【 RUSH！(ﾗｯｼｭ!) 】短編集30

【 新たなる未確認生物 】

【 新たなる未確認生物 】

特別隠密部隊―S.C.T.
Special  Covert  Troopsとは
日本警察に所属しない政府の極秘部隊。少人数で隠密に動く兵隊である…。
現在の宿題は一つ。
①蜘蛛男…捕獲、殲滅、駆除出来ない案件であった。(5～10年計画)

まさか、もう一つ宿題が増えるとは思っていなかった…。

新人研修会である山奥の洞窟での事だった…。
指南役二人、新人二人、計四人で研修が行われていた。

洞窟の奥深いところで
岩の壁に埋まる不思議な化石を
発見したのである。
調べてみたところ、500年以上前の古いモノで興味深いのはその化石が人の形をしていたからである。
身長 2m程、大きかった。
研修は一時中断され、その化石の調査が最優先された…。

  新人                        指南役                          
猪熊 武志(22)       千葉  守(38)
山神 辰雄(23)      勝山 清隆(39)

指南役「研修を中断してしまい、申し訳なかった…」
新人「いえ！」
指南役「しかし、こういう仕事もあるって勉強にもなるな！」
猪熊「あの化石は一体なんなのでしょうか？」
指南役「それを調査、解明するのも我々の仕事だ！」
山神「心音が聴こえる…」
指南役「え？」
岩壁に聴診器を充て
心音を確認した―。
千葉「い、生きてる…？」
勝山「まさか…？！」

つづく～