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瘡蓋 #12 (※)
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快楽に飲み込まれて歪んでいく表情は、苦しそうで、切なそうで。
彼女の唇は声を我慢すればするほど震え、隙間から溢れた吐息が漏れてふぅふぅと音をたてた。
その微かな息遣いの違いから、彼女がより一層良い反応のするところを掻き混ぜる。
「あ…っ」
下着をずらし指を挿し入れた秘部からは、彼女が感じている証が漏れつたっていた。
『下着、脱ぎますか?濡れてぐしょぐしょになっちゃうよ…?』
脚を震わせながら立つ彼女をしゃがんで支えながら問うと、彼女は恥ずかしそうに俯いた。そのまま脚からゆっくりと丁寧に下着を剥ぎ取る。
鏡に映るのは、スカートをたくし上げ、自分の指による快感を受け止めるあられもない姿。
「ふぅ…っはるいち、さ…」
脳内が蕩けているような、気持ち良さそうな声で呼ばれ、自身の興奮が高まっていく。
もっと我慢ができなくなるくらいに、おかしくなってしまえばいいのに。
声を我慢しろと伝えたものの、裏腹な感情が込み上げ、彼女の弱い部分をより攻めたてる。
「あ…ああぁ…っ」
中がうねり、指を締め上げる。びくりと痙攣する体。
彼女は私の肩に手を置くと、快感の余韻が続く体を震わせながら、必死に倒れまいと脚を踏ん張った。
鏡越しに映る彼女は、うっすらとかいた汗で髪の毛が額に張り付き、快感から目に涙を浮かべている。
『ここに手をついて。鏡を、ちゃんと真っ直ぐ見て。』
鏡の斜め前に設置してある机に彼女を導くと、荒く息を吐きながら、彼女はそこにゆっくりと手をついた。
何をされるのか、不安と恥ずかしさが入り混じった表情を浮かべ、鏡の中に映る私の目をじっと見つめる。
太ももの後ろ側から指をなぞりあげ、スカートを再度たくし上げると、白く透き通る柔らかな臀部が露わになり、肌に吸い付くその感触を味わいながら、秘部に自身を当てがった。
彼女もその熱を感じたのか、耳まで赤く顔を染め、これからより深くなる快感を期待して腰が無意識に揺れ動いている。
ゆっくりと、腰を前に落としていく。
「うあぁ…っ」
少しずつめり込んでいくにつれて自分自身の顔が恍惚とした表情になっていくのを、彼女もちゃんとわかっているだろうか。
後ろから彼女の首筋をなぞり、顎を掴み鏡の方を向かせると、彼女は恥ずかしいのか、必死に鏡から目を逸らした。
『見なさい。これが、快楽に溺れる人の、姿だから。』
腰を打ちつけ、言い放つ。
「は、はい…っ」
揺さぶられながら、彼女は必死に前を向く。顎を掴んだ指には、彼女の口から垂れた唾液が絡み付いていた。
ほら、こんなにも美しい。
快楽に溺れる君の姿は。
ちゃんと、自分自身を見るんだ。
奥に揺らす度に、彼女の柔らかい部分が揺れて、波打つ。玉のような汗が背中から溢れ、光に反射し、隣り合った汗の粒と繋がってより大きく滲んでいく。
挿入が激しく深くなるにつれて、もう我慢ができないのか、彼女は一層甘い声を漏らし始めた。
「ああぁっ…も、無理ですっ…!」
『声、出ていますよ。』
顎を掴んでいた指をずらし、そのまま彼女の口の中へとゆっくりと差し入れると、熱い温度が指先から伝わってきて、彼女はくぐもった声を漏らした。
「んぅ…っんぅう!」
絶頂が近いのか、唇に力が入り、指に食い込んでいく歯の感触。そのまま動きを止めずに突き続けると、彼女は体を硬直させ、背中を反らせるとビクビクと体を震わせた。
口から引き抜いた指にはくっきりとした歯形がつき、なんだかそれすらも征服欲を満たされたようで。
細い腰を両手で持ち、まだ快感の波が押し寄せているであろう体に鞭を打つ。
「ひあぁ!」
刻み込んでしまえばいい。
君はもう快楽に溺れ、女であるという事を理解したのだから。
君についたその傷を塞ぐくらいの、快楽を与えよう。
机がガタガタと軋み、その音の大きさが行為の激しい事を表している。
ぱん、ぱんと肌と肌がぶつかり擦れ合う音と、彼女の必死に我慢をする呻き声と、そして自分の息遣いだけが室内に響いた。
『ほら、また鏡から目を逸らしている。』
首の後ろからグッと手を入れると、膣がより一層締まり、彼女は苦しそうな表情を浮かべる。頸動脈に圧力がかかればかかるほど、赤く色づいていく肌。彼女は蕩けるような視線で鏡の中の自分の姿を眺めた。
ゆっくりとその圧力を解くと、途端に硬直し、ビクビクと震える体。
その姿が官能的で、彼女が机についていた手を掴むと、そのまま後手に回し強く掴んだ。
上半身を机に突っ伏した状態で、彼女はされるがままの姿になって快楽を受け入れる。
はたして、快楽に溺れているのは、どちらなのか。
夢中になって腰を動かす自分の姿が鏡を通して視界に写り、そんな自分にふ、と笑みが溢れた。
『菜々さん…、いきます』
