俺のことだけを見てればいいのに。

とらまーる

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番外

少年のお泊りデート 3

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 ご飯を食べ終わり、風呂に入る。
 先に入らせてもらったので一番風呂だ。

「ふう……」

 ゆっくり浸かっていると、外から隼人が声を掛けてきた。

「?? 着替え、置いとくね。」
「あ、ありがと……」

 さっきのことがあって、ぎこちなく返すとしばらくの沈黙の後に隼人が声を出した。

「あの……さっきはほんとにごめんね……?
自分から迎えに行ったのに……」
「ッい、いいって!」

 その声はすごく申し訳なさそうで、さっきまで演技なのかと疑っていた自分に嫌気がさす。
 けど、今はその話題を出さないでほしい。思い出すだけで顔が熱くなる。

「で、でも……」
「いいからっ!」

「そっか……」

 恥ずかしくて火が出そう。
 隼人がそ、その……AV見てるとか、思ってなかったし……我慢できなくて、ってどういう意味だよ……!?

「あー、もう!」

 また混乱しそうになった俺は考えるのを止め、とりあえず忘れようと決めた。



 風呂から上がり、隼人から借りた服を借りてリビングに戻る。

「わ、なんか……すごいうれしい。」
「っ! なんだよそれ……!」

 上がったぞ、というまでもなく隼人は俺に気づき唐突に抱き締めてくる。
 驚いてちょっと抵抗するも、隼人の方が力が強く敵わない。

「可愛すぎって意味。」
「……ずるい。」

 本当、隼人はずるい。堂々と甘い言葉を言ってのけるんだから。こっちが恥ずかしいくらいだ。

「ふふっ、それじゃあ俺お風呂入ってくるから、上にいていいよ。」
「あっ……おう。」

 ほほ笑んで俺から離れた隼人。少し寂しいけど、それを直接言うわけにもいかないので返事をした。 
 上にいていいってことは、隼人の部屋……だよな。

 俺は隼人を見送ってから、部屋の方へ向かった。
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