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第10章 レイコさんは自重しない
第10章第043話 不老と不死の価値
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第10章第043話 不老と不死の価値
Side:ツキシマ・レイコ
赤竜騎士ミストールと元マナ研ラーサル氏に語りかけます。
…正直この話題は、自己評価しているみたいであまり蒸し返したくないのですが。
「例えばあなた方が本だとします。羊皮紙に金の装飾の立派な本です。さてここで、本がぼろくなってきたので、写本を作って。結果、同じ価値の本が出来たとします。新しい本が出来たのであなた方は用済みで、あとは朽ちるだけです。受け入れられますか?」
「いや…私はまだ…新しい本とは別に生きているのだろう? それでは自分が不死になれた訳では無い」
「…それは、新しい本は"私"ではない…ということ…でしょうか? いやしかし…」
何を例えられたのか、この赤竜騎士団の人、思ったより理知的に考えるだけの知性はあるようです。てっきり欲ずくの脳筋かと思ってましたが。ラーサル氏も正確に意味をとったようですね。
「同じ物を作っただけでは、"私"が不老不死になった訳では無い…それでは意味が無いっ!」
ミストールが喚きます。
「客観的に私は生き続けられるのでしょうが…主観的には意味が無い…のではないですか?」
ラサール氏がぼやきます。
「つまり、今のまま不老不死になれなければ意味が無い、ということですね?」
頷く二人。
この本の例えは、まさに私の今の立場でもあるんだけど。気がついているのかな?
…隣に座っているマーリアちゃんが手を握ってくれます。
「では。ここで手法を変えて、本のあなたをマナで修理するとしましょう。破れた部分はマナを使って繕っていきます。羊皮紙は時間が経つほどボロボロと崩れていきますが。そこを埋めるようにマナで直していきます。そして時間が経ち、修理を繰り返して。本の元の部分はすっかり無くなりましたが、そこには最初と同じような綺麗な本が残ってます。元からあった部分は全部捨てられてしまいました。さて、その本は"あなた"ですか?」
「え…いや…それは…」
「そんな…マナではだめなのですか?」
彼らも気がついたようですね。これは、彼がやりたがっているマナで体を置換する方法です。
テセウスの船として知られているパラドックスですね。
マーリアちゃんの場合。マナを使った筋力アップのほかに、全身に偏在しているマナでの構造強化もしています。これは騎士が使う身体強化と同じですが、マナの量がそこらの騎士とは桁違いです。この制御のために、神経系もマナが補完していますが。あくまで筋肉や骨格とその制御にマナが使われているだけで、マーリアちゃん自身を置き換えているわけではありません。
これは、北から来る魔獣と同じですね。実際サラダーンは、マナが保管しようとしていた本能部分に人格を乗っ取られた魔人を作ってしまいました。ほんと危険なことをしていたのです。
つまり、サラダーンの実験では、人をマナに置き換えたり、マナで人を再生するなんてことは、もともと出来なかったのです。
うーん。私やレッドさんの場合、マナによる構造がコンピューターとしても動作していて、その上で動いているプログラムとデータ…と言えるので。マーリアちゃんに比べても非常に単純なのです。
マナで人工細胞を作って人間のそれと置き換える…そんなことできるのかな? 皮膚や骨などの構造的な細胞とか、筋肉などの単純機能の細胞ならともかく。肝臓とか脳細胞になると、原子より大きいマナでは難しい感じがします。細胞単位で模倣するより、それら臓器相当の機能をもつ機械をマナで作り上げる方がまだ簡単でしょう。
「私は、この技術の開発の本当の初期に関わっていた学者でした。今言った矛盾や違和感は、当時も散々議論されてきた事です」
「…それでも巫女様は研究を続けられていたのですよね? 当時の方々は、巫女様は、どのような結論を出されたのですか?」
「今あなた方が考えられた事と同じですよ。これを不死と捉えられるかどうかは、本人次第…としか言い様がありません。少なくとも私は否定派です」
実際、無駄な研究だと批判されることも有りましたしね。
「…それでも私は研究することを選びました」
「それは…なぜですか?」
「人間はいつか死ぬのです。必ず」
「!っ それは、どうせ死ぬのならということですか?」
私は首を振ります。自身の不老不死が出来ない…というより。そもそも私が死ぬまでに技術が完成されるとも思ってませんでしたし。
「人生をかけた研究、建築、芸術。愛する人との間に生まれた子供、孫、家族との記憶。自分が死んでも残る物、残したい想い。それらが残り続けるように、消えてしまうことが無いように、無駄だったことにならないように。…多分この辺が、最終的に赤竜神が生まれた理由からしら」
「………」
「混乱したり悩んだりは当然です。絶対的な答えは無いのですから」
大好きだったお父さんの死が動機であることは否定しません。それでも、この研究でお父さんを復活するなんてことは期待していませんでした。研究の当事者ですからね、理屈でそれは無理だと理解してました。
お父さんの遺言と赤井さんらによって、お父さんは死後に脳の状態をスキャンされましたが。当時の技術の限界もあって、大した成果は得られていません。超高精度のMRIというレベルで、分子単位の脳内構造データを取得は出来ましたが。そこから何かしら意味のある脳内情報を得られるかといえば、当時は見当も付きませんでした。もっとも、赤井さんが三千万年の間にデータを精査してなにか新発見があったかもですが。
一度失われた物はもう戻りません。今レッドさんに入っているお父さんは、お父さんを模倣したAIにすぎません。…それでもレッドさんは大切な家族ですけど。
どこまでがオリジナルでどこからがコピーか。そもそもそんなことに価値があるのか。
それでも。何かしら記録は残したい。バックアップはしなくてはいけない。
「私は…私自身の不死とかではなく、好きだった人達がこの世から消えてしまうことに耐えられなかったのです。…死は避けられません。だからせめて、記憶や記録だけでも残したかった。これが私が研究に関わった動機ですね」
最後はその一助になればと思い、私自身が被検体として参加したわけですが。まさかこうして復活できるなんて思ってませんでした。
ただし…
「私は、元の玲子とは別の本です。私には元の玲子が死んだ時の記憶までありますし、元の玲子を引き継いだとは思いますが… それでも、同じ本ではないという自覚はしています」
でないと…お父さんお母さんのところに居るだろうオリジナルの彼女に失礼ですからね。
「……」
二人とも黙り込んじゃいましたね。思っていたのと違う…ってところでしょう。
「クーッ」
「レイコ。私が知っているのは、今ここにある本だから。別の本があるかどうかは関係ないかな」
握ってくれている手に力がこもります。レッドさんもスリスリしてきます。
「…ありがと。マーリアちゃん、レッドさん」
ふぅ。
アイデンティティーというか、レーゾンデートルというか。
辛いとか悲しいとかではなく。
虚無感と未来に対する畏れ。確実な絶望の予感とでもいいますか。
赤井さんはどうやってこれを乗り越えたんでしょう? 人間だったときの経験だけでも私の四倍近くある人だからなぁ… 私はそれらの前に死んでしまいましたけど。
マーリアちゃんが、心配そうに私を見ています。ただ…ただ…いつか確実に、彼女との別れも来てしまいます。これが人間の月島玲子なら…自分もどうせとか、今心配することじゃないとか、そういう"諦め"ができます。
しかし、メンターのこの体では、立て続けに来る悲哀を受け入れるしかありません。
こんなの、永遠に心を殴りつけられるようなものです。
帝国のレイコは、帝国に起きた惨事の後は、だいたい寝ていたそうです。今は、その理由がよくわかるように思います。
…どうにも、怖いですね。
Side:ツキシマ・レイコ
赤竜騎士ミストールと元マナ研ラーサル氏に語りかけます。
…正直この話題は、自己評価しているみたいであまり蒸し返したくないのですが。
「例えばあなた方が本だとします。羊皮紙に金の装飾の立派な本です。さてここで、本がぼろくなってきたので、写本を作って。結果、同じ価値の本が出来たとします。新しい本が出来たのであなた方は用済みで、あとは朽ちるだけです。受け入れられますか?」
「いや…私はまだ…新しい本とは別に生きているのだろう? それでは自分が不死になれた訳では無い」
「…それは、新しい本は"私"ではない…ということ…でしょうか? いやしかし…」
何を例えられたのか、この赤竜騎士団の人、思ったより理知的に考えるだけの知性はあるようです。てっきり欲ずくの脳筋かと思ってましたが。ラーサル氏も正確に意味をとったようですね。
「同じ物を作っただけでは、"私"が不老不死になった訳では無い…それでは意味が無いっ!」
ミストールが喚きます。
「客観的に私は生き続けられるのでしょうが…主観的には意味が無い…のではないですか?」
ラサール氏がぼやきます。
「つまり、今のまま不老不死になれなければ意味が無い、ということですね?」
頷く二人。
この本の例えは、まさに私の今の立場でもあるんだけど。気がついているのかな?
