毒華は自らの毒で華を染める

夜船 紡

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ザクロの王位継承権の取り消しも、公爵家の取り壊しも、全てはミュゲの仕業であった。

ザクロがミュゲに飽き、いつまたアネモネを求めるかわからない。
公爵家にしても、そうなればアネモネを呼び戻そうとするだろう。
そして、そんな危険をずっと放置するほど、ミュゲは愚かでもなかった。


ザクロの相手である、ローズはミュゲと同じく同性愛者であった。
ミュゲは同類だからだろうか、それを感じ取り、ローズに交渉を持ちかけた。
ザクロが欲しくないか・・・と。
ローズは最初怪訝な顔をしたが、徐々にミュゲの巧みな話術で、その気になっていた。
そして、1週間、ミュゲはザクロと共に別荘へと赴き、そこでザクロを調教させた。
普通は疑うだろうが、ザクロは元々あまり御付もおらず、護衛もすぐに遠ざける男であった。
それ故に、1週間、恋人と2人きりで過ごしたいといえば必要最低限のことだけで護衛も外で守っていれば大丈夫だった。
護衛騎士候補であったローズも一緒だったこともあり、そこまで怪しまれることはなかった。

1日目、2日目はザクロも激しく拒否していた。自分の高貴な身体に汚れた男の性器を入れるなど嫌だと。
だが、ミュゲはザクロを縛りつけ1日目は何度も、何度もその性器から精子を搾り取り、達する快感を与え続け、2日目は逆に、どれほど達したくても達せないほどの生殺しにした。
3日目、元々意思もそれほど強くないザクロはミュゲに屈し、イかせてくれと頼みこんだ。ミュゲはそれに対してニッコリと笑いながら彼の肛門を拡張し、その前立腺を刺激し、その快感で射精させた。
4日目、さらに拡張し、肛門責めの快感を覚えさせた。射精はできないよう、縛りつけ肛門だけで達するドライオーガニズムまでするようになった。
こうなると、ザクロはミュゲのどんなことでもいうことを聞くようになった。
5日目、ローズの出番であった。
拡張した肛門に、ローズのソレを入れられるとザクロはその快感に溺れていった。
6日目になるとフェラも覚え、乳首も弄られ、まるで娼年のように淫らにローズを誘い始めた。
7日目は逆に何もせずに帰った。

日常に戻ると、ザクロはいつもミュゲを切なげに見つめていた。
1週間で植え付けられた快感が忘れられず、ザクロはミュゲに赦しを乞う。
そして、ザクロはローズに抱かれるようになった。
性の虜となったザクロは人目もはばからず、常にローズに抱かれた。
ローズも、ザクロの身体に溺れ、噂が流れ、王もその重い腰をあげることとなり、ザクロは王位継承権を失った。
が、彼はそれでも幸せだろう。
ローズと2人、生活には充分なお金をもらいながら永遠に生きられるのだから。

公爵家の方はもっと簡単だった。
匿名で王家に公爵家の反逆を伝えるだけでよかったのだから。
ミュゲに使えるメイドは優秀だった。
抜け内の審査がある日に、捏造した書類をサッと公爵家の大事な場所に入れておいたのだ。
公爵の書式を真似た手紙と、僅かな毒を入れた小瓶。
それを見つかるか見つからないかの場所においてさも、公爵が王を殺そうとしているような演出もされていた。

出てきた証拠だけで十分だった。
王は訳も聞かず、彼らを処してしまった。


全てが片付いた日、ミュゲは嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。
これで、アネモネはもう、本当に行き場がなくなった。


ミュゲの秘所を舐めるという褒美にメイドは喜び、淫らな夜を過ごしたのだった。
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