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第二章~悪魔のことが好きなあたし~
悪魔の本音
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「電気もつけず何やってるの」
どのくらい経ったんだろう。
パチパチパチッとスイッチを押す音がしてリビングの電気がつく。
「暁……」
帰ってきたんだと思って、時計を見ればもう0時は過ぎていた。
「こんなとこで寝てたの?」
「寝てたのかな……?」
「心海?」
ずっと何をしていたのかわからない。
覚えてるのは、悪魔と萌香さんの姿だけ。
「こんな時間まで何してたの……?」
なんとか絞り出した言葉はこれだった。
本当はこんなこと言いたくなかった。
でも、不安で不安で仕方なかった。
「……え?」
こんなことあたしが聞くのは初めてだった。
「ふたりを見てから苦しくて、頭が痛くて……なんかもうどうしたらいいかわからなくて……こんな思い前にもしたような気がして……」
ふたりを見てからずっと苦しかった。
ずっとずっと、なんだか前にもこんな辛い思いをした気がして。
でも、そんな経験あたしにはなくて……。
「ごめん、心海。不安にさせて」
ソファーに座るあたしをぎゅっと抱きしめて、ポンポンっと背中を撫でる。
「……不思議」
「ん?」
「暁にこうしてもらうと安心できるの」
「……心海」
暁のあたしを抱きしめる力が増す。
「さっきの子、婚約者なんだ」
「うん、だろうなって気づいてた」
「婚約者がいること……知ってたのか?」
抱きしめる腕を離して、驚いた顔であたしを見る。
「噂でも聞いてたし、今日社長に聞いた」
「親父……?」
悪魔の顔が険しくなる。
「あ、うん。今日免許証落としちゃって、社長が拾ってくれたんだけど住所がバレちゃって……」
「それで、息子には婚約者がいるから深みにハマるなって言われたってこと?」
悪魔の言葉にこくんと首を縦に振る。
「また余計なことしやがって……」
悪魔の手が拳を作られて、小刻みに震えてる。
きっと元カノの時のこと思い出してる。
辛かっただろう、元カノから離れる瞬間のことを。
「婚約は解消しようと思ってるんだ」
「……え?」
「婚約してても、俺は好きでもない女と結婚する気はさらさらないから」
悪魔の気持ちはわかるけど、御曹司である彼にその選択は許されることなのだろうか。
「大丈夫。向こうもそのつもりは無いから」
「……え?」
あたしの心配ごとに気づいたようで、優しく微笑む。
「萌香さんは、泰治と付き合ってんの」
「え?じゃああの時の……?」
このリビングでキスしてた2人を思い出す。
「そ。あの時キスしてた相手が萌香さん」
「そうなんだ……」
「俺と萌香さんは昔から婚約者と言われて育ってきたけど、お互い好きになることはなかったんだ。でも、結婚するしか道はないんだって思ってた」
悪魔が目を瞑って穏やかに話す。
「……うん」
「でも、自分の立場がどうなってもいいくらい好きな女に出会った。それが心海だよ」
「暁……」
暁があたしの頬に手を触れる。
「今日会ってたのはお互いの親をどう説得するか話し合ってた。話に夢中になっちまって遅くなって、心海を不安にさせてごめんな」
少し前の悪魔からは想像もつかない。
悪魔が素直にあたしへの気持ちを述べてくれてる。
俺様なはずなのにそれもあまりない気がする。
「暁は無理してない……?」
「え?何を……?」
予想外のセリフだったようで目を丸くする。
「最近、俺様じゃなくなったから」
「ふはっ、お前Mかよ」
面白そうにくっくっと笑ってる。
「だって知り合ってからずっとそうだったし……なんか調子狂う」
「ふーん。それならそれでいいけど」
ニヤっと口角の上がるあの顔をする。
「え?」
「心海がそんなにMだとは知らなかったよ。これらは我慢しないね」
「我慢?」
あたしの言葉には答えずぎゅっと抱きしめる。
「これから、いろいろ親父とかのことであると思うけど。俺から逃げんなよ」
「う、うん」
「お前は俺のものなんだから、逃げてもどこまでも追いかけるからな」
俺様な悪魔が舞い降りた。
「わかってる……んっ」
ぐいっと顔を寄せられて、すぐに唇を奪われる。
「俺でいっぱいにしろよ」
