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組織の調査1
魔法陣と神様
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ミーカの話では娘はまだ幼い頃という話だった。
テーブルに広げられた紙には二つの魔法陣が描かれている。
「私は子供のころに見たあの魔法陣を忘れることが出来ませんでした。あの空間は子供ながらに異質だと感じていたのだと思います。あそこにいる人全員が闇に飲み込まれそうで、母も同じように闇に消えてしまいそうだと思いました。あの頃の母は様子がおかしくて、私は留守番することが多くなっていました。そんな時連れ出されて、あの光景を目の当たりにした。儀式をさせている人の顔は覚えていませんが、怖かったことだけが記憶に残っています。そうして、教師になり、あらゆる事柄に触れる中で気づいたのです。」
レビンは片方の魔法陣を指さした。
「魔法陣について詳しい教師の先生に話を聞いたのですが、魔法陣にはいくつかの法則があり、それがすべて当てはまることによって魔法陣として成立するのです。先ほど話した魔獣との契約も魔法陣を使用するのですが、その場合お互いの名前を魔法陣の中に記す必要があります。悪魔の儀式も同様に、呼びかける悪魔の名前を記す必要があるみたいなのです。こちらが、以前悪魔の儀式をして魔力が足りずに失敗した人間が描いたものです。そして、こちらがあの時私が見た魔法陣」
レビンは指を動かして、名前が記されているであろう部分を指す。
「私はあらゆる言語学を教えています。そのために私はこの世界にある言語を理解しようと日々勉強しているのです。しかし、この魔法陣の文字だけはどうしても読めない。考えられる可能性としては、これは下界には存在しない文字ということです。」
レビンの悔しそうな声を聞きながら私の心臓はうるさく鳴っている。
何故なら私はその文字を読むことが出来たのだ。
SATAN
英語で書かれたその文字はサタン、悪魔という意味だ。
この世界には英語が存在しない。
それなのにこの魔法陣に書かれているということは、この魔法陣を書いた者は転移者ということになるのではないか。
それって、ドクヘビの組織が転移者で構成されていることになるのではないか。
そうなった場合、転移者は危険視されることになるのでは。
頭の中をぐるぐると駆け巡る良くない考えが支配していく。
「・・・殿、リビ殿!」
ヒサメに肩を掴まれて我を取り戻したが、私の顔色は徐々に悪くなる。
「外に出るか?話ならオレが聞いておく。」
そう言ってくれたヒサメに私は首を横に振る。
レビンには、私がこの世界の言葉を話せなかったことがバレている。
レビンは私がいた世界の言語を知るためにここまで連れてきたのだろう。
私はその文字をひとつずつ追って、文字を読んだ。
「エス、エー、ティー、エー、エヌ。この文字ひとつずつはこう読みます。そして、それを繋げると単語になる。読み方はサタン。意味は悪魔です。」
「良かった、リビさんでも読めなかったらどうしようかと思っていました。この文字はリビさんの世界の言葉なのですか?」
レビンは少し驚いたようだが、それでも穏やかだった。
それがとても、白々しく思えて自分が嫌になる。
この言葉が私の世界のものだってレビン先生が知っていた訳ではないんだ。
だから、レビン先生が私にわざと聞いたわけでもない。
でも、ヒカルだって転移者だ。
どうしてヒカルに聞かなかったのかというのが引っ掛かった。
「あの、ヒカルさんも読めるはずですよ。どうしてヒカルさんに聞かなかったんですか。」
「ヒカルさんにも聞きましたが、分からないとのことでした。同じ世界とはいえ、言語はさまざまあるでしょうから。」
いや、そんなはずはない。
英語は義務教育で習うものだ。
ヒカルは高校生だったはずだし、英語を知らないはずはない。
もし、万が一超絶英語が苦手だったとしても、アルファベットを知らない日本人はいない。
どういうことだ。
ヒカルが嘘をついている?
分からないことがさらに増えて混乱する私の顔に尻尾がモスッと当たる。
「落ち着いて深呼吸。今はとりあえず考察は後だ。事実を聞くことだけに専念しろ、いいな?」
「はい、分かりました。」
私が深呼吸をしていると、ヒサメがレビンに質問する。
「上界と下界は互いに干渉することを許されていない。それを掻い潜るために悪魔の儀式は存在するが、どうやって悪魔の名前を知ることが出来るのだろうか。」
「私もそのことについて調べてみましたが、夢で悪魔に話しかけられたとか、手が勝手に魔法陣を書いていたとか、そのような情報ばかり見つかるのです。それはつまり、闇魔法が関連していると思いますが、そうだとしてもその闇魔法使いは何故悪魔の名前を知っているのかが問題になります。」
夢を見せるのも、勝手に手が動くのも、闇魔法なら可能性はある。
しかし、その闇魔法を持つ者が悪魔の名を知っていなければできない。
「あの、人間は魔法陣を描くことで悪魔と交渉ができるんですよね。じゃあ逆に悪魔から人間に交渉を持ちかけることが出来れば疑問は解決するのでは?一番初めの人間が、悪魔からの接触なら悪魔の名を知っていて当然でしょう?」
私の疑問にヒサメもレビンも困惑した表情を浮かべた。
「これは現段階までで分かっていることなのですが、上界から下界へ干渉することは不可能とされているのです。上界は私たちとは全く異なる存在。神に近しい存在とされています。神とは、この太陽の国に加護をお与えになっている太陽の神様のようにこちらから祈りを捧げることで答えてくださいます。決して神の方から、私たち下界の者に話しかけてくることはない。いや、話しかけてはいけないのです。神官や聖女様のお言葉に耳を傾けて下さるのも、加護をお与えになるのも神様のお慈悲なのであって、神様本人が私たち下界の者を気に掛けてはいけない。神様は平等であることが揺るぎない誓いのため、そうでない者は神ですらいられないとされているのです。」
レビンの説明に気圧されながら、私はなんだか納得がいかない。
結局は、そういうものだから仕方がない、と言っているようなものだ。
しかし、このような宗教的な考えは早々変わるものではないだろう。
「ヒサメ様も同意見ですか?」
「まぁ、そうだな。この世界において神様というのは誓いを破れぬ存在とされる。だからこそ、それに近しい上界も同様であると考えられている。上界から下界へ干渉する方法があることなど、思いつきもしなかった。」
太陽の国ならず白銀の国でも同様の神様の知識を与えられているようだ。
それならば、この世界の共通認識であると仮定しておこう。
「じゃあ仮に、上界から交渉できないということにしましょう。闇魔法によって、悪魔と話すことが出来ればどうです?」
私の言葉にレビンは頭を悩ませながら、魔法陣を指さす。
「そもそも魔法陣とは世界を繋げる、というかこじ開けるために使われるものです。加護の場合は、下界と神様のおられる神域を繋げることによって、その神様の力を国に分け与える。悪魔の儀式の場合は、下界と上界を繋げて悪魔と交渉する道を作る。その時に会話をすることが出来るし、交渉が成功すれば悪魔はやっと下界に魔法を使えるのです。つまり、下界から上界への魔法も魔法陣が繋がらなければ使えない。魔法陣というのは下界の者のみが許された方法とされているのです。」
「ちょっと待ってください。それじゃあ悪魔の儀式も神様の加護も原理は一緒ですよね?それなら、神様の名前はどうやって知ったんです?加護の魔法陣に神様の名前を入れますよね?加護を受ける一番最初は、どうやっても神様から接触しないといけないじゃないですか。」
その問いにレビンは頷いた。
「ええ、それならはっきりしています。約1000年前、神と同等の者である存在が下界に生まれたのです。それによって彼は、神の御言葉を下界の者に伝えたとされています。その中に神の名もあったのです。」
なんだか、現代でも聞いたことがあるような話だ。
いやいや、そんな同じようなことがあるのか?
私はそんなことを思ったが、レビンは真剣に話してくれている。
それにヒサメもそれに異議を申し立てることもない。
現代の西暦はその神と同等の者である方の誕生を西暦1年とされているものだった。
そこから2000年以上経過していることを考えれば、こちらの世界の方がまだ歴史は浅い。
私の現代の知識が少しでも応用できれば考察もしやすいのだが、そう上手くもいかないだろうな。
「あの、その神と同等の者は悪魔について言及していないですか?」
聖書には悪魔とされる存在が描かれている場面があったはず。
神がいるならばそれとは正反対の存在も示す必要があるはずだ。
「いえ、知っている限りではありませんが、調べてみる必要はありますね。確かに、神と同等の存在が下界に降りた事実があるのなら、悪魔にもその可能性がゼロとはいえない。悪魔から交渉できる術があるのなら、もはや誰でも魔法陣を作ることが可能になってしまいます。そうなっては、恐ろしいことになりかねません。」
今はまだ悪魔の儀式は多くに知られていないとはいえ、知っている者は増え続けている。
このままでは上界と下界に分けられている世界が混ざり合うことになる。
均衡が崩れたら一体どうなるのだろうか。
レビンが手を上に上げると、机の上に様々な本が積みあがっていく。
「私は文献で神の御言葉や、悪魔について調べなおします。元々は幼心に見たあの光景の恐ろしさの理由を知りたくて調べ始めたことでしたが、悪魔の儀式はそもそも禁忌とされている方法です。なんとしても、突き止めなければなりません。」
「そうですね、放っておくわけにはいきません。」
ブルームーンドラゴンであるソラを守るために。
そして、ドクヘビという組織が転移者ならば止めないと、私の身も危険だ。
「何か分かったことがあれば、手紙でもなんでも情報を共有してくれると助かる。オレたちも調査を進めていく中で分かったことがあれば共有しよう。」
「畏まりました、ヒサメ様。少しでも多くの情報を得られるよう尽力させて頂きます。」
レビンがまた深くお辞儀をすると、ヒサメは、宜しく頼むと力強く答えた。
テーブルに広げられた紙には二つの魔法陣が描かれている。
「私は子供のころに見たあの魔法陣を忘れることが出来ませんでした。あの空間は子供ながらに異質だと感じていたのだと思います。あそこにいる人全員が闇に飲み込まれそうで、母も同じように闇に消えてしまいそうだと思いました。あの頃の母は様子がおかしくて、私は留守番することが多くなっていました。そんな時連れ出されて、あの光景を目の当たりにした。儀式をさせている人の顔は覚えていませんが、怖かったことだけが記憶に残っています。そうして、教師になり、あらゆる事柄に触れる中で気づいたのです。」
レビンは片方の魔法陣を指さした。
「魔法陣について詳しい教師の先生に話を聞いたのですが、魔法陣にはいくつかの法則があり、それがすべて当てはまることによって魔法陣として成立するのです。先ほど話した魔獣との契約も魔法陣を使用するのですが、その場合お互いの名前を魔法陣の中に記す必要があります。悪魔の儀式も同様に、呼びかける悪魔の名前を記す必要があるみたいなのです。こちらが、以前悪魔の儀式をして魔力が足りずに失敗した人間が描いたものです。そして、こちらがあの時私が見た魔法陣」
レビンは指を動かして、名前が記されているであろう部分を指す。
「私はあらゆる言語学を教えています。そのために私はこの世界にある言語を理解しようと日々勉強しているのです。しかし、この魔法陣の文字だけはどうしても読めない。考えられる可能性としては、これは下界には存在しない文字ということです。」
レビンの悔しそうな声を聞きながら私の心臓はうるさく鳴っている。
何故なら私はその文字を読むことが出来たのだ。
SATAN
英語で書かれたその文字はサタン、悪魔という意味だ。
この世界には英語が存在しない。
それなのにこの魔法陣に書かれているということは、この魔法陣を書いた者は転移者ということになるのではないか。
それって、ドクヘビの組織が転移者で構成されていることになるのではないか。
そうなった場合、転移者は危険視されることになるのでは。
頭の中をぐるぐると駆け巡る良くない考えが支配していく。
「・・・殿、リビ殿!」
ヒサメに肩を掴まれて我を取り戻したが、私の顔色は徐々に悪くなる。
「外に出るか?話ならオレが聞いておく。」
そう言ってくれたヒサメに私は首を横に振る。
レビンには、私がこの世界の言葉を話せなかったことがバレている。
レビンは私がいた世界の言語を知るためにここまで連れてきたのだろう。
私はその文字をひとつずつ追って、文字を読んだ。
「エス、エー、ティー、エー、エヌ。この文字ひとつずつはこう読みます。そして、それを繋げると単語になる。読み方はサタン。意味は悪魔です。」
「良かった、リビさんでも読めなかったらどうしようかと思っていました。この文字はリビさんの世界の言葉なのですか?」
レビンは少し驚いたようだが、それでも穏やかだった。
それがとても、白々しく思えて自分が嫌になる。
この言葉が私の世界のものだってレビン先生が知っていた訳ではないんだ。
だから、レビン先生が私にわざと聞いたわけでもない。
でも、ヒカルだって転移者だ。
どうしてヒカルに聞かなかったのかというのが引っ掛かった。
「あの、ヒカルさんも読めるはずですよ。どうしてヒカルさんに聞かなかったんですか。」
「ヒカルさんにも聞きましたが、分からないとのことでした。同じ世界とはいえ、言語はさまざまあるでしょうから。」
いや、そんなはずはない。
英語は義務教育で習うものだ。
ヒカルは高校生だったはずだし、英語を知らないはずはない。
もし、万が一超絶英語が苦手だったとしても、アルファベットを知らない日本人はいない。
どういうことだ。
ヒカルが嘘をついている?
分からないことがさらに増えて混乱する私の顔に尻尾がモスッと当たる。
「落ち着いて深呼吸。今はとりあえず考察は後だ。事実を聞くことだけに専念しろ、いいな?」
「はい、分かりました。」
私が深呼吸をしていると、ヒサメがレビンに質問する。
「上界と下界は互いに干渉することを許されていない。それを掻い潜るために悪魔の儀式は存在するが、どうやって悪魔の名前を知ることが出来るのだろうか。」
「私もそのことについて調べてみましたが、夢で悪魔に話しかけられたとか、手が勝手に魔法陣を書いていたとか、そのような情報ばかり見つかるのです。それはつまり、闇魔法が関連していると思いますが、そうだとしてもその闇魔法使いは何故悪魔の名前を知っているのかが問題になります。」
夢を見せるのも、勝手に手が動くのも、闇魔法なら可能性はある。
しかし、その闇魔法を持つ者が悪魔の名を知っていなければできない。
「あの、人間は魔法陣を描くことで悪魔と交渉ができるんですよね。じゃあ逆に悪魔から人間に交渉を持ちかけることが出来れば疑問は解決するのでは?一番初めの人間が、悪魔からの接触なら悪魔の名を知っていて当然でしょう?」
私の疑問にヒサメもレビンも困惑した表情を浮かべた。
「これは現段階までで分かっていることなのですが、上界から下界へ干渉することは不可能とされているのです。上界は私たちとは全く異なる存在。神に近しい存在とされています。神とは、この太陽の国に加護をお与えになっている太陽の神様のようにこちらから祈りを捧げることで答えてくださいます。決して神の方から、私たち下界の者に話しかけてくることはない。いや、話しかけてはいけないのです。神官や聖女様のお言葉に耳を傾けて下さるのも、加護をお与えになるのも神様のお慈悲なのであって、神様本人が私たち下界の者を気に掛けてはいけない。神様は平等であることが揺るぎない誓いのため、そうでない者は神ですらいられないとされているのです。」
レビンの説明に気圧されながら、私はなんだか納得がいかない。
結局は、そういうものだから仕方がない、と言っているようなものだ。
しかし、このような宗教的な考えは早々変わるものではないだろう。
「ヒサメ様も同意見ですか?」
「まぁ、そうだな。この世界において神様というのは誓いを破れぬ存在とされる。だからこそ、それに近しい上界も同様であると考えられている。上界から下界へ干渉する方法があることなど、思いつきもしなかった。」
太陽の国ならず白銀の国でも同様の神様の知識を与えられているようだ。
それならば、この世界の共通認識であると仮定しておこう。
「じゃあ仮に、上界から交渉できないということにしましょう。闇魔法によって、悪魔と話すことが出来ればどうです?」
私の言葉にレビンは頭を悩ませながら、魔法陣を指さす。
「そもそも魔法陣とは世界を繋げる、というかこじ開けるために使われるものです。加護の場合は、下界と神様のおられる神域を繋げることによって、その神様の力を国に分け与える。悪魔の儀式の場合は、下界と上界を繋げて悪魔と交渉する道を作る。その時に会話をすることが出来るし、交渉が成功すれば悪魔はやっと下界に魔法を使えるのです。つまり、下界から上界への魔法も魔法陣が繋がらなければ使えない。魔法陣というのは下界の者のみが許された方法とされているのです。」
「ちょっと待ってください。それじゃあ悪魔の儀式も神様の加護も原理は一緒ですよね?それなら、神様の名前はどうやって知ったんです?加護の魔法陣に神様の名前を入れますよね?加護を受ける一番最初は、どうやっても神様から接触しないといけないじゃないですか。」
その問いにレビンは頷いた。
「ええ、それならはっきりしています。約1000年前、神と同等の者である存在が下界に生まれたのです。それによって彼は、神の御言葉を下界の者に伝えたとされています。その中に神の名もあったのです。」
なんだか、現代でも聞いたことがあるような話だ。
いやいや、そんな同じようなことがあるのか?
私はそんなことを思ったが、レビンは真剣に話してくれている。
それにヒサメもそれに異議を申し立てることもない。
現代の西暦はその神と同等の者である方の誕生を西暦1年とされているものだった。
そこから2000年以上経過していることを考えれば、こちらの世界の方がまだ歴史は浅い。
私の現代の知識が少しでも応用できれば考察もしやすいのだが、そう上手くもいかないだろうな。
「あの、その神と同等の者は悪魔について言及していないですか?」
聖書には悪魔とされる存在が描かれている場面があったはず。
神がいるならばそれとは正反対の存在も示す必要があるはずだ。
「いえ、知っている限りではありませんが、調べてみる必要はありますね。確かに、神と同等の存在が下界に降りた事実があるのなら、悪魔にもその可能性がゼロとはいえない。悪魔から交渉できる術があるのなら、もはや誰でも魔法陣を作ることが可能になってしまいます。そうなっては、恐ろしいことになりかねません。」
今はまだ悪魔の儀式は多くに知られていないとはいえ、知っている者は増え続けている。
このままでは上界と下界に分けられている世界が混ざり合うことになる。
均衡が崩れたら一体どうなるのだろうか。
レビンが手を上に上げると、机の上に様々な本が積みあがっていく。
「私は文献で神の御言葉や、悪魔について調べなおします。元々は幼心に見たあの光景の恐ろしさの理由を知りたくて調べ始めたことでしたが、悪魔の儀式はそもそも禁忌とされている方法です。なんとしても、突き止めなければなりません。」
「そうですね、放っておくわけにはいきません。」
ブルームーンドラゴンであるソラを守るために。
そして、ドクヘビという組織が転移者ならば止めないと、私の身も危険だ。
「何か分かったことがあれば、手紙でもなんでも情報を共有してくれると助かる。オレたちも調査を進めていく中で分かったことがあれば共有しよう。」
「畏まりました、ヒサメ様。少しでも多くの情報を得られるよう尽力させて頂きます。」
レビンがまた深くお辞儀をすると、ヒサメは、宜しく頼むと力強く答えた。
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