27 / 28
27
しおりを挟む
あれから、五年という月日が流れた。
かつて「帰らずの森」と呼ばれ、人々が恐れおののいたドラグニル公爵領は今、劇的な変貌を遂げていた。
「いらっしゃいませー! 名物『呪われ温泉饅頭』はいかがですかー!」
「こちらの『夜光苔ランプ』は、お土産に最適ですよ!」
メインストリートには色とりどりの店が立ち並び、多くの観光客で賑わっている。
森の入り口にあった不気味な霧は、ギルバート様の魔力制御(と私の環境整備)によって完全に浄化され、今はマイナスイオンたっぷりの癒しの森林浴スポットとして人気を博している。
私は、領主館のテラスからその光景を見下ろし、満足げに頷いた。
「ふむ。今期の観光収入は、前年比百二十パーセント増。右肩上がりですね」
私は手元のタブレット型魔導具(ギルバート様と共同開発した最新モデル)を操作し、売上データを確認する。
私の服装は、相変わらず動きやすいシンプルなドレスだが、素材は最高級のシルクになり、胸元にはギルバート様から贈られた青い魔石のネックレスが輝いている。
「メアモリ様ー! ボスー!」
元気な声と共に、畑の方から一人の女性が走ってきた。
リリィだ。
彼女は今や、この領地の「農業大臣」とも言うべき存在になっていた。
日焼けした健康的な肌に、泥のついた作業着。しかし、その立ち振る舞いには自信と貫禄が満ち溢れている。
「お疲れ様です、農場長。今日はどうしました?」
「報告ですわ! 新作の『虹色パプリカ』、王都の高級レストランとの独占契約が取れました! 契約金は金貨五百枚です!」
「素晴らしい。さすがですね」
「へへん! 私の野菜に勝てる食材なんてありませんわ! ……あ、そうそう。王都から『あの人』が来てますよ」
リリィが顎で門の方をしゃくる。
見ると、一台の馬車が到着していた。
飾り気のない、実用一点張りの黒塗りの馬車。
そこから降りてきたのは、眼鏡をかけ、きちっとしたスーツを着込み、眉間に深いシワを刻んだ男だった。
クラーク・アルガン。
かつての王太子であり、現在は――。
「……失礼します。ドラグニル公爵夫人」
クラークは私の前まで来ると、流れるような動作で一礼した。その角度、三十度。完璧なビジネス・バウだ。
「ごきげんよう、クラーク殿下。……いえ、今は『財務局長補佐』でしたか」
「はい。先日の人事異動で昇進しました」
彼は無表情で答えた。
あの「見習い期間」を経て、彼は変わった。
私のスパルタ教育(という名の雑用地獄)を耐え抜き、彼は「地味で面倒な事務作業」のスペシャリストへと進化したのだ。
以前のナルシストな面影は消え失せ、今は「死んだ魚のような目をした、超有能な官僚」という風情である。
「本日は、王都からの定例報告と、来年度の税制改正案についての事前協議に参りました」
彼は分厚い書類の束を、音もなくテーブルに置いた。
「こちらが資料です。重要なポイントには付箋を貼っておきました。貴女が読みやすいよう、結論を先に、理由は箇条書きにしてあります」
「ほう。……いい仕事ですね」
私がパラパラと書類をめくると、クラークの頬がピクリと引きつった。
「……貴女に『やり直し』と言われる夢を、未だに見るのです。完璧に仕上げないと、胃が痛くて眠れません」
「それはトラウマですね。ご愁傷様です」
「誰のせいだと……。いや、感謝はしていますよ」
クラークは眼鏡の位置を直した。
「貴女のおかげで、私は『働く』という意味を知りました。父上(国王)からも、『ようやく人間になったな』と褒められましたから」
「それはよかった。では、この書類は預かります。チェックして、不備があれば赤ペンで修正して送り返しますね」
「……お手柔らかにお願いします」
クラークは深々と溜息をつき、逃げるように去っていった。
彼は今でも、私と目を合わせると震えが止まらないらしい。
「あーあ。元婚約者なのに、完全に『部下』ですわね」
リリィがケラケラと笑う。
「あら、リリィこそ。彼とはどうなのですか? 最近、よく二人で話しているようですが」
「えっ!?」
リリィが動揺して、持っていたパプリカを落としそうになった。
「な、何のことですの! あいつはただの『元・馬糞掃除係』ですわよ! たまに野菜の配送ルートの相談をしてるだけです!」
「ふーん。顔が赤いですけど?」
「これは日焼けです! もう、仕事に戻りますわ!」
リリィは逃げるように畑へ走っていった。
どうやら、こちらの関係も、少しずつ変化しているようだ。腐れ縁というやつだろうか。
「……平和だな」
背後から、温かい腕が回された。
ギルバート様だ。
彼はあれから、少し髪を切り、さらに男らしさが増していた。
領主としての威厳も身につき、今では「呪われ公爵」ではなく、「麗しの賢公爵」と呼ばれている。
「おかえりなさい、あなた。魔獣の討伐は?」
「ああ、終わった。森の奥で暴れていたグリフォンを少し躾けてきた」
「躾けた? 倒したのではなく?」
「殺すのは可哀想だからな。ポチの遊び相手として連れ帰った。今、裏庭でポチと一緒に昼寝している」
「……またペットが増えましたか」
私は苦笑した。
この屋敷は、どんどん賑やかになっていく。
ケルベロスのポチ、新入りのグリフォン、そしてリリィの農園には喋るマンドラゴラまでいる。
「メアモリ」
ギルバート様が、私の首筋に顔を埋める。
「ん……くすぐったいです」
「今日の分の『義務』を果たしていない」
「義務?」
「第四条だ」
彼は私の体を反転させ、向かい合った。
あの日交わした「婚姻生活協定書」。
その第四条【愛情表現の義務化】は、五年経った今でも、一日たりとも欠かされたことはない。
「……愛している、メアモリ」
彼は、初めて言った日のように、真っ直ぐな瞳で私を見つめた。
「君が隣にいてくれて、私は本当に幸せだ」
慣れとは恐ろしいもので、最初の頃は顔から火が出るほど恥ずかしかったこの言葉も、今では私の精神安定剤になっていた。
「……私もです、ギルバート様」
私は彼の胸に手を添え、微笑んだ。
「あなたがいない人生なんて、もう考えられません。……非効率的ですから」
「ふっ、素直じゃないな」
「照れ隠しです」
私たちは自然に唇を重ねた。
穏やかな風が吹き、テラスには花の香りと、リリィの元気な掛け声と、遠くでポチとグリフォンがじゃれ合う音が響いている。
かつて、処刑台のような断罪の場から始まった私の第二の人生。
「国外追放」という名のチケットで辿り着いたこの場所は、間違いなく、世界で一番居心地の良い「楽園」だった。
「さて、午後からは温泉の拡張工事の視察ですね」
「ああ。サウナの温度設定について、君の意見を聞きたい」
「もちろんです。ロウリュの導入も検討しましょう」
私たちは腕を組み、未来の話をしながら歩き出した。
この幸せな日々が、この先もずっと、おじいちゃんおばあちゃんになっても続いていくことを、私は確信していた。
なぜなら、私たちは最強のパートナーであり、この領地を支える「共犯者」なのだから。
かつて「帰らずの森」と呼ばれ、人々が恐れおののいたドラグニル公爵領は今、劇的な変貌を遂げていた。
「いらっしゃいませー! 名物『呪われ温泉饅頭』はいかがですかー!」
「こちらの『夜光苔ランプ』は、お土産に最適ですよ!」
メインストリートには色とりどりの店が立ち並び、多くの観光客で賑わっている。
森の入り口にあった不気味な霧は、ギルバート様の魔力制御(と私の環境整備)によって完全に浄化され、今はマイナスイオンたっぷりの癒しの森林浴スポットとして人気を博している。
私は、領主館のテラスからその光景を見下ろし、満足げに頷いた。
「ふむ。今期の観光収入は、前年比百二十パーセント増。右肩上がりですね」
私は手元のタブレット型魔導具(ギルバート様と共同開発した最新モデル)を操作し、売上データを確認する。
私の服装は、相変わらず動きやすいシンプルなドレスだが、素材は最高級のシルクになり、胸元にはギルバート様から贈られた青い魔石のネックレスが輝いている。
「メアモリ様ー! ボスー!」
元気な声と共に、畑の方から一人の女性が走ってきた。
リリィだ。
彼女は今や、この領地の「農業大臣」とも言うべき存在になっていた。
日焼けした健康的な肌に、泥のついた作業着。しかし、その立ち振る舞いには自信と貫禄が満ち溢れている。
「お疲れ様です、農場長。今日はどうしました?」
「報告ですわ! 新作の『虹色パプリカ』、王都の高級レストランとの独占契約が取れました! 契約金は金貨五百枚です!」
「素晴らしい。さすがですね」
「へへん! 私の野菜に勝てる食材なんてありませんわ! ……あ、そうそう。王都から『あの人』が来てますよ」
リリィが顎で門の方をしゃくる。
見ると、一台の馬車が到着していた。
飾り気のない、実用一点張りの黒塗りの馬車。
そこから降りてきたのは、眼鏡をかけ、きちっとしたスーツを着込み、眉間に深いシワを刻んだ男だった。
クラーク・アルガン。
かつての王太子であり、現在は――。
「……失礼します。ドラグニル公爵夫人」
クラークは私の前まで来ると、流れるような動作で一礼した。その角度、三十度。完璧なビジネス・バウだ。
「ごきげんよう、クラーク殿下。……いえ、今は『財務局長補佐』でしたか」
「はい。先日の人事異動で昇進しました」
彼は無表情で答えた。
あの「見習い期間」を経て、彼は変わった。
私のスパルタ教育(という名の雑用地獄)を耐え抜き、彼は「地味で面倒な事務作業」のスペシャリストへと進化したのだ。
以前のナルシストな面影は消え失せ、今は「死んだ魚のような目をした、超有能な官僚」という風情である。
「本日は、王都からの定例報告と、来年度の税制改正案についての事前協議に参りました」
彼は分厚い書類の束を、音もなくテーブルに置いた。
「こちらが資料です。重要なポイントには付箋を貼っておきました。貴女が読みやすいよう、結論を先に、理由は箇条書きにしてあります」
「ほう。……いい仕事ですね」
私がパラパラと書類をめくると、クラークの頬がピクリと引きつった。
「……貴女に『やり直し』と言われる夢を、未だに見るのです。完璧に仕上げないと、胃が痛くて眠れません」
「それはトラウマですね。ご愁傷様です」
「誰のせいだと……。いや、感謝はしていますよ」
クラークは眼鏡の位置を直した。
「貴女のおかげで、私は『働く』という意味を知りました。父上(国王)からも、『ようやく人間になったな』と褒められましたから」
「それはよかった。では、この書類は預かります。チェックして、不備があれば赤ペンで修正して送り返しますね」
「……お手柔らかにお願いします」
クラークは深々と溜息をつき、逃げるように去っていった。
彼は今でも、私と目を合わせると震えが止まらないらしい。
「あーあ。元婚約者なのに、完全に『部下』ですわね」
リリィがケラケラと笑う。
「あら、リリィこそ。彼とはどうなのですか? 最近、よく二人で話しているようですが」
「えっ!?」
リリィが動揺して、持っていたパプリカを落としそうになった。
「な、何のことですの! あいつはただの『元・馬糞掃除係』ですわよ! たまに野菜の配送ルートの相談をしてるだけです!」
「ふーん。顔が赤いですけど?」
「これは日焼けです! もう、仕事に戻りますわ!」
リリィは逃げるように畑へ走っていった。
どうやら、こちらの関係も、少しずつ変化しているようだ。腐れ縁というやつだろうか。
「……平和だな」
背後から、温かい腕が回された。
ギルバート様だ。
彼はあれから、少し髪を切り、さらに男らしさが増していた。
領主としての威厳も身につき、今では「呪われ公爵」ではなく、「麗しの賢公爵」と呼ばれている。
「おかえりなさい、あなた。魔獣の討伐は?」
「ああ、終わった。森の奥で暴れていたグリフォンを少し躾けてきた」
「躾けた? 倒したのではなく?」
「殺すのは可哀想だからな。ポチの遊び相手として連れ帰った。今、裏庭でポチと一緒に昼寝している」
「……またペットが増えましたか」
私は苦笑した。
この屋敷は、どんどん賑やかになっていく。
ケルベロスのポチ、新入りのグリフォン、そしてリリィの農園には喋るマンドラゴラまでいる。
「メアモリ」
ギルバート様が、私の首筋に顔を埋める。
「ん……くすぐったいです」
「今日の分の『義務』を果たしていない」
「義務?」
「第四条だ」
彼は私の体を反転させ、向かい合った。
あの日交わした「婚姻生活協定書」。
その第四条【愛情表現の義務化】は、五年経った今でも、一日たりとも欠かされたことはない。
「……愛している、メアモリ」
彼は、初めて言った日のように、真っ直ぐな瞳で私を見つめた。
「君が隣にいてくれて、私は本当に幸せだ」
慣れとは恐ろしいもので、最初の頃は顔から火が出るほど恥ずかしかったこの言葉も、今では私の精神安定剤になっていた。
「……私もです、ギルバート様」
私は彼の胸に手を添え、微笑んだ。
「あなたがいない人生なんて、もう考えられません。……非効率的ですから」
「ふっ、素直じゃないな」
「照れ隠しです」
私たちは自然に唇を重ねた。
穏やかな風が吹き、テラスには花の香りと、リリィの元気な掛け声と、遠くでポチとグリフォンがじゃれ合う音が響いている。
かつて、処刑台のような断罪の場から始まった私の第二の人生。
「国外追放」という名のチケットで辿り着いたこの場所は、間違いなく、世界で一番居心地の良い「楽園」だった。
「さて、午後からは温泉の拡張工事の視察ですね」
「ああ。サウナの温度設定について、君の意見を聞きたい」
「もちろんです。ロウリュの導入も検討しましょう」
私たちは腕を組み、未来の話をしながら歩き出した。
この幸せな日々が、この先もずっと、おじいちゃんおばあちゃんになっても続いていくことを、私は確信していた。
なぜなら、私たちは最強のパートナーであり、この領地を支える「共犯者」なのだから。
20
あなたにおすすめの小説
何も決めなかった王国は、静かに席を失う』
ふわふわ
恋愛
王太子の婚約者として、
表には立たず、裏で国を支えてきた公爵令嬢ネフェリア。
だが――
彼女が追い出されたのは、嫉妬でも陰謀でもなかった。
ただ一つ、「決める役割」を、国が彼女一人に押しつけていたからだ。
婚約破棄の後、ネフェリアを失った王国は変わろうとする。
制度を整え、会議を重ね、慎重に、正しく――
けれどその“正しさ”は、何一つ決断を生まなかった。
一方、帝国は違った。
完璧ではなくとも、期限内に返事をする。
責任を分け、判断を止めない。
その差は、やがて「呼ばれない会議」「残らない席」「知らされない決定」となって現れる。
王国は滅びない。
だが、何も決めない国は、静かに舞台の外へ追いやられていく。
――そして迎える、最後の選択。
これは、
剣も魔法も振るわない“静かなざまぁ”。
何も決めなかった過去に、国そのものが向き合う物語。
断罪後の気楽な隠居生活をぶち壊したのは誰です!〜ここが乙女ゲームの世界だったなんて聞いていない〜
白雲八鈴
恋愛
全ては勘違いから始まった。
私はこの国の王子の一人であるラートウィンクルム殿下の婚約者だった。だけどこれは政略的な婚約。私を大人たちが良いように使おうとして『白銀の聖女』なんて通り名まで与えられた。
けれど、所詮偽物。本物が現れた時に私は気付かされた。あれ?もしかしてこの世界は乙女ゲームの世界なのでは?
関わり合う事を避け、婚約者の王子様から「貴様との婚約は破棄だ!」というお言葉をいただきました。
竜の谷に追放された私が血だらけの鎧を拾い。未だに乙女ゲームの世界から抜け出せていないのではと内心モヤモヤと思いながら過ごして行くことから始まる物語。
『私の居場所を奪った聖女様、貴女は何がしたいの?国を滅ぼしたい?』
❋王都スタンピード編完結。次回投稿までかなりの時間が開くため、一旦閉じます。完結表記ですが、王都編が完結したと捉えてもらえればありがたいです。
*乙女ゲーム要素は少ないです。どちらかと言うとファンタジー要素の方が強いです。
*表現が不適切なところがあるかもしれませんが、その事に対して推奨しているわけではありません。物語としての表現です。不快であればそのまま閉じてください。
*いつもどおり程々に誤字脱字はあると思います。確認はしておりますが、どうしても漏れてしまっています。
*他のサイトでは別のタイトル名で投稿しております。小説家になろう様では異世界恋愛部門で日間8位となる評価をいただきました。
断罪の準備は完璧です!国外追放が楽しみすぎてボロが出る
黒猫かの
恋愛
「ミモリ・フォン・ラングレイ! 貴様との婚約を破棄し、国外追放に処す!」
パルマ王国の卒業パーティー。第一王子アリオスから突きつけられた非情な断罪に、公爵令嬢ミモリは……内心でガッツポーズを決めていた。
(ついにきたわ! これで堅苦しい王妃教育も、無能な婚約者の世話も、全部おさらばですわ!)
婚約破棄を申し込むも、殿下の説得がガチすぎて詰む?
ちゅんりー
恋愛
公爵令嬢リペは、厳しい王妃教育と窮屈な未来から逃れるため、ある画期的な計画を思いつく。それは、世にも恐ろしい「悪役令嬢」になりきって、完璧な第一王子カイルに婚約破棄を叩きつけること!