どくどくと脈打つ感覚と、頭の中が白む感覚。
小刻みに震える彼女の体の奥深くに、吐き出した。
彼女の唇は声を我慢すればするほど震え、隙間から溢れた吐息が漏れてふぅふぅと音をたてた。
その微かな息遣いの違いから、彼女がより一層良い反応のするところを掻き混ぜる。
「あ…っ」
下着をずらし指を挿し入れた秘部からは、彼女が感じている証が漏れつたっていた。
『下着、脱ぎますか?濡れてぐしょぐしょになっちゃうよ…?』
脚を震わせながら立つ彼女をしゃがんで支えながら問うと、彼女は恥ずかしそうに俯いた。そのまま脚からゆっくりと丁寧に下着を剥ぎ取る。
鏡に映るのは、スカートをたくし上げ、自分の指による快感を受け止めるあられもない姿。
「ふぅ…っはるいち、さ…」
脳内が蕩けているような、気持ち良さそうな声で呼ばれ、自身の興奮が高まっていく。
もっと我慢ができなくなるくらいに、おかしくなってしまえばいいのに。
声を我慢しろと伝えたものの、裏腹な感情が込み上げ、彼女の弱い部分をより攻めたてる。
「あ…ああぁ…っ」
中がうねり、指を締め上げる。びくりと痙攣する体。
彼女は私の肩に手を置くと、快感の余韻が続く体を震わせながら、必死に倒れまいと脚を踏ん張った。
鏡越しに映る彼女は、うっすらとかいた汗で髪の毛が額に張り付き、快感から目に涙を浮かべている。
『ここに手をついて。鏡を、ちゃんと真っ直ぐ見て。』
鏡の斜め前に設置してある机に彼女を導くと、荒く息を吐きながら、彼女はそこにゆっくりと手をついた。
何をされるのか、不安と恥ずかしさが入り混じった表情を浮かべ、鏡の中に映る私の目をじっと見つめる。
太ももの後ろ側から指をなぞりあげ、スカートを再度たくし上げると、白く透き通る柔らかな臀部が露わになり、肌に吸い付くその感触を味わいながら、秘部に自身を当てがった。
彼女もその熱を感じたのか、耳まで赤く顔を染め、これからより深くなる快感を期待して腰が無意識に揺れ動いている。
ゆっくりと、腰を前に落としていく。
「うあぁ…っ」
少しずつめり込んでいくにつれて自分自身の顔が恍惚とした表情になっていくのを、彼女もちゃんとわかっているだろうか。
後ろから彼女の首筋をなぞり、顎を掴み鏡の方を向かせると、彼女は恥ずかしいのか、必死に鏡から目を逸らした。
『見なさい。これが、快楽に溺れる人の、姿だから。』
腰を打ちつけ、言い放つ。
「は、はい…っ」
揺さぶられながら、彼女は必死に前を向く。顎を掴んだ指には、彼女の口から垂れた唾液が絡み付いていた。
ほら、こんなにも美しい。
快楽に溺れる君の姿は。
ちゃんと、自分自身を見るんだ。
奥に揺らす度に、彼女の柔らかい部分が揺れて、波打つ。玉のような汗が背中から溢れ、光に反射し、隣り合った汗の粒と繋がってより大きく滲んでいく。
挿入が激しく深くなるにつれて、もう我慢ができないのか、彼女は一層甘い声を漏らし始めた。
「ああぁっ…も、無理ですっ…!」
『声、出ていますよ。』
顎を掴んでいた指をずらし、そのまま彼女の口の中へとゆっくりと差し入れると、熱い温度が指先から伝わってきて、彼女はくぐもった声を漏らした。
「んぅ…っんぅう!」
絶頂が近いのか、唇に力が入り、指に食い込んでいく歯の感触。そのまま動きを止めずに突き続けると、彼女は体を硬直させ、背中を反らせるとビクビクと体を震わせた。
口から引き抜いた指にはくっきりとした歯形がつき、なんだかそれすらも征服欲を満たされたようで。
細い腰を両手で持ち、まだ快感の波が押し寄せているであろう体に鞭を打つ。
「ひあぁ!」
刻み込んでしまえばいい。
君はもう快楽に溺れ、女であるという事を理解したのだから。
君についたその傷を塞ぐくらいの、快楽を与えよう。
机がガタガタと軋み、その音の大きさが行為の激しい事を表している。
ぱん、ぱんと肌と肌がぶつかり擦れ合う音と、彼女の必死に我慢をする呻き声と、そして自分の息遣いだけが室内に響いた。
『ほら、また鏡から目を逸らしている。』
首の後ろからグッと手を入れると、膣がより一層締まり、彼女は苦しそうな表情を浮かべる。頸動脈に圧力がかかればかかるほど、赤く色づいていく肌。彼女は蕩けるような視線で鏡の中の自分の姿を眺めた。
ゆっくりとその圧力を解くと、途端に硬直し、ビクビクと震える体。
その姿が官能的で、彼女が机についていた手を掴むと、そのまま後手に回し強く掴んだ。
上半身を机に突っ伏した状態で、彼女はされるがままの姿になって快楽を受け入れる。
はたして、快楽に溺れているのは、どちらなのか。
夢中になって腰を動かす自分の姿が鏡を通して視界に写り、そんな自分にふ、と笑みが溢れた。
『菜々さん…、いきます』
どくどくと脈打つ感覚と、頭の中が白む感覚。
小刻みに震える彼女の体の奥深くに、吐き出した。
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