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第4章 国主編
第73話 湖の騎士 ~ブリュンヒルデの初恋?~
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エクスカリバーを得るときにお世話になった湖の乙女ヴィヴィアンであるが、彼女は愛妾にはならなかったが、フリードリヒとの間に通い妻的な関係が続いていた。
フリードリヒがホルシュタイン伯となった頃、そんな彼女がどこからかリーンハルト・フォン・エーレルトという先代ホーエンシュタウフェン家に使えていた男爵家の遺児を連れてきた。年齢は3歳である。
母は早くに亡くなっており、父は先の対デンマーク戦争の折に帝国軍として参加したが、運悪く戦死し、リーンハルトは遺児となっていた。
「私、この子の守護精霊になるわ。だって、あなたの守護精霊ってやることがないんだもの」
──湖の騎士ランスロットの後継という訳か…
「君の眼鏡にかなった男児ということか。まあ。好きにするがいいさ」
最近、ヴィヴィアンは湖ごとナンツィヒのそばに引っ越してきた。彼女はフリードリヒと逢瀬を重ねるため城にやって来る度にリーンハルトを城に連れてくる。
リーンハルトはいつしか城の者と顔なじみになっていった。
リーンハルトは剣術の修行に励んでおり、騎士団の子弟たちと剣術の稽古に励むことが日課になっていった。
どこで知り合ったのか、アダルベルトがたまに稽古をつけてやっているらしい。
アダルベルトはヴィヴィアンからアロンダイトを借り受けているから恩義に感じているのかもしれない。
◆
フリードリヒは、17歳となった。
その少し前、ブリュンヒルデは3歳になっていた。
3歳の誕生会は城を上げて盛大に行った。
グレーテルには「ちょっと過保護ではないですか」と言われたがフリードリヒは気にしなかった。父親にとって、娘とは可愛いものなのだ。特に小さい頃の娘は。
ブリュンヒルデは知能の発達が早いようで、言葉はペラペラしゃべるようになっていた。
ある日。相談があるといってブリュンヒルデがフリードリヒの部屋にやってきた。
「私、他の人には見えないものが見えるの?」
「ほう。それはどういうものが見えるんだい?」
「壁の向こうの物が透けて見えたり…それにね。幽霊やお化けみないなものも見えるの。私、どこかおかしいのかな…」
ブリュンヒルデは今にも泣きそうになっている。
──俺も超能力に覚醒したのは3歳ごろだったな…
「実はお父さんにも見えるんだ」
「ええっ! そうなの?」
「壁の向こうが透けて見えるのは千里眼という超能力の一種だ。超能力を持っている人は霊能力も併せ持っていることが多いからね。幽霊や妖怪が見えるんだ」
「よかったー。何かの病気なんじゃないかと思っちゃった」
「確かに精神を病んで幻が見えたり、幻聴が聞こえたり人はいるけどね。これはそれとは違う。
でも、超能力や霊能力は持っている人はすごく少ないから信の置ける人以外には秘密にしておいた方がいいね」
「はい。わかりました。お父様」
「霊や妖怪には悪い者も多いから見えても無視した方がいい。見えるとわかると向こうから寄ってくるからね。
精霊もみえるはずなんだけど見たことはあるかな?」
「う~ん。わかんない」
「そうか。じゃあ。おい。ピッコロ。いるか」
フリードリヒはピクシーのピッコロを呼んだ。
「なんだい。お兄さん」
ピッコロはすぐにやって来た。
「わあ。可愛い!」
ブリュンヒルデはピッコロを見ると思わず抱きかかえた。
「く、苦しいよ」
ブリュンヒルデは興奮してギュッと抱きしめてしまった。
「えへっ。ごめんなさい。これでいい?」
「うん。だいじょうぶ」
「見えるのは怖いものばかりではないんですね。お父様」
「ああ。そうだね。
ピッコロ。これに懲りず。ブリュンヒルデとは仲良くしてやってくれ」
ピッコロと仲間の精霊たちはその後もブリュンヒルデと仲良く遊んでいるようだ。妖精と遊ぶ子供という構図も微笑ましい。
「超能力については暴走させると危ないから、明日からお父さんと一緒に練習することにしよう。いいね」
「やったー。お父さんといっしょ」
そう言うとブリュンヒルデは勢いよく抱きついてきた。
──いろいろ忙しくてあまり構ってやれなかったからな。
フリードリヒは少し反省した。
翌朝からフリードリヒは朝のトレーニングをブリュンヒルデと一緒にやることにした。
ヨガと瞑想から始まり、格闘術の型の稽古、最後に超能力の訓練をする。
ブリュンヒルデの上達は早かった。海綿が水を吸うようにとはまさにこのことだ。
フリードリヒは、娘と過ごすこのひとときが何よりの楽しみとなった。
◆
朝のトレーニングの帰り、ブリュンヒルデはリーンハルトとアダルベルトが稽古をしているのを見かけた。
リーンハルトは小さいのに善戦している。
同じ年頃の男子が頑張っている姿にブリュンヒルデは興味を引かれ、しばらく眺めていた。
やがて、リーンハルトの体力が尽きたようだ。
「よし。今日はここまでにしよう」
「ありがとうございました」
リーンハルトは疲労のあまり、そのまま座り込んでしまった。
「だいじょうぶ?」
ブリュンヒルデが声をかける。
リーンハルトは思わず声を上げた。
「ひ、姫様?」
「姫様はやめて。ヒルデと呼んでちょうだい」
「ヒ、ヒルデ…様」
「あなた小さいのに強いのね」
「私も剣術を習ってみようかな。あなた名前は何ていうの?」
「リーンハルトでございます」
「リーンハルト。私に剣術を教えてくれないかしら?」
「滅相もございません。私などよりアダルベルト様や大公様の方がはるかにお強いですから」
「まあ。それは残念」
「じゃあ。私がお父様に剣術を習って強くなったら稽古の相手をしてくれる?」
「それはもちろんでございます」
「じゃあ約束ね」
そう言うとブリュンヒルデは去っていった。
──ああ。何ということだ。姫様の相手なんて…
リーンハルトは途方に暮れていた。
◆
翌日からブリュンヒルデの朝のトレーニングに剣術の稽古が追加された。
フリードリヒは、頼まれるがまま自分の持つ技術をどんどん教えていく。
瞑想も身についていたので気による身体強化もブリュンヒルデはすぐにマスターしてしまった。
──これはもう俺が3歳のときより強いよな。
これで成長して体ができてきたらどれだけの強さになるのだろうか。想像もつかない。ちょっと考えなしだったか?
まあ。この城には強い女はうじゃうじゃいるし、まあいいか。
◆
「リーンハルト!」
「ひ、姫様…じゃなくてヒルデ様」
「約束どおり稽古に来たわよ。相手をしなさい」
「わ、わかりました」
──姫様相手に勝つわけにはいかないよな。ここはわざと負けた方がいいのか?
実際に試合をしてみると、そんな考えは吹っ飛んでしまった。
ブリュンヒルデは精神を集中すると半眼となり、フリードリヒと同じ2刀流で凄まじい剣撃を放ってくる。
それを受け流すだけで精一杯。そのうちにボコボコにやられてしまった。
「だらしないわね。もしかして私が姫だからといって手を抜いているのかしら?」
「滅相もございません。これで精一杯でございます」
「まあいいわ。修行して出なおしていらっしゃい。またね」
──(またね)ですか…
◆
ブリュンヒルデとリーンハルトはそのうち稽古以外でも行動を一緒にするようになった。
連れだって町に出かけたりしている。もちろん人造人間のアーノルドの警護付きではあるが…
リーンハルトは完全に尻に敷かれている。カップルというよりはブリュンヒルデに振り回されているという表現がぴったりだ。
だが、それはそれで二人は楽しそうにしている。
そんな二人を見て、フリードリヒは気が気ではなかった。
グレーテルは「まだ3歳児と4歳児のごっこ遊びなんですからそんなに目くじらをたてなくても…」と言うのだが、大人になれないフリードリヒであった。
◆
ブリュンヒルデは自分の規格外の強さに疑問を持つようになった。
それに前から聞きたかったこともあるし…
ブリュンヒルデはフリードリヒの部屋を訪ねた。
「お父様。前から聞きたかったことがあるのですが…」
「なんだい?」
「私の本当のお母さまはどこにいらっしゃいますの?」
「おまえ。気づいていたのか?」
「この間、グレーテルお母さまに教えてもらいました」
「そうか…」
『アフロディーテ様。見てるんでしょ。どうします?』
判断しかねたフリードリヒは、アフロディーテに呼びかけた。
すると部屋の一角が眩い光に包まれ、絶世の美女が現れた。
「この方は?」
「おまえの母。アフロディーテ様だ」
「アフロディーテ様。あの美の女神の?」
「ああ。そうだ」
「ブリュンヒルデ。こうして会うのは赤子のとき以来ね。こちらへいらっしゃい」
「お母さま!」
ブリュンヒルデはアフロディーテに駆け寄ると抱きついた。
アフロディーテは優しく抱き返す。
「私には半分神の血が流れているのですね」
「いいえ。違うわ」
「えっ! それはどういう…」
「あなたのお父様には半分神の血が流れているのよ」
「それは…」
「だから、あなたは4分の3が神の血ということね。人族よりも神に近い存在なのよ」
「そんなことって…」
「あなたにはいずれ決断の時がくるわ。このまま地上に残るか、神界へ戻るか。
でもそれは遠い将来の話。当分は人として地上での生活を楽しみなさい」
「わかり…ました」
ちょっと3歳児には過酷過ぎる話だったかな。でもいずれわかってしまう話だから…
アフロディーテが神界に戻るとブリュンヒルデがフリードリヒに抱きついてきた。
「お父様…」
「今まで黙っていてごめんな。だが、アフロディーテ様が言っていたとおり当分は気にせず人として生きていけばいいさ」
「もし神界に戻ることになったら、お父様も一緒に行っていただけますか?」
「そうだな。そういうこともあるかもしれないな…」
「約束…ですよ」
フリードリヒがホルシュタイン伯となった頃、そんな彼女がどこからかリーンハルト・フォン・エーレルトという先代ホーエンシュタウフェン家に使えていた男爵家の遺児を連れてきた。年齢は3歳である。
母は早くに亡くなっており、父は先の対デンマーク戦争の折に帝国軍として参加したが、運悪く戦死し、リーンハルトは遺児となっていた。
「私、この子の守護精霊になるわ。だって、あなたの守護精霊ってやることがないんだもの」
──湖の騎士ランスロットの後継という訳か…
「君の眼鏡にかなった男児ということか。まあ。好きにするがいいさ」
最近、ヴィヴィアンは湖ごとナンツィヒのそばに引っ越してきた。彼女はフリードリヒと逢瀬を重ねるため城にやって来る度にリーンハルトを城に連れてくる。
リーンハルトはいつしか城の者と顔なじみになっていった。
リーンハルトは剣術の修行に励んでおり、騎士団の子弟たちと剣術の稽古に励むことが日課になっていった。
どこで知り合ったのか、アダルベルトがたまに稽古をつけてやっているらしい。
アダルベルトはヴィヴィアンからアロンダイトを借り受けているから恩義に感じているのかもしれない。
◆
フリードリヒは、17歳となった。
その少し前、ブリュンヒルデは3歳になっていた。
3歳の誕生会は城を上げて盛大に行った。
グレーテルには「ちょっと過保護ではないですか」と言われたがフリードリヒは気にしなかった。父親にとって、娘とは可愛いものなのだ。特に小さい頃の娘は。
ブリュンヒルデは知能の発達が早いようで、言葉はペラペラしゃべるようになっていた。
ある日。相談があるといってブリュンヒルデがフリードリヒの部屋にやってきた。
「私、他の人には見えないものが見えるの?」
「ほう。それはどういうものが見えるんだい?」
「壁の向こうの物が透けて見えたり…それにね。幽霊やお化けみないなものも見えるの。私、どこかおかしいのかな…」
ブリュンヒルデは今にも泣きそうになっている。
──俺も超能力に覚醒したのは3歳ごろだったな…
「実はお父さんにも見えるんだ」
「ええっ! そうなの?」
「壁の向こうが透けて見えるのは千里眼という超能力の一種だ。超能力を持っている人は霊能力も併せ持っていることが多いからね。幽霊や妖怪が見えるんだ」
「よかったー。何かの病気なんじゃないかと思っちゃった」
「確かに精神を病んで幻が見えたり、幻聴が聞こえたり人はいるけどね。これはそれとは違う。
でも、超能力や霊能力は持っている人はすごく少ないから信の置ける人以外には秘密にしておいた方がいいね」
「はい。わかりました。お父様」
「霊や妖怪には悪い者も多いから見えても無視した方がいい。見えるとわかると向こうから寄ってくるからね。
精霊もみえるはずなんだけど見たことはあるかな?」
「う~ん。わかんない」
「そうか。じゃあ。おい。ピッコロ。いるか」
フリードリヒはピクシーのピッコロを呼んだ。
「なんだい。お兄さん」
ピッコロはすぐにやって来た。
「わあ。可愛い!」
ブリュンヒルデはピッコロを見ると思わず抱きかかえた。
「く、苦しいよ」
ブリュンヒルデは興奮してギュッと抱きしめてしまった。
「えへっ。ごめんなさい。これでいい?」
「うん。だいじょうぶ」
「見えるのは怖いものばかりではないんですね。お父様」
「ああ。そうだね。
ピッコロ。これに懲りず。ブリュンヒルデとは仲良くしてやってくれ」
ピッコロと仲間の精霊たちはその後もブリュンヒルデと仲良く遊んでいるようだ。妖精と遊ぶ子供という構図も微笑ましい。
「超能力については暴走させると危ないから、明日からお父さんと一緒に練習することにしよう。いいね」
「やったー。お父さんといっしょ」
そう言うとブリュンヒルデは勢いよく抱きついてきた。
──いろいろ忙しくてあまり構ってやれなかったからな。
フリードリヒは少し反省した。
翌朝からフリードリヒは朝のトレーニングをブリュンヒルデと一緒にやることにした。
ヨガと瞑想から始まり、格闘術の型の稽古、最後に超能力の訓練をする。
ブリュンヒルデの上達は早かった。海綿が水を吸うようにとはまさにこのことだ。
フリードリヒは、娘と過ごすこのひとときが何よりの楽しみとなった。
◆
朝のトレーニングの帰り、ブリュンヒルデはリーンハルトとアダルベルトが稽古をしているのを見かけた。
リーンハルトは小さいのに善戦している。
同じ年頃の男子が頑張っている姿にブリュンヒルデは興味を引かれ、しばらく眺めていた。
やがて、リーンハルトの体力が尽きたようだ。
「よし。今日はここまでにしよう」
「ありがとうございました」
リーンハルトは疲労のあまり、そのまま座り込んでしまった。
「だいじょうぶ?」
ブリュンヒルデが声をかける。
リーンハルトは思わず声を上げた。
「ひ、姫様?」
「姫様はやめて。ヒルデと呼んでちょうだい」
「ヒ、ヒルデ…様」
「あなた小さいのに強いのね」
「私も剣術を習ってみようかな。あなた名前は何ていうの?」
「リーンハルトでございます」
「リーンハルト。私に剣術を教えてくれないかしら?」
「滅相もございません。私などよりアダルベルト様や大公様の方がはるかにお強いですから」
「まあ。それは残念」
「じゃあ。私がお父様に剣術を習って強くなったら稽古の相手をしてくれる?」
「それはもちろんでございます」
「じゃあ約束ね」
そう言うとブリュンヒルデは去っていった。
──ああ。何ということだ。姫様の相手なんて…
リーンハルトは途方に暮れていた。
◆
翌日からブリュンヒルデの朝のトレーニングに剣術の稽古が追加された。
フリードリヒは、頼まれるがまま自分の持つ技術をどんどん教えていく。
瞑想も身についていたので気による身体強化もブリュンヒルデはすぐにマスターしてしまった。
──これはもう俺が3歳のときより強いよな。
これで成長して体ができてきたらどれだけの強さになるのだろうか。想像もつかない。ちょっと考えなしだったか?
まあ。この城には強い女はうじゃうじゃいるし、まあいいか。
◆
「リーンハルト!」
「ひ、姫様…じゃなくてヒルデ様」
「約束どおり稽古に来たわよ。相手をしなさい」
「わ、わかりました」
──姫様相手に勝つわけにはいかないよな。ここはわざと負けた方がいいのか?
実際に試合をしてみると、そんな考えは吹っ飛んでしまった。
ブリュンヒルデは精神を集中すると半眼となり、フリードリヒと同じ2刀流で凄まじい剣撃を放ってくる。
それを受け流すだけで精一杯。そのうちにボコボコにやられてしまった。
「だらしないわね。もしかして私が姫だからといって手を抜いているのかしら?」
「滅相もございません。これで精一杯でございます」
「まあいいわ。修行して出なおしていらっしゃい。またね」
──(またね)ですか…
◆
ブリュンヒルデとリーンハルトはそのうち稽古以外でも行動を一緒にするようになった。
連れだって町に出かけたりしている。もちろん人造人間のアーノルドの警護付きではあるが…
リーンハルトは完全に尻に敷かれている。カップルというよりはブリュンヒルデに振り回されているという表現がぴったりだ。
だが、それはそれで二人は楽しそうにしている。
そんな二人を見て、フリードリヒは気が気ではなかった。
グレーテルは「まだ3歳児と4歳児のごっこ遊びなんですからそんなに目くじらをたてなくても…」と言うのだが、大人になれないフリードリヒであった。
◆
ブリュンヒルデは自分の規格外の強さに疑問を持つようになった。
それに前から聞きたかったこともあるし…
ブリュンヒルデはフリードリヒの部屋を訪ねた。
「お父様。前から聞きたかったことがあるのですが…」
「なんだい?」
「私の本当のお母さまはどこにいらっしゃいますの?」
「おまえ。気づいていたのか?」
「この間、グレーテルお母さまに教えてもらいました」
「そうか…」
『アフロディーテ様。見てるんでしょ。どうします?』
判断しかねたフリードリヒは、アフロディーテに呼びかけた。
すると部屋の一角が眩い光に包まれ、絶世の美女が現れた。
「この方は?」
「おまえの母。アフロディーテ様だ」
「アフロディーテ様。あの美の女神の?」
「ああ。そうだ」
「ブリュンヒルデ。こうして会うのは赤子のとき以来ね。こちらへいらっしゃい」
「お母さま!」
ブリュンヒルデはアフロディーテに駆け寄ると抱きついた。
アフロディーテは優しく抱き返す。
「私には半分神の血が流れているのですね」
「いいえ。違うわ」
「えっ! それはどういう…」
「あなたのお父様には半分神の血が流れているのよ」
「それは…」
「だから、あなたは4分の3が神の血ということね。人族よりも神に近い存在なのよ」
「そんなことって…」
「あなたにはいずれ決断の時がくるわ。このまま地上に残るか、神界へ戻るか。
でもそれは遠い将来の話。当分は人として地上での生活を楽しみなさい」
「わかり…ました」
ちょっと3歳児には過酷過ぎる話だったかな。でもいずれわかってしまう話だから…
アフロディーテが神界に戻るとブリュンヒルデがフリードリヒに抱きついてきた。
「お父様…」
「今まで黙っていてごめんな。だが、アフロディーテ様が言っていたとおり当分は気にせず人として生きていけばいいさ」
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本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
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