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【003】二十年前との再会
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セレドたちが王都に辿り着く頃には、日はとっぷりと暮れていた。それでも中央通りには篝火が焚かれ、人通りも多い。酒場からいつも以上に賑やかな歓声が響いてくる。出店の数も多い。とても賑やかだった。
「繁盛してるね。何かあったのかい?」
「ああ、知らないのかい? 白銀の勇者様が、ついに南の森の魔竜を倒したんだよ! いやーさすがだねえ」
セレドが串焼きを買うついでに聞くと、出店の主人が陽気に答えてくれた。なるほど、行き交う人の表情もどこか明るい。
西の王国に「赤竜の魔王」が出現したのは五年前になる。魔王は二体の強力な部下を従えていた。南の魔竜はその内の一体だ。魔竜は都度王国領内を飛び回り、そのブレスで田畑や村落を焼いていた。その討伐完了に、民衆は喜ぼうというものである。
「現金なものだ。つい先日までは、三年経っても何も出来ない無能勇者とこき下ろしていたのにな」
「まあ仕方が無いさ。普通の人じゃ冒険者の技量なんて判断つかないよ。結果を出して、やっと分かる」
「だから民衆は損をする。目利きで青田刈りしないと、損するばかりだというのに」
「まあ、そうなんだけどさ」
ビスケーの辛辣な物言いにセレドは苦笑する。
「リーダーから見てどうだ? 白銀の勇者様の技量の程は?」
「……そうだね。腕はまずまず。でも心根が強い。きっと五年後には、大陸屈指の勇者になるだろうね」
「なるほど、剣と魔法の実力は未だ不足していると。リーダーの目利き、人物像は大抵当てにならんが、剣技と魔法の技量に関しては信頼している」
「ひどい言われようだな。……まあ、彼はまだ若い。焦らずともじきに強くなるさ」
「魔王討伐までに間に合うかな? 近日中にやるという噂だが」
「間に合うさ、きっとね」
そんなことを話しながら、二人は冒険者組合の建物の中へと入っていった。
—— ※ —— ※ ——
冒険者組合の建物は三階建てで、結構大きい。組合事務所、食堂と酒場、そして宿屋が一緒になっているので自然と大きな建物が必要になるのだ。この時間、組合事務所の方は閑散としている。賑わっているのは食堂兼酒場の方だ。一仕事終えた雑種多用な冒険者たちが、酒と食事を肴に騒いでいる。
ビスケーは先に酒場の方へと向かって、席を取る。セレドは冒険者組合のカウンターに向かう。依頼された仕事の報告の為だ。
カウンターには恰幅の良い中年の女性が一人だけ残っていた。組合員には紺色の制服が支給されているが、それがはち切れんばかりだ。
「おかえりセレド。調子はどうだい?」
「やあマルシー。もう歳だね。最近は全力疾走すると動悸がね……」
「そりゃあんた、運動不足だよ。あたしみたいに俊敏に動ける様にならないと」
マルシーはたゆんと胸とお腹を揺らせて笑った。セレドは制服のボタンが飛ぶかとひやひやしながら眺めた。
一頻り世間話をしてから、セレドは依頼完了の報告をする。マルシーは帳簿を取り出して、内容を確認する。報酬の用意をしながらその丸い顔をしかめる。
「相変わらず安い仕事ばかり受けるね。まあこっちとしては助かるけどさ」
「安いかな? まあ三食食えてるし、丁度良いかなあと思ってるんだけど」
「欲が足りないよ、欲が。欲っていえば悪いことの様に聞こえるかもしれないけどさ、けしてそんなことはない。良い欲と悪い欲がある。ようはバランスさあね」
「はあ」
「男なんだからさ、もっとガツガツいかないと。オレは大陸王になる! ぐらい言わないとさ!」
「そうはいってもなあ……もうオレもいい歳だし」
「……はあ。アンタがもう少ししっかりしてくれればねえ。ウチの姪っ子、紹介してあげてもいいんだけど」
セレドは、はははと固い微笑で返す。どうしてこうもオレの周りには、結婚の世話をしたがる人間が多いのか。どうせ世話をするのなら、もっと前途有望な若者に対してしてあげて欲しい。
大体なあ。マルシーの姪っ子だとすると、たぶん二十歳前後だろう。その両親は四十ぐらい。セレドと同年代だ。家庭を持って子育てもしている同年代に対して「あなたの娘さんを嫁にください」とかいうか? 本気で? それはどんな羞恥プレイだろうか。想像するだけで心が折れそうだ。
まあそうは言うものの、言われているうちが花だ。セレドはその好意に心の中で感謝する。結婚はしないけど。
「そういえばさ、アンタんとこのパーティー。一人欠員が出てるんだよね?」
「ん? あー、そうだが……」
報酬の銀貨が入った布袋を受け取り、手続き完了。その段になってから、マルシーがカウンター越しに身を乗り出して囁いてくる。周囲に聞かれたくない話か?
確かに、セレドのパーティーは本来三人編成である。戦士、魔術師、そして斥候。これが本来の編成だ。
そして今、その斥候は長期休暇に入っている。腰を痛めたのだ。あくまで長期休暇でパーティーを離脱した訳ではないが、まあ現状欠員といえば欠員状態ではある。
「……ちょっと面倒見て欲しい子がいるんだけど」
「ということは、厄介ごとか?」
「たぶん。厄介ごとになりそうだから、ならないようにアンタに頼みたいんだよね」
と、セレドとマルシーが囁いている背後でテーブルがひっくり返る音がした。皿やコップが散らばる音。思わずセレドは振り返り、マルシーは「あちゃー」という表情をそのふくよかな手で隠した。どうやら厄介ごととやらは発生してしまったらしい。
テーブルがひっくり返ったのは、酒場の一番奥の席だった。乱闘騒ぎになっていて、近くの冒険者たちは自分の皿とジョッキを手に待避し、遠巻きに見ている。やけに景気の良い打撃音が響いている。
セレドは周囲を見回したが、仲裁出来そうな人物がいないのを確認して溜息をつく。オレか、オレがやらなくっちゃダメなのか。マルシーにも申し訳なさそうな顔で頼まれては仕方が無い。
見物客の人垣を越えてセレドが中に入る。そこには四人の当事者? が居る。全員冒険者の様だった。
フードを被った細身の男がふわりと宙を舞う。その足が、床に倒れた屈強な戦士の顔へと吸い込まれる。二度三度。止まらない。どうやら戦士の方はもう意識が飛んでいる様で、為す術無く蹴られている。残りの二人は青ざめた表情で、その光景を呆然と見つめている。
どうやら勝負? はついている様だった。でも細身の男の動きが止まらない。
「お、おい! もう止めろッ。やり過ぎだ!」
セレドは跳躍した細身の男を後ろから抱き留めた。男の蹴り出した足がすかっと空振りになる。意外と小柄で、セレドが抱き抱えると男の足は中に浮いたままになった。
「……あれ?」
セレドは違和感を覚えた。両腕で抱き留めた男の感触が、妙に細い。いや細身なんだから細いんだが、細いだけでなく柔らかみを感じる。
そしてうっすらと感じるこの膨らみはなんだろう。セレドがいかに中年独身といえど、男の乳と女の乳を間違えるほどウブではない。それがどんなに慎ましいものであったとしてもだ。
「お前……女か?!」
「ッくそ、離せッ!」
声を聞いて確信した。金糸雀のような声。女だ。しかも若い。セレドが思わず腕を緩めると、細身の女は身体を捩り、セレドの顔面に向かって肘を突き出した。
身体が回転し、フードが剥がれる。細身の女の顔が露見する。
「……あ」
セレドは硬直した。その瞳には細身の女の顔が写っている。短く切った金髪、整った目鼻立ち、そして澄んだ青色の瞳。白い肌はうっすらと汚れていたが、その程度では隠しきれない高貴さが溢れ出す。まだ少女といって良い。——セレドの脳裏に、過去の記憶が走馬灯の様に流れた。
——それはまだ、セレドが若かりし頃。勇者であった頃。北方王国の王女と出会ったのは、まだ冬の厳しい寒さの中だった。薄雪に化粧された庭園を、王女の小さな足が跡をつけていく。
『貴方が勇者なのね。うふふ、初めまして。私がセレティアよ』
セレドはその美貌に、ただ見惚れていた。白い吐く息すら綺麗だと思った。その王女の顔と、押さえ込もうとした少女の顔が瓜二つに重なる。二十年前の記憶と、今の眼前の光景。それがぴったりと。
そして女の方も一瞬硬直していた。セレドのくたびれた中年の顔を見ると、その目が見開かれた。何かに驚いた様な表情が浮かび、そして通り過ぎる。その後に来たのは、たぶん怒りだった。
先に動いたのは少女の方だった。
「うごッ」
少女の肘がセレドの鼻っ面を痛打する。思わず仰け反る。鼻血が舞う。少女はセレドの腕から脱出し、地に足を付けるとそのまま走り去ろうとした。
「えっ?!」
しかしその身体ががくんと沈んだ。彼女の手首はセレドに握られていて、ぐいっと握られるとなぜか足の力が抜けたのだ。その場で跪く。すぐに立ち上がろうとするが、セレドの方が速かった。セレドは少女の背に片膝を乗せ、そして掴んだ手を後ろに回して関節を決めた。
「あいたたたたたッ! ぎぶっ、ギブだってばッ!」
「やれやれ、どうしたもんかねこれは……」
セレドは残った手で鼻血を拭いながら、思わず天井を見上げた。
「繁盛してるね。何かあったのかい?」
「ああ、知らないのかい? 白銀の勇者様が、ついに南の森の魔竜を倒したんだよ! いやーさすがだねえ」
セレドが串焼きを買うついでに聞くと、出店の主人が陽気に答えてくれた。なるほど、行き交う人の表情もどこか明るい。
西の王国に「赤竜の魔王」が出現したのは五年前になる。魔王は二体の強力な部下を従えていた。南の魔竜はその内の一体だ。魔竜は都度王国領内を飛び回り、そのブレスで田畑や村落を焼いていた。その討伐完了に、民衆は喜ぼうというものである。
「現金なものだ。つい先日までは、三年経っても何も出来ない無能勇者とこき下ろしていたのにな」
「まあ仕方が無いさ。普通の人じゃ冒険者の技量なんて判断つかないよ。結果を出して、やっと分かる」
「だから民衆は損をする。目利きで青田刈りしないと、損するばかりだというのに」
「まあ、そうなんだけどさ」
ビスケーの辛辣な物言いにセレドは苦笑する。
「リーダーから見てどうだ? 白銀の勇者様の技量の程は?」
「……そうだね。腕はまずまず。でも心根が強い。きっと五年後には、大陸屈指の勇者になるだろうね」
「なるほど、剣と魔法の実力は未だ不足していると。リーダーの目利き、人物像は大抵当てにならんが、剣技と魔法の技量に関しては信頼している」
「ひどい言われようだな。……まあ、彼はまだ若い。焦らずともじきに強くなるさ」
「魔王討伐までに間に合うかな? 近日中にやるという噂だが」
「間に合うさ、きっとね」
そんなことを話しながら、二人は冒険者組合の建物の中へと入っていった。
—— ※ —— ※ ——
冒険者組合の建物は三階建てで、結構大きい。組合事務所、食堂と酒場、そして宿屋が一緒になっているので自然と大きな建物が必要になるのだ。この時間、組合事務所の方は閑散としている。賑わっているのは食堂兼酒場の方だ。一仕事終えた雑種多用な冒険者たちが、酒と食事を肴に騒いでいる。
ビスケーは先に酒場の方へと向かって、席を取る。セレドは冒険者組合のカウンターに向かう。依頼された仕事の報告の為だ。
カウンターには恰幅の良い中年の女性が一人だけ残っていた。組合員には紺色の制服が支給されているが、それがはち切れんばかりだ。
「おかえりセレド。調子はどうだい?」
「やあマルシー。もう歳だね。最近は全力疾走すると動悸がね……」
「そりゃあんた、運動不足だよ。あたしみたいに俊敏に動ける様にならないと」
マルシーはたゆんと胸とお腹を揺らせて笑った。セレドは制服のボタンが飛ぶかとひやひやしながら眺めた。
一頻り世間話をしてから、セレドは依頼完了の報告をする。マルシーは帳簿を取り出して、内容を確認する。報酬の用意をしながらその丸い顔をしかめる。
「相変わらず安い仕事ばかり受けるね。まあこっちとしては助かるけどさ」
「安いかな? まあ三食食えてるし、丁度良いかなあと思ってるんだけど」
「欲が足りないよ、欲が。欲っていえば悪いことの様に聞こえるかもしれないけどさ、けしてそんなことはない。良い欲と悪い欲がある。ようはバランスさあね」
「はあ」
「男なんだからさ、もっとガツガツいかないと。オレは大陸王になる! ぐらい言わないとさ!」
「そうはいってもなあ……もうオレもいい歳だし」
「……はあ。アンタがもう少ししっかりしてくれればねえ。ウチの姪っ子、紹介してあげてもいいんだけど」
セレドは、はははと固い微笑で返す。どうしてこうもオレの周りには、結婚の世話をしたがる人間が多いのか。どうせ世話をするのなら、もっと前途有望な若者に対してしてあげて欲しい。
大体なあ。マルシーの姪っ子だとすると、たぶん二十歳前後だろう。その両親は四十ぐらい。セレドと同年代だ。家庭を持って子育てもしている同年代に対して「あなたの娘さんを嫁にください」とかいうか? 本気で? それはどんな羞恥プレイだろうか。想像するだけで心が折れそうだ。
まあそうは言うものの、言われているうちが花だ。セレドはその好意に心の中で感謝する。結婚はしないけど。
「そういえばさ、アンタんとこのパーティー。一人欠員が出てるんだよね?」
「ん? あー、そうだが……」
報酬の銀貨が入った布袋を受け取り、手続き完了。その段になってから、マルシーがカウンター越しに身を乗り出して囁いてくる。周囲に聞かれたくない話か?
確かに、セレドのパーティーは本来三人編成である。戦士、魔術師、そして斥候。これが本来の編成だ。
そして今、その斥候は長期休暇に入っている。腰を痛めたのだ。あくまで長期休暇でパーティーを離脱した訳ではないが、まあ現状欠員といえば欠員状態ではある。
「……ちょっと面倒見て欲しい子がいるんだけど」
「ということは、厄介ごとか?」
「たぶん。厄介ごとになりそうだから、ならないようにアンタに頼みたいんだよね」
と、セレドとマルシーが囁いている背後でテーブルがひっくり返る音がした。皿やコップが散らばる音。思わずセレドは振り返り、マルシーは「あちゃー」という表情をそのふくよかな手で隠した。どうやら厄介ごととやらは発生してしまったらしい。
テーブルがひっくり返ったのは、酒場の一番奥の席だった。乱闘騒ぎになっていて、近くの冒険者たちは自分の皿とジョッキを手に待避し、遠巻きに見ている。やけに景気の良い打撃音が響いている。
セレドは周囲を見回したが、仲裁出来そうな人物がいないのを確認して溜息をつく。オレか、オレがやらなくっちゃダメなのか。マルシーにも申し訳なさそうな顔で頼まれては仕方が無い。
見物客の人垣を越えてセレドが中に入る。そこには四人の当事者? が居る。全員冒険者の様だった。
フードを被った細身の男がふわりと宙を舞う。その足が、床に倒れた屈強な戦士の顔へと吸い込まれる。二度三度。止まらない。どうやら戦士の方はもう意識が飛んでいる様で、為す術無く蹴られている。残りの二人は青ざめた表情で、その光景を呆然と見つめている。
どうやら勝負? はついている様だった。でも細身の男の動きが止まらない。
「お、おい! もう止めろッ。やり過ぎだ!」
セレドは跳躍した細身の男を後ろから抱き留めた。男の蹴り出した足がすかっと空振りになる。意外と小柄で、セレドが抱き抱えると男の足は中に浮いたままになった。
「……あれ?」
セレドは違和感を覚えた。両腕で抱き留めた男の感触が、妙に細い。いや細身なんだから細いんだが、細いだけでなく柔らかみを感じる。
そしてうっすらと感じるこの膨らみはなんだろう。セレドがいかに中年独身といえど、男の乳と女の乳を間違えるほどウブではない。それがどんなに慎ましいものであったとしてもだ。
「お前……女か?!」
「ッくそ、離せッ!」
声を聞いて確信した。金糸雀のような声。女だ。しかも若い。セレドが思わず腕を緩めると、細身の女は身体を捩り、セレドの顔面に向かって肘を突き出した。
身体が回転し、フードが剥がれる。細身の女の顔が露見する。
「……あ」
セレドは硬直した。その瞳には細身の女の顔が写っている。短く切った金髪、整った目鼻立ち、そして澄んだ青色の瞳。白い肌はうっすらと汚れていたが、その程度では隠しきれない高貴さが溢れ出す。まだ少女といって良い。——セレドの脳裏に、過去の記憶が走馬灯の様に流れた。
——それはまだ、セレドが若かりし頃。勇者であった頃。北方王国の王女と出会ったのは、まだ冬の厳しい寒さの中だった。薄雪に化粧された庭園を、王女の小さな足が跡をつけていく。
『貴方が勇者なのね。うふふ、初めまして。私がセレティアよ』
セレドはその美貌に、ただ見惚れていた。白い吐く息すら綺麗だと思った。その王女の顔と、押さえ込もうとした少女の顔が瓜二つに重なる。二十年前の記憶と、今の眼前の光景。それがぴったりと。
そして女の方も一瞬硬直していた。セレドのくたびれた中年の顔を見ると、その目が見開かれた。何かに驚いた様な表情が浮かび、そして通り過ぎる。その後に来たのは、たぶん怒りだった。
先に動いたのは少女の方だった。
「うごッ」
少女の肘がセレドの鼻っ面を痛打する。思わず仰け反る。鼻血が舞う。少女はセレドの腕から脱出し、地に足を付けるとそのまま走り去ろうとした。
「えっ?!」
しかしその身体ががくんと沈んだ。彼女の手首はセレドに握られていて、ぐいっと握られるとなぜか足の力が抜けたのだ。その場で跪く。すぐに立ち上がろうとするが、セレドの方が速かった。セレドは少女の背に片膝を乗せ、そして掴んだ手を後ろに回して関節を決めた。
「あいたたたたたッ! ぎぶっ、ギブだってばッ!」
「やれやれ、どうしたもんかねこれは……」
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