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過去の夢を見て懐かしむ
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遠慮なくアネモネの身体に触れることができるようになり、その日からミュゲは思う存分、アネモネの身体を楽しんだ。ミュゲの愛撫による快感は底が見えず、その身体の甘い匂いを嗅ぐだけで、アネモネは自身の芯が火照るようになり、耕された身体は快感を我慢することができなくなった。毎晩、触れられて深い快感を与えられアネモネが耐えきれず、気絶するように眠りについたのを見ると、ミュゲは彼女の身体をぎゅっと抱きしめ、その匂いを楽しむかのように眠りにつく。
目を覚ますと、彼女の目の前には幼い頃に療養の為訪れた川辺が、森が広がっていた。
懐かしい。そう思いながら一歩、二歩と歩き出す。
すると、すぐ近くの綺麗な浅い川辺に白い帽子を被った女の子がちょこんと大きな石を椅子にして足をパシャパシャとして水面に飛沫を上げていた。
何処か神秘的で近付きがたい雰囲気なのに、気づけば少女に声をかけていた。
「ねぇ、何してるの?」
「足を入れて涼んでいるの、貴方もやってみる?」
「うん!」
少女の隣に座りパシャパシャとすると、川の水の冷たさと跳ねる水の音が楽しくて隣の少女のことも忘れて夢中になる。その時、隣の少女が立ち上がり、川の中へと入ると何かを両手に抱えて持ってきた。
1本の透明なガラス瓶。
「よく冷えて美味しいのよ」
そう言って少女はそれを私に差し出した。
受け取ったはいいが、どうすればいいのかと悩んでいると少女は「貸して」とそれをまた奪い、コルクの蓋を開けてそのまま口に含んだ。
小さめの瓶とはいえ、コップもなしに飲んだことのない私は驚いたが、少女はその視線に気づくとふふっと笑ってまた差し出してきた。
受け取っておそるおそる口に入れると少しシュワシュワとした水が口の中に入ってくる。
その初めての感覚にびっくりして目を丸くする私に
「びっくりした?このお水はね、この近くの自然にシュワシュワするのがある湧水で汲んできたの」
と悪戯が成功したように笑う少女。
それから、日が暮れるまで彼女と遊んだ。
次の日も、また次の日も彼女は私に森や自然の良いところを教えてくれて毎日楽しく過ごすことが出来、あっという間に私は帰らなくてはならなくなった。
「帰るの?」
「ええ・・・」
「そっか、残念。ねぇ、また会えるかしら?」
「勿論よ!」
「良かった!私、貴方のことが好きみたいなの」
「あら、私も好きよ」
「本当?嬉しいわ!!ねぇ、約束よ。忘れないで、私のことを。そしてまた、会いにきてね」
「ええ!貴方も、忘れないでね」
「忘れるはずがないわ!きっと、きっとよ?忘れたら・・・私・・・・・・~~~だからね?」
「?なんて言ったの?」
「ふふ。約束よ」
結局、この約束は果たされることはなかった。
そして時間と共に記憶は薄れていき、約束はやがて忘れ去られた。
「んぅ・・・」
快感の余韻が残り、身体が鉛のように鈍い。
それでも、なんとか胴体を起こすと自身を抱きしめるように眠るミュゲの姿にアネモネは目を瞬いだ。
普段ならば、この様にミュゲよりも先に起きる事などない。何時だろうと外を見上げると、まだ、星が出ていた。
ミュゲの手を外してベッドから降り立つとアネモネははだけたネグリジェを整えて部屋の扉に触れる。
ガチャリ
開いた。アネモネはふとミュゲを見る。よく眠っているようだ。数日間、外に出る事はできないようにずっと鍵を閉められ続けてきた。それが、開いている。
それ故に外に出たいという欲求にアネモネは抗えなかった。ミュゲはよく寝ている。ほんの少し出たぐらいならばわからないはず。
そう思い、そーと扉を開けて外へと歩き出した。
それを見る影に気づかずに。
目を覚ますと、彼女の目の前には幼い頃に療養の為訪れた川辺が、森が広がっていた。
懐かしい。そう思いながら一歩、二歩と歩き出す。
すると、すぐ近くの綺麗な浅い川辺に白い帽子を被った女の子がちょこんと大きな石を椅子にして足をパシャパシャとして水面に飛沫を上げていた。
何処か神秘的で近付きがたい雰囲気なのに、気づけば少女に声をかけていた。
「ねぇ、何してるの?」
「足を入れて涼んでいるの、貴方もやってみる?」
「うん!」
少女の隣に座りパシャパシャとすると、川の水の冷たさと跳ねる水の音が楽しくて隣の少女のことも忘れて夢中になる。その時、隣の少女が立ち上がり、川の中へと入ると何かを両手に抱えて持ってきた。
1本の透明なガラス瓶。
「よく冷えて美味しいのよ」
そう言って少女はそれを私に差し出した。
受け取ったはいいが、どうすればいいのかと悩んでいると少女は「貸して」とそれをまた奪い、コルクの蓋を開けてそのまま口に含んだ。
小さめの瓶とはいえ、コップもなしに飲んだことのない私は驚いたが、少女はその視線に気づくとふふっと笑ってまた差し出してきた。
受け取っておそるおそる口に入れると少しシュワシュワとした水が口の中に入ってくる。
その初めての感覚にびっくりして目を丸くする私に
「びっくりした?このお水はね、この近くの自然にシュワシュワするのがある湧水で汲んできたの」
と悪戯が成功したように笑う少女。
それから、日が暮れるまで彼女と遊んだ。
次の日も、また次の日も彼女は私に森や自然の良いところを教えてくれて毎日楽しく過ごすことが出来、あっという間に私は帰らなくてはならなくなった。
「帰るの?」
「ええ・・・」
「そっか、残念。ねぇ、また会えるかしら?」
「勿論よ!」
「良かった!私、貴方のことが好きみたいなの」
「あら、私も好きよ」
「本当?嬉しいわ!!ねぇ、約束よ。忘れないで、私のことを。そしてまた、会いにきてね」
「ええ!貴方も、忘れないでね」
「忘れるはずがないわ!きっと、きっとよ?忘れたら・・・私・・・・・・~~~だからね?」
「?なんて言ったの?」
「ふふ。約束よ」
結局、この約束は果たされることはなかった。
そして時間と共に記憶は薄れていき、約束はやがて忘れ去られた。
「んぅ・・・」
快感の余韻が残り、身体が鉛のように鈍い。
それでも、なんとか胴体を起こすと自身を抱きしめるように眠るミュゲの姿にアネモネは目を瞬いだ。
普段ならば、この様にミュゲよりも先に起きる事などない。何時だろうと外を見上げると、まだ、星が出ていた。
ミュゲの手を外してベッドから降り立つとアネモネははだけたネグリジェを整えて部屋の扉に触れる。
ガチャリ
開いた。アネモネはふとミュゲを見る。よく眠っているようだ。数日間、外に出る事はできないようにずっと鍵を閉められ続けてきた。それが、開いている。
それ故に外に出たいという欲求にアネモネは抗えなかった。ミュゲはよく寝ている。ほんの少し出たぐらいならばわからないはず。
そう思い、そーと扉を開けて外へと歩き出した。
それを見る影に気づかずに。
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