唇を割って舌が入ってくる。
今日も、俺様御曹司に翻弄される。
ここからはもう離れられない。
どのくらい経ったんだろう。
パチパチパチッとスイッチを押す音がしてリビングの電気がつく。
「暁……」
帰ってきたんだと思って、時計を見ればもう0時は過ぎていた。
「こんなとこで寝てたの?」
「寝てたのかな……?」
「心海?」
ずっと何をしていたのかわからない。
覚えてるのは、悪魔と萌香さんの姿だけ。
「こんな時間まで何してたの……?」
なんとか絞り出した言葉はこれだった。
本当はこんなこと言いたくなかった。
でも、不安で不安で仕方なかった。
「……え?」
こんなことあたしが聞くのは初めてだった。
「ふたりを見てから苦しくて、頭が痛くて……なんかもうどうしたらいいかわからなくて……こんな思い前にもしたような気がして……」
ふたりを見てからずっと苦しかった。
ずっとずっと、なんだか前にもこんな辛い思いをした気がして。
でも、そんな経験あたしにはなくて……。
「ごめん、心海。不安にさせて」
ソファーに座るあたしをぎゅっと抱きしめて、ポンポンっと背中を撫でる。
「……不思議」
「ん?」
「暁にこうしてもらうと安心できるの」
「……心海」
暁のあたしを抱きしめる力が増す。
「さっきの子、婚約者なんだ」
「うん、だろうなって気づいてた」
「婚約者がいること……知ってたのか?」
抱きしめる腕を離して、驚いた顔であたしを見る。
「噂でも聞いてたし、今日社長に聞いた」
「親父……?」
悪魔の顔が険しくなる。
「あ、うん。今日免許証落としちゃって、社長が拾ってくれたんだけど住所がバレちゃって……」
「それで、息子には婚約者がいるから深みにハマるなって言われたってこと?」
悪魔の言葉にこくんと首を縦に振る。
「また余計なことしやがって……」
悪魔の手が拳を作られて、小刻みに震えてる。
きっと元カノの時のこと思い出してる。
辛かっただろう、元カノから離れる瞬間のことを。
「婚約は解消しようと思ってるんだ」
「……え?」
「婚約してても、俺は好きでもない女と結婚する気はさらさらないから」
悪魔の気持ちはわかるけど、御曹司である彼にその選択は許されることなのだろうか。
「大丈夫。向こうもそのつもりは無いから」
「……え?」
あたしの心配ごとに気づいたようで、優しく微笑む。
「萌香さんは、泰治と付き合ってんの」
「え?じゃああの時の……?」
このリビングでキスしてた2人を思い出す。
「そ。あの時キスしてた相手が萌香さん」
「そうなんだ……」
「俺と萌香さんは昔から婚約者と言われて育ってきたけど、お互い好きになることはなかったんだ。でも、結婚するしか道はないんだって思ってた」
悪魔が目を瞑って穏やかに話す。
「……うん」
「でも、自分の立場がどうなってもいいくらい好きな女に出会った。それが心海だよ」
「暁……」
暁があたしの頬に手を触れる。
「今日会ってたのはお互いの親をどう説得するか話し合ってた。話に夢中になっちまって遅くなって、心海を不安にさせてごめんな」
少し前の悪魔からは想像もつかない。
悪魔が素直にあたしへの気持ちを述べてくれてる。
俺様なはずなのにそれもあまりない気がする。
「暁は無理してない……?」
「え?何を……?」
予想外のセリフだったようで目を丸くする。
「最近、俺様じゃなくなったから」
「ふはっ、お前Mかよ」
面白そうにくっくっと笑ってる。
「だって知り合ってからずっとそうだったし……なんか調子狂う」
「ふーん。それならそれでいいけど」
ニヤっと口角の上がるあの顔をする。
「え?」
「心海がそんなにMだとは知らなかったよ。これらは我慢しないね」
「我慢?」
あたしの言葉には答えずぎゅっと抱きしめる。
「これから、いろいろ親父とかのことであると思うけど。俺から逃げんなよ」
「う、うん」
「お前は俺のものなんだから、逃げてもどこまでも追いかけるからな」
俺様な悪魔が舞い降りた。
「わかってる……んっ」
ぐいっと顔を寄せられて、すぐに唇を奪われる。
「俺でいっぱいにしろよ」
唇を割って舌が入ってくる。
今日も、俺様御曹司に翻弄される。
ここからはもう離れられない。
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