9 / 41
好きな子となら討伐依頼もデートだね
しおりを挟む
楽しいランチタイムを過ごし英気を養った後、リンゼと二人で再び冒険者ギルドに来た。受付のお姉さんは俺に気が付くと、ニッコリと微笑みかけてきた。
「バランセさん、早いお帰りですがゴブリンとは戦わなかったのですか?」
「いえ、七体倒しました。これが魔石です」
アイテムボックスから魔石を取り出して受付カウンターの上にゴロゴロと出す。すると受付のお姉さんは分かりやすく驚いた。
「な……これはホブゴブリンと、ゴブリンシャーマンの魔石! このペアを一人で倒されたのですか!? しかもこの短時間に……。いえ、レベル93ならそれも容易い事ですよね。失礼しました」
勝手に驚いて勝手に納得されてもなぁ……。
「ねーバランセ、ゴブリンと戦ったって?」
リンゼは心配そうに俺を見つめる。特に隠すことでもないので、俺はリンゼにゴブリン狩りをしてきたことをありのまま話した。するとリンゼはさらに表情を曇らせた。
「バランセが強いのは知ってるけど、一人であまり危険なことはしないでね。バランセの可愛い顔に傷でもついたらどうするの?」
それは出来る限り避けなければならない事案だな。でも楽勝だったし、ゴブリンを狩ればお金にもなる。ここはやんわりと躱しておきたいところだ。
ところが、リンゼは「分かった!?」と両手で俺の両手を強めに握る。その有無を言わさぬ、といった雰囲気に押されて、俺は素直に「はい」と首を縦に振った。
そんなやり取りを横目に、受付のお姉さんは淡々と事務作業を進めてくれたようで、ゴブリンどもの魔石の報酬が用意された。
「ゴブリン五体で合わせて1万コル、ホブとシャーマンが1体ずつで合わせて3万コルになります」
かなり高額だな。もしかすると、俺が倒した奴らは思ったより大物だったのかもしれない。これならゴブリンの集落の殲滅も楽勝かもしれないな。さしあたって行くつもりはないのだが。
* * *
俺の懐は暖まったので昼からまったり買い物でも……と思ったが、リンゼは昼からも依頼をこなすつもりのようだ。夜勤で睡眠時間もろくに取れていないはずなのに、疲れた素振りを全く見せない。リンゼに手を引かれて、依頼が張り付けてある掲示板の前に立つ。
リンゼは「良い依頼はないかなー」と呟きながら掲示板に貼られた依頼書に目を凝らす。
「バランセは強いから、モンスターの討伐依頼を受けたいよね? 討伐依頼を受けよう」
別に俺はゴブリンを狩りたかったわけじゃなくて、自分の能力を確認したかっただけなんだけどな。リンゼも一緒に行くとなれば、危険な目に遭わせてしまうかもしれない。討伐依頼にこだわることはないんだが……。それにさっき危険なことはするなって、自分で言ったばかりじゃないか。
「私は討伐依頼じゃなくても……」
俺が言いかけたところで、リンゼは掲示板の中央辺りを指差した。
「あっ、あれなんかどう? エーフィキャットの討伐! あのモンスターもすばしっこいだけだから、私でも倒せるよ!」
「群れたりして危険じゃない?」
「ふふー、バランセ知らないの? 猫って群れないんだよ!」
そう言われればそうだったかもしれん。リンゼの得意げな顔、超かわいい。依頼の場所は強いモンスターが出ない場所らしいのでその依頼を受けることにした。
街道の通行人に襲い掛かって怪我人が出ていると、近隣住民からの依頼らしい。エーフィキャットは攻撃能力は低いがとても素早く、天駆のような加速系スキルか、精度の高い射撃系のスキルが無いと倒しにくいとのことだ。
「私だって、少しはやれるってところを見せてあげる!」
ふんすっと意気込むリンゼ。なる程それが本音か。要は俺にいいところを見せたいわけか。かわいいのう。ここはリンゼの活躍を褒め称えて、喜んでもらわねば。万が一リンゼの手に負え無さそうでも、俺なら加速も射撃も持ってるから楽勝だろう。
* * *
街の北へ向けて一時間ほどデート気分でリンゼと歩いていると、依頼の場所付近に到着した。俺がモンスターの気配を感じる方にそれとなくリンゼを誘導すると、体長1m程度のネコ型モンスターのエーフィキャットを発見した。ヤツは「シャー」と泣いて、こちらを威嚇している。
「私が倒すから、バランセは見ていて」
リンゼはやる気満々といった顔で、ナイフを抜くとエーフィキャットの向かっていく。水を差すのも悪いので、俺は「気を付けてね」とリンゼを送り出した。
リンゼは天駆を使って一気に間合いを詰め、一撃斬りつけると天駆を使い離脱する戦法でエーフィキャットと戦っている。
へー、リンゼはきちんと相手の動きを読んで敵の攻撃を躱しているのか。これなら手出しの必要は無さそうだな。リンゼは戦いながら俺から離れていくが、ここは比較的安全な地域らしいので、俺は遠くからその様子を見守っていた。
リンゼが何度かナイフを振るうと、エーフィキャットは倒れた。リンゼは俺に向かって手を振って、嬉しそうにしている。意外と離れてしまったな。俺がリンゼの所へ歩こうとした時――。
モンスターの気配! 俺のすぐ近くに黒い狼が出現。なんだこいつ、突然俺の近くに現れただと? 俺は即座にビームサーベルを出して斬り捨てた。
直後にリンゼの悲鳴が響く。見ると、リンゼの近くにも同種の奴がいる。ここからではリンゼがモンスターの手前になって、ビームライフルを使えば巻き込んでしまう! バーニアでも間に合わない!
「いけっ! ファンネル!」
俺の手のひらから円錐状の物体が飛び出して、モンスターに急接近しリンゼに当たらない角度で精密にモンスターの頭部を撃ち抜いた。
俺は転倒しているリンゼの元へ駆け寄り手を差し出す。
「怪我はない?」
「平気だよ! モンスターの攻撃を受ける前に、バランセが倒してくれたから」
しかし、リンゼは驚いて転倒した際に膝を怪我したようだ。白い膝には血が滲んで痛々しい。今すぐにでも治したいが、俺は治癒魔法は使えないだろうな。『ガノタ系魔法』に治癒魔法が実装されているとは考えにくい。おのれ……俺の可愛いリンゼによくも。怒りがふつふつ沸き上がってくる。
「バランセ? どうしたの? そんな怖い顔して……」
まだ近くに同種のモンスターが数体いるな……。俺の『ニュータイプ』と『ガノタ系魔法』を駆使すればこの近辺のあいつらを根絶やしにだってできるはず。
「ちょっと俺、あのモンスターどもを皆殺しにしてくるわー」
「待って! バランセごめん! 私が弱いばっかりに」
リンゼに背中から抱きしめられて俺は正気に戻る。もし俺がモンスターを皆殺しに行ったらリンゼをここに一人で置き去りにしてしまう。それは絶対にダメだ。リンゼの目には涙が溜まって、今にもこぼれそうだ。
「私の方がゴメン、だよね……。もう落ち着いたから泣かないで」
俺はリンゼの頭を撫でた。そして、しばらくの間リンゼとギュッと抱き合っていた。
* * *
帰り道、街道の端にキッチンカーが数台止まっているのを発見したので、ソフトクリームを買って、ベンチに座ってそれを食べる。
「怪我はもう何ともない?」
「もう、バランセは心配性なんだから!」
俺の問いが不服だったのか、リンゼは軽く頬を膨らまして返すと、ペロッとソフトクリームを舐める。
あの後、リンゼはマジックバックからスプレー式の傷薬を取り出し、患部に吹き付けていた。治癒魔法の付与された薬液らしく、みるみる膝の傷は治癒していった。便利な世の中だなぁ……。
ソフトクリームも食べ終わり、そろそろ行こうか思ったところで、リンゼが俺に寄りかかってきた。見ると、俺の肩に頭を乗せて、かわいく寝息を立てている。なんて無防備な……。でも疲れがたまっていたんだろうなぁ……。
不意にリンゼの頭が俺の肩から滑りそうになったので、優しく受け止めて、俺の太ももにリンゼの頭を乗せた。俺の膝枕でスゥスゥ寝息を立てるリンゼ。
うわ……カワイイ! 無防備なリンゼが悪い。俺は衝動を止められずにリンゼの頬にキスをした。あぁ、ぷにゅっとした感じがたまらん! もう唇にもしちゃうぞ!
「んん……、バランセ……」
ビクゥッ! あかん、取り返しのつかない過ちを犯すところだった。俺はリンゼの頭を軽く撫でる。立派な双丘を揉みしだきたい衝動にかられるが我慢だ。俺はリンゼが目を覚ますまで、彼女の体を舐め回すように見続けていた。
しばらくして――。
「あ、私寝てた? ゴメン」
「気にしないで。よく眠れた?」
「うん! バランセが見守ってくれてる感じがして、すごく気持ちよく眠れた」
リンゼのピュアな視線に、リンゼをエロい目で見て興奮し、パンツを湿らせている俺はとても後ろめたい気持ちになったのだった。
「バランセさん、早いお帰りですがゴブリンとは戦わなかったのですか?」
「いえ、七体倒しました。これが魔石です」
アイテムボックスから魔石を取り出して受付カウンターの上にゴロゴロと出す。すると受付のお姉さんは分かりやすく驚いた。
「な……これはホブゴブリンと、ゴブリンシャーマンの魔石! このペアを一人で倒されたのですか!? しかもこの短時間に……。いえ、レベル93ならそれも容易い事ですよね。失礼しました」
勝手に驚いて勝手に納得されてもなぁ……。
「ねーバランセ、ゴブリンと戦ったって?」
リンゼは心配そうに俺を見つめる。特に隠すことでもないので、俺はリンゼにゴブリン狩りをしてきたことをありのまま話した。するとリンゼはさらに表情を曇らせた。
「バランセが強いのは知ってるけど、一人であまり危険なことはしないでね。バランセの可愛い顔に傷でもついたらどうするの?」
それは出来る限り避けなければならない事案だな。でも楽勝だったし、ゴブリンを狩ればお金にもなる。ここはやんわりと躱しておきたいところだ。
ところが、リンゼは「分かった!?」と両手で俺の両手を強めに握る。その有無を言わさぬ、といった雰囲気に押されて、俺は素直に「はい」と首を縦に振った。
そんなやり取りを横目に、受付のお姉さんは淡々と事務作業を進めてくれたようで、ゴブリンどもの魔石の報酬が用意された。
「ゴブリン五体で合わせて1万コル、ホブとシャーマンが1体ずつで合わせて3万コルになります」
かなり高額だな。もしかすると、俺が倒した奴らは思ったより大物だったのかもしれない。これならゴブリンの集落の殲滅も楽勝かもしれないな。さしあたって行くつもりはないのだが。
* * *
俺の懐は暖まったので昼からまったり買い物でも……と思ったが、リンゼは昼からも依頼をこなすつもりのようだ。夜勤で睡眠時間もろくに取れていないはずなのに、疲れた素振りを全く見せない。リンゼに手を引かれて、依頼が張り付けてある掲示板の前に立つ。
リンゼは「良い依頼はないかなー」と呟きながら掲示板に貼られた依頼書に目を凝らす。
「バランセは強いから、モンスターの討伐依頼を受けたいよね? 討伐依頼を受けよう」
別に俺はゴブリンを狩りたかったわけじゃなくて、自分の能力を確認したかっただけなんだけどな。リンゼも一緒に行くとなれば、危険な目に遭わせてしまうかもしれない。討伐依頼にこだわることはないんだが……。それにさっき危険なことはするなって、自分で言ったばかりじゃないか。
「私は討伐依頼じゃなくても……」
俺が言いかけたところで、リンゼは掲示板の中央辺りを指差した。
「あっ、あれなんかどう? エーフィキャットの討伐! あのモンスターもすばしっこいだけだから、私でも倒せるよ!」
「群れたりして危険じゃない?」
「ふふー、バランセ知らないの? 猫って群れないんだよ!」
そう言われればそうだったかもしれん。リンゼの得意げな顔、超かわいい。依頼の場所は強いモンスターが出ない場所らしいのでその依頼を受けることにした。
街道の通行人に襲い掛かって怪我人が出ていると、近隣住民からの依頼らしい。エーフィキャットは攻撃能力は低いがとても素早く、天駆のような加速系スキルか、精度の高い射撃系のスキルが無いと倒しにくいとのことだ。
「私だって、少しはやれるってところを見せてあげる!」
ふんすっと意気込むリンゼ。なる程それが本音か。要は俺にいいところを見せたいわけか。かわいいのう。ここはリンゼの活躍を褒め称えて、喜んでもらわねば。万が一リンゼの手に負え無さそうでも、俺なら加速も射撃も持ってるから楽勝だろう。
* * *
街の北へ向けて一時間ほどデート気分でリンゼと歩いていると、依頼の場所付近に到着した。俺がモンスターの気配を感じる方にそれとなくリンゼを誘導すると、体長1m程度のネコ型モンスターのエーフィキャットを発見した。ヤツは「シャー」と泣いて、こちらを威嚇している。
「私が倒すから、バランセは見ていて」
リンゼはやる気満々といった顔で、ナイフを抜くとエーフィキャットの向かっていく。水を差すのも悪いので、俺は「気を付けてね」とリンゼを送り出した。
リンゼは天駆を使って一気に間合いを詰め、一撃斬りつけると天駆を使い離脱する戦法でエーフィキャットと戦っている。
へー、リンゼはきちんと相手の動きを読んで敵の攻撃を躱しているのか。これなら手出しの必要は無さそうだな。リンゼは戦いながら俺から離れていくが、ここは比較的安全な地域らしいので、俺は遠くからその様子を見守っていた。
リンゼが何度かナイフを振るうと、エーフィキャットは倒れた。リンゼは俺に向かって手を振って、嬉しそうにしている。意外と離れてしまったな。俺がリンゼの所へ歩こうとした時――。
モンスターの気配! 俺のすぐ近くに黒い狼が出現。なんだこいつ、突然俺の近くに現れただと? 俺は即座にビームサーベルを出して斬り捨てた。
直後にリンゼの悲鳴が響く。見ると、リンゼの近くにも同種の奴がいる。ここからではリンゼがモンスターの手前になって、ビームライフルを使えば巻き込んでしまう! バーニアでも間に合わない!
「いけっ! ファンネル!」
俺の手のひらから円錐状の物体が飛び出して、モンスターに急接近しリンゼに当たらない角度で精密にモンスターの頭部を撃ち抜いた。
俺は転倒しているリンゼの元へ駆け寄り手を差し出す。
「怪我はない?」
「平気だよ! モンスターの攻撃を受ける前に、バランセが倒してくれたから」
しかし、リンゼは驚いて転倒した際に膝を怪我したようだ。白い膝には血が滲んで痛々しい。今すぐにでも治したいが、俺は治癒魔法は使えないだろうな。『ガノタ系魔法』に治癒魔法が実装されているとは考えにくい。おのれ……俺の可愛いリンゼによくも。怒りがふつふつ沸き上がってくる。
「バランセ? どうしたの? そんな怖い顔して……」
まだ近くに同種のモンスターが数体いるな……。俺の『ニュータイプ』と『ガノタ系魔法』を駆使すればこの近辺のあいつらを根絶やしにだってできるはず。
「ちょっと俺、あのモンスターどもを皆殺しにしてくるわー」
「待って! バランセごめん! 私が弱いばっかりに」
リンゼに背中から抱きしめられて俺は正気に戻る。もし俺がモンスターを皆殺しに行ったらリンゼをここに一人で置き去りにしてしまう。それは絶対にダメだ。リンゼの目には涙が溜まって、今にもこぼれそうだ。
「私の方がゴメン、だよね……。もう落ち着いたから泣かないで」
俺はリンゼの頭を撫でた。そして、しばらくの間リンゼとギュッと抱き合っていた。
* * *
帰り道、街道の端にキッチンカーが数台止まっているのを発見したので、ソフトクリームを買って、ベンチに座ってそれを食べる。
「怪我はもう何ともない?」
「もう、バランセは心配性なんだから!」
俺の問いが不服だったのか、リンゼは軽く頬を膨らまして返すと、ペロッとソフトクリームを舐める。
あの後、リンゼはマジックバックからスプレー式の傷薬を取り出し、患部に吹き付けていた。治癒魔法の付与された薬液らしく、みるみる膝の傷は治癒していった。便利な世の中だなぁ……。
ソフトクリームも食べ終わり、そろそろ行こうか思ったところで、リンゼが俺に寄りかかってきた。見ると、俺の肩に頭を乗せて、かわいく寝息を立てている。なんて無防備な……。でも疲れがたまっていたんだろうなぁ……。
不意にリンゼの頭が俺の肩から滑りそうになったので、優しく受け止めて、俺の太ももにリンゼの頭を乗せた。俺の膝枕でスゥスゥ寝息を立てるリンゼ。
うわ……カワイイ! 無防備なリンゼが悪い。俺は衝動を止められずにリンゼの頬にキスをした。あぁ、ぷにゅっとした感じがたまらん! もう唇にもしちゃうぞ!
「んん……、バランセ……」
ビクゥッ! あかん、取り返しのつかない過ちを犯すところだった。俺はリンゼの頭を軽く撫でる。立派な双丘を揉みしだきたい衝動にかられるが我慢だ。俺はリンゼが目を覚ますまで、彼女の体を舐め回すように見続けていた。
しばらくして――。
「あ、私寝てた? ゴメン」
「気にしないで。よく眠れた?」
「うん! バランセが見守ってくれてる感じがして、すごく気持ちよく眠れた」
リンゼのピュアな視線に、リンゼをエロい目で見て興奮し、パンツを湿らせている俺はとても後ろめたい気持ちになったのだった。
123
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる