム村にも売りに来てくださいね!」
護衛を終えて報酬を受け取った俺達は、ここで行商人と別れる事になった。
そして、この旅の本題である次の目的地を話し合う為、落ち着ける場所を探す事に。
━王都ハルモニア・レストラン━
そして俺達が見つけたのは、商店街の端に位置する飲食店だった。
旅人が集うこの店内は特に着飾った様子もなく、必要最低限の什器だけが置かれた内装だ。
ただ一つ気になるのは……。
「ちょっと、何店員さんのお尻ばっか凝視してんのよ」
「いや、確かに見てたけど! 厳密には尻尾を見てたんだ」
そう。俺が気になっていたのは、注文を取り終えたウェイトレスの尻尾だ。
「ミスト、お尻好きなの? 旅の時も、ずっとルーシアのお尻見てたし」
「はっはっは! ローレライさん、ちょっと黙ろうか」
とんでもない事をローレライに暴露され、一瞬にして食卓が凍りつく。
これ以上余計な事を言わせないように渾身の眼力で訴えかけるが、その意図が理解できずに微笑み返すローレライ。
そんな顔されては、許すしかない。
しかしこの軟禁娘、世の中の事をもっと教えてやらないと。
天然過ぎて、全く空気を読めてない。
「店の中で良かったわね。でも、外に出たら覚悟しなさい」
「外でも騒ぎになるからやめてくれ」
とりあえずルーシアの死刑宣告を先延ばしにし、食事を待つ。
「なぁ、あの耳と尻尾って、狼の獣人族ライカンスロープだよな」
この店のホールで働くウェイトレスは皆、獣の耳と尻尾があった。
西方地域では滅多に獣人を見かけないが、特徴的だから俺でも見ればわかる。
「そうね。他のお客さん達は見向きもしてないし、中央では獣人族が珍しくないみたいだわ」
「獣人族はね、本来は南の大陸を治めている、帝国領で暮らしてたんだよ。でも、何百年も昔に移住した獣人族が、沢山いたんだって」
なるほど。だからここに獣人がいても、誰も気にならないのか。
しかし、長年この国と戦争をしていた帝国の名が出るとは。
今でも国交が断絶しているのだから、きっと故郷に帰れずに困っていた獣人もいたのかもしれない。
「そういえば、ローレライは王都には詳しいのか?」
「ちょっと、ミスト!」
……そうだった。
ローレライはほとんど家の中で軟禁状態だったって、そう言ってたんだ。
雰囲気や話を聞いた感じでは、裕福な家系なのだろうが。
犯罪に巻き込まれない為に、しきたりや制限などがあったのかもしれない。
「あぁ、悪い。うっかりしてた」
「ううん、大丈夫だよ。気を遣わせてごめんね」
少しばかり気まずい空気になる中、運良く料理が運ばれてきた。
大きな皿の上には、ほどよくスライスされた豚肉の煮込み料理。それと色とりどりのサラダが乗っている。
中でも俺が好きな料理は、パイ生地に野菜とキノコを飾ったキッシュ。
西方地域の料理で言えば、ピザにも似た外見だ。
「それじゃあ、ギリアスまでのルートはこれで決まりね」
早々に食事を終えた俺達は、今後についての話し合いも終え、出発までの鋭気を養っていた。
こんなにゆっくりできるのは、今だけなのだから。
「なぁ、ローレライ。これから会いに行くオフィーリアって、飛竜なんだよな」
「うん。優しくて、とても強い飛竜だよ」
「でも飛竜が街にいたら、それこそ騒ぎになるんじゃないかしら。本当にまだいるのかな」
ルーシアも俺と同じ疑問を抱いていたようだ。
実際の飛竜なんて、当然見た事はない。
しかし小さい個体でも三メートル以上はある大型の種族だ。
そして、人間に友好的ではないと言われている。
「でも、私を逃がす時に言ってたんだ。ギリアスの友人に手助けしてもらうから、心配しないで、って」
「それで家を抜け出した後に、会いに行ったのか」
「うん。最初は戻って来てくれるのを、待ってたんだけど……」
けど、オフィーリアは現れなかった。だからギリアスまで探しに行ったのか。
探すと言っても一つの街だ。見つけるのは決して簡単ではないのに。
それほどまでに、オフィーリアが大切な存在なのか。
「それで、ギリアスでオフィーリアの友人と出会えたんだけど、オフィーリアには会わせてもらえなかったんだ」
「オフィーリアさんにかけられた呪いのせいね」
ルーシアが腕を組みながら尋ねると、ローレライは寂しげに頷く。
「その人が言うには、隷属の呪いにかかっているんだって。過去にオフィーリアに襲われた人が、呪いの影響も受けて、気絶しちゃった事もあるみたいで」
「ええっ!? その人、どうなったの?」
「うん、数日間は、目を覚まさなかったって」
普通なら飛竜に襲われたら最後、一撃で人生終わっていただろうが。
生きているだけでも、不幸中の幸いだ。
「でも、今のローレライにはエリクシールがあるわよね!」
「うん。やっとオフィーリアを救える」
そうだ。今のローレライには希望がある。
その希望の産みの親があれなのは癪だが、暗闇に光が差し込んだような気分だ。
「じゃあ、さっさとギリアスに行くか。もしも飛竜が暴れたら、俺とルーシアで大人しくさせてやるよ」
「なんでオフィーリアさんと戦う気なのよ」
「フフフ。ここからギリアスまでは、馬でも半日はかかるから、今日は宿に泊まろ?」
そして俺達は早めに宿を取り、明日に備える事に決めた。
明日には全てが片付いて、きっとみんなが笑顔になっているだろう。
そう思うと、自然とやる気が溢れてくるな。
「もうすぐだよ。オフィーリア」
その日の夜、エリクシールの瓶を眺めながら、ローレライは小さく呟いていた。
その表情はとても柔らかな笑顔で……。
悲しそうだった。
26
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる