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組織の調査2
ドラゴンの血
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静寂の海と黄金の国、そのどちらでも使用された毒からブルームーンドラゴンの血液が検出された。
それがどんな意味を持つのか、ちゃんと聞かなければいけないと思った。
「それは、毒にドラゴンの血液が混ざっているということでしょうか。」
私の問いにヒサメは言葉を詰まらせ、そうして意を決したように話し出した。
「研究者の見解ではそうではなく、そもそもあの毒自体がドラゴンの血そのものなのだ。今まで、毒蛇の毒だと思っていたのが間違いで、その全てはドラゴンの・・・」
「待ってください。ドラゴンの血そのものに毒としての効果があるということでしょうか?」
「その可能性も大いに、あり得る。」
短剣の仕掛けはドラゴンの血を抜くためのものだった。
そしてドラゴンの血は毒蛇の毒だった。
組織は、ドラゴンの血を得るためにドラゴンを殺しているのだろうか。
「ドラゴンの血にこだわる理由があるのでしょうか。口封じに殺すだけならいくらでも毒はありそうですよね。ルリビだって致死毒の実ですし。」
「確かにこの世には毒を持つ動植物がたくさんある。数ある中でドラゴンが選ばれているのは理由があるのだろう。それこそ、ドラゴンを殺すことが目的で、その副産物として血を手に入れているのかもしれない。」
そうだった。そもそもドラゴンを殺すことがメインの場合もあるんだ。
ドクヘビという組織が何をしたいのか明確な答えがないせいでこちらの考察もぶれてしまっている。
でも、それぞれには確かな意味があるはずだ。
ブルームーンドラゴンを殺す。
そして、その血を毒として使用する。
悪魔の儀式で魔力を集め、何かを願う。
人の欲を駆り立て操る。
静寂の海の人魚に海熱病を流行らせたり、私をソラと引き離し、私を殺そうとした。
私がソラを守っているから邪魔だった?
それとも、私自身が組織を邪魔している?
「リビ殿、オレはこれから静寂の海へ向かう。アサヒの花が解毒の可能性がある以上、コラッロ殿との話合いが必要だ。そこで黄金の国であったことも情報を共有しようと思う。良いか?」
「はい、勿論です。アサヒの花が重要だと分かった今、人魚族がまた狙われかねませんし、分かっていることは多い方がいいですね。」
「そうだな。リビ殿はまだ療養を続けてくれ。あらゆる傷が開いたら困る。」
そうして立ち上がったヒサメはシグレに声をかけ、二人で扉から出て行った。
私も会議室を出なければと立ち上がろうとすると、声がした。
「血が毒なんて物騒だね。」
驚いて振り向けば、ヒメが窓際に立っていた。
「まだ、そうと決まったわけじゃないですよ。」
「うん。でも、この情報は隠さないとね。」
ヒメはそう言いながら体が透けていく。
わざわざそれを言うだけのために姿を見せたのだろうか。
そう思っていると、会議室の扉が開いてシグレが顔を出した。
「リビさん、ソラさんの採血をさせて頂けませんか。一度毒と比較をさせてもらいたいのです。」
「分かりました。」
私は頷いて、会議室を出た。
注射器を刺されるソラはぎゅっと目をつぶって私の腕を掴んでいる。
まるで予防接種するときの子供みたい。
採血が終わり、研究者の人がぞろぞろと部屋を出て行く。
「採血させてくれてありがとう。」
「キュウ。」
ソラはボタンが買ってきてくれた果物を頬張っている。
ブルームーンドラゴンの血は、本当に毒があるのだろうか。
確かに、彼らは人里離れた山に暮らし、滅多に人前に現れないことで生態も把握されていないのかもしれない。
ドクヘビは、ドラゴンを殺し、偶然その血に毒があることに気づいたのか?
それとも、はじめから毒になると知っていたのか?
泉の谷の図書館でトゥアが生物学者の人が書いた文献というものを教えてくれた。
それにドラゴン殺しの話も書いてあったが、ドラゴンの生態についてはどうだろう。
私はボタンに頼んで、城の図書館を見せてもらうことになった。
その生物学者の人は植物図鑑のヒバリ同様有名らしく、白銀の国の図書館にも置いてあった。
ドラゴン殺しについてと、普段ドラゴンが住処にしている場所が書かれている。
年々減少傾向にあることや、絶滅危惧種として大切にしなければならないと綴られている。
だが、どこを読んでもドラゴンの血が毒になることなど書いてはいない。
今までおそらく、ドラゴンの血に何人も触れている。
だとしたら、体内に入れることで役割を果たす毒物なのだろう。
逆に、口に入れなければそれが毒だと分からないということか?
今まで、そんな事例がないせいで誰も気づかなかったということなのだろうか。
確かに、誰が血を口にしたいと思うだろうか。
人魚の不老不死伝説じゃあるまいし・・・。
そこまで考えて、私は文献を隅から隅まで読んで安堵する。
良かった、ドラゴンの血肉で不老不死になれるとか書いてない。
私がふと顔を上げると、ソラが絵本を読んでいた。
大きな手で器用にページをめくりながら、真剣に本を読んでいるその姿がかわいい。
ブルームーンドラゴンは、温厚で争いを嫌う。
魔獣の中で強い魔力を持ち、彼らが本気を出せば勝てる生物はおそらくいない。
この世界における守り神とされたのは、戦争を止めるほどの魔法を持っていたせい。
そのブルームーンドラゴンさえいなくなってしまえば、どうなる?
あらゆる良くないことが頭の中を巡っていく。
いや、待て。
とてつもない強さを持っているはずのブルームーンドラゴンをどうやって殺すんだ?
いくら温厚で優しくても、自分の命を狙われたら抵抗するだろう。
抵抗できないほどの人数がいるのか。
いや、抵抗できなくする方法ならある。
子供を人質にすればいいんだ。
そこまで考えて私は納得する。
子供のドラゴンはそこまでの脅威はまだない。
なんなら殺すことも難しくない。
そんなソラをドクヘビが狙う理由は、ソラの親を殺すためかもしれない。
ソラを人質にしてしまえば、ソラの親は抵抗ができないだろう。
でも、そうなるとドクヘビがソラの親に執着している理由がいる。
そして、ドラゴンを殺しまわっているというふりだしに戻ってしまう。
結局、ドラゴンを殺したいことは変わらないじゃないか。
頭をぐしゃぐしゃにかき乱すと頭の包帯がほどけてしまった。
結びなおそうとしていると、ボタンが包帯を手に取った。
「そんなに荒くしたら頭の傷が開きますよ。そんなに行き詰っているんですか?」
ボタンが丁寧に巻き直してくれるおかげで元通りだ。
「組織がドラゴンを殺す理由が分からないんです。」
ドラゴンを殺す理由はどこにあるのだろう。
血が何か関係しているのか。
山に籠っているはずのドラゴンをわざわざ探し出してまで殺す理由が分からない。
「理由ってそんなに重要ですか?」
ボタンにさらりとそんなことを言われて、私は思わず振り向いていた。
「だって、そうでしょう?快楽犯かもしれないじゃないですか。強い魔獣として有名だから殺してみた。そんなくだらない理由かもしれないでしょう?」
確かにそうだ。
理由なんかなくても、誰かを殺すことはある。
そこに理由があってほしいのは、人間としての心理なのか。
「理由を考えることが無意味だとは思いません。その理由から得られる情報もあるかもしれませんし。でも、リビさんがしたいのは、その組織の行動を止めることでしょう?居場所を突き止めるとか、彼らと対峙したときにどのように対処すべきか。そのためにどんな情報がいるのかだけを考えてみてはどうですか?」
「そう、ですね。私、今考えるべきではないところまで考えてしまっていましたね。」
考えても答えがでないことばかり考えてしまうのは良くない癖だ。
いつもヒサメ様に思考の海に沈んでいると言われているのにまたやってしまった。
すると、ボタンが私の肩をぽんっと叩いて笑顔を向けた。
「さぁ、リビさん。貴女が今しないといけないことはなんでしょう?」
急なクイズに面をくらいつつ、私は頭を悩ませる。
「えっと、今集められる情報としては図書館では限界があるし、組織も占い師の居場所も気になるし、でも、あてはないし・・・。」
「はい時間切れはずれです。」
ばっさりと打ち切られてしまい、ボタンは私を立ち上がらせた。
「正解は療養です。傷もそうですけど、脳も休めないと新しい考えは出てこないですよ。それに、ちゃんと休まないとヒサメ様に怒られますよ。」
ボタンは微笑んで、そうしてソラを呼んだ。
「ソラさん、部屋に戻りましょうか。」
「キュ!」
ソラは頷いて、絵本を本棚に片付けてからこちらに歩いてきた。
せめて、この包帯が取れるまでは休まないといけないのかな。
そう思いつつ、私とソラはボタンと共に部屋へと戻ったのだった。
その数日後、療養などとは言っていられなくなった。
それがどんな意味を持つのか、ちゃんと聞かなければいけないと思った。
「それは、毒にドラゴンの血液が混ざっているということでしょうか。」
私の問いにヒサメは言葉を詰まらせ、そうして意を決したように話し出した。
「研究者の見解ではそうではなく、そもそもあの毒自体がドラゴンの血そのものなのだ。今まで、毒蛇の毒だと思っていたのが間違いで、その全てはドラゴンの・・・」
「待ってください。ドラゴンの血そのものに毒としての効果があるということでしょうか?」
「その可能性も大いに、あり得る。」
短剣の仕掛けはドラゴンの血を抜くためのものだった。
そしてドラゴンの血は毒蛇の毒だった。
組織は、ドラゴンの血を得るためにドラゴンを殺しているのだろうか。
「ドラゴンの血にこだわる理由があるのでしょうか。口封じに殺すだけならいくらでも毒はありそうですよね。ルリビだって致死毒の実ですし。」
「確かにこの世には毒を持つ動植物がたくさんある。数ある中でドラゴンが選ばれているのは理由があるのだろう。それこそ、ドラゴンを殺すことが目的で、その副産物として血を手に入れているのかもしれない。」
そうだった。そもそもドラゴンを殺すことがメインの場合もあるんだ。
ドクヘビという組織が何をしたいのか明確な答えがないせいでこちらの考察もぶれてしまっている。
でも、それぞれには確かな意味があるはずだ。
ブルームーンドラゴンを殺す。
そして、その血を毒として使用する。
悪魔の儀式で魔力を集め、何かを願う。
人の欲を駆り立て操る。
静寂の海の人魚に海熱病を流行らせたり、私をソラと引き離し、私を殺そうとした。
私がソラを守っているから邪魔だった?
それとも、私自身が組織を邪魔している?
「リビ殿、オレはこれから静寂の海へ向かう。アサヒの花が解毒の可能性がある以上、コラッロ殿との話合いが必要だ。そこで黄金の国であったことも情報を共有しようと思う。良いか?」
「はい、勿論です。アサヒの花が重要だと分かった今、人魚族がまた狙われかねませんし、分かっていることは多い方がいいですね。」
「そうだな。リビ殿はまだ療養を続けてくれ。あらゆる傷が開いたら困る。」
そうして立ち上がったヒサメはシグレに声をかけ、二人で扉から出て行った。
私も会議室を出なければと立ち上がろうとすると、声がした。
「血が毒なんて物騒だね。」
驚いて振り向けば、ヒメが窓際に立っていた。
「まだ、そうと決まったわけじゃないですよ。」
「うん。でも、この情報は隠さないとね。」
ヒメはそう言いながら体が透けていく。
わざわざそれを言うだけのために姿を見せたのだろうか。
そう思っていると、会議室の扉が開いてシグレが顔を出した。
「リビさん、ソラさんの採血をさせて頂けませんか。一度毒と比較をさせてもらいたいのです。」
「分かりました。」
私は頷いて、会議室を出た。
注射器を刺されるソラはぎゅっと目をつぶって私の腕を掴んでいる。
まるで予防接種するときの子供みたい。
採血が終わり、研究者の人がぞろぞろと部屋を出て行く。
「採血させてくれてありがとう。」
「キュウ。」
ソラはボタンが買ってきてくれた果物を頬張っている。
ブルームーンドラゴンの血は、本当に毒があるのだろうか。
確かに、彼らは人里離れた山に暮らし、滅多に人前に現れないことで生態も把握されていないのかもしれない。
ドクヘビは、ドラゴンを殺し、偶然その血に毒があることに気づいたのか?
それとも、はじめから毒になると知っていたのか?
泉の谷の図書館でトゥアが生物学者の人が書いた文献というものを教えてくれた。
それにドラゴン殺しの話も書いてあったが、ドラゴンの生態についてはどうだろう。
私はボタンに頼んで、城の図書館を見せてもらうことになった。
その生物学者の人は植物図鑑のヒバリ同様有名らしく、白銀の国の図書館にも置いてあった。
ドラゴン殺しについてと、普段ドラゴンが住処にしている場所が書かれている。
年々減少傾向にあることや、絶滅危惧種として大切にしなければならないと綴られている。
だが、どこを読んでもドラゴンの血が毒になることなど書いてはいない。
今までおそらく、ドラゴンの血に何人も触れている。
だとしたら、体内に入れることで役割を果たす毒物なのだろう。
逆に、口に入れなければそれが毒だと分からないということか?
今まで、そんな事例がないせいで誰も気づかなかったということなのだろうか。
確かに、誰が血を口にしたいと思うだろうか。
人魚の不老不死伝説じゃあるまいし・・・。
そこまで考えて、私は文献を隅から隅まで読んで安堵する。
良かった、ドラゴンの血肉で不老不死になれるとか書いてない。
私がふと顔を上げると、ソラが絵本を読んでいた。
大きな手で器用にページをめくりながら、真剣に本を読んでいるその姿がかわいい。
ブルームーンドラゴンは、温厚で争いを嫌う。
魔獣の中で強い魔力を持ち、彼らが本気を出せば勝てる生物はおそらくいない。
この世界における守り神とされたのは、戦争を止めるほどの魔法を持っていたせい。
そのブルームーンドラゴンさえいなくなってしまえば、どうなる?
あらゆる良くないことが頭の中を巡っていく。
いや、待て。
とてつもない強さを持っているはずのブルームーンドラゴンをどうやって殺すんだ?
いくら温厚で優しくても、自分の命を狙われたら抵抗するだろう。
抵抗できないほどの人数がいるのか。
いや、抵抗できなくする方法ならある。
子供を人質にすればいいんだ。
そこまで考えて私は納得する。
子供のドラゴンはそこまでの脅威はまだない。
なんなら殺すことも難しくない。
そんなソラをドクヘビが狙う理由は、ソラの親を殺すためかもしれない。
ソラを人質にしてしまえば、ソラの親は抵抗ができないだろう。
でも、そうなるとドクヘビがソラの親に執着している理由がいる。
そして、ドラゴンを殺しまわっているというふりだしに戻ってしまう。
結局、ドラゴンを殺したいことは変わらないじゃないか。
頭をぐしゃぐしゃにかき乱すと頭の包帯がほどけてしまった。
結びなおそうとしていると、ボタンが包帯を手に取った。
「そんなに荒くしたら頭の傷が開きますよ。そんなに行き詰っているんですか?」
ボタンが丁寧に巻き直してくれるおかげで元通りだ。
「組織がドラゴンを殺す理由が分からないんです。」
ドラゴンを殺す理由はどこにあるのだろう。
血が何か関係しているのか。
山に籠っているはずのドラゴンをわざわざ探し出してまで殺す理由が分からない。
「理由ってそんなに重要ですか?」
ボタンにさらりとそんなことを言われて、私は思わず振り向いていた。
「だって、そうでしょう?快楽犯かもしれないじゃないですか。強い魔獣として有名だから殺してみた。そんなくだらない理由かもしれないでしょう?」
確かにそうだ。
理由なんかなくても、誰かを殺すことはある。
そこに理由があってほしいのは、人間としての心理なのか。
「理由を考えることが無意味だとは思いません。その理由から得られる情報もあるかもしれませんし。でも、リビさんがしたいのは、その組織の行動を止めることでしょう?居場所を突き止めるとか、彼らと対峙したときにどのように対処すべきか。そのためにどんな情報がいるのかだけを考えてみてはどうですか?」
「そう、ですね。私、今考えるべきではないところまで考えてしまっていましたね。」
考えても答えがでないことばかり考えてしまうのは良くない癖だ。
いつもヒサメ様に思考の海に沈んでいると言われているのにまたやってしまった。
すると、ボタンが私の肩をぽんっと叩いて笑顔を向けた。
「さぁ、リビさん。貴女が今しないといけないことはなんでしょう?」
急なクイズに面をくらいつつ、私は頭を悩ませる。
「えっと、今集められる情報としては図書館では限界があるし、組織も占い師の居場所も気になるし、でも、あてはないし・・・。」
「はい時間切れはずれです。」
ばっさりと打ち切られてしまい、ボタンは私を立ち上がらせた。
「正解は療養です。傷もそうですけど、脳も休めないと新しい考えは出てこないですよ。それに、ちゃんと休まないとヒサメ様に怒られますよ。」
ボタンは微笑んで、そうしてソラを呼んだ。
「ソラさん、部屋に戻りましょうか。」
「キュ!」
ソラは頷いて、絵本を本棚に片付けてからこちらに歩いてきた。
せめて、この包帯が取れるまでは休まないといけないのかな。
そう思いつつ、私とソラはボタンと共に部屋へと戻ったのだった。
その数日後、療養などとは言っていられなくなった。
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