淫神の孕み贄

沖田弥子

文字の大きさ
95 / 153

密やかな別荘 8

しおりを挟む
 ハリルはその場に胡座を掻いて、大きく腕を広げる。彼の股間にある楔は、隆々とそびえ立っていた。
 とある予感にセナは、ごくりと息を呑む。

「ほら、ここに腰を落とせ。俺の男根をずっぽり咥えろ」

 直裁に告げられて、くらくらと目眩を起こす。
 ハリルの極太の雄芯は特に亀頭が大きく、それは艶々と輝いていた。
 いつも花筒いっぱいに含まされているけれど、セナが自ら挿入することは、ほとんどない。閨ではラシードとハリルの双方に愛撫されているうちに、いつのまにかそれぞれの雄芯を挿し入れられているからだ。
 ハリルに両腕を取られて、膝の間に導かれる。
 自然と天を衝いている男根に目をやってしまい、セナはこくりと喉を鳴らした。
 セナの腕を自らの首根に回しながら、ハリルは語り出す。

「淫紋を動かすためだけに、おまえを抱いてるわけじゃないからな。ラシードとの勝負は、ついでだ」
「え……そうなんですか?」

 自然とハリルに、ぎゅっと抱きつく格好になる。
 細腰を撫で下ろされて、セナは誘導されるまま徐々に腰を落としていった。

「そりゃあ、動けばいいけどな。だけど淫紋が動かなくても、たとえ淫紋がなくても、おまえは俺の大事な嫁だ。俺が抱きたいから、抱いてる」
「ハリルさま……」

 彼の言葉が、じんと胸に染み入る。
 ハリルは、セナが淫紋の持ち主だから抱いているわけではないのだ。セナの身分ではなく、セナ自身を愛してくれている。
 鼻先を擦り合わせたセナは、ちゅっとハリルの雄々しい唇にくちづけた。
 そうすると、反り返った雄芯の先端に淫らな蕾がくっついて、こちらも接吻する。
 濡れた蕾は、くちゅ……と水音を立てながら、硬い切っ先を含んだ。

「んっ……」
「だからな、おまえが神の子やら神の贄やらの地位を下りても、俺が養ってやるから安心しろ。俺の本宅は王宮並みに豪勢だぞ。どんな贅沢でもさせてやるからな」

 グチュチュ……と肉環は歓喜の声を上げて亀頭をしゃぶり、いっぱいに拡げられる。
 いつでも肉棒の先端を呑み込むときは、甘い快感がぶわりと広がり、陶然となる。そして、さらにその先を期待して、楔を奥深くまで咥えてしまうのだ。

「あぁ……っ、僕は、贅沢なんて……望みません。ハリルさまが傍にいてくれるだけで……幸せです……あっ、あっ」

 ずぶずぶと花筒は猛った雄芯を呑み込んでいく。
 自重と、腰を持ったハリルの誘導により、極太の楔はずっぽりと細腰に嵌められた。
 すべてを挿入されてしまえば、快楽のこと以外は何も考えられなくなる。
 熱杭を体の中心に穿たれたセナは、愛しい男に抱きつきながら最高の快感に浸る。

「はあぁ……っ、あっ、あ……きもちぃ……」

 しっとりと濡れている媚肉は早く動けとねだるように蠕動する。セナは己の体が命ずるままに、ゆるゆると腰を揺らした。

「いいぞ。俺の男根は美味いか?」
「おいし……おいしぃ……ハリルさまの、おっきいの……すきぃ……」

 男娼のように淫らに腰を振れば、自分の感じるところに当てることができる。セナは夢中になって腰を蠢かせた。

「俺が好きか? 俺の肉棒が好きなのか?」
「あ……どっちも……好き……」
「こいつめ」

 ぐいと腰を突き上げられ、鋭く奥を穿たれる。そのひと突きだけで、瞼の裏を星屑が散った。

「あぁうぅん……すごい……感じる……」
「体が蕩けてきたな。おら、あんあん言ってみろ」

 がつがつと容赦なく猛々しい肉棒を穿たれて、セナの体は男の膝の上で躍る。
 目も眩むような悦楽に揉みくちゃにされながらも、懸命に強靱な肩に縋りついた。

「ひあぁぁ……ん、あっ、あぅ、あっん、あっ、あ、あん、あん、あぁ……」

 感じるままに嬌声を迸らせる。男の律動に合わせて、自らも小刻みに腰を揺らす。きゅうきゅうに引き締まった肉筒は、じゅぷじゅぷと卑猥な音を立てながら極太の楔をしゃぶった。 
 男の腕に囚われている体は、やがて快楽の頂点を極める。
 腰の奥に凝っていた熱が背筋を駆け上がり、一瞬ののちに弾けた。

「あぁっ、あっ、あっ、んぁ……あ……ぁ……っ」

 背を弓なりに撓らせ、ぎゅうっと収縮した襞は精の解放を促す。
 奥深くまで挿し込まれた雄芯が、ぶわりと爆ぜる。何度放っても濃厚な白濁が、とろとろとオメガの子宮に流し込まれていった。

「あぁ……ん、でてる……いっぱい……赤ちゃん……できちゃう……」

 がくがくと揺れる腰の動きは止まらない。
 たっぷりと濃厚な精を呑み込む体を、ハリルはぎゅっと抱きしめた。

「おー……最高だ。こんなに飲んだら、きっと孕むぞ。俺は三人でも四人でもいい。まとめて面倒見てやる」

 強靱な肩に頭を預けて息を整えていると、休む間もなくハリルは腰を突き上げた。達したばかりの体は感じやすく、容易に快楽の渦に呑み込まれてしまう。

「ひぁあ……まってぇ……らめぇ……あっあん、あぁん……」

 ぐっちゃぐっちゃと、繫がったところからは淫猥な音が鳴り響いた。呑み込みきれないふたり分の淫液が、ごぷりと溢れ出して互いの下肢を濡らしていく。
 力強い律動を刻みながら、ハリルは華奢な肢体をしっかりと抱きしめた。
 抱き留められていると、ずんずんと奥を穿つ楔の存在を、より強く感じてしまう。

「あぅ、あん、いく、また……あっん、あっあっ……あん、あん……っ」

 抱きかかえられながら、極上の悦楽に到達する。
 そうしてまた、濡れた媚肉で愛しい雄芯を舐め上げながら、子宮口で先端をしゃぶり、濃密な精を呑み込む。

「あんあん啼くおまえは可愛いぞ。俺の精子を、たっぷり飲め」

 淫蕩な行為は果てなく続く。
 セナは淫らに腰を揺らめかせながら、男の与えるままに精を飲み干した。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

身体検査その後

RIKUTO
BL
「身体検査」のその後、結果が公開された。彼はどう感じたのか?

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

αに軟禁されました

雪兎
BL
支配的なαに閉じ込められたΩ。だがそれは、愛のはじまりだった――。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。

オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜

トマトふぁ之助
BL
 某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。  そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。  聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...