魔王と勇者がマブダチだったら

Ikki

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現世

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一方その頃元の世界では

涼)翔!一体どこに行っちまったんだ!

涼は、街中駆けずりながら翔を探していた。

一日前

涼)今日は、翔の奴かなり遅いな、BINEにも連絡ないし、もう昼過ぎだぞ、先生に聞いてみるか

涼)先生、翔の奴風邪でも引いたの?

先生)俺もわからないんだ、学校にも連絡ないし、こっちから連絡しても音信不通だ、
そうだ、涼、放課後翔の様子見て来てくれないか?お前ら仲良かっただろ。

涼)いいよ、行くつもりで居たから。

先生)そうか、じゃあちょうど良かったな
それじゃーたのんだぞー。

涼)了解。

そして放課後、翔の家へと向かっていた

涼)昨日取っておいた、パリキュア見ないとだから速く帰ろ。

そうこうしてる内に翔の住んでるマンションに着いた

涼)えっと、あいつが住んでんのは、たしか203だったな。

ピンポーン

翔の母)はーい

涼)こんにちは

翔の母)あら、涼くん、あれ?翔と一緒じゃなかったの?

涼)一緒じゃないです、翔が学校来てなかったので先生に様子を見てくるよう頼まれたんですよ!

翔の母)あいつまたサボってどっか、ほつきまわってるんでしょ、冒険とか言って。

涼)あいつ連絡も付かないんですよ。

翔の母)本当に?

翔の母は、携帯を取り出し翔に電話し始めた

........プ.プ.プ、ただ今電話にできません、電源が入っていない為掛かりません。

翔の母)出ないわ。

涼)昨日翔は、何言ってませんでした?

翔の母)三丁目の空き地に出来た古本屋で古本買って来たって言ってたわよ。

涼)分かりました、それじゃあ、僕その空き地行って見ますので、翔のお母さんは警察に電話して置いて下さい。

翔の母)わかったわ、

涼)一旦お邪魔しましたー

翔の母)頼んだわよー、あの子は、いい友達に恵まれてたね。......って浸ってる場合じゃないわ、警察に電話、電話

翔は勢い良く出て行った。

はぁ..はぁ...

涼は走り続けた.....はずだった。

涼は河川敷の階段で休んでいた。

涼)はぁ.....オタ..はぁ....クに...はぁ....マラ...
はぁ...ソン....はぁ...は、....きついもんがあるよー
後1分で、歩き出す、いや3分だ。

時間が経ち、ようやく歩き出した。

涼)クソ翔の奴覚えてろ、僕をこんだけ、走らせた罪は、重いぞ。かどマギ一番くじの刑だな。
絶対ラストワン賞まで買わせてやる。

ぶつくさ言っていると目的地に着いていた。

涼)三丁目の空き地ってここら辺だよな?
あっ!あった!
って古本屋なんか、影も形もないじゃないか。

隣の花屋さんに聞いてみる、事にした。

涼)すみません!

店員)いらっしゃいませー、何かお探しですか?

涼)違うんです、ちょっと聞きたいんですが
隣に古本屋が出来たって小耳に挟んだのですがなくなっちゃったんですか?

店員)古本屋?そんなの最初出来てないよ
デマ情報じゃないのかい?

涼)そんなはずないです、昨日友達がそこで古本買ったらしいんです!

店員)じゃあ友達に聞いたらいいんじゃないのかい?

涼)友達とは......いやなんでもないです。

店員)そうかい。

涼)ありがとうございました。

と言って走り出した。
一日後に戻った。

涼)翔!一体どこに行っちまったんだ!
早く翔の家戻らねーと。

急いで休憩しながらマンションまで戻った。

警官が翔の家から出てきた

警官)あれ?翔くんですか?

涼)いやいや、僕は、翔の友達です!

警官)そうなのか、すまなかったね

涼)何かわかりましたか?

警官)これから署に戻って捜査に当たるよ
後は私達に任せて置きなさい

涼)分かりました、よろしくお願いします

警官は、帰って行った。

ピンポーン

翔の母)あ...涼くん、入って。

涼)お邪魔します。

翔の母)それで本屋さんは、どうだったの?

涼)それが古本屋なんか無くて空き地のままだったんですよ。

翔の母)おかしいわね、確かに翔は、あそこって言ってたんだけどね。
まぁ警察にも頼んだし、ひょっこり帰って来るかもしれないしね

気丈に振る舞って居ても、心配しているのがわかる。

涼)翔の部屋見せてもらっていいですか?

翔の母)あいつ掃除してないから汚いよ?

涼)いつも来てるんで大丈夫ですよ。

翔の母)そうだよね(笑)

翔の部屋には、ポテチの袋やカチカチのティッシュが散乱していた。

涼)汚ねぇな、少しは、片付けておけよな。

ポテチの袋の下に開かれた本が出て来た。

涼)これは、確か翔が買って来たって言うやつか
てかこれ何語だ?

ペラペラ捲っていくとあるページから捲れなくなった、そのページには、4箇所光ってみえる。

涼)これは、幻覚か?
あれ?おかしいな、読めるぞ!
ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル

涼は神々しい光の中に姿を消した。





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