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淫蕩な仮面舞踏会 4
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そうすると、秘められた蕾が明かりの下に晒された。
カタンと小さな音を鳴らし、そこで椅子の動きは止まる。
「ラシードさま、これは……⁉」
衣服を纏っていないので、この体勢では秘部が丸見えになる。セナは椅子から下りようと身じろぎをしたが、手首と足首が黄金の鎖で固定されているので動けない。
「そなたの美しい体を愛でるための、特別な椅子だ。その体勢は少々違和感があるかもしれぬが、やがてそのようなことを気にしていられなくなるだろう」
ラシードが紳士たちの織り成す円舞に向けて、手を掲げた。
痴態を晒しているセナの姿は、踊っている紳士たちからもよく見えているはず。
まさか、皆に秘部を見てもらおうというのだろうか。セナは羞恥で真っ赤になる。
けれどラシードが合図をしても音楽はやまず、アルファとオメガたちは引き続き楽しそうに踊っている。
そのとき、すいとひとりの紳士が円舞の中から抜け出してこちらへやってきた。
仮面の紳士はラシードを前にして、慇懃に跪く。
「光栄でございます、王」
「うむ。たっぷりと愛でてみせよ」
紳士は椅子に寝ているセナの、足の間に跪いた。
頭を上げればようやく見えるくらいなのだが、彼はセナの秘部をじっくりと眺めているようだ。
「あ……見ないで、恥ずかしい……」
こんなふうに広い場所で、じっくりと秘部を眺められるのは羞恥を伴う。
しかも大きく足を広げているので、自分から見せつけているようだ。
セナが足を閉じようと膝を揺らすと、ジャラリと黄金の音色が鳴り響いた。
「失礼いたします。永遠なる神の末裔のつがい様」
ひとこと挨拶されたあと、肉環に生温かいものが押しつけられた。
え、と目を瞬かせる。
ぬるりと肉環を舐め上げられて、それが彼の舌だとわかった。
「あっ……そんな……」
ぴちゃぴちゃと音高く、まだ硬い肉環は男の濡れた舌で舐られる。ぬぐ、と舌先をねじ入れられて、淫猥な刺激にびくんと腿が跳ねた。瑞々しい弾力で、肉環は舌を押し戻す。
「ひゃ……舌が……」
「中までたっぷり濡らして差し上げましょう。どうかこの舌を受け入れてくださいませ」
再び、ぬるりとした舌が肉環をくぐろうとする。幾度も男の舌と肉棒を受け入れた肉環だが、いつもとは異なる環境での愛撫のためか、今は硬く閉ざされていた。
「んん……だめ……」
セナの体は緊張に強張る。
拘束された手で、ぎゅっと肘掛けを掴んだ。
すると傍らで痴態を眺めていたラシードが、宥めるようにセナの髪を撫でる。
「セナ、体から力を抜くのだ。彼は選ばれたアルファとして、そなたの快楽を高めるために舌を差し出している」
「あ……」
これは淫紋を動かすために、ラシードが考案した催しなのだ。
いつもとは違う状況で性の悦びを高めようということなのだろう。
けれど、人前で秘部を晒しながら愛撫されるなんて、恥ずかしくてたまらない。儀式で大勢のアルファたちに犯された経験はあるけれど、あの儀式は一度限りだったので、慣れるはずもなかった。
セナが戸惑いを浮かべていると、ラシードは双眸に冷酷な色を映した。
「それが気に入らないというのなら、肉環を愛撫したあとにこの者の舌を切り落とせと命じればよい」
「え……そんな!」
「そなたは永遠なる神の末裔のつがいだ。尊い地位のそなたが命じさえすれば、アルファたちは切り落とされるための舌を喜んで差し出すであろう」
ラシードが仮面の男性に目を向ければ、彼はその場に平伏した。
「もちろんでございます、王よ。永遠なる神の末裔のつがい様の尊い花筒に差し挿れたこの舌を、どうぞ切り落としてくださいませ」
流暢に述べる紳士に、セナは愕然とする。
舌を切れば死んでしまう。そんなことをさせられるわけがない。
「とんでもありません! 舌を切り落とすだなんて、そんなこと決して僕は命じません!」
必死になって叫べば、ラシードは鷹揚に微笑んだ。
「我がつがいはなんと心優しく、寛大なのであろう。では、切り落としを免れた舌で、セナの花筒をたっぷり愛でてやるのだ」
「御意にございます」
彼の舌を切り落とすことは回避できたが、肉環と花筒を愛撫されることは初めから定められているらしい。
結局セナ自身が愛撫を許したことになってしまい、紳士は遠慮なく肉環を舐め上げた。
「たくさん濡らして差し上げますね。そうすれば尊い花筒も、舌を受け入れてくださるでしょう」
「んん……」
ぬるぬると丁寧に襞を舐められて、硬く閉ざされていた蕾は次第に柔らかく綻ぶ。
生温かい感触が快感となって、下肢から全身へ広がっていく。
セナの下腹部に刻まれた真紅の淫紋の端が、ぴくりと動いた。
カタンと小さな音を鳴らし、そこで椅子の動きは止まる。
「ラシードさま、これは……⁉」
衣服を纏っていないので、この体勢では秘部が丸見えになる。セナは椅子から下りようと身じろぎをしたが、手首と足首が黄金の鎖で固定されているので動けない。
「そなたの美しい体を愛でるための、特別な椅子だ。その体勢は少々違和感があるかもしれぬが、やがてそのようなことを気にしていられなくなるだろう」
ラシードが紳士たちの織り成す円舞に向けて、手を掲げた。
痴態を晒しているセナの姿は、踊っている紳士たちからもよく見えているはず。
まさか、皆に秘部を見てもらおうというのだろうか。セナは羞恥で真っ赤になる。
けれどラシードが合図をしても音楽はやまず、アルファとオメガたちは引き続き楽しそうに踊っている。
そのとき、すいとひとりの紳士が円舞の中から抜け出してこちらへやってきた。
仮面の紳士はラシードを前にして、慇懃に跪く。
「光栄でございます、王」
「うむ。たっぷりと愛でてみせよ」
紳士は椅子に寝ているセナの、足の間に跪いた。
頭を上げればようやく見えるくらいなのだが、彼はセナの秘部をじっくりと眺めているようだ。
「あ……見ないで、恥ずかしい……」
こんなふうに広い場所で、じっくりと秘部を眺められるのは羞恥を伴う。
しかも大きく足を広げているので、自分から見せつけているようだ。
セナが足を閉じようと膝を揺らすと、ジャラリと黄金の音色が鳴り響いた。
「失礼いたします。永遠なる神の末裔のつがい様」
ひとこと挨拶されたあと、肉環に生温かいものが押しつけられた。
え、と目を瞬かせる。
ぬるりと肉環を舐め上げられて、それが彼の舌だとわかった。
「あっ……そんな……」
ぴちゃぴちゃと音高く、まだ硬い肉環は男の濡れた舌で舐られる。ぬぐ、と舌先をねじ入れられて、淫猥な刺激にびくんと腿が跳ねた。瑞々しい弾力で、肉環は舌を押し戻す。
「ひゃ……舌が……」
「中までたっぷり濡らして差し上げましょう。どうかこの舌を受け入れてくださいませ」
再び、ぬるりとした舌が肉環をくぐろうとする。幾度も男の舌と肉棒を受け入れた肉環だが、いつもとは異なる環境での愛撫のためか、今は硬く閉ざされていた。
「んん……だめ……」
セナの体は緊張に強張る。
拘束された手で、ぎゅっと肘掛けを掴んだ。
すると傍らで痴態を眺めていたラシードが、宥めるようにセナの髪を撫でる。
「セナ、体から力を抜くのだ。彼は選ばれたアルファとして、そなたの快楽を高めるために舌を差し出している」
「あ……」
これは淫紋を動かすために、ラシードが考案した催しなのだ。
いつもとは違う状況で性の悦びを高めようということなのだろう。
けれど、人前で秘部を晒しながら愛撫されるなんて、恥ずかしくてたまらない。儀式で大勢のアルファたちに犯された経験はあるけれど、あの儀式は一度限りだったので、慣れるはずもなかった。
セナが戸惑いを浮かべていると、ラシードは双眸に冷酷な色を映した。
「それが気に入らないというのなら、肉環を愛撫したあとにこの者の舌を切り落とせと命じればよい」
「え……そんな!」
「そなたは永遠なる神の末裔のつがいだ。尊い地位のそなたが命じさえすれば、アルファたちは切り落とされるための舌を喜んで差し出すであろう」
ラシードが仮面の男性に目を向ければ、彼はその場に平伏した。
「もちろんでございます、王よ。永遠なる神の末裔のつがい様の尊い花筒に差し挿れたこの舌を、どうぞ切り落としてくださいませ」
流暢に述べる紳士に、セナは愕然とする。
舌を切れば死んでしまう。そんなことをさせられるわけがない。
「とんでもありません! 舌を切り落とすだなんて、そんなこと決して僕は命じません!」
必死になって叫べば、ラシードは鷹揚に微笑んだ。
「我がつがいはなんと心優しく、寛大なのであろう。では、切り落としを免れた舌で、セナの花筒をたっぷり愛でてやるのだ」
「御意にございます」
彼の舌を切り落とすことは回避できたが、肉環と花筒を愛撫されることは初めから定められているらしい。
結局セナ自身が愛撫を許したことになってしまい、紳士は遠慮なく肉環を舐め上げた。
「たくさん濡らして差し上げますね。そうすれば尊い花筒も、舌を受け入れてくださるでしょう」
「んん……」
ぬるぬると丁寧に襞を舐められて、硬く閉ざされていた蕾は次第に柔らかく綻ぶ。
生温かい感触が快感となって、下肢から全身へ広がっていく。
セナの下腹部に刻まれた真紅の淫紋の端が、ぴくりと動いた。
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