王立学園の二人〜平穏に暮らしたい少年と、平凡を知りたい少女が出会ったら〜

緋色

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第二章 中央地域 南の街ギリアス

終話 私の歩む道

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 オフィーリアの快復とギリアスの復旧を祝って、私達は食事会を開いていた。
 久しぶりにミストとルーシアともゆっくり話せると思って、楽しみにしていたのに。

「はぁ、はぁ……。私、どうして逃げちゃったんだろう」

 私は、みんなから逃げるように店を飛び出してしまった。

 行く当てもなく、街の中をさ迷い歩く。
 たどり着いた繁華街からは、行き交う人々の喧騒が鳴り止まない。
 皆が笑い、幸せそうに語り合っていて。

「私、また独りだ。きっと、これからも」

 繁華街を抜けた私は、いつの間にか街の広場へと出ていた。
 中心には噴水があり、周囲を囲むようにベンチが備え付けられていて。
 ずらりと建ち並ぶ街灯が、ほんのりと私を照らす。
 観客のいない、オペラの舞台のように。
 独唱曲アリアの、歌い手のように。

 そう。まるでここは、私の名に相応しい舞台ステージ

 お父様とお母様は、どうして私にアリアと名付けたのだろう。
 それを聞ける日は訪れるのだろうか。知る事はできるのだろうか。
 そんな事を考えながら、ベンチに腰かける私。

 周りを見渡すと、遠くには若い男女が楽しそうに語り合っていた。
 幸せそうな笑顔で、抱き合いながら。

「私にも、そんな日が来るのかな。決められた相手ではなくて、自分で選んだ大切な人と……」

 幸せそうな人々を眺めていると、私らしくもない人並みの幸せを願ってしまう。
 そんな道なんて、選べる訳がないのに。

 明日、みんなはそれぞれの道に進む。
 もしオフィーリアに付いて行けば、再び彼女を危険な目に巻き込んでしまう。
 王女である私といれば、常に誰かに狙われてしまうのだから。

「オフィーリア、ごめんね。一緒には行けないよ」

 ミストとルーシアの二人に付いて行くとしても、結果は変わらない。
 最悪の場合、アルヘム村のみんなにも被害が及んでしまうだろう。
 そう考えただけでも怖い。
 大切な人を、目の前で失いたくない。

「ごめんね。二人の悲しむ顔を見るのは、堪えられない」

 もし王宮に帰れば、誰も傷つかない。
 誰にも迷惑をかけないで済む。
 でも私は、また独りになる。
 今度は厳重に管理されて、オフィーリアでさえも会えなくなると思う。
 そしてミストとルーシアにも、二度と会えない。
 でも、誰も傷つかずに済む。

「……初めから、選べる道なんて無かったんだ。それが私の、王女として産まれた運命なんだから」

 そう。悩む事なんて無かった。
 今までだって、そうだったんだから。
 私はただ、自分の役割をこなせばいいだけだ。

「そうだ。ハーシェルおじいさんの馬達にお別れを言いに行こう。たくさんお世話になったんだから」

 気持ちを切り替えるように立ち上がり、広場を去る私。
 傷だらけで水浸しだった私を、嫌がらずに乗せてくれた二頭の馬あの子達
 ここまで連れてきてくれたのも、あの子達だから。

 ━ギリアス・牧舎━

 牧舎の中に入ると、二頭の馬は用意されていたご飯を食べていた。
 私に気が付いた二頭は、胸の辺りに頭を擦り寄せてくれて。

「フフフ、かわいい。とっても立派な鬣だね。お手入れとか、もっとしてあげたかったな」

 二頭の馬と触れあう私は、自然と笑顔が生まれていた。
 同時に、涙が込み上げてくる。

「君達の名前を知りたかったけど、もうすぐお別れなの。今まで私を乗せてくれて、ありがとう」

 その時、牧舎の中に誰かが入ってきていた。
 振り返ると、そこにはみんなの姿が。
 でも、とても悲しそうな顔で、じっと私を見つめていた。

 ━ギリアス・グローインの店━

 グローインさんのお店に戻った私達は、仲直りをする事ができた。
 ミストとルーシアと出会ってからは、毎日が本当に楽しかったから、最後に仲直りができて良かった。

 同時に、苦しくて、辛かった。
 目的を果たすまで王宮に戻る訳にはいかなかった私は、本当の事を言わないと決めていたのだから。
 結果として、二人を騙していたのだから。

