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その1:出会い
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「幸せすぎるんだが…(真顔)」
旦那の寝顔を見ながら
呟く私は林 茉未《はやし まみ》
アラサー突入した人妻。
毎日愛する人と一緒に居れる
幸せを噛み締めてます。
結婚して1年ほど経っても
ラブラブなおしどり夫婦として
ご近所では有名。
子供はまだおらず、
まぁ、ちゃんとそういう
行為もしてるけども、
授かりものなので流れに
身を任せております。
ちなみに共働き。
サービス業の営業主任として
現役でバリバリ働く
キャリアウーマンだよ。
今日旦那はお仕事お休みで
私は午後からお仕事。
そういえば本社から異動してくる
同じ役職の方が今日から出勤だったな、
どんな人なんやろ。
--------会社にて--------
「今日からお世話になります、
下谷 光弥《しもたに こうや》と
申します。本社勤めが長く、分からない事多いと思いますので、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします!」
おお、好青年がきたな。
「林 茉未です。同じ役職だし
同い年だから敬語使わんくても
いいからね、
私敬語使われるのあんまり
好きじゃないからさ。」
「わかりまし…わかった了解!
これからよろしくね!林さん!」
「まみでいいよ、こちらこそよろしく。」
「まみ…まみちゃんでいくわ!!」
すごく犬…ってゆーか
ワンコみたいな笑顔だなー。
第一印象はこんな感じ。
勤務中はすこぶる真面目くん。
何かあったらすぐ聞いてメモって
次やる時は既に1人で出来てる。
優秀優秀。
「まみちゃん的にはこの部分
どう思う?俺的にはもう少し
スムーズやり方あると思うんだけど…」
本社で培ったことを
私に色々教えてくれたり
意見くれたり、とにかく良い子。
心強い同僚やなー。
そして数日が過ぎた
ある日の休憩中…
喫煙所でタバコ吸ってる下谷くんの
スマホ画面が偶然観えてしまい、
喫煙所のガラス窓をガンッと
叩いてしまった。
「?!」
びっくりする下谷くん。
喫煙所に入る私。
「ちょ、そのアニメ、
私も観てるんだが!!!」
「え、これ観てるって
相当のヲタクじゃね?
しかもBL要素入ってるよ?」
「…すみません周りには
言ってないけど実は腐ってます(小声)」
「まじか…
実は俺もだいぶヲタクで…
BLとか抵抗ないってゆーか
むしろ好きな方で…」
沈黙…。
まさかの共通点。
そして腐男子。
ちなみに旦那は私がヲタクというのは
知っていますが、語れる程の
旦那に知識はありません。
なのでいつもSNSで同志さんと
語ってるだけの隠れヲタクしてました。
ちょ、語りたい欲強まるんだが。
普通にヲタク仲間として
仲良くしたいんだが。
今まで旦那にアニメとかの話題を
話せなかった分の
何かが込み上げた瞬間でした。
「…とりあえず今度ご飯行く?
旦那さんから許可もらえればだけど」
「…せやね、旦那に確認してみる」
--------自宅にて--------
「…ってことがありまして、
後日ご飯行こうと誘われました。」
私達夫婦の決まり事。
それは隠し事はしない。
だから今回下谷くんとの
実はヲタクでした!ってゆー
会話も全て報告。
私が言うのもなんですが、
旦那は私の事ホントに好きで、
独占欲の塊な部分ありまして、
「え?それ絶対まみのこと
狙ってるやん(真顔)」
まぁこーなるわけですよ。
「でもまみが色々語りたいって
ゆーのは俺もよくわかってるし、
まみの事信用してるから
行ってきてもいいよ?」
最終的にはこーなる。
理由は信用してくれてるって
いうのもあるんだけど、
私の長所である社交的な所を
否定したくないんだって。
だから束縛はしない、けどヤキモチは
妬くよ?と言われてる。
昔から上司・部下が
男性陣多かったってゆーのも
あるから私からしたら
何ともないんやけど、
旦那からしたら心配要素しかなく、
ゆーても私自身男勝りな部分があるから
私のこと女扱いする人も少ない。
でも旦那は私を信用してくれてる。
私を尊重してくれてる旦那が好き。
だから色んな事を包み隠さず
今まで報告してきた。
「楽しむのはいいけどね、
帰る時は必ず連絡すること、OK?」
「OK!!ありがと!!!」
この時はまだ知らなかった。
下谷くんの本性を。
旦那の寝顔を見ながら
呟く私は林 茉未《はやし まみ》
アラサー突入した人妻。
毎日愛する人と一緒に居れる
幸せを噛み締めてます。
結婚して1年ほど経っても
ラブラブなおしどり夫婦として
ご近所では有名。
子供はまだおらず、
まぁ、ちゃんとそういう
行為もしてるけども、
授かりものなので流れに
身を任せております。
ちなみに共働き。
サービス業の営業主任として
現役でバリバリ働く
キャリアウーマンだよ。
今日旦那はお仕事お休みで
私は午後からお仕事。
そういえば本社から異動してくる
同じ役職の方が今日から出勤だったな、
どんな人なんやろ。
--------会社にて--------
「今日からお世話になります、
下谷 光弥《しもたに こうや》と
申します。本社勤めが長く、分からない事多いと思いますので、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします!」
おお、好青年がきたな。
「林 茉未です。同じ役職だし
同い年だから敬語使わんくても
いいからね、
私敬語使われるのあんまり
好きじゃないからさ。」
「わかりまし…わかった了解!
