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幕間 (第一部 ⇒ 第二部)
あいつ捨てられたのかな。
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「放っておくわけには・・・いかないよな。」
震えている犬を抱え、車にあった毛布に包み空のコンテナへと入れる。
「窮屈だろうけどちょっとだけ我慢してくれよ。」
俺はアクセルペダルを思いっきり踏んだ。
――――――
「お帰りなさいませ。」
屋敷に戻るといつも通りクラウスさんが出迎えてくれた。彼はすぐに俺の腕の中でぐったりしている犬に気づく。
「雄太殿、私は何をすればよろしいでしょうか。」
「すみません、急いで玉崎を呼んで来てもらえませんか?あいつ、獣医の資格を持ってるんです。」
車で屋敷に戻る間、俺は玉崎が豚を育てながら副業で獣医をしていることを思い出していた。
クラウスさんは「了解しました。」と短く言いい、屋敷の奥へと駆けて行く。するとすぐに玉崎が現れ、後ろには牛田、鳥飼も続いていた。
3人は犬を見て険しい顔をする。
「お前、この犬どうしたんだよ。」
牛田の声にはトゲがあった。
「途中の道路で動けなくなってた。見捨てるわけにもいかないしさ。玉崎、頼む。診てくれないか?」
「まぁ、診るのは別に構わないが・・・飼い犬、か。」
玉崎の声もどこかやりきれないという感じで、犬の首にある真っ赤な首輪を見ている。そこには銀のネームプレートが付いていて、『チビ』そう掘られていた。
「牛田、鳥飼。お湯とタオル用意してくれ。クラウスさん、ハチミツか砂糖を水に溶かせませんか?」
玉崎は犬を優しく受け取りながらテキパキと指示を出す。牛田と鳥飼の2人は「わかった」と言いながら奥へと駆け出し、クラウスさんも調理場へと向かっていた。
――――――
「やっぱり、あいつ捨てられたのかな。」
玉崎が処置をしている間、俺と牛田、鳥飼は食堂に集まっていた。婆ちゃんやリリーナ達はすでに畑に行っていないらしい。
「聞いた状況から考えるとその可能性が一番高いと思う。この辺は黒崎んち以外に住んでいる人いない。」
「考えたくはないけど、どこか遠くから捨てに来た奴がいるんだろうな。」
牛田と鳥飼はこれ以上ないくらいに顔をしかめる。そう、こいつらはどんな事情であれ飼っていた動物を捨てることが許せないのだ。それは2人が生き物を自分たちの生活のために育て、そして命をもらっているからに違いない。
「捨てたのは誰だ?見つけたらタダじゃおかねぇぞ。」
「ああ、俺も許さない。」
「もちろん俺もさ。だけど、捨てるのってどんな気持ちなんだろうな?」
牛田と鳥飼の2人は揃って「そんなのわからねぇよ!」と吐き捨てた。すると、食道の扉がガチャッと開き、そこには玉崎が立っている。そしてその場でニコッと笑った。
「極度の空腹と疲労で動けなくなってただけみたいだな。砂糖水を飲ませたら少し元気になった。眠くなったみたいだったから黒崎の部屋で寝かせたよ。起きたらご飯食べさせればいい。すぐ元気になると思う。あ、いきなり固いものはダメだぞ。」
俺達はそれを聞いてほぉーっと大きな息を吐く。無事だと聞いて気持ちが少し楽になっていた。
「それよりも、あの犬の飼い主のことだけど・・・。」
「玉崎、俺達も今まで話してたんだ。お前は誰が飼ってたかとか、どこかで見たことあるとかない?」
「残念だけど、初めて見る顔だ。チビっていう名前にも心当たりがない。」
「手がかりなし、か・・・とりあえず、ヒデちゃんのところに飼い主を捜すポスターでも貼ってみようか?」
俺の提案にミートリオはうんうんと頷く。
「俺達もいろいろ聞き込みしてみる。何か情報があったら都度連絡取ろうぜ。」
「「「おうっ。」」」
飼い主を捜し出し、本当に捨てたのか問いただそう。俺達の心は一つになった。
それまではこの家で面倒を見ることにしようか。仮のかもしれないけど家族が増えて困ることはないし。
「じゃ、そろそろ俺も畑に行かないとな。」
椅子から立ち合がり食堂を出ようとする。
「ちょっと待て黒崎。」 「まだ。」 「話しは終わっていない。」
うん?ミートリオが犬を想う優しい目から獣を狙うハンターのような目になる。
「な、何かな?」
「「「昨日の続きをしようじゃないか。」」」
ちくしょう。犬のことで忘れてくれると思ったのに。どんだけ嫉妬深いんだこいつら。
「そ、そうだ! 犬のことが心配だ。俺は部屋に戻らなくっちゃ。」
「待て。俺がちゃんと処置したから大丈夫だ。」
玉崎はそう言いながら出入り口となる扉をサッと塞ぐ。
「もう逃げられない。リリーナさんたちとの関係を隅々まで聞かせてもらおうか。」
「その後は、もちろん処刑だ。青年団の掟を破ったから当たり前だよなぁ。」
辺りを見回す。逃げ出せるような所は見当たらない。くっそ、ダメか。俺は死ぬしかないのか?
その時、玉崎の後ろにある扉がコンコンッとノックされ、クラウスさんが顔を出した。
「雄太殿、お客様です。」
しめた!この来客を利用して俺はこの場を脱出する。
「・・・女性の。それも3人です。」
クラウスさん、それは今言わなくてもいいのでは!?
「黒崎くぅん。」 「また1つ。」 「罪を作ったね。」
俺は一瞬にして床の上に組み伏せられていた。
――――――
「「「来たのは誰だ?」」」
「し、知らない。来客の予定なんかなかった。」
俺を押さえつけながら3人はイヤらしい笑みを浮かべる。
「黒崎くぅん、またそんなこと言って。」 「実はリリーナさんみたいな。」 「美少女だろう?」
「だから誰かわからないって。それにリリーナ達みたいな女の子がそう何度も来るわけが・・・。」
「フッ、黒崎。そんなこと言って俺達はもう騙されないぞ。」
「お前のことはもうわかってる。」
「新しい女の子たちも独り占めする気なんだろう?わかってるんだよ!お前の考えそうなことは。」
そう言いながら俺の手足をロープでガチガチに縛る。
「・・・皆さま、お客様は玄関でお待ちです。」
クラウスさん!? 常識人のあなたがどうして。
「よしっ、行くぞお前ら。」 「今日から俺達も。」 「ハーレム展開突入だ!」
「あっ、おいっ。ちょっと待てって。」
ジタバタと床の上でもがく俺をそのままにして、3人は勢いよく部屋を飛び出した。
――――――
「どんな感じの女性でした?」
待ちきれないという感じで玉崎は聞く。
「私の所感でよろしければ。・・・包容力がとてもありそうでしたね。それでいて芯もしっかりしていると思います。」
「俺、この体を包んで欲しい。」
「その巨体をか?牛田。俺の方が包みやすいぜ。」
「待て牛田、玉崎。優しく抱きしめてもらうのは俺だ。そう小鳥のように。」
「あぁん!?」と3人はお互いの胸ぐらを掴み合う。しかし誰かがすぐにプッと吹き出し、それに釣られてみんな笑った。彼らは心の中で、俺達にも彼女が出来ればこんなつまらない馬鹿な会話をしなくてよくなる、そう言っていた。
「ではお開けします。」
そんな牛田たちを見ながらクラウスさんはゆっくりと扉を開けた。
「「「一目惚れです、付き合ってください!!!」」」
右手を差し出し、頭を下げミートリオは大声で愛の告白をする。初対面となるであろう女性に向かって。
田舎では嫁を見つけるのは早い者勝ち、彼らはその考えに基づいていきなりの告白に打って出た。
普通であれば何が起こったのかわからず困惑もしくは驚きの表情を浮かべるだろう。
だが、彼らに返って来たのは毎日のように聞いてる声で、それには相当な怒りが含まれていた。
「何、バカなことを言ってるんだい。」
「「「・・・!? か、母ちゃん。」」」
そう、外で待っていたのは牛田、玉崎、鳥飼の母親たちだった。
震えている犬を抱え、車にあった毛布に包み空のコンテナへと入れる。
「窮屈だろうけどちょっとだけ我慢してくれよ。」
俺はアクセルペダルを思いっきり踏んだ。
――――――
「お帰りなさいませ。」
屋敷に戻るといつも通りクラウスさんが出迎えてくれた。彼はすぐに俺の腕の中でぐったりしている犬に気づく。
「雄太殿、私は何をすればよろしいでしょうか。」
「すみません、急いで玉崎を呼んで来てもらえませんか?あいつ、獣医の資格を持ってるんです。」
車で屋敷に戻る間、俺は玉崎が豚を育てながら副業で獣医をしていることを思い出していた。
クラウスさんは「了解しました。」と短く言いい、屋敷の奥へと駆けて行く。するとすぐに玉崎が現れ、後ろには牛田、鳥飼も続いていた。
3人は犬を見て険しい顔をする。
「お前、この犬どうしたんだよ。」
