神を従えし者たち

真崎 遥也

文字の大きさ
4 / 62
第1章 邪龍王の生贄

第3話 行き道での出会い

しおりを挟む
遥かねえに試験を受けるよう言われた俺は、テンションダダ下がりで教室に戻ったのだ。

「和葉!元気出すのじゃ!カグヤなら余裕じゃろ!」

「そういう問題じゃないんだよな・・・」

そう言いながら教室に戻るともう誰もいなかった。

「そりゃもうみんな帰ってるか。俺達も帰るか。」

そう言って教室を出た。

家に帰るとカグヤが

「今日はカレーが食べたいのじゃ!」

またカレーかよとも思ったが、俺も今日はカレーが食べたかったのでカレーを作ることにした。

「「ごちそうさまでした」(なのじゃ!)」

俺たちは食器を下げ風呂入って寝ることにした。

ピピピッ!

「はぁー、まだ眠いな。」

眠い体を起こしながら、学園の準備をすることにした。

「よし、行くぞカグヤ。」

「分かったのじゃー。」

家を出て10分のところに学園がある。なのでもう少し寝てても大丈夫なのだが、過去にそれで何回も遅刻した経験があるので今はちゃんと早起きしている。

「キャーー!」

「なんだ?朝っぱらから穏やかじゃないな。」

するとそこには黒のスーツを着たスキンヘッドでサングラスをかけている筋肉隆々の大男達が1人の女の子を囲んでいた。

「これは恐怖じゃのう・・・」

「俺も同感だ・・・」

すると彼女が気づき、

「そこの御方!助けていただけませんか?」

無視する訳にも行かないので助けることにするか。

「おい、おっさん達何してるんだ?」

「小僧が黙っとけ!これは当主様からの命令なのだ!」

「嫌よ!学園にくらい1人で行かせてよ!」

どこかのお嬢様が駄々をこねていただけらしい・・・

「まぁ学園くらい1人で行かせてあげたらどうだ?」

「そうよそうよ!」

「そういう訳にはいきません!我らが護衛するよう申し扱っておられるのです!」

これじゃ埒が明かないな。

「行くぞ、舌噛むなよ。」

「え?」

俺は彼女に近づき、抱えて上に高くジャンプした。神と契約したことにより、身体能力は普通の人より1.5倍くらいになっている。

「キャー!もうビックリしましたよ!」

「でもおかげで学園についただろ?」

「あ、本当です!ありがとうございます!」

「はぁーはぁー、妾を置いていくとは何たる事じゃ!」

やべ、忘れてた・・・

「ごめんな、カグヤ。」

「カグヤちゃんと言うのですね!申し遅れました。私はアメリカから留学してきました、エリシア・フォマーソンと申します。私の事はエリーと呼んでください!」

「俺は神前 和葉だ。よろしくな。和葉って呼んでくれ。」

エリーは金髪に碧眼でとても端正な顔立ちだ。身長は165cm?くらいでスタイル抜群だ。

「じゃあ行きましょうか、和葉とカグヤ!」

「あぁ。」

「おぉー!」

こうして俺たちは学園へと向かったのだ。

「何か忘れてるような?」

・・・その頃

「「「エリシア様ー!」」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・用語解説

「神」
魔物へと対抗するために神をも従えるようになったことで表世界に出てくるようになった。少し前までは過剰手段とも言われていたが、年々魔物の強さと個体数が上がっていってるためそんな論議はされなくなった。神が人を創り出したと言われているが、それは定かではない。神と契約以外にも、以前出てきた精霊と行う「精霊契約」、過去の英霊たちと行う「英霊契約」、古代の魔物と行う「魔物契約」、精霊の上位存在聖霊と行う「聖霊契約」などが存在する。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?

猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」 「え?なんて?」 私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。 彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。 私が聖女であることが、どれほど重要なことか。 聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。 ―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。 前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

犬の散歩中に異世界召喚されました

おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。 何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。 カミサマの許可はもらいました。

処理中です...