これからよろしくね!林さん!」
「まみでいいよ、こちらこそよろしく。」
「まみ…まみちゃんでいくわ!!」
すごく犬…ってゆーか
ワンコみたいな笑顔だなー。
第一印象はこんな感じ。
勤務中はすこぶる真面目くん。
何かあったらすぐ聞いてメモって
次やる時は既に1人で出来てる。
優秀優秀。
「まみちゃん的にはこの部分
どう思う?俺的にはもう少し
スムーズやり方あると思うんだけど…」
本社で培ったことを
私に色々教えてくれたり
意見くれたり、とにかく良い子。
心強い同僚やなー。
そして数日が過ぎた
ある日の休憩中…
喫煙所でタバコ吸ってる下谷くんの
スマホ画面が偶然観えてしまい、
喫煙所のガラス窓をガンッと
叩いてしまった。
「?!」
びっくりする下谷くん。
喫煙所に入る私。
「ちょ、そのアニメ、
私も観てるんだが!!!」
「え、これ観てるって
相当のヲタクじゃね?
しかもBL要素入ってるよ?」
「…すみません周りには
言ってないけど実は腐ってます(小声)」
「まじか…
実は俺もだいぶヲタクで…
BLとか抵抗ないってゆーか
むしろ好きな方で…」
沈黙…。
まさかの共通点。
そして腐男子。
ちなみに旦那は私がヲタクというのは
知っていますが、語れる程の
旦那に知識はありません。
なのでいつもSNSで同志さんと
語ってるだけの隠れヲタクしてました。
ちょ、語りたい欲強まるんだが。
普通にヲタク仲間として
仲良くしたいんだが。
今まで旦那にアニメとかの話題を
話せなかった分の
何かが込み上げた瞬間でした。
「…とりあえず今度ご飯行く?
旦那さんから許可もらえればだけど」
「…せやね、旦那に確認してみる」
--------自宅にて--------
「…ってことがありまして、
後日ご飯行こうと誘われました。」
私達夫婦の決まり事。
それは隠し事はしない。
だから今回下谷くんとの
実はヲタクでした!ってゆー
会話も全て報告。
私が言うのもなんですが、
旦那は私の事ホントに好きで、
独占欲の塊な部分ありまして、
「え?それ絶対まみのこと
狙ってるやん(真顔)」
まぁこーなるわけですよ。
「でもまみが色々語りたいって
ゆーのは俺もよくわかってるし、
まみの事信用してるから
行ってきてもいいよ?」
最終的にはこーなる。
理由は信用してくれてるって
いうのもあるんだけど、
私の長所である社交的な所を
否定したくないんだって。
だから束縛はしない、けどヤキモチは
妬くよ?と言われてる。
昔から上司・部下が
男性陣多かったってゆーのも
あるから私からしたら
何ともないんやけど、
旦那からしたら心配要素しかなく、
ゆーても私自身男勝りな部分があるから
私のこと女扱いする人も少ない。
でも旦那は私を信用してくれてる。
私を尊重してくれてる旦那が好き。
だから色んな事を包み隠さず
今まで報告してきた。
「楽しむのはいいけどね、
帰る時は必ず連絡すること、OK?」
「OK!!ありがと!!!」
この時はまだ知らなかった。
下谷くんの本性を。
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