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TPOの集会
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私の名前は司東供花(しとう きょうか)。高校3年生。
転勤族で、海外や日本を転々としていた。
6月6日。そう。今日は大人気のアイドル「NOIZ」の私の推し和也君の誕生日。
記念ライブがここ横浜でやるから来たのだ。
去年ライブに行けなかったからとても楽しみだ。
珍しく母から誘われてきた。
行ってほしい場所があると言われていたのだ。
「よしっ。ついた。ここがライブ会場か」
肝心の母は来なかったが…。
人混みをかぎ分けて会場奥にあるSTAFFONLY部屋の左隣の部屋に入る。
ここはTPO(トップオタ)しかしらない場所。
母が地下アイドル時代から知っている。だから私はここを知っている。
といっても40人くらいいるけれど。
去年は母が来ていたけど、今年はあれをするから私が代行をしてきたのだ。
_____ガララララ______
「初めまして。司東巴の娘の司東供花です。」
緊張しながらも挨拶をする。
「あら初めまして~」
皆が一斉にこっちを見てにこやかに挨拶をしてくれる。
優しい人たちだ。
「よしみんな揃ったね。今日はいつもより多いな~。まあ当然のことか。」
少し小さめな声で言うその人。いつもは何人くらいなんだろうか。
「どうも。NOIZマネージャーの園原です。」
NOIZのマネージャー…。こんなところにっ。
「まず今日の説明をしますね。NOIZは新メンバーを募集しようとしています。あなた方には審査員をしても
らおうと思っております。」
…。
「今日人が多いのは、信用できる方を手紙で集めさせてもらったからです。」
だから母に誘われたのか…。
「最初に言わせてもらいます。申し訳ございませんがあなた方に報酬はでません。」
えっ。それはただのただ働きなんじゃ…
「どういうことよっ!どうせ金有り余ってるんでしょ!」
ああ。やっぱそうなるよね…。
「話は最後まで聞いてください。変わりにマネージャー2人。新メンバー1人をこの中から選びます。倍率は圧
倒的にこっちのほうが低めです。ですが強制はしません。」
周りがはっと息をのむ。魅力的だ。40分の3の確率。普通に受けたら15000分の3の確率にはなるだろう。私
は…。
「やってくださる方はこちらの名簿に書いてある自分の名前の横に〇をお願いします。」
これはやるしかないかっ。
「これだけのために集まってくださりありがとうございました。名簿はこの机に置いておきます。私はライブ
の準備に取り掛かりますね。」
そういうと出て行ってしまった園原さん。
そう思うのもつかの間。あの机に向かって波が押し寄せてくる。
波にのまれ思うがままにされていると偶然にも机の前に来た。
名簿に書いてある名前は母のものではなく私の名前。
母が事前に頼んでくれたと言っていた。
母は本当にやさしい。
皆が机のそばから離れた時の名簿にはすべて〇がついていた。
やっぱり同士なんだなと思う。
さあライブを見に行こう。
転勤族で、海外や日本を転々としていた。
6月6日。そう。今日は大人気のアイドル「NOIZ」の私の推し和也君の誕生日。
記念ライブがここ横浜でやるから来たのだ。
去年ライブに行けなかったからとても楽しみだ。
珍しく母から誘われてきた。
行ってほしい場所があると言われていたのだ。
「よしっ。ついた。ここがライブ会場か」
肝心の母は来なかったが…。
人混みをかぎ分けて会場奥にあるSTAFFONLY部屋の左隣の部屋に入る。
ここはTPO(トップオタ)しかしらない場所。
母が地下アイドル時代から知っている。だから私はここを知っている。
といっても40人くらいいるけれど。
去年は母が来ていたけど、今年はあれをするから私が代行をしてきたのだ。
_____ガララララ______
「初めまして。司東巴の娘の司東供花です。」
緊張しながらも挨拶をする。
「あら初めまして~」
皆が一斉にこっちを見てにこやかに挨拶をしてくれる。
優しい人たちだ。
「よしみんな揃ったね。今日はいつもより多いな~。まあ当然のことか。」
少し小さめな声で言うその人。いつもは何人くらいなんだろうか。
「どうも。NOIZマネージャーの園原です。」
NOIZのマネージャー…。こんなところにっ。
「まず今日の説明をしますね。NOIZは新メンバーを募集しようとしています。あなた方には審査員をしても
らおうと思っております。」
…。
「今日人が多いのは、信用できる方を手紙で集めさせてもらったからです。」
だから母に誘われたのか…。
「最初に言わせてもらいます。申し訳ございませんがあなた方に報酬はでません。」
えっ。それはただのただ働きなんじゃ…
「どういうことよっ!どうせ金有り余ってるんでしょ!」
ああ。やっぱそうなるよね…。
「話は最後まで聞いてください。変わりにマネージャー2人。新メンバー1人をこの中から選びます。倍率は圧
倒的にこっちのほうが低めです。ですが強制はしません。」
周りがはっと息をのむ。魅力的だ。40分の3の確率。普通に受けたら15000分の3の確率にはなるだろう。私
は…。
「やってくださる方はこちらの名簿に書いてある自分の名前の横に〇をお願いします。」
これはやるしかないかっ。
「これだけのために集まってくださりありがとうございました。名簿はこの机に置いておきます。私はライブ
の準備に取り掛かりますね。」
そういうと出て行ってしまった園原さん。
そう思うのもつかの間。あの机に向かって波が押し寄せてくる。
波にのまれ思うがままにされていると偶然にも机の前に来た。
名簿に書いてある名前は母のものではなく私の名前。
母が事前に頼んでくれたと言っていた。
母は本当にやさしい。
皆が机のそばから離れた時の名簿にはすべて〇がついていた。
やっぱり同士なんだなと思う。
さあライブを見に行こう。
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