さっそくリペは、高笑いと共に「不敬な態度」「無駄遣い」「嫌がらせ」といった悪行の数々を繰り出すが……。
【完結】捨てられた皇子の探し人 ~偽物公女は「大嫌い」と言われても殿下の幸せを願います~
ゆきのひ
恋愛
二度目の人生は、前世で慕われていた皇子から、憎悪される運命でした…。
騎士の家系に生まれたリュシー。実家の没落により、生きるために皇宮のメイドとなる。そんなリュシーが命じられたのは、廃屋同然の離宮でひっそりと暮らすセレスティアン皇子の世話係。
母を亡くして後ろ盾もなく、皇帝に冷遇されている幼い皇子に心を寄せたリュシーは、皇子が少しでも快適に暮らしていけるよう奮闘し、その姿に皇子はしだいに心開いていく。
そんな皇子との穏やかな日々に幸せを感じていたリュシーだが、ある日、毒を盛られて命を落とした……はずが、目を開けると、公爵令嬢として公爵家のベッドに横たわっていた。けれどその令嬢は、リュシーの死に因縁のある公爵の一人娘……。
望まぬ形で二度目の生を享けたリュシーと、その死に復讐を誓った皇子が、本当に望んでいた幸せを手に入れるまでのお話。
※本作は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さんにも投稿しています。
※表紙画像はAIで作成したものです
四人の令嬢と公爵と
オゾン層
恋愛
「貴様らのような田舎娘は性根が腐っている」
ガルシア辺境伯の令嬢である4人の姉妹は、アミーレア国の王太子の婚約候補者として今の今まで王太子に尽くしていた。国王からも認められた有力な婚約候補者であったにも関わらず、無知なロズワート王太子にある日婚約解消を一方的に告げられ、挙げ句の果てに同じく婚約候補者であったクラシウス男爵の令嬢であるアレッサ嬢の企みによって冤罪をかけられ、隣国を治める『化物公爵』の婚約者として輿入という名目の国外追放を受けてしまう。
人間以外の種族で溢れた隣国ベルフェナールにいるとされる化物公爵ことラヴェルト公爵の兄弟はその恐ろしい容姿から他国からも黒い噂が絶えず、ガルシア姉妹は怯えながらも覚悟を決めてベルフェナール国へと足を踏み入れるが……
「おはよう。よく眠れたかな」
「お前すごく可愛いな!!」
「花がよく似合うね」
「どうか今日も共に過ごしてほしい」
彼らは見た目に反し、誠実で純愛な兄弟だった。
一方追放を告げられたアミーレア王国では、ガルシア辺境伯令嬢との婚約解消を聞きつけた国王がロズワート王太子に対して右ストレートをかましていた。
※初ジャンルの小説なので不自然な点が多いかもしれませんがご了承ください
灯火
松石 愛弓
恋愛
子供のいない男爵家に、幼少時に引き取られたフィーリア。
数年後、義両親に実子が授かり、フィーリアは無用とばかりに男爵令嬢の立場から使用人扱いにされる。
意地悪な義母と義妹の浪費癖のため、無償労働のメイドとしてこき使われる辛い日々。
そんなある日、フィーリアに転機が訪れて・・
珍しくシリアスな感じのお話を書いてしまいました
いつもはこんな感じなのに・・ ^^;
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/122288809/episode/2034446
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/658488266/episode/4191823
新作です。毎週土曜日に更新予定です。興味を持っていただけましたら幸いです。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/910027059/episode/10733961
婚約破棄された幼い公爵令嬢、目覚めたら絶世の美女でした
鍛高譚
恋愛
『幼すぎる』と婚約破棄された公爵令嬢ですが、意識不明から目覚めたら絶世の美女になっていました
幼すぎる、頼りない――そんな理由で婚約者に見限られた公爵令嬢シルフィーネ。
心ない言葉に傷ついた彼女は、事故に遭い意識不明となってしまう。
しかし一年後、彼女は奇跡的に目を覚ます。
そして目覚めた彼女は――かつての面影を残しつつも、見る者すべてを惹きつける絶世の美女へと変貌を遂げていた!
周囲の反応は一変。婚約破棄を後悔する元婚約者、熱視線を送る他家の令息たち、さらには王太子からの突然の縁談まで舞い込み――?
「もう、誰にも傷つけられたくない。私は私の幸せを手に入れるの」
これは、冷たく突き放された少女が美しく咲き誇り、誇りと自由を手に入れる、ざまぁ&逆転恋愛劇。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる