22 / 26
第二章
8
しおりを挟む
結局ミレクサン先輩の試合はアングバル学院の勝利で終わった。そして次のシンドワ先輩の試合はナルハイト高等学校と引き分けだった。まだ学術部門の採点は終わっていないので一勝一引き分けといった具合だ。
次はいよいよ個人戦の大目玉、魔術部門だ。
「それじゃ頑張ってね、グレイ。」
「おー。ま、そこで安心して見てろや。」
自信満々だな。これは期待して待っているとしよう。
グレイが出ていこうとしたその時、帝国騎士の人間が急に入って来た。
「ア?」
「すみません。レインドル・エクスブローはいませんか。」
本国で先輩の家に何かあったのだろうか…?
「そういえば見当たらないね。何処に行ったんだろお。」
ベルテ先輩の言う通り、先程から姿が無かった。てっきりあの重い空気に耐え切れず何処かに行ってしまったのかと思ったが…。
「まさか逃げたか!?探せ!」
騎士たちが慌てて捜索に向かう。待て、逃げた?
「どういう事ですか?」
近くの騎士を一人呼び止めて問いかける。
「詳しいことは後程報告いたします!今は…!」
ちっ、仕方がないか。
「分かりました、僕も探します!」
俺の一言を皮切りに、出場しない全員で探すこととなった。発見次第近くの帝国騎士に伝えることが条件だ。
「見られないけど応援してるから、グレイ!」
そう言い捨てていくとグレイはニヤッと笑った。
あちこち探すが見つからず、遂に団体戦の時間になった。魔術部門の結果は分からない。
「何処に行ったんだ…ここの警備は厳重だから外には出られないはずなのに…!」
結局出場人数の足りないミレクサン学園は棄権扱いになり、捜索は続けられた。
そして…。
「見つかった?!何処で?」
騎士の一人が俺を呼びに来た。
「バックヤードに係員として紛れていたようで…とにかく来てください、奴は貴方を指名していて…。」
指名?どういうことだ。
走って向かうと、そこには魔法でできた刃で人質をとるエクスブロー先輩がいた。
「先輩…!一体何を!?」
「来ましたね、スティルヤード君。動かないで、私の話を聞いてください。」
「それは、どういう…。」
騎士の一人が声を上げる。
「そいつがイヴァング皇子殿下襲撃事件の最重要容疑者です!魔術の癖からそいつが爆弾の作成者である可能性が非常に高いとの見解が…!」
な…内部犯がいるとは思っていたが先輩が?だが、あの日見た先輩の魔術の癖は…。
「話って、何ですか。」
静かに問いかけると、先輩はゆっくりと話し出した。
「まずは私の身の上話からですね…私は、本当はエクスブロー家の次男なんです。」
それは…。
「一つ上の兄は、あまりに少ない魔力量から出来損ないとして幽閉の憂き目にあい、一昨年病死しました。全てはエクスブロー家の権威と名誉のために!」
あの膨大な魔力を隠していたのは兄への引け目からか…。
「あの日から…私という存在があったためにあんな目にあっていたにもかかわらず、私に優しかった兄が亡くなってから!私は権力に、実力主義な身分という制度に復讐すると決めたのです!」
「それでイヴァを狙ったんですか…?」
「ええ、でもあれはほんの足がかり…もっと大きなことを成すつもりでした。しかし、どうやら私はここまでのようです。なので…私の代わりになってもらえませんか?」
「何を言って…」
「あの人は貴方のことを高く評価していました。あなたならきっと…」
「すみません。よくわかりませんが、イヴァを殺そうとするような人たちに協力なんてできません。」
あの人、が誰かは知らないが、俺はイヴァングの味方だ。革命は他所でやってくれ。
「そうですか…それは残念です。貴方となら分かり合えると思ったのですが。」
そう言うと、エクスブロー先輩は何のためらいもなく自らの喉に刃を突き立てた。
「っ!!先輩!」
慌てて駆け寄るが…駄目だ、治癒魔法が効かない。死は免れないということだ。
現場は騎士たちによって封鎖され、俺達は緊急帰国することとなった。
ローライズ帝国、ミレクサン学園に帰ってから一週間。俺は人気のない校舎裏にやってきていた。
理由は簡単だ。手紙でここにヨルハを呼び出してあるから。
「よ!どうしたんだレオン、こんなところに呼び出して…まさか告白とか?」
冗談めかして言うヨルハに笑いかける。きっと、泣きそうな笑顔だろう。
「だったらよかったのにね、ヨルハ。───イヴァ襲撃の真犯人さん。」
次はいよいよ個人戦の大目玉、魔術部門だ。
「それじゃ頑張ってね、グレイ。」
「おー。ま、そこで安心して見てろや。」
自信満々だな。これは期待して待っているとしよう。
グレイが出ていこうとしたその時、帝国騎士の人間が急に入って来た。
「ア?」
「すみません。レインドル・エクスブローはいませんか。」
本国で先輩の家に何かあったのだろうか…?
「そういえば見当たらないね。何処に行ったんだろお。」
ベルテ先輩の言う通り、先程から姿が無かった。てっきりあの重い空気に耐え切れず何処かに行ってしまったのかと思ったが…。
「まさか逃げたか!?探せ!」
騎士たちが慌てて捜索に向かう。待て、逃げた?
「どういう事ですか?」
近くの騎士を一人呼び止めて問いかける。
「詳しいことは後程報告いたします!今は…!」
ちっ、仕方がないか。
「分かりました、僕も探します!」
俺の一言を皮切りに、出場しない全員で探すこととなった。発見次第近くの帝国騎士に伝えることが条件だ。
「見られないけど応援してるから、グレイ!」
そう言い捨てていくとグレイはニヤッと笑った。
あちこち探すが見つからず、遂に団体戦の時間になった。魔術部門の結果は分からない。
「何処に行ったんだ…ここの警備は厳重だから外には出られないはずなのに…!」
結局出場人数の足りないミレクサン学園は棄権扱いになり、捜索は続けられた。
そして…。
「見つかった?!何処で?」
騎士の一人が俺を呼びに来た。
「バックヤードに係員として紛れていたようで…とにかく来てください、奴は貴方を指名していて…。」
指名?どういうことだ。
走って向かうと、そこには魔法でできた刃で人質をとるエクスブロー先輩がいた。
「先輩…!一体何を!?」
「来ましたね、スティルヤード君。動かないで、私の話を聞いてください。」
「それは、どういう…。」
騎士の一人が声を上げる。
「そいつがイヴァング皇子殿下襲撃事件の最重要容疑者です!魔術の癖からそいつが爆弾の作成者である可能性が非常に高いとの見解が…!」
な…内部犯がいるとは思っていたが先輩が?だが、あの日見た先輩の魔術の癖は…。
「話って、何ですか。」
静かに問いかけると、先輩はゆっくりと話し出した。
「まずは私の身の上話からですね…私は、本当はエクスブロー家の次男なんです。」
それは…。
「一つ上の兄は、あまりに少ない魔力量から出来損ないとして幽閉の憂き目にあい、一昨年病死しました。全てはエクスブロー家の権威と名誉のために!」
あの膨大な魔力を隠していたのは兄への引け目からか…。
「あの日から…私という存在があったためにあんな目にあっていたにもかかわらず、私に優しかった兄が亡くなってから!私は権力に、実力主義な身分という制度に復讐すると決めたのです!」
「それでイヴァを狙ったんですか…?」
「ええ、でもあれはほんの足がかり…もっと大きなことを成すつもりでした。しかし、どうやら私はここまでのようです。なので…私の代わりになってもらえませんか?」
「何を言って…」
「あの人は貴方のことを高く評価していました。あなたならきっと…」
「すみません。よくわかりませんが、イヴァを殺そうとするような人たちに協力なんてできません。」
あの人、が誰かは知らないが、俺はイヴァングの味方だ。革命は他所でやってくれ。
「そうですか…それは残念です。貴方となら分かり合えると思ったのですが。」
そう言うと、エクスブロー先輩は何のためらいもなく自らの喉に刃を突き立てた。
「っ!!先輩!」
慌てて駆け寄るが…駄目だ、治癒魔法が効かない。死は免れないということだ。
現場は騎士たちによって封鎖され、俺達は緊急帰国することとなった。
ローライズ帝国、ミレクサン学園に帰ってから一週間。俺は人気のない校舎裏にやってきていた。
理由は簡単だ。手紙でここにヨルハを呼び出してあるから。
「よ!どうしたんだレオン、こんなところに呼び出して…まさか告白とか?」
冗談めかして言うヨルハに笑いかける。きっと、泣きそうな笑顔だろう。
「だったらよかったのにね、ヨルハ。───イヴァ襲撃の真犯人さん。」
29
あなたにおすすめの小説
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
できるかぎり毎日? お話の予告と皆の裏話? のあがるインスタとYouTube
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい!
煮卵
BL
転生コメディ/婚約破棄/王族×平凡/腐女子悪役令嬢
俺は、かつて自分がシナリオを書いた乙女ゲーム《薔薇庭》の世界に転生してしまった。
与えられた役割は、王子アーベルの取り巻きにすぎない“悪役モブ”。原作の筋書き通りなら、アーベルの婚約が破棄されたとき、俺はその罪をかぶせられて処刑される運命にある。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく俺は懸命に動いた。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限りアーベルと過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
……けれど、気づけばアーベルは俺に惚れ込み、他の誰でもなく俺を選んでしまった。
その結果、ついには俺自身の命が狙われる事態へと発展する。
真摯なアーベルの愛の告白に
俺自身は――死にたくない一心で「YES」と答えてしまうがーー
俺の“生存戦略”は、どこまで通用するのか。
そしてアーベルの想いに、俺はどこまで嘘をつき続けられるのか――。
DEAD or LOVEコメディ第二章!
※「【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!」の続きです。
単品でも読めますが、よろしければ第一部もお読みください。
※※主人公は悪役令嬢ではありませんが途中で出てきます。
ーーーー
校正・アイディア出しに生成AIを利用しています。
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
王道学園のモブ
四季織
BL
王道学園に転生した俺が出会ったのは、寡黙書記の先輩だった。
私立白鳳学園。山の上のこの学園は、政財界、文化界を担う子息達が通う超名門校で、特に、有名なのは生徒会だった。
そう、俺、小坂威(おさかたける)は王道学園BLゲームの世界に転生してしまったんだ。もちろんゲームに登場しない、名前も見た目も平凡なモブとして。
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました!
えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。
※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです!
※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
青春異世界学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる