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第一章『蝶の誕生』
『蝶の誕生』END
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口から大量の血を吐くと、マルコフは槍から手を放して地面に落下した。
「これで鍵の使いはこの世から居なくなった!」
槍は空中で静止していた。
カタスト将軍は満足そうに主人が居なくなった槍を眺めた。
——シャキッ。
空中で静止していた槍は、オルガナに矢尻を向けた。
「何だ?」
——シャアァァン!
槍は閃光と共に飛んでいった。
——パキン!
槍は拘束している輪っかを瞬く間に切断すると、オルガナの前に突き刺さった。 オルガナは怒りに満ちた表情で槍を握る。
「まさか!」
槍が黄色く発光して、光がオルガナを包み込む。
すると、槍は神々しく光る鍵に変形した。
——ヴァギィィン!
音を立てながら鍵は更に発光すると、徐々に剣へ変形していった。
そして、蝶の羽の様な曲剣型になると、オルガナに光のオーラを送り込んだ。
≪蝶の光子≫
まるで黄金のように神々しい光を纏ったオルガナは、涙を流しながらカタスト将軍を睨みつける。
「ブッ殺す!」
カタスト将軍は口を開けて、只々オルガナを唖然と見つめていた。
「鍵の使いがもう一人だと!?」
急いで傷口に向かって、カタスト将軍は紫の魔法陣を出した。
——グチュグチュグチュ。
魔法陣から身体部位が出現して、欠損部分へ結合していった。
「まあ良い。お前も消すまでだ!」
新しい腕で鎌を握ると空気を切り裂いて、巨大な斬撃波をオルガナに向け放った。
オルガナは斬撃波を、右手だけで蝶の羽剣を振り上げると、いとも簡単に真っ二つにしてしまう。
「ば、馬鹿な……」
口を開けて動揺するカタスト将軍は、再びオルガナに向かって連続で斬撃波を放った。
すると、足に光を溜めて地面を蹴り、跳びながら斬撃波を斬り進む。
「こいつ、先程までと明らかに動きが違う!」
気付くと、カタスト将軍の前にはオルガナが居た。
慌てて鎌を振ると、オルガナは羽剣で鎌を切断する。
目の前で起きている状況が信じられずに、カタスト将軍が怯んでいると、隙を突いてオルガナが地面に蹴り落とした。
「うぅぅぅ……」
カタスト将軍は震える体を何とか起こして、立膝を付くとオルガナに向かって魔法陣を出した。
「奴を殺せぇぇ!」
魔法陣から飛び出した大量の虫たちが、オルガナに襲いかかった。
すると、オルガナは手足に光を集中させる。
——グワシッャアァァァ!
虫たちは閃光のように加速したオルガナによって一瞬で切り刻まれる。
——シャンッ!
オルガナは羽剣を振りかぶると、一瞬でカタスト将軍の目の前に移動する。
「く、来るなあぁぁ!」
オルガナはカタスト将軍の腹に羽剣を突き刺すと、そのまま上に振り斬る。
体は下半身の上から真っ二つに裂けて、血が噴き出した。
——ブシャァァァ!
オルガナは雨のように降り注ぐ返り血を浴びると、カタスト将軍の首を跳ねる。
カタスト将軍の体は、灰になって朽ちていった。
オルガナは灰を確認すると、倒れ込んだまま動かないマルコフの所へ急いで駆け寄る。
すると、マルコフに付いていた紫の炎が消えた。
「マルコフ!」
オルガナはマルコフを仰向けにすると、抱きかかえる。
「すぐに村へ連れ帰るからな!」
マルコフはオルガナに優しく微笑んだ。
「無駄だ。も、もう俺は助からない……」
マルコフの傷を確認すると傷口は深く、急所を抉っていた。
オルガナの頬に涙が流れる。
「諦めるなよ! 助けてみせる! こんなところで……」
マルコフの体が腕の中で、段々と冷たくなっていくのが分かる。
「俺がアイツの人質にならなかったら……」
震える手でオルガナの頬に触れた。
「泣くな。お前は立派になった。これで俺の意思を託せる……。聞いてくれ」
「なんだよ……」
「俺たちのやるべきことはパンドラを倒して世界を魔物の居ない元通りにすることだ」
マルコフは羽剣を見つめた。
「この鍵が唯一パンドラを倒すことが出来る武器だ」
オルガナが羽剣を見ると、マルコフはオルガナの額を触った。
マルコフの手が白く発光すると、オルガナは目を見開く。
「!?」
オルガナの脳内にマルコフの音声と共に、ビジョンが流れてくる。
『昔、人類は五つの文明に大きく分かれ、その中でも強大な精神世界を重んじる光文明と科学による人類の進化を重んじる闇文明が長年いがみ合い争っていた。
そんなある時、光文明は光の力を増大させるため人工的に作られた光を生み出すことが出来る少女、闇文明は光を吸収してエネルギーを生み出す人工知能兵器を生み出した。
少女は全ての希望という意味を込めて名前はパンと名付けられ、人工知能兵器には知恵の結晶という意味でドーラ―と名付けられた』
オルガナは初めて知った事実に驚愕する。
『この世には[球の書]という文書が存在する。
その中にはある言い伝えがあり、二つの文明は信じていた。
それは[光を生み出す者と知恵の結晶が調和する時、人類は叡智を手にするだろう]というものだ。
両文明はこれこそ天の教えだと信じ、これを取り合う光文明と闇文明の魔術戦争が起こった。戦いは闇文明が優勢になり、光文明は闇文明にパンを奪われてしまった。そして、闇文明はパンとドーラ―を融合させた。
しかし、人類の力に対する底知れない欲を目にしたことによって穢れたパンがドーラ―に触れたことで激しい闇の光を放ち、出た闇の煙が辺りを覆いつくした。煙に触れた闇文明の民たちは化け物に変貌し、光文明は化け物に変貌した闇文明の民たちにより滅ぼされた。
そして、融合して闇の化身に変貌したパンドラは生き残った兵たちを闇の煙で自らの僕にした。
これによって暗黒の時代が始まった』
マルコフは消えゆく意識の中、オルガナの瞳を見つめた。
震える手で胸ポケットから手帳を取り出して、オルガナに渡した。
「俺の名前はマルコフ=ルシナ=テール」
「えっ?」
「お前は俺の姪だ……」
オルガナは険しい表情を浮かべる。
「何でそんな大事な話を今まで黙っていたんだよ……」
「すまなかった。出来れば愛するお前にこんな十字架背負わせたく無かった」
「謝んなよ……」
「俺はお前を普通の子として育てなかった……無理やり魔物と戦う運命に引きずりこんでしまった」
オルガナは首を横に振ると、マルコフに微笑みかける。
「そんなの恨んじゃいないよ!」
「ありがとな……」
マルコフは笑みを浮かべると、目から光が消えた。
「おい、おい! 行かないでくれ!」
オルガナは泣き叫ぶと、冷たくなったマルコフを力いっぱい抱きしめた。
オルガナは血まみれ姿で、マルコフとイスルの亡骸を背負いながら、よたよたと歩く。
そして、ウルス村の西門前まで辿り着くと、門の前には三人の身を案じて佇む村人たちの姿があった。
「オルガナさんだ! マルコフさんを担いでいるぞ!」
声を張る門番の声を聞いて、急いでアルケ村長はオルガナに駆けよった。
「そんな……」
アルケ村長たちはオルガナの背に担がれた血だらけのイスルとマルコフを見て悶絶した。
「お前ら手伝え!」
アルケ村長が声を掛けて、村の男たちを集めた。
中央広場で村人たちは、マルコフとイスルの火葬を行って、その火は漆黒の夜空を明るく照らした。
オルガナはその光景を、目に焼き付けるようにじっと見つめる。
「すまねぇ……」
オルガナは蝶の羽剣を握りしめながら、崩れるように泣き叫んだ。
× × ×
すっかり夜は明けて、村の見晴らしが良い丘の天辺にある墓に朝日が差した。
オルガナはマルコフの墓の前で手帳を開く。
『パンドラが産み落とした十三の魔物を倒し、闇球の断片を集めるとパンドラが住む神殿への扉を開くことが出来る』
墓に向かって、微笑みながら語りかける。
「必ず成し遂げて戻ってくるよ」
オルガナは荷物を持ち上げると、深々と頭を下げる。
「行くのかい?」
アルケ村長とその後ろに居る村人たちは、オルガナを心配そうに見つめた。
「ああ。やらなきゃいけない事があるからな」
村人たちはオルガナが心配させまいと作る笑顔を見ると、とても止めることは出来なかった。
「そうか……ワシらに出来ることはこれくらいじゃ」
村長たちはオルガナに食料と、羽剣を入れる革製の鞘を渡した。
「ありがとう。みんな……」
オルガナは皆んなに深くお辞儀をする。
村人たちはオルガナに笑顔で語りかけた。
「氣を付けるんだよ」
「死ぬんじゃねぇぞ!」
「また会いに戻ってきてね!」
そして、アルケ村長はオルガナの手をぎゅっと握った。
「なんか困ったら、いつでもここに戻ってきなさい!」
オルガナは涙を堪えながら深く頷いた。
「それじゃあ、行ってくる!」
決意を決めた表情を浮かべて、顔を上げるとオルガナはパンドラを倒すための旅に出る。
もう、これ以上誰かが悲痛に苦しまない世界を取り戻すために……。
第一章「蝶の誕生」 END
「これで鍵の使いはこの世から居なくなった!」
槍は空中で静止していた。
カタスト将軍は満足そうに主人が居なくなった槍を眺めた。
——シャキッ。
空中で静止していた槍は、オルガナに矢尻を向けた。
「何だ?」
——シャアァァン!
槍は閃光と共に飛んでいった。
——パキン!
槍は拘束している輪っかを瞬く間に切断すると、オルガナの前に突き刺さった。 オルガナは怒りに満ちた表情で槍を握る。
「まさか!」
槍が黄色く発光して、光がオルガナを包み込む。
すると、槍は神々しく光る鍵に変形した。
——ヴァギィィン!
音を立てながら鍵は更に発光すると、徐々に剣へ変形していった。
そして、蝶の羽の様な曲剣型になると、オルガナに光のオーラを送り込んだ。
≪蝶の光子≫
まるで黄金のように神々しい光を纏ったオルガナは、涙を流しながらカタスト将軍を睨みつける。
「ブッ殺す!」
カタスト将軍は口を開けて、只々オルガナを唖然と見つめていた。
「鍵の使いがもう一人だと!?」
急いで傷口に向かって、カタスト将軍は紫の魔法陣を出した。
——グチュグチュグチュ。
魔法陣から身体部位が出現して、欠損部分へ結合していった。
「まあ良い。お前も消すまでだ!」
新しい腕で鎌を握ると空気を切り裂いて、巨大な斬撃波をオルガナに向け放った。
オルガナは斬撃波を、右手だけで蝶の羽剣を振り上げると、いとも簡単に真っ二つにしてしまう。
「ば、馬鹿な……」
口を開けて動揺するカタスト将軍は、再びオルガナに向かって連続で斬撃波を放った。
すると、足に光を溜めて地面を蹴り、跳びながら斬撃波を斬り進む。
「こいつ、先程までと明らかに動きが違う!」
気付くと、カタスト将軍の前にはオルガナが居た。
慌てて鎌を振ると、オルガナは羽剣で鎌を切断する。
目の前で起きている状況が信じられずに、カタスト将軍が怯んでいると、隙を突いてオルガナが地面に蹴り落とした。
「うぅぅぅ……」
カタスト将軍は震える体を何とか起こして、立膝を付くとオルガナに向かって魔法陣を出した。
「奴を殺せぇぇ!」
魔法陣から飛び出した大量の虫たちが、オルガナに襲いかかった。
すると、オルガナは手足に光を集中させる。
——グワシッャアァァァ!
虫たちは閃光のように加速したオルガナによって一瞬で切り刻まれる。
——シャンッ!
オルガナは羽剣を振りかぶると、一瞬でカタスト将軍の目の前に移動する。
「く、来るなあぁぁ!」
オルガナはカタスト将軍の腹に羽剣を突き刺すと、そのまま上に振り斬る。
体は下半身の上から真っ二つに裂けて、血が噴き出した。
——ブシャァァァ!
オルガナは雨のように降り注ぐ返り血を浴びると、カタスト将軍の首を跳ねる。
カタスト将軍の体は、灰になって朽ちていった。
オルガナは灰を確認すると、倒れ込んだまま動かないマルコフの所へ急いで駆け寄る。
すると、マルコフに付いていた紫の炎が消えた。
「マルコフ!」
オルガナはマルコフを仰向けにすると、抱きかかえる。
「すぐに村へ連れ帰るからな!」
マルコフはオルガナに優しく微笑んだ。
「無駄だ。も、もう俺は助からない……」
マルコフの傷を確認すると傷口は深く、急所を抉っていた。
オルガナの頬に涙が流れる。
「諦めるなよ! 助けてみせる! こんなところで……」
マルコフの体が腕の中で、段々と冷たくなっていくのが分かる。
「俺がアイツの人質にならなかったら……」
震える手でオルガナの頬に触れた。
「泣くな。お前は立派になった。これで俺の意思を託せる……。聞いてくれ」
「なんだよ……」
「俺たちのやるべきことはパンドラを倒して世界を魔物の居ない元通りにすることだ」
マルコフは羽剣を見つめた。
「この鍵が唯一パンドラを倒すことが出来る武器だ」
オルガナが羽剣を見ると、マルコフはオルガナの額を触った。
マルコフの手が白く発光すると、オルガナは目を見開く。
「!?」
オルガナの脳内にマルコフの音声と共に、ビジョンが流れてくる。
『昔、人類は五つの文明に大きく分かれ、その中でも強大な精神世界を重んじる光文明と科学による人類の進化を重んじる闇文明が長年いがみ合い争っていた。
そんなある時、光文明は光の力を増大させるため人工的に作られた光を生み出すことが出来る少女、闇文明は光を吸収してエネルギーを生み出す人工知能兵器を生み出した。
少女は全ての希望という意味を込めて名前はパンと名付けられ、人工知能兵器には知恵の結晶という意味でドーラ―と名付けられた』
オルガナは初めて知った事実に驚愕する。
『この世には[球の書]という文書が存在する。
その中にはある言い伝えがあり、二つの文明は信じていた。
それは[光を生み出す者と知恵の結晶が調和する時、人類は叡智を手にするだろう]というものだ。
両文明はこれこそ天の教えだと信じ、これを取り合う光文明と闇文明の魔術戦争が起こった。戦いは闇文明が優勢になり、光文明は闇文明にパンを奪われてしまった。そして、闇文明はパンとドーラ―を融合させた。
しかし、人類の力に対する底知れない欲を目にしたことによって穢れたパンがドーラ―に触れたことで激しい闇の光を放ち、出た闇の煙が辺りを覆いつくした。煙に触れた闇文明の民たちは化け物に変貌し、光文明は化け物に変貌した闇文明の民たちにより滅ぼされた。
そして、融合して闇の化身に変貌したパンドラは生き残った兵たちを闇の煙で自らの僕にした。
これによって暗黒の時代が始まった』
マルコフは消えゆく意識の中、オルガナの瞳を見つめた。
震える手で胸ポケットから手帳を取り出して、オルガナに渡した。
「俺の名前はマルコフ=ルシナ=テール」
「えっ?」
「お前は俺の姪だ……」
オルガナは険しい表情を浮かべる。
「何でそんな大事な話を今まで黙っていたんだよ……」
「すまなかった。出来れば愛するお前にこんな十字架背負わせたく無かった」
「謝んなよ……」
「俺はお前を普通の子として育てなかった……無理やり魔物と戦う運命に引きずりこんでしまった」
オルガナは首を横に振ると、マルコフに微笑みかける。
「そんなの恨んじゃいないよ!」
「ありがとな……」
マルコフは笑みを浮かべると、目から光が消えた。
「おい、おい! 行かないでくれ!」
オルガナは泣き叫ぶと、冷たくなったマルコフを力いっぱい抱きしめた。
オルガナは血まみれ姿で、マルコフとイスルの亡骸を背負いながら、よたよたと歩く。
そして、ウルス村の西門前まで辿り着くと、門の前には三人の身を案じて佇む村人たちの姿があった。
「オルガナさんだ! マルコフさんを担いでいるぞ!」
声を張る門番の声を聞いて、急いでアルケ村長はオルガナに駆けよった。
「そんな……」
アルケ村長たちはオルガナの背に担がれた血だらけのイスルとマルコフを見て悶絶した。
「お前ら手伝え!」
アルケ村長が声を掛けて、村の男たちを集めた。
中央広場で村人たちは、マルコフとイスルの火葬を行って、その火は漆黒の夜空を明るく照らした。
オルガナはその光景を、目に焼き付けるようにじっと見つめる。
「すまねぇ……」
オルガナは蝶の羽剣を握りしめながら、崩れるように泣き叫んだ。
× × ×
すっかり夜は明けて、村の見晴らしが良い丘の天辺にある墓に朝日が差した。
オルガナはマルコフの墓の前で手帳を開く。
『パンドラが産み落とした十三の魔物を倒し、闇球の断片を集めるとパンドラが住む神殿への扉を開くことが出来る』
墓に向かって、微笑みながら語りかける。
「必ず成し遂げて戻ってくるよ」
オルガナは荷物を持ち上げると、深々と頭を下げる。
「行くのかい?」
アルケ村長とその後ろに居る村人たちは、オルガナを心配そうに見つめた。
「ああ。やらなきゃいけない事があるからな」
村人たちはオルガナが心配させまいと作る笑顔を見ると、とても止めることは出来なかった。
「そうか……ワシらに出来ることはこれくらいじゃ」
村長たちはオルガナに食料と、羽剣を入れる革製の鞘を渡した。
「ありがとう。みんな……」
オルガナは皆んなに深くお辞儀をする。
村人たちはオルガナに笑顔で語りかけた。
「氣を付けるんだよ」
「死ぬんじゃねぇぞ!」
「また会いに戻ってきてね!」
そして、アルケ村長はオルガナの手をぎゅっと握った。
「なんか困ったら、いつでもここに戻ってきなさい!」
オルガナは涙を堪えながら深く頷いた。
「それじゃあ、行ってくる!」
決意を決めた表情を浮かべて、顔を上げるとオルガナはパンドラを倒すための旅に出る。
もう、これ以上誰かが悲痛に苦しまない世界を取り戻すために……。
第一章「蝶の誕生」 END
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