淫神の孕み贄

沖田弥子

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神馬の儀 6

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 ということは、椅子に跨がって肉棒を咥えながら、花芯と両の乳首を愛撫され続けることになる。常時、四人のアルファに愛でられるのだ。
 現在は二人目なのだが、すぐ四人目に到達してしまうだろう。そのあとは百人目を終えるまで、椅子ごとに違う男に体の感じるところばかりを愛撫されるのである。

「あぁ……そんなぁ……そんなことをしたら、僕はすぐに達してしまいます。いったまま、降りてこられなくなります……」

 ずくずくと背後の男に突き上げられながら、セナは抗議の声を上げた。
 それすらもアルファたちの情欲を煽るものになり、バハラームに花芯を咥えられる。
 ねっとりと舐めしゃぶられ、快感を得たセナの腰は男の口腔に押しつけるかのように淫らに振り立てられる。
 ファルゼフは空いているセナの胸の尖りに指先で触れ、淫猥な仕草で弄る。
 再び愛撫された乳首は、つんと紅い果実のごとく張り詰めた。

「それでよいのです。セナ様が快楽を感じるほど、イルハーム神はお喜びになるのですから。大いに乱れ、濡れた喘ぎ声を上げて、淫らに腰を振ってください」
「あっ、あぁ……あぁあ……」

 男たちから激しい快楽を与えられ、瞬く間に頂点へ達してしまう。
 きゅうん……と濡れた媚肉が引き締まり、男根を包み込む。
 セナを貫いていた男は低い呻き声を上げて、精を放出した。
 はぁはぁと息を整えていると、セナの体はアルファたちにより導かれ、次の椅子に移動する。
 天を穿つ肉棒を備えた新たな椅子に腰を下ろせば、ずぷんっと濡れた水音を撥ねさせて、花筒が満たされた。
 達したばかりの肉体を獰猛な男根で貫かれ、鋭い快感が脳天を突き抜ける。

「ひぁう……あっ、あぅんん……すごい……あぁあ……」

 ずぶ濡れの花筒は硬い雄芯をすっぽりと呑み込み、柔らかな媚肉で舐め上げる。
 ずくずくと突き上げられ、とうに蕩けきった体は男の膝の上で淫らに躍る。
 さらに今までセナを抱いていたアルファが、今度は花芯を口に咥えてしゃぶるのだ。左胸はバハラームに揉み込まれ、右の尖りはファルゼフの唇できつく吸われる。アルファたちから与えられる悦楽が体中で捏ねられ、弾けてはまた熱くうねる。凄絶な快感に翻弄され、セナの視界ではモザイクタイルがぐるぐると巡り、わけがわからなくなる。
 また、体の奥に咥え込んだ熱塊が弾けた。
 濃厚なアルファの精液が、胎内にぶちまけられる。
 そうして次の椅子へと運ばれていく。
 もう何脚目だろうか。
 次第に意識は朦朧として、理性が遠のく。
 もはや快楽を追うことしか考えられない。
 淫猥に腰を振れば、ぐっちゃぐっちゃと水音が鳴り響く。
 身を貫く獰猛な熱杭が時に優しく、時に激しく濡れた媚肉を擦り上げる。セナは深々と腰を沈め、先端を感じるところへ宛がう。

「あぁあん……いい……ここ……あっあっ、そんなに吸っちゃ……やぁ、また、でちゃう……あっ、くぅん」

 花筒で雄を感じながら、口淫を施している男の口中に白蜜を与える。美味そうに喉を鳴らして飲み下した男は、名残惜しげに唾液で濡れた花芯を舌で舐め上げた。

「ごちそうさまでした、贄さま。神聖な白蜜は大変美味でした」

 セナの精を呑んだアルファは誇らしげに微笑んで礼を述べる。

「どういたしまして……」

 アルファたちは全員が精を放出するが、セナが白蜜を噴き出すことに規約はなく、せいぜい数脚に一度程度だ。それも椅子を積み重ねるごとに少なくなり、もはや己の精は絞り尽くしたような状態である。 
 それでも口淫されれば感じてしまい、軽やかに腰が揺れる。
 淫猥な神の贄の体を、アルファたちは夢中で貪る。
 椅子に座った男が呻き声を上げて精が放出されると、セナを愛撫していた男たちに身を抱え上げられる。
 呑み込んでいた肉棒が外され、蕾からは大量の淫液がどぷりと零れ落ちる。
 突如空虚になった花筒は、咥えるものを求めて切なく疼いた。
 狂乱したセナは手足をばたつかせて暴れる。

「あぁっ、いやぁ……っ、もっと……もっと、しゃぶらせてください! みなさんの肉棒を咥えていないと、疼いてたまらないんです……!」

 卑猥な台詞を述べる神の贄を、アルファたちは微笑ましく見守る。
 数人でセナの腰や肩をしっかりと抱え、次の椅子に運んだ。膝を大きく開いて男の腿を跨がせる。蕾から零れた淫液が熱杭に滴り、淫猥に濡らす。

「ご心配ありませんよ、贄さま。さあ、次の肉棒をおしゃぶりください」

 淫靡な雫で濡れた剛直の先端を、くちゅりと肉環がしゃぶる。
 ずぶずぶと自重により、濡れた花筒は硬い杭を咥え込んだ。

「あぁ――……っ、あっ……ぁ……」

 その瞬間、白い紗幕に覆われたセナの意識は遙か彼方へと飛翔する。
 小刻みに腰を震わせ、身を貫いた愛しい肉棒の質感を体全体で味わう。
 快楽に浸された贄の体は常に達している状態に陥っている。新たな楔を挿入されるたびに、感じたことのない官能の渦に引きずり込まれてしまう。
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