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隣国での夜会を終え、私たちはアイゼンハルト公爵領への帰路についていた。
行きの馬車では「ビュッフェの攻略計画」で騒がしかったが、帰りの車内は打って変わって静かだった。
私は戦利品(ポケットの中の焼き菓子)の破損チェックに余念がなく、ジェラルドは窓の外の星空を眺めながら、どこか物思いに沈んでいた。
「……疲れたか?」
ふと、ジェラルドが声をかけてきた。
「いいえ。心地よい疲労感です。これだけの成果(マカロン五個、スコーン四個、クッキー六枚)を得られましたから」
私はポケットを軽く叩いた。
「それに、あのロナルド殿下の青ざめた顔。最高のエンターテインメントでした。入場料の元は十分に取れましたわ」
「はは、君は本当にタフだな」
ジェラルドは小さく笑ったが、その笑顔にはいつもの覇気がなく、どこか影が差しているように見えた。
「……あの偽のダイヤを見て、昔のことを思い出してな」
「昔のこと?」
「ああ。……『氷の公爵』と呼ばれる前の、私の話だ」
ジェラルドは自嘲気味に呟くと、ワイングラスを傾けた。
「私がまだ若かった頃、公爵家には多くの縁談が持ち込まれた。どのご令嬢も美しく、淑やかで、口々に『貴方をお慕いしております』と愛を囁いたよ」
彼は遠い目をした。
「だが、現実は違った。彼女たちが愛していたのは、私ではなく『アイゼンハルト公爵家』というブランドと、その資産だけだった」
ある令嬢は、婚約した翌日に公爵家の名義で宝石を買い漁った。
ある令嬢は、裏で愛人を作り、「公爵なんて堅物でつまらない男、金づるでしかないわ」と笑っていた。
またある令嬢は、家の借金を肩代わりさせた途端、病気を理由に婚約を破棄しようとした。
「表面上は『真実の愛』を語りながら、その裏では舌を出している。……あのロナルド殿下の偽ダイヤと同じだ。外見だけ煌びやかに飾り立て、中身は空っぽか、あるいは偽物」
ジェラルドの手が、グラスを強く握りしめる。
「私は疲れてしまったんだ。人の心の裏を読むことに。笑顔の下にある計算を見抜くことに。だから、誰も寄せ付けないように心を閉ざした。……それが『氷の公爵』の正体だ」
車内に重い沈黙が流れた。
シリアスな告白だ。
普通のヒロインなら、ここで彼の手を取り、「私がその傷を癒やしてあげます」と涙ぐむ場面だろう。
しかし。
私は腕組みをして、ふむ、と頷いた。
「つまり、ジェラルド様は『不当表示』と『詐欺的商法』の被害者だったわけですね」
「……不当表示?」
ジェラルドがキョトンとする。
「ええ。商品のパッケージ(愛の言葉)と中身(実際の行動)が一致していない。これは明らかな契約違反です。クーリングオフされて当然の案件です」
私は冷静に分析した。
「ですが、それは彼女たちが『隠そうとした』から悪いのです。嘘をつくから、バレた時に信用失墜(デフォールト)を起こす」
「……まあ、そうだが」
「その点、私はどうですか?」
私は胸を張って、自分を指差した。
「私は初対面の時から公言しています。『お金が大好きです』『あなたの資産を目当てにしています』と!」
「……ああ、そうだな。清々しいほどにな」
「これほど透明性の高い取引(リレーションシップ)がありますか? 私は裏表がありません。表も裏も『金』です!」
私はジェラルドの顔を覗き込んだ。
「ジェラルド様。あなたはもう、腹を探る必要なんてないのです。私が笑っている時は『儲かった時』。怒っている時は『損をした時』。それ以外ありません。シンプルでしょう?」
「……シンプルすぎる気もするが」
「それに、私は絶対にあなたを裏切りません」
私は断言した。
「なぜなら、あなたは優良物件だからです。顔よし、家柄よし、そして何より資産よし! こんな高利回りの投資先を手放すなんて、経営判断としてあり得ません!」
「……」
「愛人? 作りませんよ。愛人に使う経費が無駄ですから。借金の肩代わり? させませんよ。自分で稼ぎますから。つまり、私が金の亡者である限り、あなたの隣は安泰なのです!」
ドンッ!
と、馬車の壁を叩いて力説する私。
ジェラルドは呆気にとられたように私を見つめ、数秒後――。
「……ぶっ」
吹き出した。
「くく……あっはははは!!」
今まで聞いた中で、一番大きな笑い声だった。
「ひどいな! 『金目当てだから安心しろ』なんて慰め、初めて聞いたぞ!」
「論理的帰結です」
「ああ、論理的だ! 完璧すぎて反論の余地がない! そうか、君は裏切らないのか。金がある限りは!」
ジェラルドは涙を拭いながら、笑い転げている。
その顔からは、先ほどの陰りは消え失せていた。
「救われたよ、キャンディ。君のその、突き抜けた欲望にな」
彼は笑い収まると、ふっと優しい表情になった。
そして、自然な動作で私の手を取った。
「確かに、君は楽だ。裏を読む必要がない。君が『好き』と言えば、それは『得だ』という意味だと分かるからな」
「ご名答です。意思疎通(コミュニケーション)コストの削減ですね」
「……だが、いつか」
ジェラルドは私の手を、そっと自分の唇に近づけた。
手の甲に、温かい感触が触れる。
「いつか君に、『金』以外の理由で『好き』と言わせてみたいな」
「……はい?」
ドキリ。
心臓が変な跳ね方をした。
今の、何?
契約交渉? それとも……?
ジェラルドは悪戯っぽく微笑むと、手を離した。
「まあ、気長に待つさ。今は『優良物件』としての地位を維持するために、しっかり稼ぐとしよう」
「そ、そうですね! 稼いでください! 私も全力でサポートしますから!」
私は慌てて声を張り上げた。
なんだか顔が熱い。
馬車の中の空調が壊れたのだろうか?(※壊れていません)
「……変な人」
私は小さく呟いて、窓の外へ視線を逃がした。
夜空には満月が輝いていた。
その輝きは、ロナルドが見せたガラス玉よりも、ジェラルドがくれたサファイアよりも、何倍も美しく見えた。
(……タダで見れる景色にしては、悪くないわね)
私の胸の奥で、勘定科目には分類できない何かが、少しだけ芽吹き始めていた。
だが、それを「恋」と認めるには、私の商人魂はまだ頑固すぎたのである。
行きの馬車では「ビュッフェの攻略計画」で騒がしかったが、帰りの車内は打って変わって静かだった。
私は戦利品(ポケットの中の焼き菓子)の破損チェックに余念がなく、ジェラルドは窓の外の星空を眺めながら、どこか物思いに沈んでいた。
「……疲れたか?」
ふと、ジェラルドが声をかけてきた。
「いいえ。心地よい疲労感です。これだけの成果(マカロン五個、スコーン四個、クッキー六枚)を得られましたから」
私はポケットを軽く叩いた。
「それに、あのロナルド殿下の青ざめた顔。最高のエンターテインメントでした。入場料の元は十分に取れましたわ」
「はは、君は本当にタフだな」
ジェラルドは小さく笑ったが、その笑顔にはいつもの覇気がなく、どこか影が差しているように見えた。
「……あの偽のダイヤを見て、昔のことを思い出してな」
「昔のこと?」
「ああ。……『氷の公爵』と呼ばれる前の、私の話だ」
ジェラルドは自嘲気味に呟くと、ワイングラスを傾けた。
「私がまだ若かった頃、公爵家には多くの縁談が持ち込まれた。どのご令嬢も美しく、淑やかで、口々に『貴方をお慕いしております』と愛を囁いたよ」
彼は遠い目をした。
「だが、現実は違った。彼女たちが愛していたのは、私ではなく『アイゼンハルト公爵家』というブランドと、その資産だけだった」
ある令嬢は、婚約した翌日に公爵家の名義で宝石を買い漁った。
ある令嬢は、裏で愛人を作り、「公爵なんて堅物でつまらない男、金づるでしかないわ」と笑っていた。
またある令嬢は、家の借金を肩代わりさせた途端、病気を理由に婚約を破棄しようとした。
「表面上は『真実の愛』を語りながら、その裏では舌を出している。……あのロナルド殿下の偽ダイヤと同じだ。外見だけ煌びやかに飾り立て、中身は空っぽか、あるいは偽物」
ジェラルドの手が、グラスを強く握りしめる。
「私は疲れてしまったんだ。人の心の裏を読むことに。笑顔の下にある計算を見抜くことに。だから、誰も寄せ付けないように心を閉ざした。……それが『氷の公爵』の正体だ」
車内に重い沈黙が流れた。
シリアスな告白だ。
普通のヒロインなら、ここで彼の手を取り、「私がその傷を癒やしてあげます」と涙ぐむ場面だろう。
しかし。
私は腕組みをして、ふむ、と頷いた。
「つまり、ジェラルド様は『不当表示』と『詐欺的商法』の被害者だったわけですね」
「……不当表示?」
ジェラルドがキョトンとする。
「ええ。商品のパッケージ(愛の言葉)と中身(実際の行動)が一致していない。これは明らかな契約違反です。クーリングオフされて当然の案件です」
私は冷静に分析した。
「ですが、それは彼女たちが『隠そうとした』から悪いのです。嘘をつくから、バレた時に信用失墜(デフォールト)を起こす」
「……まあ、そうだが」
「その点、私はどうですか?」
私は胸を張って、自分を指差した。
「私は初対面の時から公言しています。『お金が大好きです』『あなたの資産を目当てにしています』と!」
「……ああ、そうだな。清々しいほどにな」
「これほど透明性の高い取引(リレーションシップ)がありますか? 私は裏表がありません。表も裏も『金』です!」
私はジェラルドの顔を覗き込んだ。
「ジェラルド様。あなたはもう、腹を探る必要なんてないのです。私が笑っている時は『儲かった時』。怒っている時は『損をした時』。それ以外ありません。シンプルでしょう?」
「……シンプルすぎる気もするが」
「それに、私は絶対にあなたを裏切りません」
私は断言した。
「なぜなら、あなたは優良物件だからです。顔よし、家柄よし、そして何より資産よし! こんな高利回りの投資先を手放すなんて、経営判断としてあり得ません!」
「……」
「愛人? 作りませんよ。愛人に使う経費が無駄ですから。借金の肩代わり? させませんよ。自分で稼ぎますから。つまり、私が金の亡者である限り、あなたの隣は安泰なのです!」
ドンッ!
と、馬車の壁を叩いて力説する私。
ジェラルドは呆気にとられたように私を見つめ、数秒後――。
「……ぶっ」
吹き出した。
「くく……あっはははは!!」
今まで聞いた中で、一番大きな笑い声だった。
「ひどいな! 『金目当てだから安心しろ』なんて慰め、初めて聞いたぞ!」
「論理的帰結です」
「ああ、論理的だ! 完璧すぎて反論の余地がない! そうか、君は裏切らないのか。金がある限りは!」
ジェラルドは涙を拭いながら、笑い転げている。
その顔からは、先ほどの陰りは消え失せていた。
「救われたよ、キャンディ。君のその、突き抜けた欲望にな」
彼は笑い収まると、ふっと優しい表情になった。
そして、自然な動作で私の手を取った。
「確かに、君は楽だ。裏を読む必要がない。君が『好き』と言えば、それは『得だ』という意味だと分かるからな」
「ご名答です。意思疎通(コミュニケーション)コストの削減ですね」
「……だが、いつか」
ジェラルドは私の手を、そっと自分の唇に近づけた。
手の甲に、温かい感触が触れる。
「いつか君に、『金』以外の理由で『好き』と言わせてみたいな」
「……はい?」
ドキリ。
心臓が変な跳ね方をした。
今の、何?
契約交渉? それとも……?
ジェラルドは悪戯っぽく微笑むと、手を離した。
「まあ、気長に待つさ。今は『優良物件』としての地位を維持するために、しっかり稼ぐとしよう」
「そ、そうですね! 稼いでください! 私も全力でサポートしますから!」
私は慌てて声を張り上げた。
なんだか顔が熱い。
馬車の中の空調が壊れたのだろうか?(※壊れていません)
「……変な人」
私は小さく呟いて、窓の外へ視線を逃がした。
夜空には満月が輝いていた。
その輝きは、ロナルドが見せたガラス玉よりも、ジェラルドがくれたサファイアよりも、何倍も美しく見えた。
(……タダで見れる景色にしては、悪くないわね)
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