オッサンですがTS転生してしまったので異世界生活を楽しもうと思います。

ゆさま

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美少女にだって秘密はある

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 街に戻り冒険者ギルドの二階に来た。受付のお姉さんは、リンゼが持って帰ってきた魔石を手に取って見る。
「確かにエーフィキャットの魔石ですね。依頼完了お疲れさまでした。こちらの二つはシャドウウルフの魔石ですね。本来、あの地域にはいないはずですが……」

 受付のお姉さんは首を傾げて、エーフィキャットの魔石より大きい二つの魔石を見ている。いないはずと言われても実際にいたんだから仕方ない。

「私とリンゼは襲われましたよ。私の気配察知能力には他にも複数いるのを感じました」

「いえ、疑っているわけではありません」

 受付のお姉さんの説明によると、あの黒い狼型モンスターはシャドウウルフと言うらしい。影の中を瞬間移動できる能力を持っており、推奨討伐レベルは50以上。受付のお姉さんの口ぶりだと、比較的強い部類のモンスターのようだ。

 本来あの地域には生息しないはずのモンスターだが、最近ゴブリンの活動が盛んになったせいて、元の生息地域を追われたのかもしれない。とのことだった。

 またゴブリン関連かよ。ホントに俺が集落とやらをつぶしちゃうよ? まったく……。無性にイラついたものの、リンゼに心配を掛けないように平静を装って、冒険者ギルドから出る。

「はぁー、なんか疲れたね。なんか美味しい物でも食べて宿に行こうか?」

 いつもは元気なリンゼが力なく「うん」と返した。きっとリンゼも疲れているんだろうな。 



 * * *



 通りに面した食事処に入る。表に出ている看板には刺身や天ぷらの絵があったので、和食系なのだろう。さすがナーロッパ。

 テーブルに着くと、いつもは楽しそうにおじゃべりを始めるリンゼが、黙って俺の顔を見ている。どうかしたのだろうか?

「私の顔に何かついてる?」

「ううん、バランセはいつもと変わらずとても綺麗だよ」

 君はチャラいイケメンか? そんな風にストレートに褒められると、俺の胸がきゅんとしちゃうじゃないか!

「バランセはいつまで私と一緒にいてくれるのかなーって思って。だってバランセは凄い子だし、私みたいな底辺冒険者と一緒にいることなんてないと思うし」

 なんだそんな事か。しかし、リンゼの表情は沈んでいて、今にも泣きそうだ。なぜに突然そんなことを言い出す? 今日あった事を気にしているのだろうか。ここはリンゼが安心できるような言葉をかけてやらないとな。 

「私はリンゼのパートナーとして、ずっと一緒にやっていきたいと思っているよ」

 するとリンゼは驚いたのか、目を見開いて「どうして?」と俺に問う。

「私はリンゼの事が大好きだから」

 思っていたよりもするっと俺の口からこの言葉が出た。俺はリンゼの事が大好きなんだ。見た目はもちろん人柄も。それだけじゃない、うまく言語化できないけど、リンゼといると幸せな気分になれる。

 俺の言葉を聞いたリンゼは頬を染め俯いて黙る。俺も黙ってリンゼの言葉を待っていると、彼女はおずおずと視線をあげた。

「私ね、バランセに秘密にしてることがあるんだ。きっと本当の私を知ったらバランセは私から離れてしまう」

 本当の私? 実は正体がバンパイアでしたとか? あるいはどっかの王族とか? もしかして俺と同じで中身がオッサンとか? 推測してても埒が明かないか。

「どんな秘密なのか私には想像もつかないけど、その秘密がどんなものでも私はリンゼの事が好きだと思う」

 リンゼは再び視線を落として沈黙する。やがて意を決したのか俺の目を真っ直ぐに見つめた。

「今日も私と同じ部屋に泊まって。そこで本当の私を見せるよ。もしかしたらバランセを傷つけてしまうかもしれない。それでも知りたい?」

「当然だよ」



 * * *



 微妙な空気の中で、食事を済ませた俺達は宿に入る。昨日と同様シャワーを浴びて衣類の洗濯を済ましてから、二人で部屋に入ってきた。

 俺は七分丈の寝間着を着ている。リンゼはやっぱりタンクトップと短パン姿だ。俺はベッドに座っている。リンゼは立ったままこちらを向きながらも、顔は俯いている。

「じゃあ、見せるから」

 そう言うと、リンゼは短パンを下ろした。俺はドキッとしながらも、リンゼの股間部分を凝視する。リンゼのパンツの股間部分はモッコリと盛り上がっていた。

「男の娘だったの!?」

「ううん、女だよ。呪いでこうなった」

 リンゼは一年前、パーティーを組んでダンジョン探索中に、変なトラップに引っかかって『男根の呪』を受けてしまったという。とてもレアな呪いで、これを解除できる術師は見つからなかったらしい。

「色々自分で調べたんだけど、呪いを解除するには女の子とエッチしないといけないんだって。……こんなの、気持ち悪いよね?」

 全く気持ち悪くないが? むしろ俺の下半身はジンジン熱くなっていく。俺はリンゼに近づいて彼女のパンツを下ろした。姿を現したモノはくたっと下を向いて、今のリンゼと同じく悲しそうにしていた。

 リンゼは泣きそうな顔で「バランセ?」と俺の名を呼ぶ。構わず俺はリンゼのモノを手で包み込むように持ち、指先で優しく撫でた。

「あっ……、んっ、はぁ、はぁ」

 リンゼは目を閉じて艶のある声を漏らす。

 下を向いていたモノはみるみる硬度を増していき、反り返って雄々しい姿に変わる。前世の俺のモノよりも立派だ。俺はリンゼの股間についている立派なモノを見て、湧き上がる倒錯的な興奮を抑えることが出来なかった。

「こんなことで、リンゼを嫌いになるわけないでしょ? ねぇ、リンゼ。私としようよ」

「うう~、バランセ~!」

 リンゼは泣きだして、ギュゥゥっと俺を抱きしめ、唇をねっとりと合わせた。

「んっ、はぁ、はっ、ふぅ」

 二人の吐息が混ざり合ってて部屋に響く。俺をベッドに押し倒したリンゼは舌を差し入れるので俺はそれを受け入れ舌を絡ませる。

「ちゅ、んちゅ、ちうぅ」

 リンゼは唇に吸い付いたまま、俺が着ている寝間着のボタンをすべて外すと、ポロンと飛び出した俺のおっぱいをもみ始めた。

 俺は体の芯がじんじん熱くなり、割れ目から垂れたヌルっとした体液が、太ももの間を伝っていくのが分かる。

 リンゼのおちんちんもビクンビクンと脈打って、切なそうにしていた。俺はそれに手を添えて上下にしごく。すると、リンゼは唇を離して「はぁ、はぁ」と荒い息を吐く。唇を離したリンゼは着ているタンクトップを脱いで投げ捨てると、俺のパンツとズボンを同時に下げて、割れ目に手を這わせた。

「あ、はぁ! あん、うぅん!」

 リンゼに撫でられるクリトリスは自分で触るよりも断然気持ちいい!! 俺は喘ぎ声をあげながら、お返しとばかりに、リンゼのおちんちんをしごくスピードを上げる。

「あぁ、ん、はぁ! あん」

 今度はリンゼが声をあげる。そして「バランセ……」とトロンとした目で俺を見つめる。その情欲にまみれた瞳が、俺に何を伝えたいのかはすぐに分かった。

「いいよ、きて……」 

 俺が両脚を目いっぱい開くと、リンゼは俺の股間に、おちんちんをあてがった。そしてゆっくり腰を押し進める。

 俺の中に侵入してきたモノは、ビクンと脈打ち俺の中を圧迫する。熱いおちんちんはズルズルと膣を押し広げながら奥に入っていく。俺の膣がキュッキュッと締まって喜んでいるみたいだ。リンゼの苦しそうな表情を見るだけで、気持ち良さはさらに増していく。

「はぁー、はぁー、気持ちいいよぉ。リンゼ、奥まで突いて!」

 俺のおねだりに、リンゼは激しく腰を打ち付け始めた。

「あっ、はぁ、はぁ、あん! あん!」

 二人の声とパンッ! パンッ! と二人の体がぶつかる音が響く。

 俺の一番奥にリンゼの先端が当たるたび、凄まじい快感が俺の脳幹に叩きつけられる。

「うあっ、はあっ、うああぁぁー!!」

 俺の淫らな叫びに声にリンゼは興奮しているのか、腰を打ちつける勢いは増すばかりだ。そしてリンゼの熱いおちんちんは、俺の奥の奥をゴリッと思い切り突いた。

「んほぉぉぉー、気持ちいい、リンゼの女の子おちんちん気持ちいいよぉぉぉ」

 俺の頭の中が真っ白になるのと同時に、膣の奥の方でリンゼのおちんちんから熱いものがビュルビュル出ているのが分かる。リンゼは全てを出し切るまで腰を打ち付けた。出し切った彼女はぐったりと俺に倒れこむ。

 息を乱したまま「バランセ、大好き」と囁くリンゼ。俺も「リンゼ、大好きだよ」と唇を合わせた。
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