31 / 141
第2章 迷宮都市と主の脅威
激戦の後に
しおりを挟む
(アルラウネ戦終わりました!次回はもしかしたらステインサイドを挟むかもしれません)
グリンジャーがアルラウネの花弁の守りを引き裂き、弱点である本体が露わになった瞬間、上空にいた隆人は天躯により空中を蹴り、急降下する。
そうして振るわれたショートソードは落下の勢いも合わさり、アルラウネの胴体をほぼ抵抗なく切り裂いた。
ドサッ
「ギャァァァ……… 」
一拍遅れて響く落下音。体が2つに分かれたアルラウネは断末魔の声を上げたのを最後に動かなくなった。
「やりましたねリュートくん」
「うん、なんとかなったね」
言葉をかわしつつ合流するグリンジャーと隆人。それを待っていたように、アルラウネの死体が淡く輝き始める。そして一際まばゆく輝いた後、弾けるように光の玉がアルラウネの死体から飛び出る。
光の玉ーー経験値は隆人達に吸い込まれていった。
「いやぁ、流石にこれほどの魔物となると〈魂の残滓〉の量も相当ですね。レベルアップなんて久しぶりです」
同じく光の玉をいくらか得たグリンジャーが満足そうに言う。隆人はその言葉の中の単語に違和感を受ける。
「〈魂の残滓〉?」
「?あぁ、魔物を倒した時に出る光の玉のことですよ。死した魔物から出るので彼らの魂の残滓だと言われているんですよ」
「へぇ、これそんな名前だったんだ」
「まぁ、呼び方は1つでは無いようですがね。〈魂の残滓〉が主流ですが、地方では恵みや加護のように扱われていたり、経験値?とか呼んでいる人もいるらしいですよ」
なるほど、と隆人は納得する。たしかに魔物を倒したら光が現れるという幻想的な光景、量に応じてレベルアップ、つまり強くなるという効果。神格視する理由には十分だろう。
そして最後の経験値 は恐らくこの世界にきた他の転生者達が広めたのだろう。
そこまで考えて、隆人は〈魂の残滓〉に関する思考を終え、次の関心に意識を向けた。
「そういえば、俺のレベルも上がったのかな」
ここまでの道中、久々に相当数の魔物を狩ったしアルラウネはかなりの強敵だった。そう考えて脳裏でステータスと念じる。
隆人/人間族 LV. 275 job なし
HP 1131/1446 MP 519/739 (95)
STR 727
MND 650
VIT 683
AGI 707
魔法適正 風
スキル
ユニークスキル 身体強化 LV.10☆
〈神速〉〈剛力〉〈鉄壁〉〈転魔〉〈霊装〉
パッシブスキル 危機回避 LV.3
状態異常耐性 LV.5☆
各種属性耐性 LV.4
習得スキル 天駆 LV.3☆
ストレージ LV.4
HP回復 LV.4
〈ヒール〉〈ハイヒール〉〈メガヒール〉
換装 LV.3
「おぉ!上がってるね」
ステータスを見るとレベルの欄の数字が上がっていた。それをみて隆人は思わず歓喜の声を上げる。
しばらくまともな戦いがなく、レベルが高いほどレベルが上がりづらいという特徴もあってか、ここ最近レベルアップがなかった隆人にとっては久しぶりのレベルアップであり、喜びも大きかった。
「スキルは……変化なしか。そろそろ新しいスキルを得てもいい頃だとは思うんだけどな」
ステータス欄からスキルの欄に意識を移した隆人は少しだけ嘆息する。隆人はこれまでの経験でスキルというのは2種類の習得方法があるということがわかっている。
それは、スキルの習得に必要な条件を満たすことか、レベルアップによるものである。隆人のスキルでは、危機回避や天駒がレベルアップで耐性や換装は条件によるものの例である。
しかし、条件達成によるスキルはレベル関係なく得られるが条件が不明の為、隆人はレベルアップでのスキル習得に少し期待をもっていたのだ。
「まぁ無かったものは仕方ないね、それよりも……」
レベルアップ関連の思考をそこで打ち切った隆人は再びステータス欄--のHP欄をみて一転して苦い顔になる。HPの数値が最大値から300程減っていたのだ。
アルラウネ戦は激戦であり、また最後の攻撃でグリンジャーからアルラウネの意識をそらす為に特攻を仕掛けた際にいくらか被弾していた。
もちろん今の隆人にとっては300のダメージは致死には程遠いが、それでも被弾が多かったのは事実である。
「戻ったらまた鍛錬しなきゃかな。とりあえず、『ヒール』」
「……リュートくん、回復スキルも使えるのですね」
「あっ」
しまった、と隆人は焦りを覚える。つい気が抜けてスキルを使ってしまった。以前はソロだったので被弾が多かったり長い戦闘の後は『ヒール』系のスキルで回復する癖がついていたので、無意識にやってしまったのだ。
どうするか、と誤魔化し方を隆人が考えていると。
「羨ましいですね、僕には回復系のスキルは無いのですよ。いつもパーティの治癒師任せで」
「あ、うん。そうだね」
隆人が言い訳をするまでもなく、グリンジャーの方が勝手に納得してくれた。どうやら回復のスキルというのはそれなりに一般的なスキルであるようだ。
隆人はほっと胸を撫で下ろしつつ、話題を変える事にした。
「そ、そういえばグリンジャーさん、さっきアルラウネの花弁を真っ二つにしたあれ、一体何なのかな?」
「あぁ、あれですか。あれは『一刀両断』と言うスキルですよ。効果は攻撃した対象に限りどんなものでも文字通り両断する、と言うものです。私の二つ名もこのスキルが元になっています。」
「へぇ、それはかなり強力だね」
「確かに強力なんですがその分制限も厳しいのですよ。力を込めるので攻撃が大振りですし、効果があるのは当てた部位、例えば敵が鎧を着ていたら鎧だけ、とかですね。それに消費MPは膨大ですし、発動後は反動でステータスがかなり落ちるんですよ」
そう言って苦笑いするグリンジャー。この世界のスキルと言うのは複雑で強い効果程厳しい制限が課せられている場合が多い。どんなものでも切れるという超が付くほど強力な効果にはこれくらいの制限があっても当然と隆人は納得した。
「リュート様~」
そこにティナから声がかけられる。2人はそこで会話を切り上げることにした。
「それじゃあ、ティナ達の方に行こうか」
「そうですね、あちらも終わったようですし」
そういって隆人とグリンジャーは足をティナ達、通路からくる魔物を討伐する組に向ける。といっても元凶であるアルラウネが討伐された時点で魔物を呼ぶ効果は切れており、隆人達が話している間に既に最後の群れを倒し切っていた。
「お疲れ様」
「お疲れ様です、リュート様!こちらも先程終わりました」
「そうみたいだね、ステインとロイドさんもお疲れ様」
「はい!」
「うむ、思いの外疲れたのぅ」
そちらもかなりの激戦だったようでティナとステインは疲労の色を滲ませていた。口の割にロイドはさほど疲れた様子ではなかったが。
ティナも少し前線に出たのか細い傷がいくつか見受けられたので、隆人はティナに向け回復スキルを発動する。
「『ヒール』」
「あ、ありがとうございます、リュート様」
「うん、そっちの2人は?」
「いらん!俺は回復スキルが使えるからな!」
「ワシもそこまで傷を負っておらんからいらんぞ」
ティナは隆人の回復スキルを知っているので自然に回復を受ける。知らなかったステインは少し驚いた顔をしたが、すぐに自分で回復した。
「ステインは前衛ですが、回復や魔法も使えるんですよ」
「なるほど、役にたつというのは本当のようだね」
そんな他愛ない会話を少ししたのち、みんなの回復が終わったところで、アルラウネと戦ったフィールドから出る。予想外に元凶を倒したとはいえ、作戦はまだ続いている。これから下層組と合流し作戦に復帰しなければならなかった。
とは言え、元凶を倒したからか、魔物の数は目に見えて減っており、統率もなくなった魔物達はそれぞれ勝手に暴れたり殺りあっていた。
その為作戦は予想よりも圧倒的に早く進み、1日が終わる頃には、魔物が粗方倒し終わり30階層の拠点に全パーティが帰投していた。
「それでは、これを持って下層魔物討伐作戦を終了する。後は最初と同様に各々で地上に戻ってくれ、報酬については依頼主であるギルドから追って連絡が来るだろう」
グリンジャーの宣言で作戦が終了した。参加していたパーティはそれぞれ準備してすぐに地上へ戻っていく。
「では、僕も報告があるので『太陽の剣』のみんなとこのまま地上に向かいます。リュートくん、今回はありがとうございました」
終了宣言の後、各パーティがいそいそと出発している中グリンジャーが隆人のところにやってきた。そして一言伝えるとすぐにパーティメンバーと共に地上への階段を上っていった。
「初依頼、終わりましたね。リュート様」
「うん、ちょっと初依頼って言うには特殊な依頼だったけどね。とりあえず俺たちも戻ろうか」
「はい!」
ティナの明るい返事と共に隆人達『暁の風』も地上への帰還を開始した。
そして、登ることしばし、11階層。
「た……たす、け…………の……」
そんな声を隆人の高い聴力が拾う。
隆人はまだまだ休む事はできないようである。
グリンジャーがアルラウネの花弁の守りを引き裂き、弱点である本体が露わになった瞬間、上空にいた隆人は天躯により空中を蹴り、急降下する。
そうして振るわれたショートソードは落下の勢いも合わさり、アルラウネの胴体をほぼ抵抗なく切り裂いた。
ドサッ
「ギャァァァ……… 」
一拍遅れて響く落下音。体が2つに分かれたアルラウネは断末魔の声を上げたのを最後に動かなくなった。
「やりましたねリュートくん」
「うん、なんとかなったね」
言葉をかわしつつ合流するグリンジャーと隆人。それを待っていたように、アルラウネの死体が淡く輝き始める。そして一際まばゆく輝いた後、弾けるように光の玉がアルラウネの死体から飛び出る。
光の玉ーー経験値は隆人達に吸い込まれていった。
「いやぁ、流石にこれほどの魔物となると〈魂の残滓〉の量も相当ですね。レベルアップなんて久しぶりです」
同じく光の玉をいくらか得たグリンジャーが満足そうに言う。隆人はその言葉の中の単語に違和感を受ける。
「〈魂の残滓〉?」
「?あぁ、魔物を倒した時に出る光の玉のことですよ。死した魔物から出るので彼らの魂の残滓だと言われているんですよ」
「へぇ、これそんな名前だったんだ」
「まぁ、呼び方は1つでは無いようですがね。〈魂の残滓〉が主流ですが、地方では恵みや加護のように扱われていたり、経験値?とか呼んでいる人もいるらしいですよ」
なるほど、と隆人は納得する。たしかに魔物を倒したら光が現れるという幻想的な光景、量に応じてレベルアップ、つまり強くなるという効果。神格視する理由には十分だろう。
そして最後の経験値 は恐らくこの世界にきた他の転生者達が広めたのだろう。
そこまで考えて、隆人は〈魂の残滓〉に関する思考を終え、次の関心に意識を向けた。
「そういえば、俺のレベルも上がったのかな」
ここまでの道中、久々に相当数の魔物を狩ったしアルラウネはかなりの強敵だった。そう考えて脳裏でステータスと念じる。
隆人/人間族 LV. 275 job なし
HP 1131/1446 MP 519/739 (95)
STR 727
MND 650
VIT 683
AGI 707
魔法適正 風
スキル
ユニークスキル 身体強化 LV.10☆
〈神速〉〈剛力〉〈鉄壁〉〈転魔〉〈霊装〉
パッシブスキル 危機回避 LV.3
状態異常耐性 LV.5☆
各種属性耐性 LV.4
習得スキル 天駆 LV.3☆
ストレージ LV.4
HP回復 LV.4
〈ヒール〉〈ハイヒール〉〈メガヒール〉
換装 LV.3
「おぉ!上がってるね」
ステータスを見るとレベルの欄の数字が上がっていた。それをみて隆人は思わず歓喜の声を上げる。
しばらくまともな戦いがなく、レベルが高いほどレベルが上がりづらいという特徴もあってか、ここ最近レベルアップがなかった隆人にとっては久しぶりのレベルアップであり、喜びも大きかった。
「スキルは……変化なしか。そろそろ新しいスキルを得てもいい頃だとは思うんだけどな」
ステータス欄からスキルの欄に意識を移した隆人は少しだけ嘆息する。隆人はこれまでの経験でスキルというのは2種類の習得方法があるということがわかっている。
それは、スキルの習得に必要な条件を満たすことか、レベルアップによるものである。隆人のスキルでは、危機回避や天駒がレベルアップで耐性や換装は条件によるものの例である。
しかし、条件達成によるスキルはレベル関係なく得られるが条件が不明の為、隆人はレベルアップでのスキル習得に少し期待をもっていたのだ。
「まぁ無かったものは仕方ないね、それよりも……」
レベルアップ関連の思考をそこで打ち切った隆人は再びステータス欄--のHP欄をみて一転して苦い顔になる。HPの数値が最大値から300程減っていたのだ。
アルラウネ戦は激戦であり、また最後の攻撃でグリンジャーからアルラウネの意識をそらす為に特攻を仕掛けた際にいくらか被弾していた。
もちろん今の隆人にとっては300のダメージは致死には程遠いが、それでも被弾が多かったのは事実である。
「戻ったらまた鍛錬しなきゃかな。とりあえず、『ヒール』」
「……リュートくん、回復スキルも使えるのですね」
「あっ」
しまった、と隆人は焦りを覚える。つい気が抜けてスキルを使ってしまった。以前はソロだったので被弾が多かったり長い戦闘の後は『ヒール』系のスキルで回復する癖がついていたので、無意識にやってしまったのだ。
どうするか、と誤魔化し方を隆人が考えていると。
「羨ましいですね、僕には回復系のスキルは無いのですよ。いつもパーティの治癒師任せで」
「あ、うん。そうだね」
隆人が言い訳をするまでもなく、グリンジャーの方が勝手に納得してくれた。どうやら回復のスキルというのはそれなりに一般的なスキルであるようだ。
隆人はほっと胸を撫で下ろしつつ、話題を変える事にした。
「そ、そういえばグリンジャーさん、さっきアルラウネの花弁を真っ二つにしたあれ、一体何なのかな?」
「あぁ、あれですか。あれは『一刀両断』と言うスキルですよ。効果は攻撃した対象に限りどんなものでも文字通り両断する、と言うものです。私の二つ名もこのスキルが元になっています。」
「へぇ、それはかなり強力だね」
「確かに強力なんですがその分制限も厳しいのですよ。力を込めるので攻撃が大振りですし、効果があるのは当てた部位、例えば敵が鎧を着ていたら鎧だけ、とかですね。それに消費MPは膨大ですし、発動後は反動でステータスがかなり落ちるんですよ」
そう言って苦笑いするグリンジャー。この世界のスキルと言うのは複雑で強い効果程厳しい制限が課せられている場合が多い。どんなものでも切れるという超が付くほど強力な効果にはこれくらいの制限があっても当然と隆人は納得した。
「リュート様~」
そこにティナから声がかけられる。2人はそこで会話を切り上げることにした。
「それじゃあ、ティナ達の方に行こうか」
「そうですね、あちらも終わったようですし」
そういって隆人とグリンジャーは足をティナ達、通路からくる魔物を討伐する組に向ける。といっても元凶であるアルラウネが討伐された時点で魔物を呼ぶ効果は切れており、隆人達が話している間に既に最後の群れを倒し切っていた。
「お疲れ様」
「お疲れ様です、リュート様!こちらも先程終わりました」
「そうみたいだね、ステインとロイドさんもお疲れ様」
「はい!」
「うむ、思いの外疲れたのぅ」
そちらもかなりの激戦だったようでティナとステインは疲労の色を滲ませていた。口の割にロイドはさほど疲れた様子ではなかったが。
ティナも少し前線に出たのか細い傷がいくつか見受けられたので、隆人はティナに向け回復スキルを発動する。
「『ヒール』」
「あ、ありがとうございます、リュート様」
「うん、そっちの2人は?」
「いらん!俺は回復スキルが使えるからな!」
「ワシもそこまで傷を負っておらんからいらんぞ」
ティナは隆人の回復スキルを知っているので自然に回復を受ける。知らなかったステインは少し驚いた顔をしたが、すぐに自分で回復した。
「ステインは前衛ですが、回復や魔法も使えるんですよ」
「なるほど、役にたつというのは本当のようだね」
そんな他愛ない会話を少ししたのち、みんなの回復が終わったところで、アルラウネと戦ったフィールドから出る。予想外に元凶を倒したとはいえ、作戦はまだ続いている。これから下層組と合流し作戦に復帰しなければならなかった。
とは言え、元凶を倒したからか、魔物の数は目に見えて減っており、統率もなくなった魔物達はそれぞれ勝手に暴れたり殺りあっていた。
その為作戦は予想よりも圧倒的に早く進み、1日が終わる頃には、魔物が粗方倒し終わり30階層の拠点に全パーティが帰投していた。
「それでは、これを持って下層魔物討伐作戦を終了する。後は最初と同様に各々で地上に戻ってくれ、報酬については依頼主であるギルドから追って連絡が来るだろう」
グリンジャーの宣言で作戦が終了した。参加していたパーティはそれぞれ準備してすぐに地上へ戻っていく。
「では、僕も報告があるので『太陽の剣』のみんなとこのまま地上に向かいます。リュートくん、今回はありがとうございました」
終了宣言の後、各パーティがいそいそと出発している中グリンジャーが隆人のところにやってきた。そして一言伝えるとすぐにパーティメンバーと共に地上への階段を上っていった。
「初依頼、終わりましたね。リュート様」
「うん、ちょっと初依頼って言うには特殊な依頼だったけどね。とりあえず俺たちも戻ろうか」
「はい!」
ティナの明るい返事と共に隆人達『暁の風』も地上への帰還を開始した。
そして、登ることしばし、11階層。
「た……たす、け…………の……」
そんな声を隆人の高い聴力が拾う。
隆人はまだまだ休む事はできないようである。
4
あなたにおすすめの小説
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
召喚物語 - 召喚魔法を極めた村人の成り上がり -
花京院 光
ファンタジー
魔物討伐を生業とする冒険者に憧れる俺は、十五歳の誕生日を迎えた日、一流の冒険者になる事を決意して旅に出た。
旅の最中に「魔物を自在に召喚する力」に目覚めた主人公が、次々と強力な魔物を召喚し、騎士団を作りながら地域を守り続け、最高の冒険者を目指します。
主人公最強、村人の成り上がりファンタジー。
※小説家になろうにて、990万PV達成しました。
※以前アルファポリスで投稿していた作品を大幅に加筆修正したものです。
「役立たず」と追放されたが、俺のスキルは【経験値委託】だ。解除した瞬間、勇者パーティーはレベル1に戻り、俺だけレベル9999になった
たまごころ
ファンタジー
「悪いがクビだ、アレン。お前のような戦闘スキルのない寄生虫は、魔王討伐の旅には連れていけない」
幼馴染の勇者と、恋人だった聖女からそう告げられ、俺は極寒の雪山に捨てられた。
だが、彼らは勘違いしている。
俺のスキルは、単なる【魔力譲渡】じゃない。
パーティメンバーが得た経験値を管理・分配し、底上げする【経験値委託(キックバック)】という神スキルだったのだ。
俺をパーティから外すということは、契約解除を意味する。
つまり――今まで彼らが俺のおかげで得ていた「かさ増しステータス」が消え、俺が預けていた膨大な「累積経験値」が全て俺に返還されるということだ。
「スキル解除。……さて、長年の利子も含めて、たっぷり返してもらおうか」
その瞬間、俺のレベルは15から9999へ。
一方、勇者たちはレベル70から初期レベルの1へと転落した。
これは、最強の力を取り戻した俺が、雪山の守り神である銀狼(美少女)や、封印されし魔神(美少女)を従えて無双し、新たな国を作る物語。
そして、レベル1に戻ってゴブリンにも勝てなくなった元勇者たちが、絶望のどん底へ落ちていく「ざまぁ」の記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる