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逃亡編 ニ章:樹海の部族
娘達の友情
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激しい舌戦交渉を制したアリアがエリクに勝利を報告した。
「交渉完了よ。貴方とこの子は決闘が終わるまでは夫婦だけど、終わったら離婚。その間に二人の間で何もしなくて大丈夫。分かった?」
「あ、ああ。分かった」
「あっ、でもそうなると。エリクは決闘が終わったら、自動的にバツイチになっちゃうのね。その辺は大丈夫?」
「バツイチとは、どういう意味だ?」
「ああ、分かってないなら大丈夫ね」
微笑みつつ生暖かい視線を流し、アリアは族長の娘であるパールへ顔を向けた。
パールはアリアを凝視しつつ、驚きと呆然が混ざる顔を見せていた。
「『これで貴方も、エリオの子供を産まずに済むわよ。やることやったら、私達は出て行くから』」
「『……お前の名前をもう一度、教えてくれ』」
「『私? アリスよ。本当はもっと長い名前だけど、アリスで良いわ』」
「『……アリス、お前の名前は忘れない。感謝する』」
「『いいわよ、別に。好きでもない男と結婚させられて、嫌いな男の子供を産むなんて嫌よね。分かる、分かるわ』」
パールに感謝されたアリアは、互いに似た境遇に共感性を持ったようで、頷きながらパールに笑顔を向けた。
そんなアリアが次に行ったのは、パールとエリクの互いに対する仲裁だった。
「『パール。このエリオって男は、私が雇ってる傭兵という戦士。貴方達風に言えば、勇士で言いのかしら?』」
「『森の中で強き者を、アタシ達は勇士と呼ぶ』」
「『この男は粗野で乱暴そうに見えるけど、貴方達の言葉や風習を理解していないだけで、敵対しなければ特に何もしないし、貴方を自分の女にしようなんて思わないわ。仲良くしろとまでは言わないけど、決闘が終わるまで私とエリクがここに居る間、あまり邪険にしないでほしいの』」
「『……アタシは、どの部族の勇士を相手しても、負けた事が無かった。しかし女の勇士だからと、掟で決闘にさえ出させてもらえない。そうした中で、その男に負け、その男の妻にさせられた。それが、凄く嫌だった……』」
「『そっか、負けて悔しかったのね。私も分かるわ。誰にも負けた事が無いのに、自分じゃ抗えない掟の中で生きるのが窮屈で、そして掟に負けるような感覚。凄く分かる』」
「『掟に、負ける?』」
「『そうよ。人間はどこもかしこも、掟という柵の中で生きてる。そうしないと人間は理性を欠いた野獣と変わりない存在になるから、という理由もあるけど。でも掟に縛られすぎて自分の才能を生かせない、思い通りに行かない事がある。そうして掟に屈して、自分を曲げてしまう。そして自分自身の心を折ってしまう。それが掟に負けるってこと』」
「『自分を曲げ、心を折ることが、掟に負けること……』」
「『その辺って、難しいよね。分かる分かる』」
「『……アリス。お前も掟に負けたことがあるのか?』」
「『負けまくりよ。そして自分では逆らえない掟で、曲げて折れていく私自身に気付いたから、こうして私はここにいる。エリオも似たような境遇よ』」
そうして笑みを浮かべたアリアが、体を動かし力の入らない身体で立ち上がろうとする。
エリクは驚きながら止めようとしたが、それを目で止めたアリアの視線に気付き、エリクは止めずに支えるように腕を貸した。
そして立ち上がったアリアはパールと向かい合い、握手を求めるように右手を差し出した。
そのアリアにパールは不可思議な表情を向けた。
「『何を、している?』」
「『握手。私達の文化で、友好を示す為に使う行動。お互いの手を握り合う挨拶なの』」
「『挨拶……』」
「『私はアリス。お互いに掟に負けないように、そして心を折られないように、頑張りましょう』」
「『……パールだ。アリス、お前には感謝を。そして言葉の槍にて父を仕留め、アタシを掴むこと成功した事に、敬意を』」
アリアの差し出した手にパールは応え、互いの右手が触れ合い握り合う。
互いに境遇は違いながらも掟に縛られ、不自由の中をもがき苦しむ二人の女性が、微笑みながら互いの手を握り合う光景を、エリクは傍らで見ている。
この事をきっかけに、センチネル族の族長の娘パールと、帝国のローゼン公爵令嬢だったアリアは、友と呼べる仲へとなった。
こうした一波乱ありながらも、倒れたアリアが二日間を要して自身に魔法を掛けて解毒し、外に出歩ける状態にまで体調を戻した。
そしてその傍にはエリクと共に、アリアと楽しそうに話すパールの姿が見え、センチネル族の殆どが驚きの顔を見せた。
「『――……アリスは、その男の妻になるのが嫌で、逃げて来たのか?』」
「『そうよ、でもただ逃げただけじゃないわ。あの馬鹿男を潰す為に、徹底的に工作もしたわ!』」
「『工作というのは、罠のことか。容赦が無いんだな、アリスは』」
「『当たり前よ。私が十年以上、あの馬鹿の馬鹿に付き合わされたせいで、どれだけ苦労したか。それを考えたら、あのくらいの仕返ししないと、私だけ逃げただけじゃ、絶対に満足できないわ!』」
「『そんなに嫌だったら、始めから断ればよかったんじゃないか?』」
「『無理よ。お父様も叔父様も、意地でも私を国に縛って、あの馬鹿皇子の正妃にして支えさせようとしてたのよ。私が嫌な素振り一つでも見せたら、結婚式を終えるまで家で軟禁させられてたわ。だからずっと、従順な羊の皮を被って良い子ちゃんをしてたのよ』」
「『そうか。アリスも苦労したんだな』」
「『貴方もね、パール』」
件の馬鹿皇子に関する悪口を話しつつ、自分の身の上をパールに話すアリアと、自分の事と照らし合わせて共感するパールの仲は、昨夜に比べて一層の厚さを感じさせられた。
そうした二人と遅れて付いてくるエリクは、センチネル族の集落規模の村を見ながら、アリアから決闘に関する話題が出された。
「『ところでパール。聞きたい事があるんだけど』」
「『ん?』」
「『エリオの決闘だけど、具体的に何をやるか知ってる?』」
「『決闘は、各部族を代表する男の勇士が、素手で戦う。倒れて起き上がれなかった方が負ける』」
「『えっ、武器とか防具とかは?』」
「『武器も防具も決闘で使うのは掟で禁止している。男の勇士が自分の鍛えた肉体のみで勝利するのが、決闘の条件だ』」
「『素手同士って、凄い泥沼な戦いになりそうね。起き上がれないって、気絶したら負けってこと?』」
「『普通はそうだ。だが、相手が勝利を認めない場合は、そのまま続くこともある』」
「『……それって、相手次第だと殺すまで殴り続けたりするってこと?』」
「『ああ。特に今回の相手になるマシュコ族の族長は、獲物を痛め付ける事を楽しむ男だ』」
「『そんな男を相手に、エリオを戦わせようとしてたわけね、貴方の父親は』」
「『……アタシが男の勇士なら、マシュコ族との決闘に出ていた。でも……』」
「『女の勇士は出られない、か。難儀な決まりだけど、素手同士の殴り合いだと、確かに女側は不利よね。体格が違うもの』」
「『そんなことはない。アタシは素手でも男の勇士に勝てる!』」
「『と言っても、私はパールの実力を知らないもの。……そうだ、良いこと思いついた』」
決闘の話を聞いたアリアは、何かを閃くと同時にエリクへ振り返る。
会話の内容が全く分からないエリクだったが、やっとアリアが理解できる言葉で話し掛けた。
「エリク。決闘の話をしてたんだけど、武器や防具は無しで戦うんですって。そして相手が立ち上がれなくなったら勝ちらしいわ」
「そうか、分かった」
「それでね。本番の決闘の前に、ここの皆に貴方の事をお披露目しておきたいの」
「お披露目?」
「ここの皆の視線を感じる限りじゃ、貴方に不安があるというより、不満がある感じじゃない? それを払拭しておきたいの」
「どうするんだ?」
そう聞いたエリクに微笑みを向けたアリアは、再びパールに顔を向けて話した。
「『パール、この村に決闘が出来る場所はある?』」
「『ああ、ある。村の中央が広い』」
「『なら、そこにセンチネル族の皆を集めれるだけ集めて欲しいわ。勿論、族長も連れてね』」
「『何かするのか?』」
「『ええ。パールも言ってたじゃない。エリオと再戦したいって』」
「『!』」
「『エリオとパール。二人の決闘を、皆に見て貰いましょう』」
そう微笑み伝えるアリアに、パールは口元を僅かに吊り上げ、エリクを一瞥した後に頷いてみせた。
こうしてパールが願っていたエリクへの再戦は、決闘本番前の模擬試合で行われる事となった。
「交渉完了よ。貴方とこの子は決闘が終わるまでは夫婦だけど、終わったら離婚。その間に二人の間で何もしなくて大丈夫。分かった?」
「あ、ああ。分かった」
「あっ、でもそうなると。エリクは決闘が終わったら、自動的にバツイチになっちゃうのね。その辺は大丈夫?」
「バツイチとは、どういう意味だ?」
「ああ、分かってないなら大丈夫ね」
微笑みつつ生暖かい視線を流し、アリアは族長の娘であるパールへ顔を向けた。
パールはアリアを凝視しつつ、驚きと呆然が混ざる顔を見せていた。
「『これで貴方も、エリオの子供を産まずに済むわよ。やることやったら、私達は出て行くから』」
「『……お前の名前をもう一度、教えてくれ』」
「『私? アリスよ。本当はもっと長い名前だけど、アリスで良いわ』」
「『……アリス、お前の名前は忘れない。感謝する』」
「『いいわよ、別に。好きでもない男と結婚させられて、嫌いな男の子供を産むなんて嫌よね。分かる、分かるわ』」
パールに感謝されたアリアは、互いに似た境遇に共感性を持ったようで、頷きながらパールに笑顔を向けた。
そんなアリアが次に行ったのは、パールとエリクの互いに対する仲裁だった。
「『パール。このエリオって男は、私が雇ってる傭兵という戦士。貴方達風に言えば、勇士で言いのかしら?』」
「『森の中で強き者を、アタシ達は勇士と呼ぶ』」
「『この男は粗野で乱暴そうに見えるけど、貴方達の言葉や風習を理解していないだけで、敵対しなければ特に何もしないし、貴方を自分の女にしようなんて思わないわ。仲良くしろとまでは言わないけど、決闘が終わるまで私とエリクがここに居る間、あまり邪険にしないでほしいの』」
「『……アタシは、どの部族の勇士を相手しても、負けた事が無かった。しかし女の勇士だからと、掟で決闘にさえ出させてもらえない。そうした中で、その男に負け、その男の妻にさせられた。それが、凄く嫌だった……』」
「『そっか、負けて悔しかったのね。私も分かるわ。誰にも負けた事が無いのに、自分じゃ抗えない掟の中で生きるのが窮屈で、そして掟に負けるような感覚。凄く分かる』」
「『掟に、負ける?』」
「『そうよ。人間はどこもかしこも、掟という柵の中で生きてる。そうしないと人間は理性を欠いた野獣と変わりない存在になるから、という理由もあるけど。でも掟に縛られすぎて自分の才能を生かせない、思い通りに行かない事がある。そうして掟に屈して、自分を曲げてしまう。そして自分自身の心を折ってしまう。それが掟に負けるってこと』」
「『自分を曲げ、心を折ることが、掟に負けること……』」
「『その辺って、難しいよね。分かる分かる』」
「『……アリス。お前も掟に負けたことがあるのか?』」
「『負けまくりよ。そして自分では逆らえない掟で、曲げて折れていく私自身に気付いたから、こうして私はここにいる。エリオも似たような境遇よ』」
そうして笑みを浮かべたアリアが、体を動かし力の入らない身体で立ち上がろうとする。
エリクは驚きながら止めようとしたが、それを目で止めたアリアの視線に気付き、エリクは止めずに支えるように腕を貸した。
そして立ち上がったアリアはパールと向かい合い、握手を求めるように右手を差し出した。
そのアリアにパールは不可思議な表情を向けた。
「『何を、している?』」
「『握手。私達の文化で、友好を示す為に使う行動。お互いの手を握り合う挨拶なの』」
「『挨拶……』」
「『私はアリス。お互いに掟に負けないように、そして心を折られないように、頑張りましょう』」
「『……パールだ。アリス、お前には感謝を。そして言葉の槍にて父を仕留め、アタシを掴むこと成功した事に、敬意を』」
アリアの差し出した手にパールは応え、互いの右手が触れ合い握り合う。
互いに境遇は違いながらも掟に縛られ、不自由の中をもがき苦しむ二人の女性が、微笑みながら互いの手を握り合う光景を、エリクは傍らで見ている。
この事をきっかけに、センチネル族の族長の娘パールと、帝国のローゼン公爵令嬢だったアリアは、友と呼べる仲へとなった。
こうした一波乱ありながらも、倒れたアリアが二日間を要して自身に魔法を掛けて解毒し、外に出歩ける状態にまで体調を戻した。
そしてその傍にはエリクと共に、アリアと楽しそうに話すパールの姿が見え、センチネル族の殆どが驚きの顔を見せた。
「『――……アリスは、その男の妻になるのが嫌で、逃げて来たのか?』」
「『そうよ、でもただ逃げただけじゃないわ。あの馬鹿男を潰す為に、徹底的に工作もしたわ!』」
「『工作というのは、罠のことか。容赦が無いんだな、アリスは』」
「『当たり前よ。私が十年以上、あの馬鹿の馬鹿に付き合わされたせいで、どれだけ苦労したか。それを考えたら、あのくらいの仕返ししないと、私だけ逃げただけじゃ、絶対に満足できないわ!』」
「『そんなに嫌だったら、始めから断ればよかったんじゃないか?』」
「『無理よ。お父様も叔父様も、意地でも私を国に縛って、あの馬鹿皇子の正妃にして支えさせようとしてたのよ。私が嫌な素振り一つでも見せたら、結婚式を終えるまで家で軟禁させられてたわ。だからずっと、従順な羊の皮を被って良い子ちゃんをしてたのよ』」
「『そうか。アリスも苦労したんだな』」
「『貴方もね、パール』」
件の馬鹿皇子に関する悪口を話しつつ、自分の身の上をパールに話すアリアと、自分の事と照らし合わせて共感するパールの仲は、昨夜に比べて一層の厚さを感じさせられた。
そうした二人と遅れて付いてくるエリクは、センチネル族の集落規模の村を見ながら、アリアから決闘に関する話題が出された。
「『ところでパール。聞きたい事があるんだけど』」
「『ん?』」
「『エリオの決闘だけど、具体的に何をやるか知ってる?』」
「『決闘は、各部族を代表する男の勇士が、素手で戦う。倒れて起き上がれなかった方が負ける』」
「『えっ、武器とか防具とかは?』」
「『武器も防具も決闘で使うのは掟で禁止している。男の勇士が自分の鍛えた肉体のみで勝利するのが、決闘の条件だ』」
「『素手同士って、凄い泥沼な戦いになりそうね。起き上がれないって、気絶したら負けってこと?』」
「『普通はそうだ。だが、相手が勝利を認めない場合は、そのまま続くこともある』」
「『……それって、相手次第だと殺すまで殴り続けたりするってこと?』」
「『ああ。特に今回の相手になるマシュコ族の族長は、獲物を痛め付ける事を楽しむ男だ』」
「『そんな男を相手に、エリオを戦わせようとしてたわけね、貴方の父親は』」
「『……アタシが男の勇士なら、マシュコ族との決闘に出ていた。でも……』」
「『女の勇士は出られない、か。難儀な決まりだけど、素手同士の殴り合いだと、確かに女側は不利よね。体格が違うもの』」
「『そんなことはない。アタシは素手でも男の勇士に勝てる!』」
「『と言っても、私はパールの実力を知らないもの。……そうだ、良いこと思いついた』」
決闘の話を聞いたアリアは、何かを閃くと同時にエリクへ振り返る。
会話の内容が全く分からないエリクだったが、やっとアリアが理解できる言葉で話し掛けた。
「エリク。決闘の話をしてたんだけど、武器や防具は無しで戦うんですって。そして相手が立ち上がれなくなったら勝ちらしいわ」
「そうか、分かった」
「それでね。本番の決闘の前に、ここの皆に貴方の事をお披露目しておきたいの」
「お披露目?」
「ここの皆の視線を感じる限りじゃ、貴方に不安があるというより、不満がある感じじゃない? それを払拭しておきたいの」
「どうするんだ?」
そう聞いたエリクに微笑みを向けたアリアは、再びパールに顔を向けて話した。
「『パール、この村に決闘が出来る場所はある?』」
「『ああ、ある。村の中央が広い』」
「『なら、そこにセンチネル族の皆を集めれるだけ集めて欲しいわ。勿論、族長も連れてね』」
「『何かするのか?』」
「『ええ。パールも言ってたじゃない。エリオと再戦したいって』」
「『!』」
「『エリオとパール。二人の決闘を、皆に見て貰いましょう』」
そう微笑み伝えるアリアに、パールは口元を僅かに吊り上げ、エリクを一瞥した後に頷いてみせた。
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