溺れる鳥〜ノンケだった彼女もちDDが友人の彼氏とセッ×スしたことでハマっていく話〜

ルシーアンナ

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「カクくんはそこまでしてくれないから」

 相基あいきが生でセックスをするのも、紀怜きさととだけで。

 紀怜も避妊をおろそかにするつもりは無いので、相基とだけだ。


 今日も何度も何度も注ぎ込まれた。

 さっき恋人へのメッセージを送っていた時だって、既に注ぎ込まれていた精液がトロトロと零れ落ちた。


 最初は嫌がったが、今はもう嫌ではないらしい。

「カクくんはそこまでしてくれないから」

 だから紀怜さんにしてもらう?


 相基の思考は淫らに聞こえもするが、きっとそうなるまで快楽漬けにしてその味を覚えさせたのは紀怜だ。



 ――ピーンポーン

 インターホンの音に相基の尻がピクッと震え、自ら怒張を抜き差しするようゆるゆると振られていた動きが止まった。


 パシンと軽く叩く手のひらに促されても、再び動く気配はない。

 その動きは欲望のままディルドを抜き差しするごとく、やっと速くなりそうだったのに。


 ――ピーンポーン

 二回目のインターホン。

 ガチャガチャとドアノブを回す音。

 けれど鍵を開けて入って来る様子はない。


「誰?」

 と聞くまでもなく、この部屋は紀怜の部屋なのだから、そんなことをするのは彼の彼女くらいだろう。


「紀怜……さん」

 相基の声。

 セックスの最中に名を呼ばれることなんて珍しく、それだけで紀怜のペニスはまた一段と充血を増したような気がした。


 何も言わず、ゆっくりゆっくりと腰を揺らし始めた紀怜に、相基は慌てたように手を後ろに伸ばし、その腰を止めようとする。


 けれど紀怜の腰は強く、むしろその両手首を掴まれ、後ろからガツガツと腰を叩きつけられた。


「ヒッ~~ッッ!!ぁうあああああッッ!!」

 激しい突きに身を起こし、相基は反り返りながら悲鳴を上げた。


 突き上げる動きでスライドするのを止めようとしても、逃げようとしても、後ろ手を取られ引き寄せられ、

「種でどろどろのマンコ吸い付いて来てンぞ?」

 耳元で囁かれるのにビクンビクンと震える。


「相基くん、ここ擦られながら突かれンの好きだもんなァ?おら、カクにも教えてやれよ!」

 紀怜の顔が肩越しに覗き込むよう頬を寄せ言うと、促すようにして顎をしゃくって見せた。


 もちろんそこには誰も居ない。

 ただそのドアの先、短い廊下が玄関へと繋がっているだけ。
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