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華との出会いを毒華は辿る※
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アネモネがミュゲにより処女を喪失してどれぐらい時間がたっただろうか。
糸の切れた人形のような状態のアネモネが自身の手に合わせてガクガクと動くのが楽しいのか、飽きることなく動かしていた。ズルリと手を引き抜くと、ぽかりとあいた穴からポタポタと血が混じってピンク色に染まった愛液がこぼれ落ちる。中を覗くとぐねぐねと動くそこは、手を入れられる前までの慎みはなく、淫らに誘っているかのようだ。
「ふふ、ふふふ。可愛いわ。素敵だわっ!」
反応のない彼女の頭を抱きしめながら、ミュゲはまるで幼い子どものように嬉んだ。
アネモネの何もかもを根本から作り変え、自身だけを見つめる存在にしたいと、ミュゲは歌うように、夢見がちな少女のようにうっとりと呟く。
———もう2度と、逃さないように。
元々ミュゲは幼い頃から領地の屋敷にてひっそりと育てられていた。彼女の体質に気づいた父である伯爵が、ミュゲの利用価値を見出し、いずれはどこぞの貴族を中毒化させて影で操ろうと考えていたのだろう。物心ついた時、彼女の側にいたのは使用人ではなく、高級娼婦だ。彼女達の男性を虜にする術の多くを学ばされ、10を過ぎる頃には、その幼く儚い見た目とはかけ離れた技術を持つ淫婦となった。
そんな彼女を伯爵は心から喜んだ。
彼女が自身の処女を喪失したのは僅か11の時だった。伯爵の命令で醜く、臭い男に抱かれた。それでも、彼女の身体は娼婦達の教え故に狂う事なく僅かな快感を拾い上げたのだ。それからも、ミュゲは伯爵に言われるがままに男に抱かれた。自身の身体を通り過ぎる男達は、皆、徐々に彼女のその体質である匂いの中毒へと変わり彼女を抱く為ならば幾らでも伯爵の願いを叶え始めた。
「よくやった。お前を育てた甲斐があった」
「・・・・」
「そうだ、褒美をくれてやろう」
機嫌の良い伯爵に声をかけられても、ミュゲは何も感じなかった。ただ、褒美という言葉にミュゲは今まで出たことのない、窓の外へ出たいと願った。
「・・・外へ、出たい」
「外ぉ?服や宝石じゃなくてか?」
「服も宝石も、持ってくるもの。私は一度も出た事がない外へ行ってみたいの」
「ふむ・・・まあ、良かろう。そこまで遠くには行かないように」
「はい。ありがとうございます」
伯爵の前では殆ど笑みもなく答えたミュゲだったが、その許可は嬉しくて胸が高まるほどだった。
「ふふ、ふふふ」
「嬉しそうですね」
部屋へと戻る途中、思わず笑みが溢れるミュゲに声をかけたのは彼女の世話係の少女だった。
異国の名前を持つ彼女の首には黒いチョーカーが嵌められており彼女が奴隷である事がひと目でわかる。
この屋敷でのミュゲへの教育が外部にバレないように伯爵が飼う事にした少女だった。
「外へ行けるの!」
「まあ、それはおめでとうございます」
だが、ミュゲからすれば歳の近い唯一の子であった為に心から親しく思っている子でもあった。そして、この少女は唯一自分のしていることを知らず、清らかな姫君だと思っている節がある。
ミュゲはそんな彼女といる時は普通の少女に戻れた気がしていた。
そして、運命の日を迎える。
糸の切れた人形のような状態のアネモネが自身の手に合わせてガクガクと動くのが楽しいのか、飽きることなく動かしていた。ズルリと手を引き抜くと、ぽかりとあいた穴からポタポタと血が混じってピンク色に染まった愛液がこぼれ落ちる。中を覗くとぐねぐねと動くそこは、手を入れられる前までの慎みはなく、淫らに誘っているかのようだ。
「ふふ、ふふふ。可愛いわ。素敵だわっ!」
反応のない彼女の頭を抱きしめながら、ミュゲはまるで幼い子どものように嬉んだ。
アネモネの何もかもを根本から作り変え、自身だけを見つめる存在にしたいと、ミュゲは歌うように、夢見がちな少女のようにうっとりと呟く。
———もう2度と、逃さないように。
元々ミュゲは幼い頃から領地の屋敷にてひっそりと育てられていた。彼女の体質に気づいた父である伯爵が、ミュゲの利用価値を見出し、いずれはどこぞの貴族を中毒化させて影で操ろうと考えていたのだろう。物心ついた時、彼女の側にいたのは使用人ではなく、高級娼婦だ。彼女達の男性を虜にする術の多くを学ばされ、10を過ぎる頃には、その幼く儚い見た目とはかけ離れた技術を持つ淫婦となった。
そんな彼女を伯爵は心から喜んだ。
彼女が自身の処女を喪失したのは僅か11の時だった。伯爵の命令で醜く、臭い男に抱かれた。それでも、彼女の身体は娼婦達の教え故に狂う事なく僅かな快感を拾い上げたのだ。それからも、ミュゲは伯爵に言われるがままに男に抱かれた。自身の身体を通り過ぎる男達は、皆、徐々に彼女のその体質である匂いの中毒へと変わり彼女を抱く為ならば幾らでも伯爵の願いを叶え始めた。
「よくやった。お前を育てた甲斐があった」
「・・・・」
「そうだ、褒美をくれてやろう」
機嫌の良い伯爵に声をかけられても、ミュゲは何も感じなかった。ただ、褒美という言葉にミュゲは今まで出たことのない、窓の外へ出たいと願った。
「・・・外へ、出たい」
「外ぉ?服や宝石じゃなくてか?」
「服も宝石も、持ってくるもの。私は一度も出た事がない外へ行ってみたいの」
「ふむ・・・まあ、良かろう。そこまで遠くには行かないように」
「はい。ありがとうございます」
伯爵の前では殆ど笑みもなく答えたミュゲだったが、その許可は嬉しくて胸が高まるほどだった。
「ふふ、ふふふ」
「嬉しそうですね」
部屋へと戻る途中、思わず笑みが溢れるミュゲに声をかけたのは彼女の世話係の少女だった。
異国の名前を持つ彼女の首には黒いチョーカーが嵌められており彼女が奴隷である事がひと目でわかる。
この屋敷でのミュゲへの教育が外部にバレないように伯爵が飼う事にした少女だった。
「外へ行けるの!」
「まあ、それはおめでとうございます」
だが、ミュゲからすれば歳の近い唯一の子であった為に心から親しく思っている子でもあった。そして、この少女は唯一自分のしていることを知らず、清らかな姫君だと思っている節がある。
ミュゲはそんな彼女といる時は普通の少女に戻れた気がしていた。
そして、運命の日を迎える。
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