「明日、私もメリクリウス宮殿に帰ろう……」

 その日の夜、部屋の窓から星空を眺めていた。椅子に腰かけて、頬杖を突きながら。
 これが、最後に見る星空になるかもしれないから。

 コンコンコン。

 部屋の扉を叩く音が、小さく聞こえてくる。

 扉を開くと、そこにはオフィーリアとグローインさんが立っていた。

「おぉ、すまんな。寝ておったか?」

「ううん、まだ、起きてました」

「それは良かったわ。少しお話しをしてもいいですか?」

 小さく頷き、二人を部屋の中に入れた。
 私とオフィーリアはベッドに座り、グローインさんは窓際の椅子に勢いよく腰かける。

「ローレライ、私と来なさい」

「……。」

「言われなくても、貴方が王宮に戻ろうとしている事なんてわかっているわ」

 それでも尚、沈黙で返す私。

「ローレライ、貴方はもっと外の世界を知りなさい。その目で見て、その手で触れて、自分に何ができるのかを見つけるの。それが王家に産まれた、貴方の使命です」

 オフィーリアが何を伝えたいのか、私にはわかる。
 今の私が王女に戻ったところで、言われた事に従うだけのお飾り王女になるだけだ。
 何の意思も持たない、ただの操り人形に。

「……でも、私がいると、みんなの迷惑になる。大切な人達が苦しむ姿を、これ以上見たくない」

 俯きながら、ひざの上に置いた手を握りしめる。
 顔を上げようとしても、身体が言う事を聞かない。
 二人の顔を見られない。

「大丈夫、大丈夫よ。私達が付いているから」

 そう言って、オフィーリアは私を抱き寄せ、ひざの上で優しく髪を撫でてくれる。
 まるで本当の母のように。

「おうよ! わし等が側にいてやるから、安心せぃ! お前さんは、お前さんの気持ちに素直になればいいんじゃ!」

 グローインさんは不安を吹き飛ばすような笑顔でそう言った。
 私にはその意味を理解できず、静かに起き上がる。

 なぜなら、これからもみんなが一緒だと、そう言っているように聞こえたのだから。
 それぞれが違う道を歩くのに、居場所は同じ。
 そんな事、あり得ないのに。

「わしはなぁ。ちと店を広げる為に、ドリアスに用があるんじゃ。そこの旧友に店を開く為の根回しをしてもらうっちゅー算段をしておってなぁ」

「私の目的地もドリアスなの。王立学園の理事長に、協力を頼もうと思っているんですよ。さっきは黙っていて、ごめんなさいね」

 そうなんだ。二人は、ドリアスに行くんだ。
 ミストとルーシアがいる、あの土地に。
 でも、それでも私は……。

「それに私、実は貴方のお母さんに頼まれていたの。 ローレライをお願い、って。王妃ローズの頼みを、私は絶対に守りますからね」

「そう、だったんだ。私のお母様が、そんな事を……」

 お母様の話を聞いた私の心には、いろんな想いが込み上げていた。
 私の本当の願いは、みんなと一緒にいたいのだと。
 独りきりだった王宮あの頃には、戻りたくないと。

 でもそれは、決して王女自分から逃げる訳ではなく、本当の自分王女になる為なんだ。
 そう、思えるようになれた。
 自分の意思で、王女としての責務を果たす為に。

「オフィーリア、グローインさん。私ね……」

「なあに? 言ってごらんなさい」

「ほら、言うてみぃ」

 その時、私の瞳から大粒の涙が溢れ出してしまった。
 止めどなく溢れる涙が、抑えていた感情をも流して。

「……本当は、独りが嫌だった。まだ、みんなと一緒いたい。初めてできた友逹と、離れたくない」

「そう、それでいいの。離れる必要なんてないわ」

「そうじゃな。あやつ等の顔を思い出してみぃ。お主とおる時のミストとルーシアは、さも楽しそうな笑顔じゃったろうに。不幸な訳があるかい」

 そして、オフィーリアは私が泣き止むまでずっと抱きしめてくれていた。
 グローインさんも、そっと肩に手を触れてくれて。
 そんな二人の温もりが、安心させてくれる。

「なぁ、ローレライ、わし等もドリアスに行くって話は、あやつ等には内緒じゃぞ? 先回りをして、驚かしてやりたいんでなぁ!」

「私の背に乗れば、アルヘム村なんて数時間あれば行けますからね。もちろんそれも、秘密ですよ」

「うん、わかった。びっくりさせようね」

 二人の提案を聞いて、思わず笑ってしまう私。
 気が付けば、流れた涙で心も洗い流されていた。
 心の靄が取れて、澄み渡った泉のように。

 ━翌日・ギリアス━

 翌日、私達はドリアスに帰る二人の背中を見送った。
 とても悲しそうなミストとルーシアの顔を見ると、やっぱり後ろめたい気持ちになるけれど。
 ごめんね。二人とも。

「さあ、私達も出発しますよ。グローイン? あまり荷物は積まないでくださいね」

「わかっておるわ。いくら竜相手でも、女に物騒なもん持たせられるかい」

「フフフ。早く行こ」

 すぐに荷造りを済ませた私達は、遠く西方の土地に佇む村、アルヘム村へと飛び立った。

 ━数時間後・アルヘム村━

 久々の飛竜形態で張り切ってしまったオフィーリアのお陰で、あっという間にアルヘム村に到着した私達。
 早速村の中へと入り、ルーシアの祖父に当たるフォル村長さんに事情を説明した。
 もちろん、ミストとルーシアの両親にも。

「あら、そうだったの。ローラちゃんも大変だったわね。とりあえず今日はうちに泊まって! グローインさんと、オフィーリアちゃん・・・もね」

「マリーさん、ありがとうございます」

 大体の事情は手紙で知っていたみたいで、快く歓迎してくれるマリーさん。
 そんな優しさに、思わず深いお辞儀をしてしまう。

「早速ですが、ミストさんの部屋をお借りしてもいいですか? 身体が本調子ではないみたいで、なんだか眠くて」

「あら、それは大変! 案内するわね、オフィーリアちゃん・・・! あっ、ちなみにクローゼットの中は見ちゃ駄目よ!」

「武具屋の旦那、すまんが店の中でも案内してもらえんか? 西方地域こっちの売れ行きも、知っておきたいんでなぁ」

「いいですとも! 是非ともグローインさんの腕前も拝見したい! どうぞこちらへ!」

 ━翌日・ミストの家━

 次の日、私は沈みゆく夕暮れをミストの部屋から眺めていた。
 あの黄昏時を見る度に思う。
 あの太陽は、今日も独りぼっちで眠りにつくのだと。
 それでも明日の朝には燦々と輝き、世界中を照らしてくれる。
 何の役にも立たない、私と違って。

「はぁ……。このままじゃ、いけないよね」

 その時、村の入口には見慣れた二人が姿を現していた。
 二頭の馬から降りて、大きく伸びをする二人が。

「オフィーリア、起きて! 二人が帰ってきたよ! 急いで服を着て!」

 思わず笑顔になり、ミストのベッドで眠るオフィーリアを起こした。

「ん……んん……あら、やっと帰ってきたのね。今着るから、少し待って」

 急いで一階に降りると、リビングでお酒を楽しむ三人にも声をかける。

「おぉおぉ、おぉおぉ! こうしちゃおれん! 急ぎ迎えに行かねばな!」

 みんなで玄関の前で待っていると、二人の話し声が聞こえた。
 扉が開くのを待てず、自然と身体が動いてしまった私は、手を伸ばし、扉を開いた。

「「「 おかえりなさい! 」」」
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