25 / 30
2※
しおりを挟む
「あら・・・。ふふ、とっても魅力的な姿ですね」
微笑むミュゲの瞳にはアネモネの裸体が見えておらず、まるで普段のドレス姿でいるかのように声をかける。そんなミュゲの姿に、イザベラとシアラはすっとアネモネの側を離れ、彼女へと頭を下げる。
「ミュゲ様、おかえりなさいませ」
「オケーリ、なさいマセ」
激しい責めがなくなり、ミュゲの姿をアネモネも捉えることができた。
「ぁ、ぁあ。ミュ、ミュゲ・・・おね、お願、おねが、いしま・・・・・」
身のうちに巣食う劣情に、声を震わせながらアネモネはミュゲに解放を願おうとする。しかし、そんなアネモネにミュゲは眉を歪ませ、僅かに唇の端をあげる。
「悲しいわ、アネモネ様。帰ってきた私に最初に言うのが、『お願い』だなんて・・・」
言葉とは裏腹にミュゲは声をかける。
「あ・・・・・・っ」
その言葉にアネモネはぶるりと身体を震わせた。
「ごめん、なさ、・・・お、おかえ・・・・」
「ああ、嬉しいわ。ただいま。アネモネ様。そうやって言っていただけるのがとっても、とっても嬉しいわぁ」
頬を赤く染め、本当に嬉しそうにいう彼女の姿に、アネモネは途方もなく恐怖を感じた。
「でも、まだ考えるだけの意識があるのねぇ。イザベラとシアラの責めが弱いのかしら?」
「期待に添えず、申し訳ありません」
「普通ナラ、もう、トロトロのハズでしタ。どうやら、クスリに耐性ガあるようです」
「あら・・・」
皇太子の婚約者として暗殺に備え微量の毒を飲んで耐性をつけていたアネモネには、媚薬も、彼女達の責めも何とか自我を失うことなく過ごすことができた。
それは彼女にとって良かったのか、どうかは別だが・・・
「あら、この張型・・・」
「膜は破っていません。ただ、入り口を責めるのには使いました」
その言葉に、アネモネは顔をあげた。あの時、入れられた時、破かれたと思っていたのに・・・
それは微かな希望だった。
だが、そんな希望は、ミュゲの次の言葉で残酷にもかき消された。
「破っても良かったのに」
ミュゲの冷たく、どこか軽薄なその表情は、アネモネからしたら初めて見る顔。
アネモネからしたら処女膜があるということはこれ程までに辱められたとしても、まだ日常に戻れる一欠片の希望となった。今こうして辱められても、ここから出れば元に戻れる。そう信じていた。だからこそ耐え抜こうと、快感に流されることなく我慢してきた。けれど・・・処女でなくなるということは、結婚はもう望めなくなるということ。仮に出来たとしても何らかの難のある男性しか相手にされなくなるだろう。それぐらい、処女膜というのは貴族として大事なものなのだ。
そして、ミュゲはそのままゆっくりと張型をアネモネの秘所へと当てがっていく。
「!!!いやぁ!それだけは、それだけは、やめてぇ!!!!お願いぃーーー」
「あらあら、そんなに泣いて。可愛らしい」
気づけば、アネモネの瞳からは涙がこぼれ落ちていた。
先程まで燻っていた劣情は、処女を失うかもしれないという喪失感にとって変わってしまっている。
それをミュゲは敏感に感じ取るとシアラに短く3と伝える。
「よろしいのですか?」
「2ではダメでしたし、アネモネ様の意思はとても強いご様子ですもの。少し割合を増やしたほうがよさそうだもの」
「かしこまりました」
そこでミュゲは「そうだわ」とまるで今思い出したかのように何枚かの紙を取り出した。
「アネモネ様のご親戚から、貴方に渡して欲しいと頼まれましたの」
「・・・・・・嘘」
「皇太子様から直々に貴方にと言われましたのよ」
「嘘、嘘、嘘・・・・・」
「もう、貴族には戻れませんわねぇ、ア・ネ・モ・ネ様」
そこに書かれていたのは、アネモネの親戚関係である祖父、叔父からの絶縁状であった。
絶縁状を見たアネモネの眼に濁りが出来たのを、ミュゲは見逃さなかった。
実家がなくなっても、頼れる親戚がいる。それもまた、彼女が逃げ出そうとする原因。ミュゲはそれを見抜き、1つ、また1つと彼女の希望を削ぎ落としていく。
そして、最後に頼れるのは己だけだと彼女に思わせる為に動くのだ。
「さあ、続きを始めましょう?」
微笑むミュゲの瞳にはアネモネの裸体が見えておらず、まるで普段のドレス姿でいるかのように声をかける。そんなミュゲの姿に、イザベラとシアラはすっとアネモネの側を離れ、彼女へと頭を下げる。
「ミュゲ様、おかえりなさいませ」
「オケーリ、なさいマセ」
激しい責めがなくなり、ミュゲの姿をアネモネも捉えることができた。
「ぁ、ぁあ。ミュ、ミュゲ・・・おね、お願、おねが、いしま・・・・・」
身のうちに巣食う劣情に、声を震わせながらアネモネはミュゲに解放を願おうとする。しかし、そんなアネモネにミュゲは眉を歪ませ、僅かに唇の端をあげる。
「悲しいわ、アネモネ様。帰ってきた私に最初に言うのが、『お願い』だなんて・・・」
言葉とは裏腹にミュゲは声をかける。
「あ・・・・・・っ」
その言葉にアネモネはぶるりと身体を震わせた。
「ごめん、なさ、・・・お、おかえ・・・・」
「ああ、嬉しいわ。ただいま。アネモネ様。そうやって言っていただけるのがとっても、とっても嬉しいわぁ」
頬を赤く染め、本当に嬉しそうにいう彼女の姿に、アネモネは途方もなく恐怖を感じた。
「でも、まだ考えるだけの意識があるのねぇ。イザベラとシアラの責めが弱いのかしら?」
「期待に添えず、申し訳ありません」
「普通ナラ、もう、トロトロのハズでしタ。どうやら、クスリに耐性ガあるようです」
「あら・・・」
皇太子の婚約者として暗殺に備え微量の毒を飲んで耐性をつけていたアネモネには、媚薬も、彼女達の責めも何とか自我を失うことなく過ごすことができた。
それは彼女にとって良かったのか、どうかは別だが・・・
「あら、この張型・・・」
「膜は破っていません。ただ、入り口を責めるのには使いました」
その言葉に、アネモネは顔をあげた。あの時、入れられた時、破かれたと思っていたのに・・・
それは微かな希望だった。
だが、そんな希望は、ミュゲの次の言葉で残酷にもかき消された。
「破っても良かったのに」
ミュゲの冷たく、どこか軽薄なその表情は、アネモネからしたら初めて見る顔。
アネモネからしたら処女膜があるということはこれ程までに辱められたとしても、まだ日常に戻れる一欠片の希望となった。今こうして辱められても、ここから出れば元に戻れる。そう信じていた。だからこそ耐え抜こうと、快感に流されることなく我慢してきた。けれど・・・処女でなくなるということは、結婚はもう望めなくなるということ。仮に出来たとしても何らかの難のある男性しか相手にされなくなるだろう。それぐらい、処女膜というのは貴族として大事なものなのだ。
そして、ミュゲはそのままゆっくりと張型をアネモネの秘所へと当てがっていく。
「!!!いやぁ!それだけは、それだけは、やめてぇ!!!!お願いぃーーー」
「あらあら、そんなに泣いて。可愛らしい」
気づけば、アネモネの瞳からは涙がこぼれ落ちていた。
先程まで燻っていた劣情は、処女を失うかもしれないという喪失感にとって変わってしまっている。
それをミュゲは敏感に感じ取るとシアラに短く3と伝える。
「よろしいのですか?」
「2ではダメでしたし、アネモネ様の意思はとても強いご様子ですもの。少し割合を増やしたほうがよさそうだもの」
「かしこまりました」
そこでミュゲは「そうだわ」とまるで今思い出したかのように何枚かの紙を取り出した。
「アネモネ様のご親戚から、貴方に渡して欲しいと頼まれましたの」
「・・・・・・嘘」
「皇太子様から直々に貴方にと言われましたのよ」
「嘘、嘘、嘘・・・・・」
「もう、貴族には戻れませんわねぇ、ア・ネ・モ・ネ様」
そこに書かれていたのは、アネモネの親戚関係である祖父、叔父からの絶縁状であった。
絶縁状を見たアネモネの眼に濁りが出来たのを、ミュゲは見逃さなかった。
実家がなくなっても、頼れる親戚がいる。それもまた、彼女が逃げ出そうとする原因。ミュゲはそれを見抜き、1つ、また1つと彼女の希望を削ぎ落としていく。
そして、最後に頼れるのは己だけだと彼女に思わせる為に動くのだ。
「さあ、続きを始めましょう?」
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
みのりすい
恋愛
「ボディタッチくらいするよね。女の子同士だもん」
三崎早月、15歳。小佐田未沙、14歳。
クラスメイトの二人は、お互いにタイプが違ったこともあり、ほとんど交流がなかった。
中学三年生の春、そんな二人の関係が、少しだけ、動き出す。
※百合作品として執筆しましたが、男性キャラクターも多数おり、BL要素、NL要素もございます。悪しからずご了承ください。また、軽度ですが性描写を含みます。
12/11 ”原田巴について”投稿開始。→12/13 別作品として投稿しました。ご迷惑をおかけします。
身体だけの関係です 原田巴について
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789
作者ツイッター: twitter/minori_sui
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
身体だけの関係です‐原田巴について‐
みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子)
彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。
ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。
その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。
毎日19時ごろ更新予定
「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。
良ければそちらもお読みください。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる