2 / 59
第一章 堕ちる理由
第二節 拘束と羞恥
しおりを挟む
縄の食い込む痛みに喘ぐ美咲の耳に、冷ややかな音が届いた。
――カチリ。
男が取り出したのは、黒い革製の首輪だった。
「次はこれだ。獣と同じように首輪をつけてもらおうか」
「やめて……そんなの……!」
涙声で首を振る。
だが顎を掴まれ、逃げ場を失った喉元に革の帯が巻きつけられる。
「んっ……! 痛っ……いやぁ……!」
バックルが締められ、喉が圧迫される。
革の冷たさと締め付けで呼吸が浅くなり、胸がひゅうひゅうと鳴る。
その瞬間、小さな「チリン……」という高い音が響いた。
首元にぶら下がる小さな鈴が震えている。
「……っ!」
美咲の瞳が大きく揺れた。
さらに、首輪の金具には長いリードが取り付けられていた。
男はそれを無造作に手に取り、軽く引く。
「ほら……動くたびに鈴が鳴る。ペットみたいだろう?」
「ちが……っ……いや……っ!」
必死の否定の声も震え、涙に濡れる。
だがリードを軽く引かれるたびに鈴が鳴り、彼女は首を引かれた小動物のように揺らされる。
「そうそう、その目だ。犬や猫じゃない、おまえは俺の飼い女だ」
「……っ……やだ……やめ……!」
喉が詰まり、言葉にならない。
首輪の内側が食い込み、息苦しさと羞恥が胸を圧迫する。
リードをわざと床に垂らされると、美咲はまるで飼い主に繋がれたペットのように跪いている姿を自覚せざるを得なかった。
その自覚が心臓を締め付ける。
「鈴の音はいいな。おまえが震えるたび、俺に『服従してます』って合図をしてくれる」
チリン……チリン……。
涙と嗚咽に震えるたびに鈴が小さく鳴り、羞恥の音が室内に響き渡った。
***
次に取り出されたのは金属製の手枷だった。
背中で縛られた手首にさらに嵌められる。
「カチリ……」と乾いた音を立てて固定され、完全に自由を奪われる。
「っ……やだ……これ以上は……!」
「まだ序の口だ」
男は冷ややかに笑った。
***
続いて、赤いボール型の口枷。
男は美咲の顔に突きつけ、口元を無理やり押し開ける。
「んぐっ……! んんんっ……!」
舌の上に重くのしかかり、口内を圧迫する異物。
顎を閉じられず、息とともに「くちゅ……くちゅ……」といやらしい音が漏れる。
後頭部でベルトが締め上げられると、外す術はもうどこにもなかった。
「んんっ……! んんーっ! んんんんっ!」
彼女は必死に「やめて」「苦しい」「外して」と訴えている。
だが口枷に塞がれた声は、歪んだ呻きにしかならない。
そのうえ、塞がれた唇の端から透明な涎がじわじわと溢れ出した。
垂れ落ちる感覚に気づいた瞬間、美咲の羞恥は全身を焼き尽くす。
「んっ……んんんーっ……!」
必死に顔を横に振るが、涎は制御できず顎から首筋へと伝い、鎖骨を濡らす。
胸の谷間へ雫が落ちるたび、「ぴちゃ……」という音がいやに大きく響いた。
「はは……見ろよ。理性では嫌がってるくせに、口からは涎を垂らして無様に濡らしてる」
男の嘲笑が落ちる。
「んんーっ! んんっ! んーんんーっ!」
必死に否定するが、声は言葉にならず、淫らに掠れた鳴き声にしか聞こえない。
「その声もいい。泣き声すら涎まみれで汚らしく響く」
羞恥は極限に達し、涙と涎が混じって顔を濡らす。
顎から顎下へ、そして胸元へ。さらに雫は糸を引き、やがて床にまで垂れ落ちた。
「ぽたり……ぽたり……」
雫の落ちる音さえ、彼女を嘲笑するように響く。
美咲は心の中で必死に「違う、違う」と叫んでいた。だが外に出るのは「んんっ……んんんーっ……」という、無様な泣き声だけだった。
***
男の手が最後に取り出したのは、黒いアイマスクだった。
「目も塞いでやろう。見えるものを奪われたら、どれだけ怯えるか……試してみようか」
「んんんーっ……!」
必死に拒絶の声をあげる。
だが容赦なく目元に押し当てられ、ゴムが頭にかけられた。
闇が訪れる。
視界は完全に閉ざされ、上下も距離も、彼の手がどこにあるのかも分からない。
「んっ……んんーんーっ……」
震える嗚咽しか漏らせない。
「どうだ。声も理性も奪われ、全裸で縛られ、首輪にリードをつけられ、涎を垂らして……目まで塞がれて。完全に俺の所有物だな」
「んんっ……! んーっ……!」
喉を震わせるしかない呻きは、もはや否定の声ですらなく、男の言葉を肯定する雌の鳴き声と化していた。
チリン……。
彼女の震えとともに鈴が鳴り、涎が垂れ落ち、暗闇の中で羞恥の音だけが響き続けていた。
***
――カチリ。
男が取り出したのは、黒い革製の首輪だった。
「次はこれだ。獣と同じように首輪をつけてもらおうか」
「やめて……そんなの……!」
涙声で首を振る。
だが顎を掴まれ、逃げ場を失った喉元に革の帯が巻きつけられる。
「んっ……! 痛っ……いやぁ……!」
バックルが締められ、喉が圧迫される。
革の冷たさと締め付けで呼吸が浅くなり、胸がひゅうひゅうと鳴る。
その瞬間、小さな「チリン……」という高い音が響いた。
首元にぶら下がる小さな鈴が震えている。
「……っ!」
美咲の瞳が大きく揺れた。
さらに、首輪の金具には長いリードが取り付けられていた。
男はそれを無造作に手に取り、軽く引く。
「ほら……動くたびに鈴が鳴る。ペットみたいだろう?」
「ちが……っ……いや……っ!」
必死の否定の声も震え、涙に濡れる。
だがリードを軽く引かれるたびに鈴が鳴り、彼女は首を引かれた小動物のように揺らされる。
「そうそう、その目だ。犬や猫じゃない、おまえは俺の飼い女だ」
「……っ……やだ……やめ……!」
喉が詰まり、言葉にならない。
首輪の内側が食い込み、息苦しさと羞恥が胸を圧迫する。
リードをわざと床に垂らされると、美咲はまるで飼い主に繋がれたペットのように跪いている姿を自覚せざるを得なかった。
その自覚が心臓を締め付ける。
「鈴の音はいいな。おまえが震えるたび、俺に『服従してます』って合図をしてくれる」
チリン……チリン……。
涙と嗚咽に震えるたびに鈴が小さく鳴り、羞恥の音が室内に響き渡った。
***
次に取り出されたのは金属製の手枷だった。
背中で縛られた手首にさらに嵌められる。
「カチリ……」と乾いた音を立てて固定され、完全に自由を奪われる。
「っ……やだ……これ以上は……!」
「まだ序の口だ」
男は冷ややかに笑った。
***
続いて、赤いボール型の口枷。
男は美咲の顔に突きつけ、口元を無理やり押し開ける。
「んぐっ……! んんんっ……!」
舌の上に重くのしかかり、口内を圧迫する異物。
顎を閉じられず、息とともに「くちゅ……くちゅ……」といやらしい音が漏れる。
後頭部でベルトが締め上げられると、外す術はもうどこにもなかった。
「んんっ……! んんーっ! んんんんっ!」
彼女は必死に「やめて」「苦しい」「外して」と訴えている。
だが口枷に塞がれた声は、歪んだ呻きにしかならない。
そのうえ、塞がれた唇の端から透明な涎がじわじわと溢れ出した。
垂れ落ちる感覚に気づいた瞬間、美咲の羞恥は全身を焼き尽くす。
「んっ……んんんーっ……!」
必死に顔を横に振るが、涎は制御できず顎から首筋へと伝い、鎖骨を濡らす。
胸の谷間へ雫が落ちるたび、「ぴちゃ……」という音がいやに大きく響いた。
「はは……見ろよ。理性では嫌がってるくせに、口からは涎を垂らして無様に濡らしてる」
男の嘲笑が落ちる。
「んんーっ! んんっ! んーんんーっ!」
必死に否定するが、声は言葉にならず、淫らに掠れた鳴き声にしか聞こえない。
「その声もいい。泣き声すら涎まみれで汚らしく響く」
羞恥は極限に達し、涙と涎が混じって顔を濡らす。
顎から顎下へ、そして胸元へ。さらに雫は糸を引き、やがて床にまで垂れ落ちた。
「ぽたり……ぽたり……」
雫の落ちる音さえ、彼女を嘲笑するように響く。
美咲は心の中で必死に「違う、違う」と叫んでいた。だが外に出るのは「んんっ……んんんーっ……」という、無様な泣き声だけだった。
***
男の手が最後に取り出したのは、黒いアイマスクだった。
「目も塞いでやろう。見えるものを奪われたら、どれだけ怯えるか……試してみようか」
「んんんーっ……!」
必死に拒絶の声をあげる。
だが容赦なく目元に押し当てられ、ゴムが頭にかけられた。
闇が訪れる。
視界は完全に閉ざされ、上下も距離も、彼の手がどこにあるのかも分からない。
「んっ……んんーんーっ……」
震える嗚咽しか漏らせない。
「どうだ。声も理性も奪われ、全裸で縛られ、首輪にリードをつけられ、涎を垂らして……目まで塞がれて。完全に俺の所有物だな」
「んんっ……! んーっ……!」
喉を震わせるしかない呻きは、もはや否定の声ですらなく、男の言葉を肯定する雌の鳴き声と化していた。
チリン……。
彼女の震えとともに鈴が鳴り、涎が垂れ落ち、暗闇の中で羞恥の音だけが響き続けていた。
***
11
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる