39 / 43
幕間 (第一部 ⇒ 第二部)
ちょっと調子悪いんだ。
しおりを挟む
「・・・ユイちゃん。ユイちゃん!」
「・・・え?」
「そんな大穴を開けてどうするつもりだい。」
一瞬、ユイは何を言われているのかわからなかった。そもそも、自分は今何をしていたのだろうか。手には・・・クワがある。
そうだ、芋を植えるための畝を作っていたのだ。
だけど考え事をしてて・・・。
そこでようやく自分の前に出来上がっていた落とし穴を見る。
「ば、婆様。これは、私が・・・?」
「他に誰がいるって言うんだい。まったく。まぁ、あんたにもいろいろあるだろうけどさ。仕事はきちっとやってもらわないと。」
「・・・も、申し訳ありません。」
ユイは自分のことが恥ずかしくなり、小さくなった。
何をやっているんだ私。婆様の言う通りだ。与えられた任務を確実に遂行するのが騎士ってものじゃないか。
「しっかりしろ。」そう言いながら自分の顔を手でパンパンと2度叩いて気合を入れる。
しかし、それでもリリーナが雄太のことが好きと言った姿を忘れることはできなかった。すぐに頭の中はそのことでいっぱいになる。私は主君の気持ちに寄り添わなければならないのに・・・。素直にそれを認めることが、なぜかできない。屋敷でも思わず逃げ出してしまった。
「リリーナ様。このサツマイモって美味しいのかな?」
プリムの声が聞こえ、そっちに顔を向ける。そこには彼女と一緒に芋苗をせっせと植えているリリーナの楽しそうな姿があった。
「お婆様がさっき言ってましたが、今年は『紅あずま』と『安納』の2つの種類を植えるそうです。プリム、あなたが今持っているのが安納だと思います。甘くて焼くと美味しいらしいですよ。」
「わぁ。いつ頃食べられるのかな!? 明日かな、明後日かな?」
「残念、すぐには無理みたいです。収穫できるのは何ヶ月も先と聞きました。」
「むぅ。ボク、それまで我慢できるないよぉ。」
「プリムは本当に食いしん坊さんですね。わかりました。雄太さんにどこかで売ってないか聞いてみましょう。」
「うん!」
リリーナが雄太の名前を呼ぶ。それを聞くだけで胸の辺りが剣先で突かれたみたいにチクッとした。
どうして・・・。私は、私はリリーナ様の騎士なんだぞ。
なのに、あの人が雄太と口にするのを聞きたくないなんて・・・。
――――――
「あ!雄太。」
畑に現れた俺をプリムはすぐさま見つけ、芋苗を放り出しながら全力でこっちに向かって来た。そしてそのまま腹の中へドーンと頭を突っ込ませる。
「ぐえっ。プ、プリム。手加減してくれよ。」
「えへへ。雄太、お帰り。見て、今日は芋を植えてるんだよ。」
「お、今日は真面目に手伝ってるんだな。」
「むぅ、ボクはいっつも真剣だよ。」
「嘘つけ。普段は走り回って遊んでいるくせに。まぁ、それはいいけど・・・作業、あまり進んでいないみたいだな。」
見れば昼だというのに畑の4分の1も終わっていない。このペースでは今日中に終れるかと聞かれれば難しいと答えるしかない。
「うん・・・ユイがね。ちょっと調子悪いんだ。」
プリムの後ろの方でユイはクワを地面に振り下ろしていた。だけど、どこか集中できていないように見える。
「さっきもこーんな大きな穴を掘って、お婆ちゃんに怒られてたんだよ。」
一生懸命背伸びをして両手を広げるプリムの頭を撫でながら、俺はやっぱり朝のことを引きずってるんだろうな、などと考えていた。
――――――
「雄太さん。お帰りなさい、今日は遅かったですね。」
プリムと一緒に芋苗のところへ行くと、リリーナが優しく笑いながら話しかけてきた。
「ちょっといろいろありまして。ヒデちゃんに相談したりとか、犬拾ったりとか。」
「ヒデちゃん? 犬?」
「あ、いや。か、帰ってから説明しますよ。ほら、今は芋苗を植えてしまわないと。婆ちゃんが『遅い』って怒り出さないうちに。」
「そうですね。私も後でゆっくりとお話したいことがあるんです。」
そう言いながらリリーナはユイのことをチラッと見た。しかしすぐに視線を手元に戻して作業へと戻る。
彼女の話とはやはりユイのことか。ある意味ではリリーナはユイの保護者だからな(年下だけど)。あの時のようにユイの気持ちを代弁するつもりなのかもしれない。
「夕食の後、お部屋にお伺いしてもよろしいですか?大事な、大事なことですから2人きりになりたいのです。」
いつの間にか彼女は屈んだまま上目遣いでこちらを見ていた。その可愛さに一瞬ドキっとしてしまう。
「は、はい。大丈夫れす。」
噛んだ。
くっそ、何やってんだ俺。リリーナに心動かされてどうする。
「リリーナ様! ボクも雄太の部屋行く。一緒に遊ぶ。」
「プリム、今日だけは遠慮してもらいます。」
「えー!? リリーナ様のケチ。」
「拗ねないの。私の夕食のオカズあげますから。」
「デザートも!」
「はいはい。好きなだけ持って行ってください。」
プリムは頬を膨らませながらも納得したようで、芋苗をせっせと植え始めた。リリーナも邪魔者は排除しましたと言わんばかりにウインクを一つして自分も作業へ戻っている。
俺はもう一度ユイを見て、そして苗を手に取った。
―――――――
夕方、なんとか今日のノルマは終わらせたものの体は疲れヘトヘトだった。
「明日からはもっと早く手を動かすんだよ。」
婆ちゃんが叱咤するのにも理由がある。芋を植える畑は全部で4面あり、今日終わったのはそのうちの1つだけだったからだ。
「わかってるよ。だけど、今日はもう遅いし。帰って風呂で泥を落としてサッパリしようぜ。」
俺達は道具を抱え、屋敷に向かって歩き出す。普段であればリリーナとユイは楽し気に会話をするのだが、今日はどちらも黙ったまま一言も発しなかった。
「みんな、今日もお疲れ。クラウスさんが風呂の用意してくれてるはずだから、いつも通り女性陣から入りなよ。」
道具を片付け玄関前に集まったみんなに声を掛ける。そして扉に近づいた。すると今まで口をつぐんでいたユイがおずおずと俺を呼び止めてくる。
「ゆ、雄太。」
「え?」
目が合った。ユイは頬を赤らめ視線を思わず逸らす。
「な、何かな・・・。」
「い、いや。その。扉の向こう側に何かの気配を感じてな。危険かと思って。」
「・・・大丈夫。クラウスさんが待ってるだけだよ。勘違いだって。」
「そ、そうだな。屋敷に賊やモンスターなどいるわけないよな。うん。私の気のせいだった。すまない。」
ミートリオもおばさんたちが連れて帰ったし、危ない奴なんているはずがない。
「ただいま~。」
『ガアッ!!!』
扉を開けた瞬間、屋敷の中から茶色い何かが飛び出してくる。俺は避けようとしてその場に尻もちをついた。
「いてっ。な、なんだ!?」
俺の頭上を飛び越えたそれは猛スピードで辺りをグルグルと回り始める。
こ、こいつ、まさか・・・。しばらく走り回って気が済んだのか、それは地面を蹴って思い切りダイブした。
・・・ユイの胸の中へ。
「キャッ!?」
あまり聞くことのできない、女らしい悲鳴を上げながら彼女は押し倒されていた。そこが気に入ったのかそいつは尻尾を思い切り振り回しながらフンフンッと鼻を鳴らして匂いを嗅ぐ。
「その毛色、赤い首輪。」
そう、それは俺が拾って来た犬『チビ』だった。
「こ、こいつ・・・オ、オス・・・?」
小さな雄犬に組み伏せられたユイ。彼女の男嫌いは人間以外も対象になる。彼女は涙目で「助けて・・・。」とか細い声で懇願した。しかし、チビは聞く耳を持たないようで、無情にも顔をペロペロ舐められるとユイはその場で気絶した。
「・・・え?」
「そんな大穴を開けてどうするつもりだい。」
一瞬、ユイは何を言われているのかわからなかった。そもそも、自分は今何をしていたのだろうか。手には・・・クワがある。
そうだ、芋を植えるための畝を作っていたのだ。
だけど考え事をしてて・・・。
そこでようやく自分の前に出来上がっていた落とし穴を見る。
「ば、婆様。これは、私が・・・?」
「他に誰がいるって言うんだい。まったく。まぁ、あんたにもいろいろあるだろうけどさ。仕事はきちっとやってもらわないと。」
「・・・も、申し訳ありません。」
ユイは自分のことが恥ずかしくなり、小さくなった。
何をやっているんだ私。婆様の言う通りだ。与えられた任務を確実に遂行するのが騎士ってものじゃないか。
「しっかりしろ。」そう言いながら自分の顔を手でパンパンと2度叩いて気合を入れる。
しかし、それでもリリーナが雄太のことが好きと言った姿を忘れることはできなかった。すぐに頭の中はそのことでいっぱいになる。私は主君の気持ちに寄り添わなければならないのに・・・。素直にそれを認めることが、なぜかできない。屋敷でも思わず逃げ出してしまった。
「リリーナ様。このサツマイモって美味しいのかな?」
プリムの声が聞こえ、そっちに顔を向ける。そこには彼女と一緒に芋苗をせっせと植えているリリーナの楽しそうな姿があった。
「お婆様がさっき言ってましたが、今年は『紅あずま』と『安納』の2つの種類を植えるそうです。プリム、あなたが今持っているのが安納だと思います。甘くて焼くと美味しいらしいですよ。」
「わぁ。いつ頃食べられるのかな!? 明日かな、明後日かな?」
「残念、すぐには無理みたいです。収穫できるのは何ヶ月も先と聞きました。」
「むぅ。ボク、それまで我慢できるないよぉ。」
「プリムは本当に食いしん坊さんですね。わかりました。雄太さんにどこかで売ってないか聞いてみましょう。」
「うん!」
リリーナが雄太の名前を呼ぶ。それを聞くだけで胸の辺りが剣先で突かれたみたいにチクッとした。
どうして・・・。私は、私はリリーナ様の騎士なんだぞ。
なのに、あの人が雄太と口にするのを聞きたくないなんて・・・。
――――――
「あ!雄太。」
畑に現れた俺をプリムはすぐさま見つけ、芋苗を放り出しながら全力でこっちに向かって来た。そしてそのまま腹の中へドーンと頭を突っ込ませる。
「ぐえっ。プ、プリム。手加減してくれよ。」
「えへへ。雄太、お帰り。見て、今日は芋を植えてるんだよ。」
「お、今日は真面目に手伝ってるんだな。」
「むぅ、ボクはいっつも真剣だよ。」
「嘘つけ。普段は走り回って遊んでいるくせに。まぁ、それはいいけど・・・作業、あまり進んでいないみたいだな。」
見れば昼だというのに畑の4分の1も終わっていない。このペースでは今日中に終れるかと聞かれれば難しいと答えるしかない。
「うん・・・ユイがね。ちょっと調子悪いんだ。」
プリムの後ろの方でユイはクワを地面に振り下ろしていた。だけど、どこか集中できていないように見える。
「さっきもこーんな大きな穴を掘って、お婆ちゃんに怒られてたんだよ。」
一生懸命背伸びをして両手を広げるプリムの頭を撫でながら、俺はやっぱり朝のことを引きずってるんだろうな、などと考えていた。
――――――
「雄太さん。お帰りなさい、今日は遅かったですね。」
プリムと一緒に芋苗のところへ行くと、リリーナが優しく笑いながら話しかけてきた。
「ちょっといろいろありまして。ヒデちゃんに相談したりとか、犬拾ったりとか。」
「ヒデちゃん? 犬?」
「あ、いや。か、帰ってから説明しますよ。ほら、今は芋苗を植えてしまわないと。婆ちゃんが『遅い』って怒り出さないうちに。」
「そうですね。私も後でゆっくりとお話したいことがあるんです。」
そう言いながらリリーナはユイのことをチラッと見た。しかしすぐに視線を手元に戻して作業へと戻る。
彼女の話とはやはりユイのことか。ある意味ではリリーナはユイの保護者だからな(年下だけど)。あの時のようにユイの気持ちを代弁するつもりなのかもしれない。
「夕食の後、お部屋にお伺いしてもよろしいですか?大事な、大事なことですから2人きりになりたいのです。」
いつの間にか彼女は屈んだまま上目遣いでこちらを見ていた。その可愛さに一瞬ドキっとしてしまう。
「は、はい。大丈夫れす。」
噛んだ。
くっそ、何やってんだ俺。リリーナに心動かされてどうする。
「リリーナ様! ボクも雄太の部屋行く。一緒に遊ぶ。」
「プリム、今日だけは遠慮してもらいます。」
「えー!? リリーナ様のケチ。」
「拗ねないの。私の夕食のオカズあげますから。」
「デザートも!」
「はいはい。好きなだけ持って行ってください。」
プリムは頬を膨らませながらも納得したようで、芋苗をせっせと植え始めた。リリーナも邪魔者は排除しましたと言わんばかりにウインクを一つして自分も作業へ戻っている。
俺はもう一度ユイを見て、そして苗を手に取った。
―――――――
夕方、なんとか今日のノルマは終わらせたものの体は疲れヘトヘトだった。
「明日からはもっと早く手を動かすんだよ。」
婆ちゃんが叱咤するのにも理由がある。芋を植える畑は全部で4面あり、今日終わったのはそのうちの1つだけだったからだ。
「わかってるよ。だけど、今日はもう遅いし。帰って風呂で泥を落としてサッパリしようぜ。」
俺達は道具を抱え、屋敷に向かって歩き出す。普段であればリリーナとユイは楽し気に会話をするのだが、今日はどちらも黙ったまま一言も発しなかった。
「みんな、今日もお疲れ。クラウスさんが風呂の用意してくれてるはずだから、いつも通り女性陣から入りなよ。」
道具を片付け玄関前に集まったみんなに声を掛ける。そして扉に近づいた。すると今まで口をつぐんでいたユイがおずおずと俺を呼び止めてくる。
「ゆ、雄太。」
「え?」
目が合った。ユイは頬を赤らめ視線を思わず逸らす。
「な、何かな・・・。」
「い、いや。その。扉の向こう側に何かの気配を感じてな。危険かと思って。」
「・・・大丈夫。クラウスさんが待ってるだけだよ。勘違いだって。」
「そ、そうだな。屋敷に賊やモンスターなどいるわけないよな。うん。私の気のせいだった。すまない。」
ミートリオもおばさんたちが連れて帰ったし、危ない奴なんているはずがない。
「ただいま~。」
『ガアッ!!!』
扉を開けた瞬間、屋敷の中から茶色い何かが飛び出してくる。俺は避けようとしてその場に尻もちをついた。
「いてっ。な、なんだ!?」
俺の頭上を飛び越えたそれは猛スピードで辺りをグルグルと回り始める。
こ、こいつ、まさか・・・。しばらく走り回って気が済んだのか、それは地面を蹴って思い切りダイブした。
・・・ユイの胸の中へ。
「キャッ!?」
あまり聞くことのできない、女らしい悲鳴を上げながら彼女は押し倒されていた。そこが気に入ったのかそいつは尻尾を思い切り振り回しながらフンフンッと鼻を鳴らして匂いを嗅ぐ。
「その毛色、赤い首輪。」
そう、それは俺が拾って来た犬『チビ』だった。
「こ、こいつ・・・オ、オス・・・?」
小さな雄犬に組み伏せられたユイ。彼女の男嫌いは人間以外も対象になる。彼女は涙目で「助けて・・・。」とか細い声で懇願した。しかし、チビは聞く耳を持たないようで、無情にも顔をペロペロ舐められるとユイはその場で気絶した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる