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第三章
修学旅行一日目 3
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夕食は、バイキング方式だった。
見たことのないような料理もあって、ただの食事だとは思えないほどワクワクしていた。そのため、普段はあまり食べない俺でもいつもの二倍くらいは食べた。
「ふー、うまかったー!」
「おいおい、食べてすぐだらけたら牛になるぞー」
「ならねーよー」
部屋に戻ってからぼふっとベッドへ倒れ込む。すぐ横にいる翔から呆れたような声がかかり、ちらりとそっちを見ながら返事をした。
ちなみに隼人は班長会議に行っている。まあ、すぐに戻ると思うけど。
しばらく横になったまままったりしていると翔が珍しくまじめなトーンで話し始めた。
「なあ、ライライ。」
「んー?」
「どうするんだ?」
「……んー。」
それはおそらく隼人のことで。どうする、と聞かれても答えようがない。
「早くした方が、いいと思うぞ。
ライライのためにも……早乙女のためにもな。」
「え? 隼人のため?」
早くした方がいいのはわかっている。けど、なんでそれが隼人のためになるんだ? 軽く起き上がって翔の方を見る。
「……早くしないと、」
「――ただいま。お風呂、誰から入る?」
「翔? ……あ、おかえり、隼人。」
「おー、お帰り。じゃんけんで決めよーぜ。」
翔がその理由を言おうとしたところでちょうど隼人が帰ってきた。不完全燃焼ではあるけど、翔の方もいつも通りの調子に戻ったのでそれに合わせる。
「じゃんけんね、じゃあ」
『最初はグー、じゃんけんポン』
三人でじゃんけんをして、勝ったのは翔。
「んじゃ一番で。」
「萊、先決めていいよ。」
「え、いいのか? なら二番。」
「じゃあ俺三番ね。」
隼人が決める順番を譲ってくれたので、それに甘えて先に決める。すると隼人がふっとほほ笑んで俺の頭を撫でる。
……そういえば、最近頭を撫でられることが多いな。
「おし、風呂入ってくるー」
「おー、行ってら」
順番が決まったので一番の翔が風呂場へ入った。軽く声を掛けて、テレビをつけるとトーク番組をやっていた。
ぼーっとそれを眺めていると、隼人の方から声がかかった。
「……萊。俺ね、好きな子がいるんだ。」
「え……?」
急なカミングアウトに驚き、ポカンと隼人の方を見る。
……好きな、子?
「ふふっ。萊は、いる?」
「お、れは……いない」
ここで、「隼人だ」って言えたらどれだけいいか……
小さく返事をすると、隼人の好きな子についての話が始まった。
見たことのないような料理もあって、ただの食事だとは思えないほどワクワクしていた。そのため、普段はあまり食べない俺でもいつもの二倍くらいは食べた。
「ふー、うまかったー!」
「おいおい、食べてすぐだらけたら牛になるぞー」
「ならねーよー」
部屋に戻ってからぼふっとベッドへ倒れ込む。すぐ横にいる翔から呆れたような声がかかり、ちらりとそっちを見ながら返事をした。
ちなみに隼人は班長会議に行っている。まあ、すぐに戻ると思うけど。
しばらく横になったまままったりしていると翔が珍しくまじめなトーンで話し始めた。
「なあ、ライライ。」
「んー?」
「どうするんだ?」
「……んー。」
それはおそらく隼人のことで。どうする、と聞かれても答えようがない。
「早くした方が、いいと思うぞ。
ライライのためにも……早乙女のためにもな。」
「え? 隼人のため?」
早くした方がいいのはわかっている。けど、なんでそれが隼人のためになるんだ? 軽く起き上がって翔の方を見る。
「……早くしないと、」
「――ただいま。お風呂、誰から入る?」
「翔? ……あ、おかえり、隼人。」
「おー、お帰り。じゃんけんで決めよーぜ。」
翔がその理由を言おうとしたところでちょうど隼人が帰ってきた。不完全燃焼ではあるけど、翔の方もいつも通りの調子に戻ったのでそれに合わせる。
「じゃんけんね、じゃあ」
『最初はグー、じゃんけんポン』
三人でじゃんけんをして、勝ったのは翔。
「んじゃ一番で。」
「萊、先決めていいよ。」
「え、いいのか? なら二番。」
「じゃあ俺三番ね。」
隼人が決める順番を譲ってくれたので、それに甘えて先に決める。すると隼人がふっとほほ笑んで俺の頭を撫でる。
……そういえば、最近頭を撫でられることが多いな。
「おし、風呂入ってくるー」
「おー、行ってら」
順番が決まったので一番の翔が風呂場へ入った。軽く声を掛けて、テレビをつけるとトーク番組をやっていた。
ぼーっとそれを眺めていると、隼人の方から声がかかった。
「……萊。俺ね、好きな子がいるんだ。」
「え……?」
急なカミングアウトに驚き、ポカンと隼人の方を見る。
……好きな、子?
「ふふっ。萊は、いる?」
「お、れは……いない」
ここで、「隼人だ」って言えたらどれだけいいか……
小さく返事をすると、隼人の好きな子についての話が始まった。
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