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第三章
修学旅行三日目 3
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「隼人っ、もう一回!」
「ちょ……萊、もう五回目だよ。
そろそろほかの奴しない?」
始めっからジェットコースターへと向かった俺。
この遊園地はジェットコースターが有名で、一番に乗ると決めていたんだ。乗ってみるとすごく楽しくて。隼人のいうように、すでに次で五回目。
隼人が呆れながら言っているが俺はまた長い列に並ぶ。まあ、有名なだけあって順番待ちで三十分ほどある。その間は暇だが……楽しいから耐えられる!
「ねえ萊。
折角のデートなのに、もうお昼だよ。」
「最後だ最後! これが終わったら昼食って他の奴に行くから!」
「……それならいいけど。」
隼人がデートだとか言ってるけどそれはほぼスルー。だって、デートとか言ってたら俺まともに楽しめねーし。
ちょっと隼人が不機嫌そうだったけど、それもできるだけ無視した。
「ふーー、楽しかったな!」
満足して隼人を見上げれば、乗る前と同じような不機嫌モードで。眉間を寄せながらただ歩いている。
イラッとくるけど、自分のせいだし何も言わずについていく。何も見ずに歩いてるけど……迷子にはならねーよな?
「なあ、隼人。どっか店に行こ―ぜ。」
くいっと袖を引っ張っても反応せずにただ進んでいく。……腹減ってねーのかな。てかなんでここまで不機嫌なんだ? 確かに振り回して悪かったと思うけど……
「ここ」
「え?」
考え込んでいると急に腕を引かれ驚くも、問い詰める暇もなくお化け屋敷に入っていった。
いつの間にここへ……!?
「は、隼人……なんでこんなところ……」
「さっき、自分だけ楽しんでたから。
俺も、同じことをしようと思って。」
ニッコリ笑う隼人は、真っ黒。お化け屋敷の暗さも相まって、まさに悪魔。
顔が引きつり、冷や汗がだらだらと流れる。絶対こいつ、わかっていってる……!
「じゃあ、行こうか。」
「っ……!」
俺は、ホラー系統が苦手なのに……!
俺を置いて進んでいく隼人の腕にしがみつき、おいていかれないようにしながら恐る恐る進んでいった。
「ちょ……萊、もう五回目だよ。
そろそろほかの奴しない?」
始めっからジェットコースターへと向かった俺。
この遊園地はジェットコースターが有名で、一番に乗ると決めていたんだ。乗ってみるとすごく楽しくて。隼人のいうように、すでに次で五回目。
隼人が呆れながら言っているが俺はまた長い列に並ぶ。まあ、有名なだけあって順番待ちで三十分ほどある。その間は暇だが……楽しいから耐えられる!
「ねえ萊。
折角のデートなのに、もうお昼だよ。」
「最後だ最後! これが終わったら昼食って他の奴に行くから!」
「……それならいいけど。」
隼人がデートだとか言ってるけどそれはほぼスルー。だって、デートとか言ってたら俺まともに楽しめねーし。
ちょっと隼人が不機嫌そうだったけど、それもできるだけ無視した。
「ふーー、楽しかったな!」
満足して隼人を見上げれば、乗る前と同じような不機嫌モードで。眉間を寄せながらただ歩いている。
イラッとくるけど、自分のせいだし何も言わずについていく。何も見ずに歩いてるけど……迷子にはならねーよな?
「なあ、隼人。どっか店に行こ―ぜ。」
くいっと袖を引っ張っても反応せずにただ進んでいく。……腹減ってねーのかな。てかなんでここまで不機嫌なんだ? 確かに振り回して悪かったと思うけど……
「ここ」
「え?」
考え込んでいると急に腕を引かれ驚くも、問い詰める暇もなくお化け屋敷に入っていった。
いつの間にここへ……!?
「は、隼人……なんでこんなところ……」
「さっき、自分だけ楽しんでたから。
俺も、同じことをしようと思って。」
ニッコリ笑う隼人は、真っ黒。お化け屋敷の暗さも相まって、まさに悪魔。
顔が引きつり、冷や汗がだらだらと流れる。絶対こいつ、わかっていってる……!
「じゃあ、行こうか。」
「っ……!」
俺は、ホラー系統が苦手なのに……!
俺を置いて進んでいく隼人の腕にしがみつき、おいていかれないようにしながら恐る恐る進んでいった。
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