牛田の声にはトゲがあった。
「途中の道路で動けなくなってた。見捨てるわけにもいかないしさ。玉崎、頼む。診てくれないか?」
「まぁ、診るのは別に構わないが・・・飼い犬、か。」
玉崎の声もどこかやりきれないという感じで、犬の首にある真っ赤な首輪を見ている。そこには銀のネームプレートが付いていて、『チビ』そう掘られていた。
「牛田、鳥飼。お湯とタオル用意してくれ。クラウスさん、ハチミツか砂糖を水に溶かせませんか?」
玉崎は犬を優しく受け取りながらテキパキと指示を出す。牛田と鳥飼の2人は「わかった」と言いながら奥へと駆け出し、クラウスさんも調理場へと向かっていた。
――――――
「やっぱり、あいつ捨てられたのかな。」
玉崎が処置をしている間、俺と牛田、鳥飼は食堂に集まっていた。婆ちゃんやリリーナ達はすでに畑に行っていないらしい。
「聞いた状況から考えるとその可能性が一番高いと思う。この辺は黒崎んち以外に住んでいる人いない。」
「考えたくはないけど、どこか遠くから捨てに来た奴がいるんだろうな。」
牛田と鳥飼はこれ以上ないくらいに顔をしかめる。そう、こいつらはどんな事情であれ飼っていた動物を捨てることが許せないのだ。それは2人が生き物を自分たちの生活のために育て、そして命をもらっているからに違いない。
「捨てたのは誰だ?見つけたらタダじゃおかねぇぞ。」
「ああ、俺も許さない。」
「もちろん俺もさ。だけど、捨てるのってどんな気持ちなんだろうな?」
牛田と鳥飼の2人は揃って「そんなのわからねぇよ!」と吐き捨てた。すると、食道の扉がガチャッと開き、そこには玉崎が立っている。そしてその場でニコッと笑った。
「極度の空腹と疲労で動けなくなってただけみたいだな。砂糖水を飲ませたら少し元気になった。眠くなったみたいだったから黒崎の部屋で寝かせたよ。起きたらご飯食べさせればいい。すぐ元気になると思う。あ、いきなり固いものはダメだぞ。」
俺達はそれを聞いてほぉーっと大きな息を吐く。無事だと聞いて気持ちが少し楽になっていた。
「それよりも、あの犬の飼い主のことだけど・・・。」
「玉崎、俺達も今まで話してたんだ。お前は誰が飼ってたかとか、どこかで見たことあるとかない?」
「残念だけど、初めて見る顔だ。チビっていう名前にも心当たりがない。」
「手がかりなし、か・・・とりあえず、ヒデちゃんのところに飼い主を捜すポスターでも貼ってみようか?」
俺の提案にミートリオはうんうんと頷く。
「俺達もいろいろ聞き込みしてみる。何か情報があったら都度連絡取ろうぜ。」
「「「おうっ。」」」
飼い主を捜し出し、本当に捨てたのか問いただそう。俺達の心は一つになった。
それまではこの家で面倒を見ることにしようか。仮のかもしれないけど家族が増えて困ることはないし。
「じゃ、そろそろ俺も畑に行かないとな。」
椅子から立ち合がり食堂を出ようとする。
「ちょっと待て黒崎。」 「まだ。」 「話しは終わっていない。」
うん?ミートリオが犬を想う優しい目から獣を狙うハンターのような目になる。
「な、何かな?」
「「「昨日の続きをしようじゃないか。」」」
ちくしょう。犬のことで忘れてくれると思ったのに。どんだけ嫉妬深いんだこいつら。
「そ、そうだ! 犬のことが心配だ。俺は部屋に戻らなくっちゃ。」
「待て。俺がちゃんと処置したから大丈夫だ。」
玉崎はそう言いながら出入り口となる扉をサッと塞ぐ。
「もう逃げられない。リリーナさんたちとの関係を隅々まで聞かせてもらおうか。」
「その後は、もちろん処刑だ。青年団の掟を破ったから当たり前だよなぁ。」
辺りを見回す。逃げ出せるような所は見当たらない。くっそ、ダメか。俺は死ぬしかないのか?
その時、玉崎の後ろにある扉がコンコンッとノックされ、クラウスさんが顔を出した。
「雄太殿、お客様です。」
しめた!この来客を利用して俺はこの場を脱出する。
「・・・女性の。それも3人です。」
クラウスさん、それは今言わなくてもいいのでは!?
「黒崎くぅん。」 「また1つ。」 「罪を作ったね。」
俺は一瞬にして床の上に組み伏せられていた。
――――――
「「「来たのは誰だ?」」」
「し、知らない。来客の予定なんかなかった。」
俺を押さえつけながら3人はイヤらしい笑みを浮かべる。
「黒崎くぅん、またそんなこと言って。」 「実はリリーナさんみたいな。」 「美少女だろう?」
「だから誰かわからないって。それにリリーナ達みたいな女の子がそう何度も来るわけが・・・。」
「フッ、黒崎。そんなこと言って俺達はもう騙されないぞ。」
「お前のことはもうわかってる。」
「新しい女の子たちも独り占めする気なんだろう?わかってるんだよ!お前の考えそうなことは。」
そう言いながら俺の手足をロープでガチガチに縛る。
「・・・皆さま、お客様は玄関でお待ちです。」
クラウスさん!? 常識人のあなたがどうして。
「よしっ、行くぞお前ら。」 「今日から俺達も。」 「ハーレム展開突入だ!」
「あっ、おいっ。ちょっと待てって。」
ジタバタと床の上でもがく俺をそのままにして、3人は勢いよく部屋を飛び出した。
――――――
「どんな感じの女性でした?」
待ちきれないという感じで玉崎は聞く。
「私の所感でよろしければ。・・・包容力がとてもありそうでしたね。それでいて芯もしっかりしていると思います。」
「俺、この体を包んで欲しい。」
「その巨体をか?牛田。俺の方が包みやすいぜ。」
「待て牛田、玉崎。優しく抱きしめてもらうのは俺だ。そう小鳥のように。」
「あぁん!?」と3人はお互いの胸ぐらを掴み合う。しかし誰かがすぐにプッと吹き出し、それに釣られてみんな笑った。彼らは心の中で、俺達にも彼女が出来ればこんなつまらない馬鹿な会話をしなくてよくなる、そう言っていた。
「ではお開けします。」
そんな牛田たちを見ながらクラウスさんはゆっくりと扉を開けた。
「「「一目惚れです、付き合ってください!!!」」」
右手を差し出し、頭を下げミートリオは大声で愛の告白をする。初対面となるであろう女性に向かって。
田舎では嫁を見つけるのは早い者勝ち、彼らはその考えに基づいていきなりの告白に打って出た。
普通であれば何が起こったのかわからず困惑もしくは驚きの表情を浮かべるだろう。
だが、彼らに返って来たのは毎日のように聞いてる声で、それには相当な怒りが含まれていた。
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