…隣に座っているマーリアちゃんが手を握ってくれます。
「では。ここで手法を変えて、本のあなたをマナで修理するとしましょう。破れた部分はマナを使って繕っていきます。羊皮紙は時間が経つほどボロボロと崩れていきますが。そこを埋めるようにマナで直していきます。そして時間が経ち、修理を繰り返して。本の元の部分はすっかり無くなりましたが、そこには最初と同じような綺麗な本が残ってます。元からあった部分は全部捨てられてしまいました。さて、その本は"あなた"ですか?」
「え…いや…それは…」
「そんな…マナではだめなのですか?」
彼らも気がついたようですね。これは、彼がやりたがっているマナで体を置換する方法です。
テセウスの船として知られているパラドックスですね。
マーリアちゃんの場合。マナを使った筋力アップのほかに、全身に偏在しているマナでの構造強化もしています。これは騎士が使う身体強化と同じですが、マナの量がそこらの騎士とは桁違いです。この制御のために、神経系もマナが補完していますが。あくまで筋肉や骨格とその制御にマナが使われているだけで、マーリアちゃん自身を置き換えているわけではありません。
これは、北から来る魔獣と同じですね。実際サラダーンは、マナが保管しようとしていた本能部分に人格を乗っ取られた魔人を作ってしまいました。ほんと危険なことをしていたのです。
つまり、サラダーンの実験では、人をマナに置き換えたり、マナで人を再生するなんてことは、もともと出来なかったのです。
うーん。私やレッドさんの場合、マナによる構造がコンピューターとしても動作していて、その上で動いているプログラムとデータ…と言えるので。マーリアちゃんに比べても非常に単純なのです。
マナで人工細胞を作って人間のそれと置き換える…そんなことできるのかな? 皮膚や骨などの構造的な細胞とか、筋肉などの単純機能の細胞ならともかく。肝臓とか脳細胞になると、原子より大きいマナでは難しい感じがします。細胞単位で模倣するより、それら臓器相当の機能をもつ機械をマナで作り上げる方がまだ簡単でしょう。
「私は、この技術の開発の本当の初期に関わっていた学者でした。今言った矛盾や違和感は、当時も散々議論されてきた事です」
「…それでも巫女様は研究を続けられていたのですよね? 当時の方々は、巫女様は、どのような結論を出されたのですか?」
「今あなた方が考えられた事と同じですよ。これを不死と捉えられるかどうかは、本人次第…としか言い様がありません。少なくとも私は否定派です」
実際、無駄な研究だと批判されることも有りましたしね。
「…それでも私は研究することを選びました」
「それは…なぜですか?」
「人間はいつか死ぬのです。必ず」
「!っ それは、どうせ死ぬのならということですか?」
私は首を振ります。自身の不老不死が出来ない…というより。そもそも私が死ぬまでに技術が完成されるとも思ってませんでしたし。
「人生をかけた研究、建築、芸術。愛する人との間に生まれた子供、孫、家族との記憶。自分が死んでも残る物、残したい想い。それらが残り続けるように、消えてしまうことが無いように、無駄だったことにならないように。…多分この辺が、最終的に赤竜神が生まれた理由からしら」
「………」
「混乱したり悩んだりは当然です。絶対的な答えは無いのですから」
大好きだったお父さんの死が動機であることは否定しません。それでも、この研究でお父さんを復活するなんてことは期待していませんでした。研究の当事者ですからね、理屈でそれは無理だと理解してました。
お父さんの遺言と赤井さんらによって、お父さんは死後に脳の状態をスキャンされましたが。当時の技術の限界もあって、大した成果は得られていません。超高精度のMRIというレベルで、分子単位の脳内構造データを取得は出来ましたが。そこから何かしら意味のある脳内情報を得られるかといえば、当時は見当も付きませんでした。もっとも、赤井さんが三千万年の間にデータを精査してなにか新発見があったかもですが。
一度失われた物はもう戻りません。今レッドさんに入っているお父さんは、お父さんを模倣したAIにすぎません。…それでもレッドさんは大切な家族ですけど。
どこまでがオリジナルでどこからがコピーか。そもそもそんなことに価値があるのか。
それでも。何かしら記録は残したい。バックアップはしなくてはいけない。
「私は…私自身の不死とかではなく、好きだった人達がこの世から消えてしまうことに耐えられなかったのです。…死は避けられません。だからせめて、記憶や記録だけでも残したかった。これが私が研究に関わった動機ですね」
最後はその一助になればと思い、私自身が被検体として参加したわけですが。まさかこうして復活できるなんて思ってませんでした。
ただし…
「私は、元の玲子とは別の本です。私には元の玲子が死んだ時の記憶までありますし、元の玲子を引き継いだとは思いますが… それでも、同じ本ではないという自覚はしています」
でないと…お父さんお母さんのところに居るだろうオリジナルの彼女に失礼ですからね。
「……」
二人とも黙り込んじゃいましたね。思っていたのと違う…ってところでしょう。
「クーッ」
「レイコ。私が知っているのは、今ここにある本だから。別の本があるかどうかは関係ないかな」
握ってくれている手に力がこもります。レッドさんもスリスリしてきます。
「…ありがと。マーリアちゃん、レッドさん」
ふぅ。
アイデンティティーというか、レーゾンデートルというか。
辛いとか悲しいとかではなく。
虚無感と未来に対する畏れ。確実な絶望の予感とでもいいますか。
赤井さんはどうやってこれを乗り越えたんでしょう? 人間だったときの経験だけでも私の四倍近くある人だからなぁ… 私はそれらの前に死んでしまいましたけど。
マーリアちゃんが、心配そうに私を見ています。ただ…ただ…いつか確実に、彼女との別れも来てしまいます。これが人間の月島玲子なら…自分もどうせとか、今心配することじゃないとか、そういう"諦め"ができます。
しかし、メンターのこの体では、立て続けに来る悲哀を受け入れるしかありません。
こんなの、永遠に心を殴りつけられるようなものです。
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