毒華は自らの毒で華を染める

夜船 紡

文字の大きさ
15 / 30

毒華は狂い華をついばむ※

しおりを挟む
「ん・・・」

目が醒めると、ミュゲから与えられた部屋だった。
眩しい光に目を閉じ、手を動かそうとして・・・自身が縛られていることに気がついた。

「なに・・・これ・・・・」

薄い肌が助けるようなワンピース、足は腕と同じように動かない。

「ふふ、ふふふ。目が覚めたんですね」

自身の格好に驚いていると、普段と同じ・・・いや、普段よりも妖しい笑いでミュゲが近づく。

「腕や足、痛くないですかぁー?特製の柔らかい皮で作ったんですよ。これ」
「ミュ、ミュゲ・・・お願い、はなしを・・・」
「だめですよぉ?これはお仕置きなのです。ミュゲはね、アネモネ様に私を選んでもらうためにいっぱい、いっぱい、たくさんのことをしてきました」

うふふ。とミュゲは微笑みながら思い出すように言う。

「でも、アネモネ様は出て行った。ミュゲに、私に、なにも言わず、出て行った。出て行った、逃げた」
「違うわ、ただ、公爵家を見に行こうとしただけよ?!」
「ミュゲに黙って行ったじゃないですか?おなじですよぉ?」
「みゅ、げ・・・」
「本当はね、アネモネ様とは純愛を楽しむつもりだったんです」

残念そうに、口を尖らせていうミュゲは普段よりもずっとどこか幼くみえた。

「でも、アネモネ様・・・逃げたから、しかたないよね?」
「アネモネ様・・・逃げたから、ちゃんと躾けないとね?」

「大丈夫だよ?ただ、私に身を委ねればいいから・・・」

ミュゲが取り出したのは小さな錠剤。
それを自身の口に放り込み、アネモネに近づくと、アネモネの唇を奪う。
ミュゲの舌は何度も何度もアネモネの口の中を行き来し、最後は錠剤を飲み込ませた。

「んぅ・・うぁ・・・」
「ふふ、大丈夫。いつものやつよりすこーし強いぐらいのものですから」
「?」

アネモネが飲んでいる紅茶に含まれる催淫剤。自覚なく飲むものと、得体の知れないその錠剤の効果が同じものであると分からず、アネモネは首をかしげる。
錠剤ゆえに即効性ではないのか、アネモネの理性は残っている。
それに気付きつつも、いや、計算しながらミュゲはアネモネのその豊満な胸を揉みはじめた。

「え・・・な、なにを・・・」

その行為に混乱し、快感などあるはずがないが、それでも身体はその刺激に反応し、胸の真ん中の果実を実らせていく。
肌が助けるほどの布はその変化を隠さず凌辱者であるミュゲに伝える。
実った果実を布越しに撫で回すと、直接触るのとは違った感覚にアネモネは戸惑いを隠せない。

「っあ。や、やめ・・・」

停止の言葉も聞かず、ミュゲはずっとアネモネの胸を弄ぶ。
時折、布越しに吸ったり甘噛みし、まるで赤ん坊が母の胸を遊び道具にしているように、ミュゲはアネモネの胸を玩ぶ。
徐々に、飲んだ薬も効いてきているのだろう、胸から甘い刺激が走りはじめアネモネの唇からは甘い吐息が漏れはじめた。

「あ、はぁ・・・んんぅ・・・」
「ふふ、漸く、気持ちよくなってきたようですわね」
「んゃ、ミュ、ゲ・・・おね、がい・・・やめ・・・・」
「嫌です。ずっと、ずーっと、ミュゲは、こうしたかったのです。ずっと、ずーっと我慢してたのに・・・」
「いっいだぃ・・・・」

胸を強く揉まれ、痛みで顔を歪めるアネモネ。
それでも、揉むのをやめず、恐ろしい程の笑みでミュゲは言う。

「アネモネ様が悪いんですヨォ?」

快楽も過ぎれば苦痛、地獄になることをアネモネは知らない。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

身体だけの関係です‐三崎早月について‐

みのりすい
恋愛
「ボディタッチくらいするよね。女の子同士だもん」 三崎早月、15歳。小佐田未沙、14歳。 クラスメイトの二人は、お互いにタイプが違ったこともあり、ほとんど交流がなかった。 中学三年生の春、そんな二人の関係が、少しだけ、動き出す。 ※百合作品として執筆しましたが、男性キャラクターも多数おり、BL要素、NL要素もございます。悪しからずご了承ください。また、軽度ですが性描写を含みます。 12/11 ”原田巴について”投稿開始。→12/13 別作品として投稿しました。ご迷惑をおかけします。 身体だけの関係です 原田巴について https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789 作者ツイッター: twitter/minori_sui

身体だけの関係です‐原田巴について‐

みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子) 彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。 ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。 その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。 毎日19時ごろ更新予定 「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。 良ければそちらもお読みください。 身体だけの関係です‐三崎早月について‐ https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...