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話を聞いてくれ!
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【話聞いてくれ!】
手をかざすと水晶が眩しいぐらいに光る。俺が驚いて水晶から手を離すとその光は消える。
「今のは一体………?」
オリバードを驚いていて水晶を見つめていた。何がどうなったかは知らないがやはりヤバっかだろうか。てか、どうしよう。大騒ぎになるし目立つよね?
「えっと…」
「カケル、お前一体何者だ?」
オリバードは金色に光っているカードを見つめる。どうやら、俺の魔力や属性などがこのカードに記されたらしい。俺は若干、焦りながらもわからない振りをした。
「わか、らない」
通じるかな?通じないかな?なんか、不安になってきた。
「そ、そうか。とりあえずその……これが身分証だ。」
「ありが、とう?」
何もわからない振り何もわからない振り。これを続ける!
「これからどうする?記憶喪失なんだろう?」
オリバードは心配そうに俺を見つめてくる。にしても、こいつマジでイケメンだな。ムカつくな。俺の歳の時はモテていたんだろうか?今もモテそうだけど。
「えっと、とりあえず職にはつきたいなと思っています」
「そうか。………どうだ?俺っとこのギルドに登録するのは。バルトだってギルドに登録して冒険者になってるんだ。ここだと自分にあった依頼を受けて稼ぐ事が出来るぜ?」
そうだな。確かにその方が良さそうだ。大丈夫かな?俺、戦い方とか知らないぞ?まずRPGを知らない。
「1人が不安なら誰かとパーティ組むのもいいぜ。紹介してやろうか?バルトがいいならそうするけどよ」
「パーティ?」
パーティって何?何かお祝いごとでもすんの?今仕事の話なんだけど。とりあえず、稼ぎたいからパーティなんか参加しない。
「ああ、数人でチームを組んで依頼を受ける。報酬は分割になるが1人より安全だ」
なるほど!それでパーティか!でも、俺のような見ず知らずと組んでくれるヤツいるのか?
そんなことを考えているとバンッと扉が開いた。
「カケル!パーティなら俺と組もう!」
入ってきたのはバルトだった。てか、話聞いてたのか?
「えっと、」
「そうだな。勇者と組むんだったら安全は確実だ。それにお前を知ってるやつはバルトくらいだろう?まずはランクの低い以来から受けた方がいいが」
「いやでも」
こいつなんか怖いし、襲ってきそう。俺の中で1番の危険人物なんだが。それに生活水準を整えられるぐらいの報酬だからあまりレベルの高い依頼は受けたくない。
「カケル」
色々と考え事をしているとバルトが俺の手をとる。
「え?」
「君を守らせてくれ」
ものすごく鋭い目で見つめられた。なんでそんなキザなセリフが言えるのか知らないが多分これ口説かれているんだよな?なんでそんな顔近くで低い声が出るの?これ男でも堕ちそう。
「えっと、その」
耐えきれず俺は目を逸らした。それは恥ずかしがっていると勘違いしたのかオルバードが納得したように頷く。
「よし、じゃあ決まりだな。バルト、しっかりカケルを守れよ」
「えっ」
「もちろんだとも!」
「えっ」
ちょっと、なんで簡単に話を終わらせるんだ?俺、OKしてないぞ!?
「カケル一緒に頑張ろう!!」
いや、話聞いて!
手をかざすと水晶が眩しいぐらいに光る。俺が驚いて水晶から手を離すとその光は消える。
「今のは一体………?」
オリバードを驚いていて水晶を見つめていた。何がどうなったかは知らないがやはりヤバっかだろうか。てか、どうしよう。大騒ぎになるし目立つよね?
「えっと…」
「カケル、お前一体何者だ?」
オリバードは金色に光っているカードを見つめる。どうやら、俺の魔力や属性などがこのカードに記されたらしい。俺は若干、焦りながらもわからない振りをした。
「わか、らない」
通じるかな?通じないかな?なんか、不安になってきた。
「そ、そうか。とりあえずその……これが身分証だ。」
「ありが、とう?」
何もわからない振り何もわからない振り。これを続ける!
「これからどうする?記憶喪失なんだろう?」
オリバードは心配そうに俺を見つめてくる。にしても、こいつマジでイケメンだな。ムカつくな。俺の歳の時はモテていたんだろうか?今もモテそうだけど。
「えっと、とりあえず職にはつきたいなと思っています」
「そうか。………どうだ?俺っとこのギルドに登録するのは。バルトだってギルドに登録して冒険者になってるんだ。ここだと自分にあった依頼を受けて稼ぐ事が出来るぜ?」
そうだな。確かにその方が良さそうだ。大丈夫かな?俺、戦い方とか知らないぞ?まずRPGを知らない。
「1人が不安なら誰かとパーティ組むのもいいぜ。紹介してやろうか?バルトがいいならそうするけどよ」
「パーティ?」
パーティって何?何かお祝いごとでもすんの?今仕事の話なんだけど。とりあえず、稼ぎたいからパーティなんか参加しない。
「ああ、数人でチームを組んで依頼を受ける。報酬は分割になるが1人より安全だ」
なるほど!それでパーティか!でも、俺のような見ず知らずと組んでくれるヤツいるのか?
そんなことを考えているとバンッと扉が開いた。
「カケル!パーティなら俺と組もう!」
入ってきたのはバルトだった。てか、話聞いてたのか?
「えっと、」
「そうだな。勇者と組むんだったら安全は確実だ。それにお前を知ってるやつはバルトくらいだろう?まずはランクの低い以来から受けた方がいいが」
「いやでも」
こいつなんか怖いし、襲ってきそう。俺の中で1番の危険人物なんだが。それに生活水準を整えられるぐらいの報酬だからあまりレベルの高い依頼は受けたくない。
「カケル」
色々と考え事をしているとバルトが俺の手をとる。
「え?」
「君を守らせてくれ」
ものすごく鋭い目で見つめられた。なんでそんなキザなセリフが言えるのか知らないが多分これ口説かれているんだよな?なんでそんな顔近くで低い声が出るの?これ男でも堕ちそう。
「えっと、その」
耐えきれず俺は目を逸らした。それは恥ずかしがっていると勘違いしたのかオルバードが納得したように頷く。
「よし、じゃあ決まりだな。バルト、しっかりカケルを守れよ」
「えっ」
「もちろんだとも!」
「えっ」
ちょっと、なんで簡単に話を終わらせるんだ?俺、OKしてないぞ!?
「カケル一緒に頑張ろう!!」
いや、話聞いて!
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